<MC>彼女ラジコン

人間をラジコンにする力を手に入れた。

口うるさい彼女をラジコンにして、
色々させてしまう…!?

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「わかってるよ~!」

男子大学生の倉田 正夫(くらた まさお)が
不機嫌そうに呟く。

正夫の彼女・香坂 美織(こうさか みおり)は
口うるさく、おせっかいな性格だったー。

だらしない正夫が面倒くさそうに言う。

「美織はいちいちうるさいなぁ~」
正夫が、服の乱れを指摘されて、
嫌々それを直そうとする。

「も~!正夫のために言ってるんでしょ~!」
美織は、下に弟と妹がいるお姉さん。
そのせいか、正夫にも姉モードで接することが多く、
正夫はそれにうんざりしていたー。

一方で、正夫がだらしないのは事実で
色々なところに無頓着であるため、
美織にいろいろと口出されるのは
ある意味では仕方のないことだった。

とは言え、なんだかんだで二人は仲良しで、
付き合い始めてから既に1年半が経過している。

正夫が、部屋に飾られたラジコンを見つめる。

正夫は、小さいころからラジコンが
大好きで、車のラジコンから、
ちょっと変わったもののラジコンまで、
色々なものを集めている。

「じゃあ、行ってくるよ~」
正夫が言うと、美織は「いってらっしゃい」とほほ笑んだー。

ふたりとも一人暮らしなのだが、
週末はどちらかの家でふたり一緒に過ごすことが多い。

正夫が、行きつけのラジコン屋に向かう。
大学に入学してから見つけたラジコン屋で、
小さな個人店なのだが、変わったラジコンがたくさんあるお店だ。

「いらっしゃい」
店主のおじさんがほほ笑む。

「--どうも」
正夫が頭を下げる。
毎週必ず、このラジコン屋に正夫は足を運んでいる。

店主のおじさんと「ラジコントーク」を繰り広げる正夫。
その最中、正夫が苦笑いしながら言う。

「いやぁ、彼女、口がうるさくて困ってるんすよ~」
何気なく美織への不満を口にする正夫。

「ラジコンみたいに、彼女も思い通りにできたらいいんすけどね」
正夫が笑うとー
店主のおじさんが表情を変えた。

「--できるよ」
おじさんが呟く。

「え?」
正夫が唖然とする。

「--人間をラジコンのように操ることも、できるんだよ」
店主のおじさんが、そう言いながらカウンターから
”アンテナ”のようなものを取り出した。

「--な、なんですかこれ?」
正夫が言うと、
おじさんはほほ笑んだ。
「そうだな…君の彼女をラジコンにするためのアンテナだ。
 リモコンはこっち」

店主のおじさんはそう言いながら、アンテナとリモコンを
カウンターの上に置く。

「え!?え…??いやいや、
 おじさん、冗談きついっすよ~!」
正夫が笑う。

「-おじさんは、嘘つかないよ」
店主のおじさんは真顔で言った。

確かに、このおじさんは今まで正夫に
一度も嘘をついたことがない。

「--…え…マジで美織をラジコンにできるんですか?」
正夫が言うと、店主のおじさんは頷いた。

「--まぁ、もちろん、悪用はしちゃだめだけどね
 それと、一応、悪用防止のために1時間すると
 自動的にアンテナが外れるようになってるから」

「-え?」
正夫が首を傾げると
おじさんは苦笑いする。

「じゃないと、永遠に相手をラジコンにする人が
 出てくるだろう?
 だから、安全装置だよ」

おじさんは笑ったー。

「でーー、どうする?いるかい?」
おじさんの言葉に、正夫は即答したー。

”はい!”
とー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ただいま~!」
気になっていたラジコンを何個か
購入して帰宅する正夫。

「おかえりなさい~」
美織がにこにこしながら出迎えるー

「あ?」
正夫があることに気づいた。

「あああああ!ちょっと!」
正夫が思わず声を上げる。

「--台所、汚かったから掃除しておいたよ~」
美織の言葉に、
正夫は声を荒げる。

「ちょ、ちょっと!勝手に人の家をいじるなよ、も~!」
正夫が台所を見ながら首を振る。

「--えぇ!?だって、すっごい汚れてたし
 ごみもそのままになってたよ?」
美織が驚きながら言うと、
正夫は「うるさいなぁ~!放っておいてくれよ~!」と呟く。

確かに、台所は汚れていた。

けれどー
正夫にとっては、特に気にならなかったし
自分なりのいろいろなこだわりがあった。

「ねぇ…その言い方はひどいよ!
 あんなに汚くしたままなのはよくないし、
 わたしに文句言うなら自分で片づければいいでしょ!?」
美織が不愉快そうに言う。

「-わかってるわかってる~!
 も~!小言ばかりで美織はうるさいなぁ」
正夫がうんざりしながら言う。

そして、外から持ってきた袋のひとつから、
メイド服のようなものを取り出したー

「たまには、それ着て、俺にご奉仕してくれよ~!
 小言ばっかじゃなくてさ」

「--な、なに言ってんの?
 えっ?何このメイド服?今、買ってきたの!?」
美織があきれ顔で言う。

「そうだよ!たまには美織も俺にご奉仕しろよ!
 いつも小言ばっかりでうるさいだけだし、
 このままじゃ、イヤになっちゃうよ」
正夫が言うと、
美織が不快感をあらわにして言う。

「ねぇ、、わたし、こんなことしたくないんだけど!?
 というか、正夫、わたしのこと、そんな風に見てるの?」
美織の言葉に
正夫は首を振る。

「いや、たまにはいいだろって。
 俺だってたまには、女の子にいろいろされてみたいんだよ」
正夫の言葉に
美織があきれ顔で言う。

「あきれた…!
 わたしのこと家政婦か何かだと思ってるの?
 
 ご奉仕ってなによ?
 いつもいつも正夫がだらしないから
 わたしがこうやって色々してるんでしょ!」

美織が声を荒げる。
正夫が、うるさい!と声を荒げる。

「ふん!」
美織は顔を背けてそのまま玄関の方に向かう。

正夫と美織はよくこういう風に喧嘩をしている。
美織からすれば、今日もいつも通りの流れだった。

しかしー

”今だ”

正夫は、正夫に背を向けた美織の方に向かっていく。

そして、美織の後頭部に、
ラジコン屋でもらったアンテナを刺したー

「ひぅ!?!?」
美織が変な声を出して、
頭のほうを触ろうとするー

「---な…な、、、に…?」
振り返った美織…

しかしー
すぐに意識のない人形のように
立ち尽くしてしまった。

「へへへ…彼女をラジコンにできるなんて
 最高だぜ」

色々なボタンが用意されているラジコン。

”まさか、、まさか本当に…”
未だ半信半疑の正夫。
だが、実際にアンテナを刺された美織は
意思のない人形のように立ち尽くしているー。

これは、本物かもしれないー

そう思いながら、ラジコンのレバーを倒すと、
美織がその方向に歩き出す。

「ははは…こりゃすごいぞ!」
正夫が笑う。

色々なボタンがある。

「おおお…」

赤いボタンを押すと、美織がボタンを押すごとに
ジャンプし始めるー
スカートをふわふわさせながら
何度も何度もジャンプする美織。

「おおおおお!!!へへへへ…美織~!
 無様な姿だな~!」
正夫が嬉しそうに笑う。

「ん…」
リモコンの下の方に小さなタッチパネルのようなものがある。

そこに文字が入力できるようになっているのに気づいた正夫は
さっそく文字を入力してみた。

”だいすき”

そう入力すると、美織が「だいすき」と呟く。

「ふへ…すげぇ…」
正夫はニヤニヤしながら、次の文字を入力する。

”おっぱい”
と入力する正夫。

「おっぱい」
美織が無表情でそう呟く。

「ひひひひひひ…たまんねぇ」
正夫はニヤニヤしながら
”わたしはご主人様のしもべです”と入力するー

「わたしはご主人様のしもべです」
美織がそう口にしたー。

「へへへへ…そうかそうかぁ~
 じゃあ…」

メイド服のほうを見つめる正夫。

”メイド服に着替えさせる方法はないのか?”と
正夫はリモコンのほうを見つめる。

やがてー
文字を入力できるタッチパネルの決定ボタンの横に
”命令”と書かれたボタンがあるのを見つけた。

”命令”-?

正夫は試しに
「メイド服に着替えろ」と入力を行ってみる。

そして”命令”を押す。

「はいー」
美織がそう答えると、
躊躇なく自分の服を脱ぎ始めた。

「へへ…!すげぇすげぇ」
ニヤニヤが止まらない正夫。

あっという間に下着姿になった美織は、
そのままメイド服を開封して、
それを着こんでいくーーー

「おおおおおお!」
正夫が嬉しそうに拍手をする。

メイド・美織が誕生した瞬間だったー

”よーし…”

正夫は、メイド姿になった美織を見つめるー
そして、リモコンをテーブルに置いて、
美織の胸をメイド服の上から揉み始めた。

「どうだぁ?美織、お前の胸、もみもみしてやるぞぉ?」
正夫が美織の両胸を揉んでいるー

しかし、美織は「あぅ…♡」とたまに声を出すだけで
嫌がる様子もまるでないー

”すげぇ、このラジコン、すげぇ”
正夫はニヤニヤしながら
美織の胸に顔を押し付けるー

美織は嫌な顔ひとつせず、
メイド服姿で呆然とたったままー

「じ…じゃあ…あんなことやこんなこともできるのか…?」
正夫はそう呟くと、
再びリモコンのほうに戻っていくー

そして、ゾクゾクしながら、
自分のズボンとパンツを脱ぎ捨てる正夫。

「へ…へへへ…」
正夫の息子が大きくなっている。

美織はそれを見ても微動だにしない。

「へへへ…すげぇ… 
 美織~!お前は俺のラジコンだぜ…!」
正夫がニヤニヤしながら、
”俺の息子を気持ちよくしろ”と入力して
決定ボタンを押す。

すると、美織が虚ろな目で近づいてきてー
躊躇なく正夫のアレを咥えたー

「くはぅ…うっ…すげぇ…」
正夫が気持ちよさそうな表情を浮かべるー

美織はこんなこと絶対にしてくれないー

でも、今、ラジコンになった美織は、
躊躇なく、嬉しそうに、
しかもメイド服で正夫のソレを
しゃぶっているー

「んふぅ…♡」
美織がクチュクチュ音を立てながら
正夫のソレをしゃぶる。

「んひっ…ひひ…メイド姿の美織に
 こんなことしてもらえるなんてぇ…
 えへ…へへへへへへ」

正夫が歪んだ笑みを浮かべる。
美織はお構いなしで、正夫にご奉仕しているー

クチュクチュと音を立てながら
時々、顔を赤らめた美織が正夫のほうを
うっとりとした表情で見つめるー

「んあぁぁぁ…もう我慢できねぇぇ…」
正夫は美織の口の中に盛大に、体液を放ったー

美織がぶるぶる震えながら
嬉しそうにそれを飲み込んでいるー

「んぁ…♡」
美織は、そのまま幸せそうな表情を浮かべるー

「--へへ…へへへ…」
正夫は、”俺の汚れをちゃんと拭き取れ”と
美織に指示をするー

美織が、正夫のソレを舐めて
付着した汚れを拭きとるー。

「ん~…最高だァ…」
正夫は、リモコンを手にすると、
リモコンのレバーをぐるぐる回転させる。

美織がメイド服をふわふわさせながら
回転を始めるー

「ははは~!いい気味だ~!」
正夫が嬉しそうに笑うー

美織はぐるぐるぐるぐる回り続けて
やがて目が回ってそのまま
よろよろと倒れてしまう。

まだレバーを回転させ続ける正夫。

倒れたまま美織はぐるぐる回ろうと必死になっているー

「へへへへ…」

正夫はレバーを前に倒す。

美織が壁に向かって必死に走り続けているー

「ぐへへ…美織~!なに壁に向かって走り続けてるんだぁ~?」
正夫は楽しくてたまらないという表情で笑う。

壁にガンガン音を立てながら走る美織ー
壁があるから、当然前には進めないー

「はははは!」
正夫はさらに美織をしゃがませたり、
激しく身体を動かさせて胸を揺らしたりー
色々な遊びを楽しむー

「おっと、やべぇ」
1時間で効果が切れるとおじさんが言っていた。

そろそろもとに戻さなくては。

”メイド服から元着ていた服に着替えろ”

そう指示を送り、
メイド服を脱がせて、メイド服をしまう。

レバーを倒して、ソファーのほうに向かわせると、
そのままソファーに横たわらせる。

”そのまま昼寝をしろ”
指示をすると、
美織は3分ほどですやすやと寝息を立て始めた。

「これで、よし、と」
イタズラの最中にラジコンの効果が切れたら大変だ。

だが、これで
”疲れて寝ちゃったみたいだな”
と、適当に誤魔化すことができる。

「いやぁ~しかし最高だな、このラジコン」

少しして、
美織が目を覚ます。

「あれ…?わたし…」
美織が正夫の方を見つめる。

「お、おはよう!
 美織、疲れて寝ちゃったみたいだから
 そっとしておいたよ」

正夫が愛想よく笑いながら言うと、
美織は呟いた。

「--わたしにメイド服を着せて、
 あんなことさせておきながら
 よくも、そんなこと言えるわね」

「--え?」

「---わたしを無理やり操って……!最低!!!」

「---えぇ!?!?」

な、、なんで!?
正夫は思うー

ラジコンにされていた間の記憶、あるの!?!?

正夫は青ざめるー。

おじさんは”記憶が残らない”とは一言も言っていなかったー。

「---あ、、、あひっ…」
言い訳することもできずにいる正夫。

美織は涙ぐみながら
警察に電話をしようと、スマホで「11…」と入力し始めるー

「--あ…ああああああ」
正夫はパニックになったー

そしてーーー
発狂しながらもう1本のアンテナを美織に取り付けたーーー

おわり

・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

彼女をラジコンのようにしてしまう…
というMCモノでした~!

お読み下さりありがとうございました!!

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