憑依空間5周年記念、ということで、
ちょうど5周年の今日は、
5周年記念の憑依小説を特別に「通常の更新とは別で」
お送りします~!☆
※今日の通常更新もこれとは別にありますので
そちらも楽しんでください~!
5周年期間中に別の記念作品もご用意していますが
まずは「欲望の残業」をお楽しみください~!
それではどうぞ★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
とある会社のオフィスー。
会社員の眞守 卓夫(まもり たくお)が
ゆっくりと廊下を歩いているー。
その反対側から、
社員の野崎 麻美(のざき まみ)と、
清水 冬香(しみず ふゆか)の二人がやってくるー。
「あ、お疲れ様です」
麻美が卓夫に気付いて頭を下げるー
麻美は社交的な明るい女性ー。
一方の冬香は大人しい性格の女性で、
卓夫に対しても無言で頭を下げるー。
「お疲れ」
卓夫はそれだけ言うと、
そのまま通りすぎようとして、思い立ったかのように振り返る。
「お、そうだ、麻美ちゃんと冬香ちゃん、今夜、一緒に飯でもどう?」
その言葉に、麻美が反応を示すー。
「あ~、でも、先輩、今日も残業ですよね?」
残業ー
確かにそうだー。
だが、しかしー。
「10時すぎには終わると思うよ。 どう?そのあと、一杯?」
卓夫は、そう言葉を続けるー。
けれどー。
麻美の返事は卓夫の望んだものではなかったー。
「ごめんなさい。わたしたちは定時で上がりますので」
麻美が穏やかにそう言い放つと、卓夫もすぐに
納得の表情で頷くー。
「そっか。それじゃ仕方ないな」
「また機会があったらお願いします。お疲れ様でした
いこっ、冬香」
「…うん」
麻美と冬香が、先輩である卓夫に向かって頭を下げながら
立ち去っていくー。
卓夫はしばらくそんな二人の様子を見つめていたが、
やがて、しばらくして静かに呟いたー
「--ケッ、先輩が仕事を終えるまで待てないってか。
つまんねーやつらだぜ」
ーーと。
・・・・・・・・・・・・・・・・
オフィスの一角ー
自販機が並ぶ休憩スペースに卓夫がやって来る
そこに、卓夫が良く知る女性社員の
桜木 柚子(さくらぎ ゆず)の姿が見えるー
「おつかれ~」
柚子は卓夫の同期にあたる女性社員で、
卓夫とも親しいー。
「--は~~~」
「どしたの?暗い顔して」
卓夫の溜息を聞いて、柚子が表情を歪めるー。
「定時って甘えだよな」
卓夫の突然の言葉に、柚子は「は?」と
思わず言葉を口にするー。
「あんた何言ってんの?」
その言葉を聞いて、卓夫は少し笑いながら呟くー。
「--いやぁ、麻美ちゃんと冬香ちゃんを飯に
誘ったんだけど、定時だから、って断られてさ。
先輩のあがり待てないとか、ありえねーよな」
不満そうな卓夫ー。
「あははっ!
あの子たちの部署はホワイトだからね~
それに、あんたの”飯”は、下心目的でしょ~?」
「まぁな」
柚子は卓夫の”女癖の悪さ”をよく知っているー
「--まぁまぁ、あたしが今夜もたっぷりエッチしてあげるから
安心しなって」
柚子が笑うー。
柚子と卓夫はカップルではないが、身体の関係を何度も持っているー
そんな、関係だー。
「柚子の身体なんてもう見飽きたよ。
柚子とエッチするぐらいなら保険体育の教科書
読んでたほうが興奮するぜ」
「は~~~~????」
柚子は不満そうな声を出すと、
少し考えてから言葉を口にしたー。
「じゃあさ……麻美ちゃんが、あんたにご奉仕してくれるって言ったら?」
その言葉を聞いて、卓夫は思わず笑ってしまうー。
「は?んなことあるわけないだろ?
麻美ちゃんはお前と違ってビッチじゃないんだからさ」
だがー
そんな卓夫の言葉を聞いた柚子は
”どうかしら?”と、不気味な笑みを浮かべたー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌日ー。
オフィスの普段は使われていない部屋にやってきた麻美は、
部屋の扉をノックして、その中へと入っていくー
その部屋の中で待ち構えていたのは、
卓夫と親しい女子社員・柚子だったー。
「ごめんね、こんな朝早くに呼び出しちゃって」
麻美が入ってきたことを確認すると、柚子は社交辞令のような言葉を述べたー。
卓夫と同期の柚子は、麻美から見れば先輩にあたるが、
普段、特別親しいわけでもないー。
「いえ。それで相談って何ですか?」
それ故に、麻美はこんなに朝早く呼び出されたことに
少し疑問を感じていたー。
そんな言葉に、柚子は微笑む。
「卓夫がさ~、毎日毎日残業で疲れちゃってるの。
麻美ちゃん、卓夫のこと、癒してあげられない?」
柚子の言葉に、麻美は少しだけ表情を歪めながらもー、
穏やかな雰囲気を崩すことなく、
「そうですよね…毎日残業お疲れ様です」
と、言葉を口にすると、
「…癒すって、何をすれば?」と、
不思議そうに首を傾げたー
”視線”
麻美は、柚子からのイヤな感じの視線を感じたー。
そんな、麻美のイヤな予感は当たっているー…
と、言わんばかりに柚子は口を開くー。
「麻美ちゃんって、あたしよりかわいいし、
胸も大きいよね~」
「えっ!?き、急に何ですか!?」
麻美は思わず、驚いて動揺を露わにするー。
柚子が、何を言いたいのか分からないー。
だが、そんなことはお構いなしに、
柚子は麻美の方に近付いていくー。
「ふふふ、その身体で、男を何人堕としてきたの?」
妖艶な口調で呟く柚子ー。
「わ、、わたしはそんなこと…」
麻美は戸惑うー。
”男を堕とす”
そんなことを言われるような生き方は、これまでしてきていないし、
そんなこと、したいとも思ったことはないー。
「ねぇ、麻美ちゃん。
毎日残業で疲れている先輩を、その身体を使って
癒してあげようとか、そういうことは、思わないの?」
「え……」
柚子の意図が分からないー
麻美は警戒心を露わにしながら、柚子のほうを見つめるー。
「”わたしの身体で、先輩を癒してあげなくちゃ”って、
思うでしょ、ふつう?」
「…え…い、、意味が分かりません」
素直な返事だったー。
”意味が分からないー”
と、しか言いようがないー。
柚子が何を言っているのか、全く理解できないー。
その時だったー。
柚子が突然、麻美の背後に回って
麻美の胸を揉み始めるー
「きゃあっ!?!?」
悲鳴を上げる麻美ー。
「この立派な胸は飾りなの~???
疲れてる先輩のために使いなさいよ~!」
柚子は少しだけ口調を荒げながらそう叫ぶー。
「や、、やめてください!」
そんな麻美の言葉を無視して、柚子は、
胸を揉みながら、さらに身体を見つめるー
「その顔も、唇も、声も、いやらしい身体も
先輩のために捧げるのがふつうでしょ~?」
「--や、、やめてぇぇぇ!」
”後輩としての振る舞い”をし続けることにも限界を感じてー
麻美が柚子を突き飛ばすー。
柚子が少し拭き飛ばされるー。
だが、柚子はニヤニヤしながらすぐに立ち上がったー。
「--あたしが”お手本”見せてあげるー
あんたの身体、借りるわよ」
次の瞬間ー
柚子が麻美にキスをするー
「んふふっ…麻美ちゃんの唇…やわらか~い」
甘い声を出しながら、キスを続ける柚子ー。
「ひぅっ…むぐっ…や、、やめて…先輩…やめっ」
「ほ~ら、口を開きなさい」
麻美は口を開かずに必死に抵抗するー。
柚子が何をしたいのか、全く意味が分からないー
とにかく”拒む”ー
それしか、浮かばなかったー。
「い、、、いや…やめて…やめて…」
「--口を開けなさいつってんの!」
抵抗を続ける麻美に対して、柚子の苛立ちがぶつけられるー。
「ひっ…」
思わず驚いてしまった麻美が口を開いてしまい、
イヤらしい音を立てながら、柚子は麻美にキスをするー
そしてー
「あたしがぁ~あんたの身体で、先輩への”ご奉仕”の仕方
教えてあげるぅ~うふふふふふ」
「や、、やめてぇ…‥」
「んふふふふふふ…ぐちゅぐちゅ…」
唾液を垂らしながら
柚子は、やがて笑みを浮かべたまま、白目になっていくー。
それでも、柚子はキスを続けるー
「くちゅ…くちゅ、、、あぅ…」
倒れる柚子ー
最後の方は、麻美も何も抵抗する素振りを見せずー…
そしてー
「あ…あ………あ……」
まるで、喉のテストでもするかのように、そう何度か呟くとー
「---ふふふふふ…麻美ちゃんの身体、ゲット♡」
麻美は、悪い笑みを浮かべたー。
「ーーあたし~… …ケホッ ケホッ ケホッ
わ・た・し~いつも残業で大変な先輩に
ご奉仕しちゃいますぅ~」
倒れたままの柚子の身体を見つめると、
麻美はクスッと笑ったー。
「あたしの身体、このままじゃまずいよね。」
麻美が柚子の身体を乱暴につかんで、
そのまま近くの女子トイレの個室へと引きずり込んでいくー。
「はぁ はぁ、こんなので疲れちゃうなんて、非力な女 ふふ♡」
さ、たっぷり先輩を癒してあげなくちゃね…ふふふ」
息を吐きながら、そう呟いた麻美は、邪悪な笑みを浮かべたー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夜のオフィスには、今日も残業を続けていた
卓夫があくびをしながら、眠そうにしていたー。
(そういや、今日は柚子のやつ、出勤してなかったな)
仕事をしながら、そんなことを考えるー。
(ま、柚子のことだからどうせずる休みか、男と寝てんだろ)
そんなくだらないことを考えているとー、
背後から憑依された麻美がやってきたー。
「先輩!夜遅くまで、お疲れ様ですぅ~」
麻美が”いつもの麻美”とは違う、
「--ん?あぁ、麻美ちゃんか
いつも定時に帰るのに、どうしたんだ?こんな遅くまで」
卓夫は眠そうにしながら、そう呟くー
すると、麻美はいつもとは違う雰囲気を晒しながら、
静かに呟き始めたー。
「--わたし、気づいたんです。
わたしみたいな可愛いしか取り柄のない生意気な女でも
頑張ってる先輩の役に立てるって」
「え?」
卓夫が表情を歪めるー。
いつもの麻美と、”雰囲気が違う”そんな風に思ったのだー
「わたしの身体で、い~っぱい先輩を癒すんですぅ」
「!?」
麻美が突然卓夫にキスをするー
「--むぐっ…あ、、えっ!?」
麻美がそんなことをしてくるとは、夢にも思っていなかった卓夫は
不意打ちを付かれた形になり、驚いてしまうー。
「わたしの唇…どうですかぁ…?うふふふ
ほら…先輩、舌を絡め合わせて、溶け合いましょ?」
麻美は、麻美とは思えないような甘い声を出しながら
卓夫にキスを繰り返すー。
「んぁっ…はぁ、、、ま、、麻美ちゃん…急に…どうしたんだよ?」
キスの合間に、卓夫は顔を赤らめながら、困惑の表情を浮かべるー。
もちろんー
卓夫にとっては最高の瞬間だー。
だが、同時に”麻美はそんなことしないつまらない女”とも思っていたため、
突然のキスに驚くことしかできなかったー。
「んふぅっ…わたし……先輩を癒すためなら、なんでもする女なんですぅ…」
麻美がはぁはぁ言いながら、再び卓夫にキスをするー。
「はぁ…はぁ…麻美ちゃんがそんな子だったなんて……
へ、、へへへ…最高だ」
卓夫もその気になると、
卓夫と麻美は、
舌を絡め合わせて激しいキスをするー
しばらく激しいキスを続けるとー
ようやく麻美が離れて、息を荒くしながら呟いたー。
「はぁ…はぁ…はぁ…興奮しちゃう…」
麻美が服をはだけさせて、笑みを浮かべるー
このまま”さらに先”に進もうとしているー
そんな雰囲気すら、感じさせるー。
「お、、ま、、麻美ちゃん、オフィスでそんな」
流石の卓夫も、”ここは職場だから”と、周囲を気にしながら呟くー。
残業中で、ほとんどの社員が帰っておりー、
この場所には卓夫しかいないが、
”誰もいない”わけではないし、
いつ誰がここに来ても、おかしくはないー。
「うふふ…わたし、、、興奮しちゃった」
ニヤァ…と、笑みを浮かべながら麻美がそう呟くとー
麻美は服を脱ぎ始めたー。
「お、、、おい!?」
卓夫が戸惑っている間に、麻美は下着姿になると、
「-せ~んぱい、、わたしのこと、好きにしていいですよぉ」
と、甘い声を出しながら、誘うようなポーズをしてみせるー。
「こ、、こ、、ここはオフィスだぞ!?」
流石に戸惑った卓夫ー。
「そんなつまんないこと言わないで、ほら」
麻美が近づいてくるー
後ずさる卓夫。
「--何で逃げるの?」
卓夫が思ったよりも臆病なことに、
麻美は不満を露わにするー。
「いや、、だ、、だって、ここオフィスだぞ?
き、急に誰か来たらどうすんだ!?」
卓夫は、先ほどから周囲をキョロキョロしっぱなしだー。
よほど、誰かにこの状況を見られるのがイヤらしいー。
「先輩~~わたしをこれ以上、我慢させないでぇ」
「ひっ!?」
壁際に追い込まれる卓夫。
「ほらほらほら、早くエッチするわよ!」
麻美の口調が荒くなっていくー。
煮え切らない態度の卓夫に対して、麻美に憑依している
柚子は、次第に苛立ちをあらわにしていたー。
「ちょ!?!?」
「あぁぁ~~~もう!面倒臭いのよ!
早く大人しくあたしとエッチしな!」
卓夫を無理やり押し倒して、
獣をような表情をしながら、麻美が卓夫に覆いかぶさるー。
「むぐっ…あっ…うあぁっ…」
「あぁぁぁ…せんぱい、、たくお、、、卓夫♡ たくお♡ あぁっ」
「ま、、ま、、うぁ、、あっ…!」
卓夫は、何もすることができずー
麻美のされるがままー。
「ぁあああ…卓夫、、あたしを、、あたしを滅茶苦茶にしてぇ…♡」
「--ちょ、、お、、、おちつ… うぁ…」
”なんだこの肉食女はー…”
そんな風に思いながらも、もはや卓夫の身体も、激しい快感に
晒されていて、それどころではなかったー。
「うふふふふふ…♡ うふふふふ…♡ あはははははははっ」
「あ… あ…」
麻美が顔を真っ赤にしながら笑うー。
普段、絶対に浮かべないような表情ー
絶対に出さないような声で、乱れ狂いながらー。
「あ、、卓夫、、、出ちゃいそう???うふふ、
卓夫、すっごい勃ってる… うふふ…出しちゃえ!
ほら、、出しちゃえぇぇ」
「あ、、、、あ、、っ、、あっ」
「出せ!おら!!あたしに興奮して出せ!!!!出すのよ!!!」
卓夫のズボンの上からアレを握って、
狂った笑みを浮かべる麻美ー
「うぁ、、、、あ、、、っ、、あっぁ…」
ズボンにしみが出来て、
卓夫がピクピクと震えて、放心状態になるー。
「は~~~っ、、、は~~~~っ…」
「はぁ… はぁ…」
二人して荒い息をしていると、麻美がようやく口を開いたー。
「あ、、、あんた、、あたしの身体じゃ、
ロクに勃たないくせに……マジ、むかつく…」
はぁはぁ言いながら言う麻美ー。
「お、、、え…??? お、、どういうこと…?」
卓夫が呆然としながら麻美のほうを見るー。
すると、麻美は挑発的な笑みを浮かべながら
”種明かし”をしたー。
「--ふふん…あたしはね、、柚子よ」
「ーーえっ?」
唖然とする卓夫ー。
「憑依って知ってる?あたしは今、麻美ちゃんに憑依して
麻美ちゃんの身体を意のままに動かしてるの」
「な、なんだって?」
驚いた様子で卓夫が麻美のほうを見つめるー
何度も何度も、麻美の姿を見つめるー
どう見てもー
”麻美”にしか見えないー。
「--ふふふ、すごいでしょ?
あの真面目な麻美ちゃんが、あたしみたいな
エッチに飢えた女になっちゃうのよ」
「ま、、マジかよ…すげぇ…」
卓夫は放心状態で”憑依された麻美”のことを見つめるしかなかったー。
「きゃははは、あんたの反応、最高だったわ マジでウケる」
「し、、仕方ねぇだろ!」
恥ずかしそうに叫ぶ卓夫ー。
その言葉に、満足そうに笑うと、
麻美は卓夫に近付いて耳打ちしたー。
「--それよりも卓夫…
この女の親友の冬香ー。
あの子でも、一緒に遊んでみない?」
「--え…?どういうことだ?」
麻美が邪悪な笑みを浮かべながら
卓夫に小声で何かを伝えるとー…
「へへ、そいつは面白れぇや」
と、笑みを浮かべたー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌日ー。
先日、柚子が麻美に憑依した部屋に呼び出された冬香は
困惑の表情を浮かべながら、その部屋に入るー
「せ、、先輩…お話って何でしょうか…?」
冬香が言うと、待ち構えていた卓夫が笑みを浮かべたー。
「いきなり呼び出して悪いな。」
それだけ言うと、すぐに卓夫は口を開いたー。
「冬香ちゃんさ、残業続きの先輩を癒す方法、知ってる?」
「え…先輩を…癒す方法…ですか?」
戸惑いの表情を浮かべる冬香ー。
「そう。俺を癒す方法」
卓夫が言うと、冬香は、”え~っと…”と、考え始めるー。
「--エロだよ」
別に回答を待っているわけではないー。
卓夫はすぐに”答え”を口にしたー。
「え…?」
「--エロは世界を救う。だろ?」
「え……???」
卓夫の言葉に、冬香は完全に混乱しているようだー。
いきなり朝早く、先輩社員に呼び出されて
”エロは世界を救う”なんて言われてしまったら、無理はないー。
「--その胸を俺にちょーっと、揉ませてくれて
俺にちょーっとフェラとキスをしてくれればいいからさ」
「--え…???え…?」
なおも混乱する冬香ー。
「なんだよ?嫌なのか?
疲れてる先輩を見殺しにするのか?」
「あ、、、、あの、、、その」
詰め寄る卓夫に、冬香は怯えた表情を浮かべたー。
「へへへ、じゃあどうする?
最初は?キス?フェラ?それとも揉ませてくれる??」
「--あ、、、あの、、わたし…」
その時だったー
部屋の扉が開きー、
冬香の親友でもある麻美が入ってきたー
「ま、、麻美ちゃん!」
冬香が”たすかった…”と言わんばかりに表情を明るくするー。
「どうしたの?」
聞き返す麻美ー。
「せ、、せ、、先輩が急に、変なことを…」
冬香がそう言い放つと、麻美は首をかしげて見せたー
そして、卓夫のほうを見つめるー。
「変なコトって…?
冬香に何か言ったんですか?先輩」
「何って?先輩にご奉仕するためにはどうすればいいか
問うていたんだよ」
卓夫が言うと、麻美はクスッと笑ったー。
「あぁ~なんだぁ~そんなことですかぁ~」
笑う麻美ー。
「冬香ちゃんさ、俺に胸のひとつやふたつも
触らせてくれないんだよ」
卓夫が軽い調子で言うー。
「ふ~ん、冬香ってば、悪い子ね
さ、先輩、冬香の代わりにわたしの胸を揉んでください~」
本当の麻美ならー、
絶対に冬香を助けただろうー。
しかし、麻美は既に昨日ー柚子に憑依されてしまっているー。
「ま、、ま、、麻美ちゃん!?」
「へへへへ、さっすが麻美ちゃん」
卓夫が、麻美の胸を揉み始めるー。
「んふふふ…興奮しちゃう…」
気持ちよさそうに甘い声を出す麻美ー
そんな麻美を見て、冬香はたまらず叫んだー
「ま、、麻美ちゃん!?ど、どうして…!?」
冬香の言葉に、麻美は”当然”と言いたげな表情で答えるー。
「どうしてって?
先輩の疲れをいやすためには、当たり前のことじゃない」
それだけ言うとー。
麻美と卓夫が激しいキスを始めるー
「あぁぁっ…先輩~~ 興奮しちゃいますぅぅぅぅ」
「はぁ…はぁ…最高だ…」
”見ていられないー”
「ま、、麻美ちゃん!?やめてよ!?どうしちゃったの!?」
冬香が麻美を止めようとすると、
麻美と卓夫がキスをやめて、冬香のほうを見つめたー。
麻美が冬香に近づいてくるー
「さぁ、冬香もわたしと一緒に先輩にご奉仕するのよ!」
いつもとは違う、強い口調ー。
「いやっ!離して!?
ま、、麻美ちゃん!どうしちゃったの!?!?ねぇってば!」
悲鳴を上げる冬香ー。
「どうしちゃったって~~~~??????
わたし、先輩に身体を乗っ取られちゃったの~!うふふふ」
麻美はー
いや、麻美に憑依している柚子は、
”種明かし”をしたー
「ど、、、どういう…こと…?」
青ざめる冬香ー。
「あたしは麻美じゃなくて、柚子よ!ふふふふふ」
狂ったように笑う麻美ー。
「えっ、、、えっ…?」
麻美の言葉が、理解できないー
そんな冬香の反応を見た麻美は、叫んだー。
「こういうことよ!」
とー。
キスをする麻美。
「ひっ…」
「--あたし、、これから、そっちに行くから…ふふふ、ふふ くちゅくちゅ…」
憑依されている麻美と、冬香が抱き合い、キスをしているー
そんな状況を、卓夫はニヤニヤしながら”観察”しているー。
「ひぅっ…あ、、、あん…何かが…」
「ふふふふ、くちゅくちゅちゅ… あっ」
やがて、麻美がその場に倒れ込むとー
冬香が笑い出したー。
「どう?これでわかったでしょ?」
「おぉ!すげぇじゃん!」
笑う卓夫ー。
冬香は目から涙をこぼしながら
急に強気な態度になって、
倒れている麻美を足で軽くつつくー。
「ほ~ら、ま・み・ちゃん!起きて~!」
「……え…… えっ!?!?ひっ!?」
正気を取り戻した麻美が、冬香と卓夫を見て驚くー。
冬香はすかさず、麻美にキスを始めるー。
「ふ、、ふ、、冬香!?な、、なに…っ!?え!?!?」
「麻美ちゃん…ふふふふ、あたしたちぃ~
先輩を癒すために頑張ろうって約束したでしょ~?」
「え、、なんのこ… ひゃっ!?!?やめて!?ちょっ」
状況が全く理解できない麻美は、戸惑いの声を上げることしかできないー。
「えへへへへへ~麻美ちゃんの唇~うぅふふん♡」
「や、あ、、あぅ…あ、、、ちょ…あぁぁ」
卓夫は余裕の表情でふたりを見つめているー
「それにしてもー
百合ってエロいよな」
憑依されている冬香が、その言葉に反応して笑う
「ですよねぇ~!あたしと麻美ちゃんの愛し合ってる姿…
も~っと、もっと、見てくださぁ~い!」
「ひ、、、ひぐっ…な、、な、、え…っ?」
麻美は、未だに状況を飲み込めていないー。
「ほらぁ~麻美ちゃんももっと激しくあたしとキスしなさいよぉ~!
先輩を、ゾクゾクさせてあげるんでしょ~」
「--ひ、、、、ふ、、冬香…!?」
麻美の反応を見ながら、冬香は笑うー。
「も~~!面倒臭いなぁ!ほらっ!ならあたしが見本見せてあげる」
再び激しいキスをするとー
柚子は、冬香から麻美に再び乗り換えをするー。
「ひぅぅ、、、あ…あっ… えへへへ…先輩のために~」
すぐに麻美が不気味な笑みを浮かべて、キスをしながら
冬香の身体のあちこちを触り始めるー。
「あ、、、あぅぅぅぅぅ… ひゃぅぅぅぅぅ…」
「あっれぇ~?冬香ってば、感じちゃっておかしくなってきちゃった~?」
麻美がキスをしながら、冬香の身体のあちこちも触って
抱き着いて、さらにエッチな行為を続けるー
「すげぇ… すげぇ… 百合の花畑だ!」
卓夫は子供のように手を叩きながら、一人笑っているー。
「えへへへへ…あたしも興奮してきちゃった…!」
柚子が、麻美から冬香に移動するー。
「ぁぅっ…えへへ…あたしも~~~!
今日は先輩の前でぇ~!溶け合っちゃおっか~!」
今度は冬香が、ニヤリと笑い、
麻美が戸惑うー。
「…!?!?え…ちょ!?!?」
麻美は、意識が飛んだり戻ったりで状況を理解できないーー。
「どういう、、、あぅっ…えへへへ…ぎゅうううううう!!!」
また、麻美が憑依されたー。
「あ、、、あ、、、あ、、、あ、ぅぅぅぅぅ」
憑依を繰り返されたせいか、冬美は意識が飛びそうにふらふらしているー。
「すげぇ…すげぇ……すげぇ~~~~!!!!」
卓夫は大声で叫ぶー
すると、また憑依された冬美が叫ぶー。
「あたしの身体、その奥に隠してあるから、あんたに貸してあげる!」
とー。
「え…?いいのか?」
「ふふふふ、あんたとあたしの仲でしょ?ほら、憑依薬はそこにあるから
あたしの身体に入って、ここに来なさい」
大人しい冬美が強気に言い放つー
その言葉を聞いてー
「ま、、まじかよ!!」
ひゃっはーーーー!!!」
と、叫びながら卓夫はものすごい速度で、柚子の身体がある場所へと
走って行ったー。
・・・・・・・・・・・・
「あ、、、あ、、、あ、、、」
抱き合って密着してる三人ー
「あぁぁああああ…あたしたち、気持ちよすぎて狂っちゃう」
「へへへへへ、、、えへへへへへ、、、ひひひひひっ」
麻美と冬香と柚子ー
三人の身体を、卓夫と柚子が、あっちに行ったり、
こっちに来たりしながら、エッチを続けているー
「今夜はとことんエッチするわよ!」
麻美の身体で柚子が叫ぶー。
「---へへへ、もちろんだぜ!!」
柚子の身体で卓夫が叫ぶー。
「ふぁぁぁ… あ…」
冬香は、半分気絶した状態で、口から涎を垂れ流しているー。
欲望に満ちた三人の女子社員はー
その日は、夜遅くまで
”欲望の残業”を続けることになってしまったー。
おわり
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
5周年記念小説第1弾でした~!☆
こちらは欲望を満たす定番パターンな感じの
憑依ですネ~!
もう一つの記念作品は、現在コツコツ執筆中で、
5周年期間中にお送りしようと思ってますので
気長に待っててくださいネ~!
これからも、皆様に少しでもお楽しみ頂けるように頑張ります!
5周年感謝★デス!
コメント