4万アクセス記念! 記念小説「ホテルノソノゴ」

本日2度目の更新です^^
(今日の小説は 憧れの人生① 下にあるので良ければご覧下さい)

当サイト、「憑依空間」が4万アクセスを突破しました!

ありがとうございます^^
アクセスが上がると、
モチベーションも上がります!

今回は記念に短編小説
”ホテルノソノゴ”を掲載します!

憑依暗殺部隊VSホテルノシハイニン名倉の後日談です。
名倉が去ったホテル。
その後、どうなったのでしょうか…?

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ホテルの支配人の突然の変死。

受付スタッフの一人、直子(なおこ)が
毒を持ったことによる死だった

「わ、、私は、、何も知りません!
 本当です!!」

ショートカットの直子が泣きわめく

警察官が呆れたように言う。

「だがーー
 証拠はそろっているんだ。」

直子は絶望の表情を浮かべる。

何も知らないー。

何もわからないーー。

なのに、何故自分が逮捕されるのか。

「違います!!
 お願いです!信じて下さい」

直子は涙を流して嘆願した。

だがーー。
その願いは聞き入れられなかった。

一方、
名倉に憑依され、好き勝手 体を使われて、
思考を書き換えられて、
最後にはデルタによって記憶を消去された
姫香は、
ただ、だらしない笑みを浮かべていた。

何も分からないー

「えへへへ…
 えへへへへ~」

何も分からず、だらしなく座り込む姫香。

おしとやかで、真面目そうな雰囲気の名残は
もう無い。

名倉に憑依されてから愛用していた赤渕のメガネを
かけた少女は、
ただ、意味のないうわごとを発し続けた。

「---…何があったんだ?」
警官も戸惑う。

しかし、全てを消去されたはずの姫香にも
”ある記憶だけ残っていた”

不思議と、
その3文字だけ、強く、彼女の脳裏に
残っていたのだ。

彼女は、その3文字を呟いた

「ーーーなぐら!

 ---なぐら!」

姫香はただ、赤ん坊のように、
その言葉を呟き続けた。

「--私にも何がなんだかさっぱり…」
もう一人の受付スタッフ、化粧の濃い瑠佳は
警察からの取り調べに戸惑っていた。

真須美が自殺ー。

支配人の名倉が毒殺されて、
犯人は同じ受付スタッフの直子。

さらに姫香は心神喪失状態。

わけが分からない。

おまけに自分の記憶も少し飛んでるしーー

「本当にーー
 さっぱり分かりません」

彼女は、警察にそう答えるしかなかった。

「っかし…」
警官は”名倉”であった男の死体を見て言う。

「辛島 信吾…か
 8年前までエリートサラリーマンだった男が
 何でホテルの支配人なんか?」

警官には理解できなかった。

そうーー
理解できるはずもない。

”名倉俊之”という危険人物による
憑依能力が、このホテルに悪夢をもたらしたなどー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「・・・・・・」
アルファは、考えていた。

「---あの男」
アルファは気づいていた。

あの時、毒殺したのは”名倉俊之”の体ではないー。

だが、ヤツは、必要以上に我々との関与を
持つことを嫌っている雰囲気だった。

だからー

”気づかないふりをして”暗殺部隊の目の前から消えてもらった。

奴は恐らく、遠くでまた誰かに憑依するだろうー。

だが、それは我々の任務ではない。

任務は”ホテルノシハイニン”を殺すことだった。
それは果たされたのだからー。

アルファはそう考えて、次の任務がファックスされてきたのに気付いた。

「----フム」
その相手の名前を見て、アルファは目を見開いたーー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

東北のホテル。

名倉が憑依した亜衣が不気味な笑みを浮かべている。

その様子をロビーのテーブルから、
じっと見つめている男が居た

「美しいーーー」
男は口元をゆがめた。

「--ホテルの若き女支配人。
 清らかな、魂を汚すのもーーー
 面白いーーーー」

ホテルを訪れていた
”検死官のジョー”は、
”悪の魂”を手に持ち、
名倉が憑依した女支配人を
冷たい目で見つめていたーーー。

おわり

コメント

  1. 柊 菜緒 より:

    SECRET: 0
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    あ、察し( ˘ω˘ )

  2. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > あ、察し( ˘ω˘ )

    これの続きがあるかどうかは…未定です(笑)

    次の悪の魂はリクエストを頂いたお話を
    書きます!

  3. 匿名 より:

    SECRET: 0
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    まさかの三つ巴の戦いかな?

  4. 無名 より:

    SECRET: 0
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    > まさかの三つ巴の戦いかな?

    暗殺部隊に依頼があれば、そうなるかもしれませんね^^
    彼らは依頼が無ければ動かないので…!