本日2度目の更新です^^
(今日の小説は 憧れの人生① 下にあるので良ければご覧下さい)
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アクセスが上がると、
モチベーションも上がります!
今回は記念に短編小説
”ホテルノソノゴ”を掲載します!
憑依暗殺部隊VSホテルノシハイニン名倉の後日談です。
名倉が去ったホテル。
その後、どうなったのでしょうか…?
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ホテルの支配人の突然の変死。
受付スタッフの一人、直子(なおこ)が
毒を持ったことによる死だった
「わ、、私は、、何も知りません!
本当です!!」
ショートカットの直子が泣きわめく
警察官が呆れたように言う。
「だがーー
証拠はそろっているんだ。」
直子は絶望の表情を浮かべる。
何も知らないー。
何もわからないーー。
なのに、何故自分が逮捕されるのか。
「違います!!
お願いです!信じて下さい」
直子は涙を流して嘆願した。
だがーー。
その願いは聞き入れられなかった。
一方、
名倉に憑依され、好き勝手 体を使われて、
思考を書き換えられて、
最後にはデルタによって記憶を消去された
姫香は、
ただ、だらしない笑みを浮かべていた。
何も分からないー
「えへへへ…
えへへへへ~」
何も分からず、だらしなく座り込む姫香。
おしとやかで、真面目そうな雰囲気の名残は
もう無い。
名倉に憑依されてから愛用していた赤渕のメガネを
かけた少女は、
ただ、意味のないうわごとを発し続けた。
「---…何があったんだ?」
警官も戸惑う。
しかし、全てを消去されたはずの姫香にも
”ある記憶だけ残っていた”
不思議と、
その3文字だけ、強く、彼女の脳裏に
残っていたのだ。
彼女は、その3文字を呟いた
「ーーーなぐら!
---なぐら!」
姫香はただ、赤ん坊のように、
その言葉を呟き続けた。
「--私にも何がなんだかさっぱり…」
もう一人の受付スタッフ、化粧の濃い瑠佳は
警察からの取り調べに戸惑っていた。
真須美が自殺ー。
支配人の名倉が毒殺されて、
犯人は同じ受付スタッフの直子。
さらに姫香は心神喪失状態。
わけが分からない。
おまけに自分の記憶も少し飛んでるしーー
「本当にーー
さっぱり分かりません」
彼女は、警察にそう答えるしかなかった。
「っかし…」
警官は”名倉”であった男の死体を見て言う。
「辛島 信吾…か
8年前までエリートサラリーマンだった男が
何でホテルの支配人なんか?」
警官には理解できなかった。
そうーー
理解できるはずもない。
”名倉俊之”という危険人物による
憑依能力が、このホテルに悪夢をもたらしたなどー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「・・・・・・」
アルファは、考えていた。
「---あの男」
アルファは気づいていた。
あの時、毒殺したのは”名倉俊之”の体ではないー。
だが、ヤツは、必要以上に我々との関与を
持つことを嫌っている雰囲気だった。
だからー
”気づかないふりをして”暗殺部隊の目の前から消えてもらった。
奴は恐らく、遠くでまた誰かに憑依するだろうー。
だが、それは我々の任務ではない。
任務は”ホテルノシハイニン”を殺すことだった。
それは果たされたのだからー。
アルファはそう考えて、次の任務がファックスされてきたのに気付いた。
「----フム」
その相手の名前を見て、アルファは目を見開いたーー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東北のホテル。
名倉が憑依した亜衣が不気味な笑みを浮かべている。
その様子をロビーのテーブルから、
じっと見つめている男が居た
「美しいーーー」
男は口元をゆがめた。
「--ホテルの若き女支配人。
清らかな、魂を汚すのもーーー
面白いーーーー」
ホテルを訪れていた
”検死官のジョー”は、
”悪の魂”を手に持ち、
名倉が憑依した女支配人を
冷たい目で見つめていたーーー。
おわり
コメント
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あ、察し( ˘ω˘ )
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> あ、察し( ˘ω˘ )
これの続きがあるかどうかは…未定です(笑)
次の悪の魂はリクエストを頂いたお話を
書きます!
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まさかの三つ巴の戦いかな?
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> まさかの三つ巴の戦いかな?
暗殺部隊に依頼があれば、そうなるかもしれませんね^^
彼らは依頼が無ければ動かないので…!