<憑依>欲望ノ母~深まる欲望編~前編

いじめを受けていた息子ー。

そんな息子を助けようとした母は、
息子をいじめているいじめっ子に憑依されてしまうー。

憑依された母によって歪んだ家庭ー。

その先に待つものとは…?

※「欲望ノ母」の続編デス~!
先に本編を読んでくださいネ~!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

学校でいじめを受けていた気弱な男子生徒・滝口 洋太(たきぐち ようた)ー。

彼は、母親である麻由里(まゆり)と、姉である紗季(さき)に
心配をかけたくないという一心で、その相談をせずに
耐えて来たー。

しかし、ある日、限界を感じた彼は母・麻由里に相談、
麻由里はいじめを受けている我が子を助けようと
担任の教師である雪田 和美(ゆきた かずみ)にそのことを伝えてー、
結果ー、いじめっ子であった塩沼 昌也(しおぬま まさや)は
こっぴどく叱られてしまったのだったー。

がー、昌也はそれで引き下がらなかったー。

”闇.net”を名乗る謎の男から力を貰った昌也は、
その力を使って洋太の母親に憑依するようになるー。

母・麻由里への憑依を繰り返す中ー
”女同士の欲望”に目覚めてしまった昌也は、
次第に麻由里を、自分の精神と同調させていくー。

麻由里は、自らの意思でも洋太に嫌がらせをするようになり、
娘の紗季とも欲望を楽しむようになってしまったー。

紗季も、母・麻由里の影響を受けて
面白がって一緒に洋太をいじめるようような振る舞いを見せ始めるー。

そんな中、昌也は麻由里を完全に支配して一つになることを決意、
”欲望に染まった母”によって、
洋太の家族は崩壊してしまうのだったー。

そんな中ー…
単身赴任中だった父・一輝(かずき)から麻由里の元に
メッセージが届いたー

”今度、一旦そっちに帰れることになったー”

とー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ーーーー…はぁ…はぁ…はぁー」

麻由里は、冷たい空間の中を歩いていたー。
何もない、ただ薄暗いその場所をー。

そこにー、
”もう一人の麻由里”が姿を現すー。

「ー今日も、紗季お姉ちゃんとのえっちー
 気持ち良かったなぁー」

にやりと笑うもう一人の麻由里ー。

少し黒みがかっていて、
本物の麻由里より少しぽっちゃりしているー。

「ーーーー…ーーー!!」
麻由里が驚いた表情を浮かべると、
もう一人の麻由里は笑ったー

「ーえへへーすごいよなぁー
 俺の魂もおばさんと同じ姿になっちゃったぜーえへへ」

もう一人の麻由里ー…
麻由里に憑依した男ー、息子・洋太をいじめる昌也の霊体が笑うー。

最初は”昌也”の姿だったものの、
精神世界の中で麻由里の精神体に憑依したりー、
欲望の限りを尽くしていた結果ー
その姿も、麻由里そのものの姿になりつつあったー。

「ー俺たちは、ひとつー。
 いっしょにもっともっとレズろうよーおばさんー」
ニヤニヤしながら言う、”もう一人の麻由里”ー。

「ーそうだー
 ”心の中”でなら、おばさんの姿になった俺と、おばさんで
 気持ちイイことできるかもー」

魂まで麻由里の姿になった昌也が言うと、
麻由里は少し虚ろな目で「気持ちよさそうー」と、そう言葉を口にするー。

初めは、昌也を拒絶していた麻由里ー。
しかし今の麻由里は、身体を完全に支配され、
精神の奥底に幽閉された状態になっていてー、
その上でさらに、”昌也が喜びを感じること”を、
自分の喜びのように感じるようになっていたー。

”ただいま~”
そんな声が聞こえるー。

「ー紗季お姉ちゃんだー」
ニヤッと笑う麻由里の姿をした昌也の精神体ー

「またねー、おばさん」
そう言葉を口にすると、椅子に座ったまま
”心の中”で麻由里の意識と喋っていた
”麻由里に憑依した昌也”は、ゆっくりと立ち上がったー。

昌也は麻由里のことを”おばさん”
紗季のことを”紗季お姉ちゃん”と呼んでいるー。

麻由里はまだ30代で、母親としては若い部類で美人ママとして
通っているーー

がーー
それでも、小6の昌也からすれば美人だろうと何だろうと
”おばさん”であるためにそう呼んでいるー。

”紗季お姉ちゃん”と、”麻由里の娘”である紗季のことを呼んでいるのはー、
身体は”お母さん”でも、昌也からすれば年上だからそう呼んでいるー。

「ーー紗季お姉ちゃんー…レズろ?」
はぁはぁ言いながら、麻由里がそう言葉を口にすると、
紗季は「わたしも!今すぐしたい!」と、嬉しそうに言葉を口にしたー。

連日のHに、紗季もすっかり病みつきになってしまいー、
”憑依された母”のせいで、紗季も完全に歪み切ってしまっていたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

帰宅した洋太は
暗い表情で「ただいま…」と、そう呟くー。

「洋太のやつが帰って来やがったー」
台所にいた麻由里は、そう呟くー。

麻由里に憑依してから、”いじめっ子”だった昌也は、
いじめていた洋太には興味を失いつつあったもののー
今でも嫌がらせは続けていたー。

床に置いた皿の上に、
お菓子を入れると、「ほ~ら、洋太ー”エサ”よ?」と、
そう言葉を口にする麻由里ー。

「あははは!お母さんってば~~!
 まぁ、洋太にはお似合いだね!」

紗季も、”お母さん”がそういうことをするからか、
すっかりと弟である洋太に喜んで嫌がらせをするようになってしまったー。

そんな、歪んだ家庭ー。

がーー…麻由里はふと表情を歪めたー。

先日、単身赴任中の”夫”である一輝から入った連絡ー。

”今度、一旦そっちに帰れることになったー”

それを、思い出す麻由里に憑依した昌也ー。

「ーーー俺とおばさんと紗季お姉ちゃんの楽園の
 邪魔はさせないー」
敵意をむき出しにしながら、麻由里は静かにそう言葉を口にすると、
不気味な笑みを浮かべたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

数日後ー
洋太の父である一輝が単身赴任を一旦終えて
帰宅したー。

「ーお、お父さんー…おかえりー」
洋太が戸惑いながら、そんな父を出迎えると、
困惑の表情を浮かべたー。

「ーー…洋太だけかー?
 母さんと、紗季はー?」
父・一輝が不思議そうに言うと、
「お母さんとお姉ちゃんはー…」と、
2階の方を見つめたー。

それと同時に2階から欲望に満ちた喘ぎ声が聞こえて来るー。

「ーーー…え」
父・一輝は戸惑いの表情を浮かべると、
洋太の方を見つめるー。

「だ、誰かいるのかー?」
とー。

妻・麻由里との仲は良好で、
浮気など今まで疑ったことはないー。

しかし、実際に妻・麻由里の家中に聞こえる気持ちよさそうな声を
聞いてしまった父・一輝は困惑の表情を浮かべながら
洋太にそう確認したー。

「ーー…お、お姉ちゃんと…あと…担任の先生とー
 と、隣の白井さんのお母さんがー」

洋太がそう言い放つー。

「せ、先生?
 先生がうちに来てるのか?」
困惑の表情を浮かべる父・一輝。

よく聞くと、喘ぎ声は一人ではなく
複数の女の声が聞こえるー。

”イっちゃう”とか”わたし、壊れちゃう”とか、
そんな言葉が聞こえて来るー。

「ーーー…わ、分かったー。
 とにかく、元気そうでよかったよー」
顔色の青ざめている洋太に向かって
元気そう、と、的外れな言葉を口にした父・一輝は、
戸惑いながらも2階に向かうー。

そして、妻や娘の声が聞こえる部屋をノックするとー
”あ、お父さんじゃない?”と、娘の紗季の声が部屋の中から
聞えたー。

「ーま、麻由里ー…俺だけどー」
一輝がそう言うと、ガチャっ、と部屋の扉が開いたー。

するとそこには、抱き合いながらキスをしている母・麻由里と
息子・洋太の担任である雪田 和美先生ー。

さらにはチャイナドレス姿の隣人・白井 円花の姿があったー。

「ーーー…お父さん、おかえりなさい!」
娘の紗季が笑うー。

が、紗季も乱れた格好で、とても”普通”の状況ではないー。

「な…な…何してるんだー?」
父・一輝が戸惑いながら表情を浮かべると、
紗季は「えへへーお母さんがわたしに気持ちイイこと教えてくれてー」
と、嬉しそうに笑うー。

「ーき、気持ちイイことー…?」
一輝が戸惑うー。

「ーうん! ね!お母さん!」
紗季が、部屋の中にいる麻由里の方を見つめながら言うと、
麻由里は「ふふー…」と言葉を口にしてから、「うっー」と、
そううめき声を上げたー。

麻由里の背後に、”麻由里の姿をした昌也”の霊体が出現するー。
他の人たちには見えずー、
既に、麻由里と同調しすぎたせいか、麻由里から離れることもできず、
霊体の姿自体も麻由里の姿になってしまった昌也ー。

その欲望の深さゆえか、麻由里の姿をした昌也の霊体の方が
本来の麻由里より、少し色っぽい体格になっているような、
そんな感じに見えるー。

”へへへーおばさんー自分の口で教えてあげなよー”
昌也の霊体が麻由里に向かって囁くー。

久しぶりに正気を取り戻した麻由里ー。
しかし、既に麻由里自身も、昌也の思想にすっかり染まっていて
昌也と考え方がリンクしてしまっているような、
そんな状態だったー。

「ーふふーおかえりなさいー
 ーー今、レズってる最中なんだからー邪魔しないでー」
麻由里がゾクゾクしながらそう言葉を口にすると、
一輝は「ど、どういうことなんだー!?」と、声を上げるー。

「ーーね~お母さん~!早く~!わたし、またキスしたい~!」
紗季がそう言い放つー。

紗季は”昌也”に憑依されたことはなく、
正気そのものではあるものの、
ちょうど年頃の娘ー。
”お母さん”から変なことを教えられて、すっかり歪んでしまったー。

「ーーお父さんは、気にしないでくださいー」
息子・洋太の担任・雪田先生がそう言うと、
隣人の円花も「わたしたち、好きにレズってるのでお構いなくー」と、
笑みを浮かべたー

雪田先生と隣人の円花は
”麻由里”に憑依した昌也に強い暗示を掛けられて
すっかりと一緒に欲望を楽しむ仲間になってしまったー

雪田先生は教師を懲戒免職になったし、
隣人の円花は、離婚寸前と聞いているものの、
麻由里に憑依している昌也には
懲戒免職も離婚も、よく分からなかったー。

まだ小6の昌也にとってはそんな言葉を言われても実感がないー。

「ーーーーーーい、いや…ま、待ってくださいー!
 ど、どういうことですかー?」
一輝は、先生や隣人を前に、二人に対してそう言葉を発するー。

何故、雪田先生と隣の家の円花がここにいるのだろうかー。

しかしー、麻由里たちはそれを無視して、
麻由里は隣人の円花と抱き合いながら嬉しそうにキスをし始めるー。

「ーー!?」
呆然とする父・一輝。
まるで意味が分からないー。

「ーーさ、紗季ちゃんー。先生が気持ちいい場所、教えてあげるー」
弟の担任であった雪田先生のその言葉に、
紗季は「はい!」と、嬉しそうに答えると、
そのまま二人で気持ちイイことを始めてしまうー。

「ーな…な…なんだこれー…なんだこれー…?」
父・一輝は激しく混乱しながら、
その場に立ち尽くしていると、
それを満足そうに見つめていた霊体の状態の”麻由里の姿をした昌也”は、
再び麻由里に憑依したー。

「ーーうっー」
ビクッと震える麻由里ー。

しかし、隣人の円花とキスをしている最中であったために、
誰もそのことには気付かず、激しいキスの”続き”を始めるー。

「ーーー…~~~~」
父・一輝は戸惑いながら一旦その部屋を後にすると、
1階にいる息子の洋太の元に行き、声をかけたー。

「よ、洋太ー…どうなってるんだー!?
 何で先生がうちにー?」

一輝がそう言うと、洋太は突然、涙をぼたぼたと流し始めたー。

「洋太ー…?」
そんな洋太の様子に、戸惑う一輝ー。

洋太は「お母さんーーおかしくなっちゃったー…」と、
必死に、振り絞るようにしてそんな言葉を口にしたー。

2階から響き渡る喘ぎ声ー。

その激しい声に、一輝は困惑した表情を浮かべると
泣いている洋太を見て
「父さんがいない間に、何があったんだー?」と
改めてそう確認したー。

しかし、洋太の説明は要領を得ない内容で、
聞いても、一輝は”起きたこと”の全貌を理解することは
できなかったー。

それもそのはず、洋太にも”何が起きているのかよく分からない”のだー。

「ーあ、そうだー…お父さんーこれー
 お母さんが渡せってー」

洋太は思い出したかのように
そう言葉を口にすると、引き出しから1枚の紙を取り出したー。

「ーん?」
父・一輝はその紙を見つめると、
驚いた様子で目を見開いたー。

その紙はーー
”離婚届”だったからだー。

「り…離婚届ー…!?」

家の中に2階からの”声”が響き渡る中ー、
一輝は呆然とすることしかできなかったー。

<後編>へ続く

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

”欲望ノ母”の後日談デス~!

もう取り返しのつかないところまで
欲望に支配されてしまっていますネ~…!

毎週火曜日の作品は予約投稿している都合上、
続きはまた来週になりますが、
楽しみにしていて下さいネ~!

PR
憑依<欲望ノ母>

コメント