幼馴染の香澄を皮にして支配するー。
そんな誘惑に負けそうになりながらも、
明人は幼馴染とのキズナを選んだ。
しかし…。
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「---逃げる?」
明人の叫び声に不思議そうに首をかしげる香澄。
「--は、、早く…早く逃げて香澄!
な、、永井さんは…永井さんは…!」
逃げて欲しいー。
明人は心からそう思った。
もしも、自分が香澄を皮にしてしまったら…
二度と、香澄の笑顔を見れなくなってしまうー
例え、自分が香澄になったとしてもー
自分が香澄として笑ったとしてもー。
それは、香澄なんかじゃない。
「---ふふふ、面白いどっきりね…!
でも、香澄ちゃんびっくりしてるじゃない」
麻美が言うと、香澄が笑った
「な~んだ。明人ったら、
びっくりさせないでよ」
香澄が笑いながら、麻美から出された
ジュースを飲んでいる。
「違うんだ!香澄!お願いだから、逃げよう!」
明人が香澄の手をつかんだ
香澄が「明人…?」と不思議そうに声を出す。
明人のあまりにも必死な様子に、
香澄も、違和感を感じたようだ。
「ーーーあいつは!あいつは、化け物なんだ…!
あいつは…!」
明人が麻美を指さす。
「--ほ、ほら、香澄、見てよ!」
明人が、部屋の端にあるチャイナドレスやメイド服を
指刺す。
さらに、大人のおもちゃを指さして明人は叫ぶ。
「--な、永井さんは、、永井さんは…」
明人が必死に叫んでいると、
香澄が悲鳴をあげた。
「--!?」
明人が麻美の方を見ると、
麻美の皮が、垂れ下がり、中から醜い男が出てきた。
まるで脱皮途中かのように、中途半端に
麻美の皮をかぶりながら…
「--面倒くせぇやつだな!」
男が言う。
「-ひ…な、、なにこれ・・・」
香澄が恐怖に表情を歪めている。
「--に、、逃げよう…!」
明人が香澄の手を引っ張って
逃げようとする。
家の玄関に向かって走る
明人と香澄。
しかし、途中で香澄が転んでしまう。
「か、香澄!」
明人が香澄の方に駆け寄って
心配そうに香澄を見つめる。
「---そんなに怖がらなくてもいいじゃない」
再び皮をかぶっていた麻美が
近づいてくる。
「--明人くん。
香澄ちゃんを皮にして、わたしのように、
女を楽しみましょう?」
麻美が色っぽい声で言う。
「--あ、、、明人…皮って何…
なんなの?」
香澄がおびえた表情で言う。
「--ぼ、、僕は…!」
明人が言う。
麻美は、明人に近づいて、
優しくキスをした。
「--ほら…わたしと一緒に楽しみましょう?
女同士で、ふか~い快感に溺れちゃいましょ?」
麻美がイヤらしい表情で言う。
「----ぼ、、、ぼ…ぼくは…」
麻美がその指で、明人のアソコを
なぞるようにして触る。
「--ふふふ…興奮しちゃって…
ほら…無理しないで」
麻美が、薬品の入った瓶を手渡す。
”人を皮にする力”を手に入れることのできる薬。
「---ほら、今日からあなたは香澄よ♡」
麻美の言葉に、明人は、無言でビンを受け取った。
「--あ、、明人?」
香澄は、恐怖に表情を歪めている。
「----僕は…」
明人が香澄の方を見た。
そしてー
麻美の方を見ると、明人は、その瓶を玄関の方に
放り投げた。
音を立ててビンが割れて、
中から液体がはじけ飛ぶ。
「--香澄は僕の大切な幼馴染だ!
その香澄を皮にしたりなんか、できるわけないだろっ!」
明人は叫んだ。
「明人…」
香澄が涙を浮かべながら呟く。
「--あっそ」
麻美はそう言うと、
香澄の方に手をかざした。
そして…
「うっ…あぁ…あっ…!?」
香澄が苦しそうにもがき始める。
「か、香澄!」
明人が叫ぶと、
麻美は、歪んだ笑みを浮かべながら
明人の方を見た。
「そっか~そうだよね~!
自分じゃなかなかできないよね~
いいよ!
わたしが特別に、香澄ちゃんを皮にしてあげる!
明人くんは、皮になった香澄ちゃんを着るだけ!
簡単でしょ?」
麻美がウインクをして笑う。
「あ・・・やめて・・・助けて・・・!」
香澄が、涙をこぼしながら助けを求める。
香澄の後頭部には、ファスナーのようなものが
浮かび上がっていた。
「--ふふふふふふふ
ふふふふふふふ♡」
狂ったように笑う麻美。
「--やめろぉ!」
明人は麻美の方に突進した。
しかし、麻美は突然軽い身のこなしで
それを避けると、
明人を羽交い絞めにした。
麻美の胸や髪が明人に当たる。
「--ねぇ?一緒に楽しもうって言ってるじゃない。
邪魔しないでくれる?」
麻美が笑う。
「--お前はそこで黙って見てろってんだよ!」
麻美が、明人を投げ飛ばすと
「くひひひひひひ!」と笑いながら、再び
香澄の方に手をかざした
「あ・・・いや…いや…いやだ!!やめて…!」
香澄が泣き叫ぶ。
しかしー
次第に香澄の表情が穏やかになっていき、
しまいには笑顔を浮かべはじめた
「あ・・・♡ あっ♡ なんだろう・・・気持ちいい♡
あっ♡ あぁぁ♡ ドキドキする…♡」
香澄が興奮した様子で叫び始める。
「---ふふふ、快楽に身を任せない」
麻美がそう言うと、香澄の後頭部にできた
チャックをつかんだ。
「やめろおおおおお!」
明人は叫ぶ。
しかし、
麻美は、香澄のファスナーを一気に下におろした。
「んああああああああああああっ♪」
香澄が大声で喘ぐと、
皮のようにペラペラになり、
地面にそのまま力無く、横たわった。
その表情は、満面の笑みのまま固まっていた。
「----ふふふ、完成~」
麻美が笑う。
「か…香澄…」
明人はその場で蹲った。
香澄は、もうー
いないー。
脱皮して打ち捨てられた皮のように
なってしまった香澄ー。
「---うっ…う…うううううう…」
泣きじゃくる明人。
そんな明人に、麻美は優しく微笑んだ。
「明人君…
香澄ちゃんは死んでなんかいない…
明人くんとこれからはいつも一緒なんだよ。
ほら、見て。
香澄ちゃん、あんな笑顔を浮かべてる」
麻美が、洗脳するかのように
優しい言葉をかける
「か…すみ…」
明人は放心状態で香澄の方を見た。
「--香澄ちゃんは、乗っ取られるんじゃないの。
あなたとひとつになるの。
ほら、わたしを見て。
今、とっても嬉しそうでしょ?
わたしは、中にいる男の人とひとつになったの。
明人君も、香澄ちゃんと一つになろ?」
麻美の言葉に、
虚ろな目のまま、明人は皮になった香澄の方に
向かって、歩き始めた…。
「ーーーそう!そうよ!わたしとエッチするの!」
麻美が興奮を押さえきれない!という様子で叫ぶ。
「---僕が…僕が…」
明人は麻美の方を見た
「---僕が香澄のことを着るのは…
香澄を取り戻すためだ!」
明人が叫んだ。
このままにしておけば、香澄の皮は
破棄されてしまうかもしれない。
だったら自分が香澄になることで、
香澄を守ることができる。
そしてー
香澄を取り戻す方法を調べながらー
「---んなことはどうでもいいんだよ!
早く香澄ちゃんになれっつてんだよ!」
麻美が壁を蹴りながら叫んだ。
なかなか言いなりにならない明人に対して
かなりイライラした様子だ。
「---…香澄」
明人は、笑みを浮かべたまま固まっている
香澄の皮を手にして、
それをーーー着た。
香澄になった瞬間に、
女の髪の心地、胸の感触、自分とは違う
身体の雰囲気を感じ取ることができた。
「---こ、、これが…」
自分の口から出た声は女の声―
香澄の声だったー。
可愛くて、小学生のころからずっと聞いていた
どこか安心する声。
「---!?」
後ろから抱き着かれて、香澄はドキッとする。
「--ふふふ、香澄、
わたしとエッチしよっか」
麻美がはぁはぁ言いながら香澄を振り向かせると
香澄にキスをした
「--や…やめ…」
麻美はそんな香澄の言葉を無視して
舌を絡めると、
クチュクチュと音を立てながら香澄の
舌を堪能した
「んふっ…ふふ♡
可愛いわたしたちがこうして…んあぁあ♡
抱き合ってる…
どう?興奮しない?
はぁ…♡あぁあああ…!」
麻美が嬉しそうに言う。
香澄は「やめ…」と言いながらも、
香澄になった自分の身体に、
そして、憧れだった麻美にキスをされている現状に
興奮してしまった
「あぁあ♡ やめ…♡ やめて…♡」
「ーーー嫌がってるようには聞こえないけどなぁ~♡」
麻美は微笑みながら、香澄のポニーテールの
ニオイを嗅ぎ始めた。
「んふふふふふふ
女の子の髪っていいニオイよね
ほら、香澄もわたしの髪、味わって…!」
香澄は、言われるがままに
麻美の髪のニオイを嗅いでしまうー
「--ふふ・・・
二人で堕ちましょ?快楽の海に…」
そう言うと、麻美は、香澄を押し倒した。
香澄のスカートの部分に手をやると、
気色悪い笑みを浮かべながら
アソコをいじり始めた
「んっ…あぁ~~~♪」
香澄が気持ちよさそうに喘ぎ始める。
そこでーーー
麻美は手を止めた。
「ーーーあなたの名前を聞かせて?」
麻美がわざとらしく言う。
「--ぼ、、、ぼ、、、ぼくは…ぼくは…!」
香澄を着た明人は戸惑っていた。
こんなに女の子の身体が気持ちよいなんてー
ずっと、、ずっとこのままでいたいー
そう思ったー
「--ぼく??
わたし、男には興味ないんだけど?」
麻美が愛想なく言う。
明人は悟る。
もしもここで「僕は明人だ!」と言えば
麻美は、エッチをやめるだろう。
気持ちよいことをしてくれないだろうー
「ぼ…ぼく……」
気持ちいい…
麻美とエッチしたい…
香澄を味わい尽くしたい…
明人は、次第に欲望に支配されていった。
そしてー
「ぼ…わ、、、わ、、わたしは香澄…」
明人の良心が急速に失われていく。
「わ・・わ・・・わたしは、わたしは香澄よ!
麻美…!もっと、もっと、楽しみましょ?」
香澄は興奮しきった様子でそう言った。
「ふふ、いい子ね!大好きよ…香澄!」
そう言うと、麻美は、倒れたままの香澄の
上に覆いかぶさって、
香澄の服をちぎり始めた。
「んあああああああああっ♡」
「あっ~~ああぁ~♡」
麻美の家からは、大声が響き渡った。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
後日
「--親は、どうしたの?」
麻美が微笑む。
今日の麻美は、チャイナドレスを着て、
時々太ももをイヤらしく見せつけてくる。
「ーーーちゃんと脅したよ。もう手出しできない
ふふふ」
香澄が嬉しそうに言う。
今日の香澄は、ゴスロリ風の服を身にまとっていた。
「ーーーじゃあ、今日からー
二人暮らしできるね」
麻美が微笑んだー
香澄は、両親を脅して、家出をし、
麻美の家で二人暮らしをすることになったのだ。
お金は、身体を使えば、いくらでも稼げるー
「--ふふふ…溺れましょう…わたしと二人で…」
麻美がほほ笑むと、
香澄も微笑んだ
「うん…女同士、楽しもうね…ふふふ」
おわり
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
皮モノで3話続けるのは、
初めて?だったかもしれません!
お楽しみ頂けたのであれば嬉しいデス~!
普段は憑依モノメインですが、
また機会があれば皮モノも書きますよ~!
コメント
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なんか主人公に一貫性が無いなーと思いました。その2と別人になってますよ。
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> なんか主人公に一貫性が無いなーと思いました。その2と別人になってますよ。
コメントありがとうございます!
実際に皮を着てみて、欲望に支配されてしまった、という感じに…
と思いましたが、確かに別人になってしまっているようにも見えますね・・・!
今後の参考にさせて頂きます!
お読み下さってありがとうございました!!
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とても良かったです。今度女子小学生か女子中学生が父親のやりたい放題な態度に腹を立てて父親と入れ替わり人生を乗っ取る。乗っ取た娘は父親として言葉使いや態度、考え方も父親に染まり元父親以上に娘になった元父親にやりたい放題して人生を乗っ取るという話をご無理でなければリクエストします。
もう一つありますが、いじめられっ子の女子小学生が男子小学生のいじめっ子の父親の人生を乗っ取っていじめっ子の父親になりきり父親としていじめっ子が大人になるまで復讐していく。または、その逆男子小学生のいじめられっ子がいじめっ子の母親の人生を乗っ取り母親になりきり大人になるまでいじめっ子を復讐していく話をリクエストします。ご無理でないならご一考お願いします。
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> とても良かったです。今度女子小学生か女子中学生が父親のやりたい放題な態度に腹を立てて父親と入れ替わり人生を乗っ取る。乗っ取た娘は父親として言葉使いや態度、考え方も父親に染まり元父親以上に娘になった元父親にやりたい放題して人生を乗っ取るという話をご無理でなければリクエストします。
> もう一つありますが、いじめられっ子の女子小学生が男子小学生のいじめっ子の父親の人生を乗っ取っていじめっ子の父親になりきり父親としていじめっ子が大人になるまで復讐していく。または、その逆男子小学生のいじめられっ子がいじめっ子の母親の人生を乗っ取り母親になりきり大人になるまでいじめっ子を復讐していく話をリクエストします。ご無理でないならご一考お願いします。
ありがとうございます~!
時間はかかりますが、気長にお待ちくださいネ~!
面白そうなお話ができそうです!