112万アクセス記念!「蛇」

憑依空間が112万アクセスを達成しました!
ありがとうございます~

今回は、ファンティア限定で公開していた(無料公開)小説
「蛇」を憑依空間でも公開します~!

まだ読んだことがない方はぜひ、お楽しみ下さいネ!

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蛇ー。

その森には”蛇”が居た。

普通の蛇ではない。
普通の蛇なら、どこの森にも居る。

しかしながらー
ここにいる蛇が違う。

この森に居る蛇は”進化”した。

人間たちが、
捨てていった薬物を摂取した蛇が
突然変異を起こしたのだ。

”人に憑依する”能力ー。

それを身に付けた蛇は
虎視眈々と”その時”を待っていた。

人間の体を奪うことのできる日をー。

蛇が摂取したのは、
化粧品。
化粧品により、どういうわけか突然変異を起こして
憑依能力を得てしまった。

蛇は、憎んでいた。

人間をー。
特に、化粧品を散らかして帰っていった”女性”を。

もちろん、女性が化粧品を散らかすわけではない。
”ごく一部の女性”の仕業だ。

けれどー。
蛇にはそんなこと理解できなかった。

蛇は、人間の女性の体を奪い、
”報復”してやろうと考えていた。

そう、これは、蛇の復讐の物語だ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「今日も楽しかったねぇ~」

「うん、楽しかった!良い土曜日になったよ!」

休日の山登りを終えた2人組の女子高生。

一人は、山登りをする子らしい格好をしている。
そして、もう一人は、山登りだと言うのに、
おしゃれな街中を歩くような格好をしている。

「いや~虫刺され~!」
派手な格好の女子・柚香が言う。

「---そんな格好するからよ~!」
もう一人の女子・早智子が言う。

「---いいじゃない!別に!」
笑いながら言う柚香。

しかし、そこに”人間への復讐”を目論む蛇が居た。

山奥で、化粧品をばらまいた女も
おしゃれがどうこう言っていたー。

”こいつは、あの女の仲間なのか”

蛇はそう思った。

”そうだ、こいつの身体を奪って、
 人間に復讐してやる”

「--かゆみ止め買って帰らなきゃ」
柚香が言うと、
やれやれと言う様子で、早智子は首を振った。

その時だったー。

「---?」
柚香が、自分の足に違和感を感じた。

「----ひっ!」
自分の足を見ると、そこには”蛇”が居た。
蛇が自分の足にまきついている。

「--きゃああああああっ!」
柚香が叫んだ。

「--え?」
別の方向を向いていた早智子は、
振り向く。

ガブっ!

蛇が、柚香の綺麗な足に噛みついた。

「ひっ…!」
柚香が痛みと恐怖で、青ざめた表情を浮かべる。

綺麗な足からは、血が、流れている。

「---ひうっ!」
柚香が白目を剥いて、その場に膝をつく。

「---ちょ、ゆ、柚香!?だいじょうぶ?」
早智子が慌てて柚香に近づいてくる。

膝をついた柚香が、動き出した。
ゆっくりと、ゆらりと立ち上がる柚香…。

「---ゆ、柚香…?」
早智子が柚香に声をかける。

立ち上がり方がおかしい。
まるで、ゾンビかのようだ。

しかもー
蛇はスカートから除く足に巻きついたまま。
噛まれている場所から血も流れ出ている。

「----これが…人間か」
柚香は呟いた。

「--え?なに?」
早智子が不気味なものを見る目で柚香の方を見る。

「しゅるるるる…」
柚香は舌で唇を舐めると、
早智子を睨みつけた。

その目線は、どこか爬虫類を感じさせるような
冷たい視線だった。

「---ふふふ…」
柚香の記憶を読み取り、人間の言葉を話す蛇。

蛇に噛まれた太ももからは
少しずつ、ぽたっぽたっ、と血が垂れている。

「---ゆ、柚香!早くその蛇を外さないと!」
早智子が言う。
早くけがの治療をしないといけない。

早智子が蛇に触れたその時だった。

「”わたし”に触るな!」
柚香が足で乱暴に早智子を蹴り飛ばした。

「きゃあっ!」
早智子は驚いてそのまま吹き飛ばされてしまう。

「---うふふ…早智子ぉ~
 わたしね、この蛇に体、乗っ取られちゃったの♡」

自分の足に巻きついたままの蛇を
嬉しそうに指さしながら、早智子は笑う。

「--う…嘘…や、やめてよ…
 じょ、冗談でしょ?」
早智子がおびえた表情で柚香を見る。

「うふふ…冗談じゃないわよ。
 この女の身体を、貰ったの。
 今ね、頭から、この女の人生全てを読み取ってるの…
 ふふふふ…
 あぁ…ぜ~んぶ、わかっちゃう!
 この人間が、十数年かけて積み上げてきたものが
 全部わたしのものに…!」

柚香が、流れ込んでくる記憶に興奮していたー

これが、人間の記憶ー。

「---お、面白くない冗談だよ!柚香!」
早智子が少し怒った様子で言う。

「---冗談。じゃあさ…」
柚香はそう言うと、
服のボタンをはずし始めた。

山奥で上着をはだけさせて、下着を露わにさせる柚香。

「ちょ…ちょっと!」

「--わたし、こんなことする?」
柚香が妖艶に微笑む。

血をぼたぼた流しながら。

「あぁ…♡ んふっ♡ 人間って…♡
 んふふふふふ♡ 気持ちいい♡」

柚香が自分の胸を触り始めて、
汚らしく涎を垂らし始めた。

「ちょ、ちょっと!やめて!やめてよ!」
早智子はわけも分からず叫ぶ。

「あぁー♡ はぁっ♡ はぁっ♡ ひひひ♡ ひひひひっ♡」
柚香は、早智子を無視して、体をさらに弄び始めた。

土の上に膝をついて、自分の身体を攻めている。

「んふっ♡ あっ♡ んぎひぃぃぃぃぃぃぃっ♡」
身体をビクン、ビクンとさせながら、柚香は叫ぶ。

完全に顔がイッてしまっている。

「---あはぁ…♡ や、やめられない♡」
柚香はミニスカートをもその場で脱ぎ始めて、
上下下着だけの姿になってしまう。

「--ちょ、、ちょっと!!!ねぇってば!」
柚香の手を掴むも、
柚香はそれを払いのけて、
一心不乱に一人エッチを続けている。

あまりの興奮に、
そのまま土の上で、四つんばいになって
喘ぎまくっている。

「---んあぁあああああっ♡」
ぽたぽたと液体を流しながら柚香は叫ぶ。

「--はぁ…はぁ…」
土の上にそのままうつ伏せになる柚香。

綺麗な素肌が土まみれだ。

「--うふ…ふふふふ♡ ふふふふふ♡」
柚香は、土だらけの身体を起こした。

蛇が、柚香の胸のあたりに移動している。

「---ゆ、柚香…ほ、、本当に…
 本当に乗っ取られてるの?」

早智子が震えながら言うと、
柚香は言った。

「--お前ら人間は山を汚した。
 これは、復讐だ」

柚香はそういうと、
震える早智子に近づく。

「しゃぁ~~~~」
人間とは思えないような奇声をあげる柚香。

「---わたしが、あなたを食べてあげる」

そう言うと、柚香は、早智子の首筋に噛みついた。

「--は、離して!ねぇ柚香!目を覚まして!!
 痛いよ!!痛いよぉ!」

早智子が悲鳴を上げる。

柚香は自分の口で早智子の首を力強く噛んでいる。

やがて、早智子の皮膚からは
血が流れ出した。

「しゃあああ~~~!」

柚香は早智子を押し倒して、
さらにかみつく。

早智子の目から涙があふれ出る。

柚香に巻き付いている蛇も、早智子に噛みついた。

そしてーー

日が暮れた。

下着姿の女子高生が、
青ざめたまま白目をむいてその場で倒れている。

「---ばいばい、柚香」

早智子が、倒れている柚香を見つめながら
微笑んだ。

柚香の身体は、痙攣しているー。

「--ふふふ…
 復讐復讐…」

そう呟く早智子の太ももには、
”蛇”が巻き付いていたー

おわり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

ファンティア限定で作った作品です!
せっかくなのでこちらでも112万アクセス記念に公開しました~!
(私のファンティアは無料プランのみなので、いつでも見れましたが、
 登録面倒!という方もいると思うので…!)

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小説

コメント

  1. N より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    あれ?
    ファンティアってこのブログのどこからかリンク張られてますか?
    見当たらないもので・・・

  2. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > あれ?
    > ファンティアってこのブログのどこからかリンク張られてますか?
    > 見当たらないもので・・・

    ご挨拶(https://hyouikuukan.blog.fc2.com/blog-entry-522.html)の
    ところにあります~!
    ただ、時間がなくてファンティア限定コンテンツは少なめです汗
    それでも良ければご覧ください~!