<女体化>僕はあなたに女になってほしい③~復讐~(完)

②にもどる!

一人暮らしデビュー初日に、
隣人によって女体化させられてしまった男子大学生。

困惑の状況の中、彼女にまで誤解されてしまい、
彼は次第に追い詰められていくー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

「菜々ー…頼む…信じてくれ…」
彼女の菜々に対して、慌ててメッセージを送る
女体化した洋介ー。

このままでは、洋介は一人暮らし開始早々、
女を部屋に連れ込んで、
しかもその女に”俺は洋介なんだ!”と言わせて
誤魔化そうとした”どうしようもないやつ”になってしまうー。

とにかく事情を説明しなければー、と、
先程、インターホン越しに説明したのと同じような
内容にはなってしまうけれど、
とにかく、謝罪と、起きたことを伝えるメッセージを送ったー。

その上でー、
洋介は怒りの形相を浮かべると、
改めて、鏡の前に立って”女体化した自分の姿”を見つめるー。

「ふざけるなー…ふざけるなふざけるなー…」
女体化した洋介は、可愛いその顔に似合わない怒りの形相を浮かべると、
そのまま部屋の外に出るー。

そして、隣人である204号室の卓夫の部屋を目指すー。

このまま、引き下がるわけには行かないー。
とにかく、元に戻してもらう必要があるー

そう思いつつ、インターホンを鳴らす女体化した洋介ー。

がー……
応答はなかったー。

「ーーー留守かー…?」
女体化した洋介が不満そうにそう言葉を口にするー。

しかしー…
部屋の中から何やら物音が聞こえて来たー。

「ーーーー」
女体化した洋介は困惑の表情を浮かべながらも、
何となく、玄関のドアノブに手を掛けて見たー…

するとー…
鍵は閉まっておらず、そのまま扉が開くー。

「ー…ど、どういうことだー?」
女体化した洋介はそう言葉を口にするー。

何か罠でも仕掛けられていて誘われているのかー、
あるいはただ単に鍵を閉め忘れているのかー、
それとも…?

中から物音のようなものが聞こえて来る以上、
”誰か”はいるのだろうー。

そう思いつつ、女体化した洋介は
玄関先で数秒考え込むー。

勝手に人の家に入ってはいけないー…と、いうことは
もちろん言われなくても分かってはいる。

ただー……
”家の中”に、男に戻るための手がかりがあるのではないか?と、
そう思った洋介は、足を踏み入れずにはいられなかったー。

「ーー!」
玄関から入ってすぐ、美少女フィギュアが散乱している様子を見て
困惑の表情を浮かべるー

昨日、この部屋に連れ込まれた際も同じ状況ではあったものの、
昨日は女体化させられた状況に激しく動揺していて
落ち着いてそれを見る時間はなかったー。

フィギュアの中には
何故か首が取れているもの、
何故か濡れているものー、
妙に汚れているものー
色々なものが見えたー。

フィギュアが散乱しているだけならまだしも、
それぞれのフィギュアが”不可解な状態”で置かれていて、
女体化した洋介は、卓夫に対する恐怖をさらに強めていくー。

「ーー」
一瞬、”女体化してしまった自分の身体”では
もしも卓夫に襲われでもしたら、どうにもならなくなるー…
そんな風に思い、引き返そうかとも考える洋介ー。

けれどー、引き返していては男に戻れないー。
早く何とかしないと、と、洋介はそのまま奥へと進んだー

するとー、
メイド服姿の女と、卓夫がベッドで抱き合っていたー。

「ーー!」
どうやら二人は”お楽しみの最中”で、外に聞こえていた物音は
恐らくこの二人によるものだと、洋介は理解するー。

「ーーー!」
女体化した洋介が部屋に入って来たことに気付いた卓夫は
「へへへーおいおい、僕の部屋に勝手に入って来るんじゃねぇよー」と、
そう言葉を口にしながら、
女体化した洋介のほうを見つめるー

すると、乱れた髪を揺らしながら女も振り返るー。

「えっ…」
女体化した洋介は、その女の顔を見ると、
思わず表情を歪めたー。

何故ならー、卓夫と抱き合っていた女は…
もう一人の隣人…206号室の方に住むOLの梓だったからだ。

「ーーーあなたはー…」
メイド服姿の梓が少し動揺したような表情を浮かべると、
卓夫は、そんな梓をお構いなしに抱き寄せて
笑みを浮かべたー。

「この人も、僕が”女体化”させたんだー。
 くふふー”笹田ちゃん”と同じようにー」

卓夫は洋介のことを”笹田ちゃん”と呼んで挑発しながら、メイド服姿の梓にキスをすると、
梓は幸せそうに笑みを浮かべるー。

「ー~~~~♡」
興奮した様子で、心の底から幸せを噛みしめている梓ー。

どう見ても、女にしか見えない梓が
”元男”だったというのだろうかー。

「ーーへへー”梓ちゃん”はー、
 半年前に”笹田ちゃん”と同じように
 ここに引っ越してきてなー…

 ”女”になる素質があると思ったから
 昨日、笹田ちゃんにしたように、女体化薬を
 飲ませたんだー」

自慢気に”僕の作品”とでも言いたげに梓の頭を掴んで
それを女体化した洋介に見せ付ける卓夫ー、

「ーーふふふふふ♡
 笹田さんも早く”運命”を受け入れましょー?
 ご主人様ってばー、本当に優しくしてくれるからー、
 何も怖がることなんてないからー」

梓は歪んだ笑みを浮かべながら言うー。

「ーククー
 ほら、”女体化した先輩”もそう言ってるぞ」
卓夫は、そう言葉を口にすると、
メイド服姿の梓の胸を揉みながら
女体化した洋介を見つめるー。

「ーー梓ちゃんもー、最初は笹田ちゃんと同じように 
 俺を男に戻せ!って、そう言ってたけどー、
 最後には、僕のものになる運命を受け入れたー」

ニヤニヤしながら、卓夫はそう言葉を口にするー。

”梓”も、今の洋介と同じように、
女体化後は、”俺を元に戻してくれ!”と、卓夫に
そう迫っていたー。

がー、卓夫に返り討ちにされ、
女として喘がされてー、女としてイカされてー、
精神が崩壊してしまったー。

それから、卓夫に”調教”されて、
今では、完全に”卓夫の女”として、
普段は普通のOLっぽく振る舞いながら
卓夫の女とー…いいや、卓夫のメスとして
欲望の日々を送っていたー。

「ー笹田ちゃんにも、”女としての名前”
 つけてやるから、安心しな へへへへー」
卓夫はそれだけ言葉を口にすると、女体化した洋介のほうを見つめるー。

「ーーー…っ…」
206号室の梓は、恐らく元は別の名前で、
男としての名前があったのだろうー。

が、今では完全に卓夫に屈してしまったのか
メイド服を着て、卓夫の横で嬉しそうにしているー。

「ーお、俺はそんな風にはならない!」
女体化した洋介がそう叫ぶと、
「ーだったら、とっとと出て行けよー」と、
卓夫は不愉快そうに、自分の部屋から出て行くように促すー。

「ーふざけるなー俺を男に戻せー」
女体化した洋介がそう言葉を口にすると、
卓夫はニヤニヤしながら言うー。

「僕の家に不法侵入してるーって
 そう通報してもいいんだぞー?
 何なら…”アパートに知らない女が入って来てる”って通報してもいいー」

卓夫は”嘘の通報をする”と脅して
笑みを浮かべると、
女体化した洋介は険しい表情を浮かべたまま、
卓夫を見つめるー。

卓夫は、そんな洋介に対して、
「ー”男”に戻る方法はないから諦めろ」と、そう言葉を口にした上で、
液体の入った小さな容器を手に、笑みを浮かべるー。

「この女体化薬を飲んだら、もう男には戻れないー。
 だから、笹田ちゃんは僕の女になるしか道はないんだー」

卓夫はそう言葉を口にすると、
「ほら、そこにチャイナドレスとかバニーガールの服とかあるから、
 着ろよー。そして僕にご奉仕しろー
 そうすれば笹田ちゃんのことも可愛がってやるー
 うひーひひひひひ」と、奇妙な笑い声を上げるー。

「ーーふ、ふざけるな!!!
 お、俺はー…俺は絶対にお前の思い通りになんてならない!」

自分と同じ目に遭ったはずなのに、
卓夫に屈して、メイド服を着て
嬉しそうにしている梓を見て
「俺はそんな風にはならない!」と、そう叫ぶと、
そのまま部屋から立ち去っていくー。

がー、卓夫は余裕の表情で、
かつて自分が女体化させた206号室の住人ー、
今は梓と名乗っているその女を抱き寄せると、
「必ず手に入れるーへへー」と、そう言葉を口にしたー。

彼にとって、近くに引っ越して来た人間に女体化薬を飲ませて
女体化させるのはー、
新しい美少女フィギュアを買うのと同じような感覚でしかないのだー。

そしてー、”元に戻す方法”は、
卓夫自身も本当に知らないー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

女体化した洋介は、必死に元に戻る方法を探したー。

けれど、元に戻る方法は見つからなかったー

執念の調査で、
”卓夫が使っていると思われる女体化薬”を発見したものの
そこに記述されていたのは
洋介にとっては”絶望”しかない記述だったー。

何故ならー、
”一度本商品を使用した場合、元に戻ることはできません”と、
ハッキリとそう書かれていたからだー。

女体化した洋介は、しばらくそのまま何もする気力も起きなかったー。

大学に事情を説明しようとしたものの、
やはり、”俺が洋介なんです”などと、信じてもらうことはできなかったー。

彼女の菜々とも疎遠になってしまいー、
バイト先にも行くことはできなくなってしまったー。

どうすることも出来ない状態ー。
打つ手のない状態ー。

ただ、それでもー、
女体化した洋介は、絶対にあの隣人…卓夫に屈するつもりなどなかったー。
卓夫になど、絶対に屈しはしないー。

元に戻ることができないのであればー、
大学生活も、バイトも、彼女との日々も取り戻すことができないのならばー

「ーーーー」
女体化した洋介は”復讐”を決意して立ち上がるー。

”復讐”の方法はーーー……
簡単だー。

人の命を奪ったり、暴力を振るったりするつもりはないー。
どんなクズのような人間が相手だったとしても、
洋介は”それはしない”と決めているー。

ただー…
復讐の方法は、復讐相手である卓夫自身が教えてくれたー。

「ーーー」
卓夫の部屋のインターホンを鳴らすと、
すっかり疲れ果てた表情で、
「ーーもう、俺に行く場所がないー」と、そう言葉を口にすると、
「ーお前のせいで、バイトも失ったし、大学ももう行けないー」と、
そう続けるー。

だから、言われた通りにするから
俺の面倒を見て欲しい、と、そう言葉を口にする女体化した洋介ー。

「ーへへへへ 賢い判断だなぁー 笹田ちゃん」
ニヤニヤしながら、隣人の卓夫が外に出て来ると、
そのまま女体化した洋介は部屋の中に招き入れられたー。

巫女服を着せられて、キスをされて、胸を揉まれてー
乱暴に弄ばれていく女体化した洋介ー。

人生で一番の地獄のような時間だったー。
この先も、”この時間”を忘れることはないだろうー。

女体化した洋介は耐えて、耐えて、耐えたー。
自分が乱れ切るその瞬間までー。

そしてーー

”復讐のやり方は、お前が教えてくれたー”
女体化した洋介は内心でそう呟くと、
乱れ切った自分の姿を、鏡で確認してから、
突然「きゃああああああああああああ!」と、
部屋の中で大声で叫んだー。

”窓”はさっき、途中でどさくさに紛れて開けておいたー。

「助けて~~~!!」
「誰か~~!」
「やめてぇええええええええええ!」

と、わざと悲鳴を上げる洋介ー。

「ーな…何だよ急に!?静かにしろ!」
卓夫が驚いた様子で叫ぶー。

が、洋介はわざとらしく悲鳴を上げると、
そのまま”わざと”泣きながらアパートの廊下に飛び出して
悲鳴を上げたー。

202号室や201号室の住人が驚いて顔を出すー。

いや、他の階の住人たちもー。

女体化した洋介は
「この人に部屋に無理矢理連れ込まれて!」と、
泣きながら卓夫の部屋のほうを指さすと、
後から飛び出してきた卓夫が
「ち、違うっ!!おいっ!ふざけるな!」とそう叫ぶー。

”「僕の家に不法侵入してるーって
 そう通報してもいいんだぞー?
 何なら…”アパートに知らない女が入って来てる”って通報してもいいー」”

卓夫は、以前、そう言っていたー。

卓夫が教えてくれた”嘘の通報”ー。
そして、卓夫に与えられた”女体化した身体”ー。

その2つを使って、
洋介は卓夫に”復讐”を成し遂げたー。

卓夫はそのまま逮捕、連行されたー。

女体化した洋介は、206号室の梓から罵倒されたものの、
”救えない哀れな存在”を見つめる目で、
梓を見返すと、
そのままアパートから立ち去っていくー。

「ー俺は、これからどうすればいいんだろうなー…?」
復讐を成し遂げた、女体化した洋介は
そのままいずこかへと、立ち去っていくのだったー…

おわり

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コメント

最終回でした~!☆

隣人に一矢報いることはできましたケド、
元に戻ることはできませんでしたネ~…!

お読み下さり、ありがとうございました~!☆

「僕はあなたに女になってほしい」目次

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