26万アクセス記念!「憑依暗殺部隊 ~理由~」

憑依空間が「26万」アクセスを達成しました!
いつもありがとうございます!

毎日、執筆できるのは皆様のおかげです!

今回は記念短編
「憑依暗殺部隊 ~理由~」をお送りします。

-------------------------—-

ある日のこと。
任務を終えて、帰還した憑依暗殺部隊隊員・ベータが
廊下を歩いていると、同じく期間した隊員のガンマが
ベータを呼び止めた。

「--さっきの任務の、
 ベータさんが憑依した女子高生、凄かったですね」
ガンマが笑みを浮かべる。

ベータは立ち止まり、
女子高生で喘ぎ狂ったあの快感を思い出す。

「クク…だろ?俺も堪能したぜ。
 あんた清楚な子が、暴言はきながら、
 汚職警官をヤッちまったなんて
 思い出すだけで興奮するぜ」

ベータが言うと、
ガンマがベータの方を見て言った。

「--時々、羨ましくなりますよ。
 心から楽しそうで」

ガンマが言うと、
ベータは「お前は楽しくないのかよ?」と不思議そうに言う。

「いえ…ま、僕も楽しいですけどね…
 僕以上に、ベータさんは気楽そうだな、と」

ガンマの言葉にベータは笑みを浮かべる。

「ーーーまぁ…そうだな」
少しだけ切なそうな表情をしたベータに
ガンマは”いけないことを言ったかもしれない”と判断して
話を切り上げた。

「--じゃ、とにかくお疲れ様でした」
ガンマが自分の部屋に戻っていく。

憑依暗殺部隊はその任務の特性上、
本部で生活している。
あまり表ざたになってはならないためだ。

そしてー。
隊員たちは基本、それぞれの過去を詮索しない。

「---楽しそうに見える…か。」
ベータは自分の部屋に戻って呟いた。

「…そうじゃねぇと…”思い出しちまうからよ”」

ベータは自室の机に飾ってある
優しい笑顔の女子高生の写真を見つめたーーー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

数年前。

とある男子大学生は、
自室でエロゲーを遊んでいた。

「くひひっ…たまんねぇぜ」

そんな彼の部屋の妹が入ってきた。

「ゲッ!ノックぐらいしろよ!」
兄がそう叫ぶと、
妹は呆れた様子で言った。

「--あんた…、またエロゲー…」

最近は妹に「あんた」呼ばわりされている。

「いいだろ別に、やることはやってるんだからよ

 それよりよ、これだけどさ…」

兄はエロゲーについて、
熱く語り出した。

妹はあきれ顔で言う。

「全く…いくらエロの知識を深めたって
 何かの役に立つの?」

現実主義の妹が言う。

「---た、、立つって!
 そのうち!」

兄が言うと、
妹は失笑した。

「ーーーそのうち~?
 アンタのエロの知識が仕事に役立つなら
 私に見せてみなさいよ!

 そうしたら、またお兄ちゃんって呼んであげる」

妹が意地悪っぽく言う。
兄は「いつか呼ばせてやるぜ」とつぶやいて
時計を見た。

「やべっ!そろそろエロ仲間とゲームする時間だ!
 行ってくるぜ!」

兄は友達との約束を果たすために部屋を飛び出した。

「はぁ…」
妹は呆れ顔で、兄の部屋を見つめた。
エロゲーだらけだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夜。

「ふぅ~今日も燃え尽きたぜ!」
友人との遊びを終えた彼は、
自宅の方へと歩く。

その時だったー。

自宅の方向からサイレンの音が聞こえたー

「なんだ…?」
彼が慌てて走っていくとーーー

自宅はーーー

炎上していたーーーー

「---なっ…、、お、、おい!」
彼は必死に家へと飛び込もうとする。

通行人たちが「中に人が居る」と
叫んでいる。

彼は慌てて、炎の中飛び込もうとしたー。
だがーー
消防隊員たちに押さえられ、
燃えていく家を、、見ることしかできなかった。

「---くそっ!!どうしてーーー」

家はーーー
焼き尽くされた。

最近、近くで多発していた不審火ー。
その犯人が金目当てで男の家に侵入し、
一家を殺害したあとに、
火をつけて逃走したのだー。

彼は、、
家も、妹も、母も、父も、エロゲーも失った。

「ーーーそのうち~?
 アンタのエロの知識が仕事に役立つなら
 私に見せてみなさいよ!
 そうしたら、またお兄ちゃんって呼んであげる」

兄は妹との最後の会話を思い出して涙したー。

「くそっ…
 エロゲーなんて、、もうやらねぇから、戻ってきてくれよ…」

彼の目を涙が伝うー。

しかし、同時に彼の中の怒りが爆発した。

それから1年。
大学を止めた彼は、未だに捕まらないその犯人の行方と素性を
調べ上げた。

ーー彼は復讐しようとした。

自分の手で、妹のカタキをとると。

そしてー
その強盗犯の住む家に忍び寄った
その時だった。

ーー女子高生がその男の家から飛び出してきた。

その女子高生は返り血を浴びているー

「---!?」
男は身構えた。

「--ーーー」
女子高生が冷たい目でこちらを見ている。

「--な、、何だお前は…」
手袋をした怪しい姿で彼は、その女子高生に問いかけると、
その女子高生は答えた。

「お前こそー何だ?」  と。

彼は「い、、、いや、別に…」と誤魔化そうとした。

しかし女子高生が殺気を漂わせて
”素直に答えろ”と冷たく言い放ち、
それに気圧された彼は全てを自白した。

1年前、家族を殺害して、放火までした男を
殺すためにここに来たのだと。

それを聞いた女子高生は、首を振って呟いた。

「その男ならー数分前、私が毒殺したー」

と。

意味が分からず驚く彼は、
その女子高生に興味を持った。

色々尋ねる彼。

すると女子高生は言った。

「ついてくるかー?」  と。

これがー
憑依暗殺部隊ベータとアルファの出会い。

本部に案内されたベータは、そのまま憑依暗殺部隊に入隊した。

女に憑依して、悪人を暗殺するー

”エロを生かせる仕事”

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「---あったじゃねぇか…エロの知識を生かせる仕事」
ベータは妹の写真を見ながら呟いた。

妹と同じぐらいの年頃の少女に憑依するとき、
彼はいつも妹を思い出す。

もっと、妹に何かしてやれば良かった、と。

エロゲーに夢中で、あまり兄らしいこともしてやれなかった。

だから、彼はそんな後悔の念を消そうと、
少女の体で、精一杯楽しむー
そうでないと、自分が押しつぶされてしまいそうだからーー

もちろん、自分自身も楽しいのだけれどもー。

ベータは今一度写真を見て妹の言葉を思い出す。

「ーーーそのうち~?
 アンタのエロの知識が仕事に役立つなら
 私に見せてみなさいよ!
 そうしたら、またお兄ちゃんって呼んであげる」

「…あの世に行ったら、お兄ちゃんって、呼んでもらうからな」

そう言うと、ベータは少しだけ微笑んだ…。

おわり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

憑依暗殺部隊一の欲望男、ベータさんの過去を
書いてみました。

元々エロだったのですね^^

PR
憑依<憑依暗殺部隊>

コメント