27万アクセス記念短編!「尿意暗殺部隊~映画館の任務~」

憑依空間が27万アクセス達成です!ありがとうございます。
引き続き頑張ります!

今回の記念短編は
尿意暗殺部隊~映画館の任務~です。

近日書く予定の憑依暗殺部隊VSダーク・ミストに
”尿意”暗殺部隊も登場するので、おさらいの意味もこめて…(笑)

以前の尿意暗殺部隊はこちらでどうぞ!

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尿意(にょうい)暗殺部隊。

憑依暗殺部隊とは別に組織された舞台。

オメガとシグマ、2人の隊員で構成された舞台で、
シグマは、人間の尿道に憑依し、尿意を刺激する役割を持つ。

そして、尿意を刺激された人間が、トイレに駆け込んできたところを、
隊員のオメガが襲撃、
人間を球体のようにしてしまう力で球体化し、そのままトイレに流し、
暗殺対象を葬り去るのだ。

証拠は、一切残らない。

そんな彼らが、上層部から呼び出しを受けていた。

「--へぇ、、悪徳社長の息子…ですか」
大柄な隊員のオメガが言うと、
上層部の男は頷いた。

「…あぁ、だが、暗殺依頼が入っているのはその男ではなく、
 その男の彼女・沖 由紀子(おき ゆここ)だ。」

モニターに可愛らしい女子高生が映し出される。

「ケケッ…どうしてまた?
 悪徳社長の息子を処理すれば済む話なんじゃないんですか?」
小柄な男、シグマが言うと、
上層部の男は頷いた。

「私にもよく分からんのだがな…
 とにかく”彼女”のほうを始末しろと、そういうことのようだ」

尿意暗殺部隊や憑依暗殺部隊に指令を下しているこの男は
この国の”暗部”の中心人物ではない。
あくまでも、中間管理職。

それゆえ、知らされていないこともある。

だが、依頼主にとって、悪徳社長の息子の”彼女”を始末
することに意味があるらしい。

この由紀子という子には、何の黒い履歴もなかったのだが、
何か事情があるのだろう。

「--お任せ下さい」
尿意暗殺部隊のオメガは頭を下げた。

”女性”を始末する任務には
アルファ率いる憑依暗殺部隊ではなく
オメガ率いる尿意暗殺部隊が動員されることが多い。

憑依のほうは、女性に憑依して暗殺を行うこと、
そして人数が多いことから、
少人数の場合は、相手が女性の場合は、尿意の方の出番となる。

この組織が抱える暗殺部隊は複数存在する。
基本、互いの存在をしらない。
オメガも、”憑依暗殺部隊”のことしか知らない。

他の隊員たちは知らないが、
オメガと、憑依暗殺部隊のアルファは互いのことを”知っている”

「---さて…やるか」
オメガはそう呟いた。

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とある映画館。

休日の今日は、暗殺対象の女子高生 沖 由紀子と、
その彼氏がデートで映画を見に来ていた

由紀子と彼氏は、楽しそうに微笑みながら
手をつないで映画を見ている。

しかし…
由紀子の尿道には、既に尿意暗殺部隊のシグマが憑依していた。

「へへっ…可愛い子の尿道…たまんねぇな」
シグマが尿道の中でそう呟く。

小柄で細目な彼は
人の体内、臓器や尿道に憑依する力を持つ。

そして、尿意を刺激するのだ。

「くへへっ…このニオイ…たまんねぇぜ」
完全に変態なシグマはそう呟くと、由紀子の尿意を刺激した。

「・・・・・・」
由紀子がもじもじ落ち着かない様子を見せ始める。

(やだ…こんなときに・・・
 映画の前にトイレ行ったのに…)

由紀子が、落ち着かない様子でそわそわする。

「--ふふ…映画中にトイレなんか行きたくねーよな・・・
 でもよ…
 オメガ隊長がトイレでお前を待ってるんでな!」

シグマが尿意をさらに刺激すると
由紀子は「んあっ…」と声を漏らした。

そしてーー

(だめ…もれちゃう…!)

由紀子は彼氏に小声で伝えた。

「ごめん…ちょっとお手洗いに…」

頷いた彼氏を残して、ひとり劇場を後にして
お手洗いに走る。

「あっ…」

シグマがさらに尿意を刺激すると、
由紀子は少しだけ漏らしてしまう。

「うう…なんなの急に…」
由紀子がスカートを抑えながらトイレにかけこむ

「へへ…楽しませてもらったぜ」
シグマはそう呟いて、由紀子から離脱した。

トイレに駆け込んだ由紀子の前に、
突如、大柄な男ー
オメガが姿を現した。

「ひっ…」

変質者かと思い、由紀子は恐怖の表情を浮かべる。

思わず、しりもちをついて、
声も出せず怯えている。

恐怖で由紀子は失禁してしまった。

「---おや」
オメガがそういうと、
由紀子に手をかざした。

すると、由紀子の体がゴルフボールのように小さな
球体になりー、そこに顔だけが浮かび上がっている。

「いやああああああああ!」
由紀子の悲鳴が聞こえる。

オメガはその球体を手に持ち、
笑みを浮かべた。

「任務なんでなー」

そう言うとオメガは、近くの便器にボールになった由紀子を
投げ入れた。

「眠れー永遠に!」
オメガはそう呟くと、トイレのレバーを引き、
由紀子は流されていった。
永遠の闇にー。

この方法なら、対象は100パーセント溺死する。

「---」
オメガは目をつぶる。

彼は、かってアルファの元で暗殺の訓練を受けたこともある。
いつか、憑依暗殺部隊隊長のアルファを超えたいと、
そう、心の中でアルファのことを目標としている。

少しでも、自分は彼に近づけているのだろうか。

オメガはそんな風に思いながらその場から姿を消した。

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後日。

「オメガ隊長、呼び出しですぜ」
隊員のシグマが言う。

「ほうー」
オメガが立ち上がり、呼び出された場所に向かおうとする。

「--何でも今回は、とても危険な人物の処理を行って欲しいそうで。」
シグマが言うと、オメガが「どんなやつだ?」と尋ねた。

「--井澄ミスト、とか言う
 17歳の女子高生らしいですぜ」

シグマが言うと、オメガが失笑した。

「危険な人物が17歳女子高生?
 クク…笑わせてくれる」

オメガは、バカにしたような笑みを浮かべながら、
上層部の男がいる部屋へと向かったーーー

おわり

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コメント

後日書く予定の
憑依暗殺部隊VSダーク・ミストに続くお話として
書いてみました!(笑)

2つの部隊が召集され、
井澄ミスト様に挑むようです。

果たして・・・

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