お店にやってきたボロボロな服装の男はー
突然”試着したい”と店員に声を掛けたー
しかしー
男が”試着”したいのは、洋服ではなく、
店員そのものだったのだー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
ギャルのような風貌の店員・帆乃が、
女性店長の明子の胸を揉みながら笑っているー
「ーーな、なにするの…!?やめて!」
明子が悲鳴を上げるー。
「ーーいいじゃん いいじゃん
あたしたち、女同士なんだからさぁ~」
帆乃が涎を垂らしながら笑うー。
ギャルのような風貌ーー
とは言え、帆乃は普段からこんなことを
しているわけではない。
今の帆乃は、
店に突然やってきたホームレス風の男・満男に
皮にされて、”試着”されているのだー
「ーーほら、あたしの胸も揉んでみなよ」
帆乃が言うー
すっかり怯えた様子の明子は
「え…??え…???」
と、混乱しているー
「ーーどんな風に”この洋服”が感じるのか
試したいんだよぉ~!
ほら、あたしの胸を揉めよ!」
明子に近付いて、帆乃が脅すような口調で言うー。
「さ、、沢木さん…ど、ど、、どういう…つもり?」
明子の言葉に、帆乃は
「いいから俺の胸を揉めよ!」と大声でどなり声をあげたー。
「ひっ!?!?!?」
帆乃が”俺”と言ったことに気づけないぐらいに
怯えてしまった明子は、言いなりになって
帆乃の胸を触るー。
「ーーげへへへへへへ」
ニヤニヤする帆乃ー
ビクビクしながら帆乃の胸を触る明子を見て
興奮を抑えられなくなった帆乃は、
明子を抱き寄せて、そのままキスをしたー
「むぐっ…!?」
明子は戸惑いながら、
「お、、お客様がいるから!」と必死に
帆乃を引きはがそうとするー。
しかし、帆乃は舌を絡めてきて、
激しいキスをさせられてしまうー
「ーー…あ、、あの…っ!」
その時だったー。
客の一人が、店内でキスをしている店員二人ー
明子と帆乃に声を掛けてきたー。
「んだよ うっせぇな」
明子を突き飛ばして、帆乃が反応すると、
そこにいたのは、さっきの臆病そうな雰囲気の女性客だったー。
「ーーあ~~ぁ、さっきトイレの前で話しかけてきた人ね。
なんだよ?」
帆乃が、適当に対応すると、
「ーーい…いえ…こういう服…ないかなぁ…って…」
と、その女性客がスマホで写真を見せてきたー。
どうやら、自分が探している服の場所を
質問したい様子だったー。
「あ~~、なるほどね。」
帆乃は気の弱そうな女性客が
店員に、欲しい商品の場所を聞こうとしていたことを知り、頷くと、
「おい」と、店長の明子に声を掛けるー
すっかり怯え切ってしまった明子が反応すると
「ーお前、店長だろ?案内してやれよ」と、
笑いながら帆乃が言い放ったー
明子は震えながら、「ご、ご案内しますー」と
女性客に言うと、そのまま女性客と会話しながら
立ち去っていったー
「ーへっへへへへへへ」
帆乃はそのままレジに足を乗せて
椅子に座ると、
「ギャルっぽい格好だけあっておしゃれには
気を遣ってるんだろうなぁ~」
と、帆乃の綺麗な足をイヤらしい手つきで
撫で始めたー。
「ーーふへへ…たまんねぇな この生足ー」
そう呟きながらも、帆乃を”試着”している
満男は冷静に帆乃の身体を”レビュー”し始めたー
身体つきはAー
声がCー
顔はBー
脚はSー
胸はAー
感覚全般はBー
謎の”独自評価”で帆乃を採点すると、
「声がちょっと、いかにもギャルすぎてなぁ~」と、
首を振ったー。
あとメイクが濃すぎるー、
そう呟いた帆乃は、先ほどの真由梨の”評価”も行うー
A、A、A、A、B、Bーー
ってところかー。
満男は「いい服だが、及第点ってところだな」
と、呟くー。
評価基準も、評価項目も意味不明な
独自の評価を頭の中で呟いた帆乃は
店長の明子が戻ってくるのを待ったー
「次は店長の試着だな」
とー。
店長が怯えた様子で戻ってくるー。
「ーーお!ごくろーさん!」
帆乃が、手をあげて言うと、
明子は「ほ、、本当に…どうしちゃったの…?」と不安そうに
呟いてからー
「あ、そうだ…わたし、川峯さん探してくるねー」
と、帆乃の前から立ち去りたいのか、
最初に男が皮にして、今はトイレの清掃用具が
置かれた場所に放置されている真由梨を
探しに行くと言い出したー。
「ーーあ、その前に!」
帆乃が手を叩いて言うー。
「ーえ?」
明子が不安そうに帆乃の方を見つめるー。
「ーーあたし、試着したいんだけど」
帆乃が明子の方に近付きながら笑うー。
「し…試着…なにを?」
明子の不安がさらに膨れあがるー
そんな明子をあざ笑うかのように、帆乃は即答したー
「ーーお前」
明子を指さしながら、帆乃はそう言い放つー。
「ーーー…え…???」
明子は返事をすることすらできなかったー
”お前を試着したい”
などと突然言われても
”意味がわからない”
としか、言いようがないのだー。
戸惑っている明子に、帆乃は容赦なくマチ針のようなものを
刺すと、そのまま明子は、何が起きているのか
理解できないまま”皮”になったー。
堂々と店内で明子を皮にした帆乃は、
試着スペースに明子の皮を持っていき、
その中で帆乃から明子に着替えたー。
”皮にする場面”は別に見られても構わないー。
誰かが目撃したところで、どうやって”皮”にしたかなど
分からないだろうしー
さっきの場合、仮に店内の誰かが見ていても
犯人として疑われるのは、当然、ギャル店員の帆乃だー。
満男ではないー
だが、”着替え”の瞬間は見られるわけにはいかないー
「ーーふふ」
店長の明子に着替えた満男は、
「やべぇ足だな…」と、笑みを浮かべるー。
黒タイツに包まれている足を見て
イヤらしい笑みを浮かべた明子はー
”タイツの上からでもわかるぜ…
滅茶苦茶スタイルいいじゃねぇか”と、笑うー。
モデル歩きをしながら、店内の死角になる部分に
歩いて行った明子は、胸を揉み始めるー
「ん~~~~っ…♡
感じ方と胸は、他の”服”のほうがよかったかな」
さっきまで怯えていたのが嘘かのように笑う明子ー
明子はそのまま近くの椅子に座って
黒タイツに包まれた足をあげて、
それをイヤらしい手つきで触り始める
「ふぅぅぅぅふふふふ♡」
涎が垂れてしまいそうになりながら笑う明子ー
「ーーやっべぇ…足… すげぇ…」
語学力を失いながら明子がひたすらタイツの上から
足を撫でまわすと、
「この美脚の破壊力…たまんねぇな」
と、笑みを浮かべるー。
「ーーこんな綺麗な足は、ちゃんと見せてあげねぇとな」
そう呟くと、試着スペースに入って黒タイツと、程よい長さの
スカートを乱暴に脱ぎ捨てると、
大胆に生足を晒したショートパンツに着替えて、
そのまま店を歩き始めたー
モデルのように歩き、客に美脚を見せつけていく明子ー
「ーー(ククク やべぇ…みられる快感がたまらねぇ)」
明子はドヤ顔で店の中を歩き回ると、
最後にカウンターに置いてある椅子に座ってー
脚を大胆にカウンターの上に乗せたー
「ーへへへ…視線が釘付けだぜ」
明子の”評価”も始める満男ー
身体つきはA
声がB-
顔はBー
脚はSSー
胸はCー
感覚全般はCー
ってところかー
満男が笑みを浮かべると、
「でもこの足はやべぇな…」と、ニヤニヤしながら
生足を触り続けるー。
そんなー
明らかに異様な行動をしている明子の近くに
さっきの気の弱そうな女性客がやってきたー。
「あの…」
さっき明子が案内していたこの若い女性客はお目当ての商品を
見つけたらしく、レジの方にやってきたのだー
”この女も、なかなかよさそうだなー
店員じゃねぇけど、試着するか”
満男はそう思いながら、その女のほうを見つめたー。
そしてーー
「ーーあ、お客様!”試着”をひとつ忘れております」
明子が言うと、
女性客は首を傾げたー
「ーーえ?どういうことですか?」
とー。
「ふふふふ どうぞこちらへ」
気の弱そうな女性客を強引に試着スペースの方に誘導していく明子ー
「ーーーえ…?ちょ、ちょっと…何ですか?」
戸惑う女性客ー
試着スペースに連れ込んだ女性客に対して、明子は笑みを浮かべるー
「いやぁ…”この足”すごくね?」
明子は自分の足をニヤニヤしながら触るー
「え…??な、、何を言ってるんですか?」
女性客の戸惑う様子を見て、明子は満足そうににやにやすると、
「ーー外から見る足もエロいけどさ、
実際に自分が身に着けてみないと分からないことも
たくさんあるんだよなぁ~?
その点、人間も洋服と同じだよな」
と、語ったー
表情を歪める女性客ー
「はははっ ”俺”の言ってる意味がわかんねぇか」
明子が”俺”と言ったことに険しい表情を歪めるとー
明子がぱっくりと割れてー
中から男が出てきたー
大人しそうな女性客は戸惑った様子を浮かべながら
明子の中から出てきた男ー・満男を見つめるー
「ははははは!驚いて声も出ないか。
俺が次に試着するのはー
”お前”だよー」
満男はそう呟くと、マチ針を手にして
女性を皮にしようとするー
「え…え…ど、、ど、、どういうことですか?」
女性客が震えながら言うー。
満男は、笑みを浮かべたー
「まぁいい”お洋服”になってもらう前に教えてやろうー」
マチ針を愛おしそうに見つめる満男ー。
「ーー”これ”を刺すと、刺された人間は
たちまち、皮になってしまうんだー」
汚らしい風貌の満男がニヤニヤしながら言うー。
満男が汚らしい風貌なのは
金がないからではないし、
ホームレスだからでもないー。
”他人を着ていれば”
自分の容姿など、どうでもよいからだー。
「ーーそ、、そ、、そ、、そんなもの、あるわけがー」
女性客が泣きそうになりながら言うと、
「あるんだよ」と、満男は笑いながら言うー。
「ーーこれが、何よりの証拠だろ?」
皮になった明子を掴みながら、笑みを浮かべる満男ー。
「ーーさっきまで接客をしていた店長さんが、
こ~んな風にペラペラだぁ
そして、俺がこの女を着ればー
いつでも俺はこの女になることができるー」
満男の言葉に、
震える女性客ー
「ーーへへへ 俺はさ、元々海外の商品を輸入する
雑貨メーカーに勤務していたんだけどさ。
その時に、見つけたんだー
海外の怪しい中小企業がこれを作ってるのをなー。
俺は会社に報告せずに、そのままその企業と直接取引をしてー
これを手に入れたー。
確か会社名はー」
ニヤニヤしながら語る満男ー。
唖然として震えている女性客を見てー
「おっとー。そんなことはどうでもいいか」
と、笑う満男ー
「もーー、、、元に、、戻る、方法はー?」
泣きながら言う女性客ー
「ーーあ?元に戻る?
あぁ、服になった女を元に戻す方法ー?」
満男はそれだけ言うと、
凶悪な笑みを浮かべたー
「ーそんな方法、知るかよー。」
とー
「ーーいらなくなった”お洋服”は
燃えるごみの日に、ポイ、さ へへへへへへ」
女性客が目を見開くー。
「ーー誰も気づきやしねぇよ。
まさか行方不明になってる人間が
”皮”にされてるなんて、
想像もしねぇだろ?
今までにー
そうだなぁ、”何着”ぐらい捨てたかなぁ?
何も知らずにゴミ収集車もいつも、
女の皮を回収してるぜ?へへへ」
己の欲望を満たすためならー
誰が犠牲になろうと構わないー
満男は、そんな人間だったー
「ーーさぁ、試着させてもらうぜ」
満男はそう言うと、マチ針を手に、凶悪な笑みを浮かべたー
③へ続く
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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次回が最終回デス~!
試着男の恐怖から逃れる方法はあるのでしょうか~?
続きはまた明日デス!
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