<皮>俺が試着したいのはお前だよ①~来店~

高級な洋服やアクセサリーなどを
取り揃えるお店に、
”不釣り合いな男”がやってきたー。

その男の目的とは…?

・・・・・・・・・・・・・・・・

とある洋品店ー

店内で取り扱われている洋服やアクセサリーは
比較的高価なものが多く、
客層もそんなお店の雰囲気と一致するような、
上品な感じの客が多いそのお店ー。

だがー
店員の植村 明子(うえむら あきこ)は、
”警戒心”を露わにしていたー。

明らかに”場違い”な客がお店に
やってきていたからだー。

別に、場違いな客がお店にやってくること自体は
悪いことではないー。

しかし、その客はー
髪や髭がまるで仙人のように伸びー
服は、数か月も放浪していたかのようにボロボロー

明らかに”普通”な雰囲気ではなかったのだー

店内で他のお客さんの案内をしていた
若い女性店員の川峯 真由梨(かわみね まゆり)も
その男性客に違和感を感じて、
気にしながら、他の客の案内を続けていたー

お店の店長を任されている明子が、
”何事もなければいいけど”と、
心の中で呟くー。

そんな風に店員たちが思っていると、
若い女性店員の真由梨にその男が声を掛けてきたー

「ーー試着したいんだけど」
とー。

「ー試着でございますか?」
真由梨は戸惑いながら答えるー

「ーーあぁ」
男は、ニヤニヤとしながら答えたー。

「試着スペースはどこだ?」
男は、礼儀というものを知らない様子で言うー。

真由梨は困惑しながらも、
試着スペースの方に男を案内していくと、
男はそのまま試着スペースの方に入り込んでいくー。

だがー
男は何の服も持っていないー。

”試着したい”と言っておきながら
”何も持たずに試着スペースに入っていく”とは
いったいどういうことかー。

真由梨が不審に思い、今一度声を掛けるー。

「あの…
 失礼ですが、どちらを試着なされまs-ー」

それを聞こうとした言葉の途中でー
真由梨は突然、男に腕を掴まれて、
試着スペースの中に引きずり込まれたー

「ーー!?!?!?!?」
真由梨と男が、狭い試着スペースの中で
密着状態になるー。

「ーーひっ!?」
口をふさがれる真由梨ー

男はニヤニヤしながら
「俺の服がどうしてこんなにボロボロなのか気になるか?」
と、呟くー

なんとか悲鳴を上げようとする真由梨ー。
今、男がいる試着スペースは、レジからは少し離れていて
他の店員からの死角になってしまっているー

なんとか、助けをー。

「ちょうどさ、さっき”今まで着てた服”が
 ダメになっちゃったからさ。」

男はさらに続けるー。

「ー髪と髭がどうしてこんななのか、気になるだろ?
 へへへへ…
 ”お気に入りの洋服”を着てると、つい
 自分のこと忘れちゃうんだよなぁ
 洋服に夢中になりすぎちゃって、さー」

男の言葉の意味が分からないー。
この男はいったいー

真由梨が驚いたような表情で、男のほうを見つめると
男は「ー俺が何を試着しようとしているか、分からなくて困ってるって顔だな」と、
笑みを浮かべたー。

そしてー
男は、真由梨の耳元で狂気の言葉を囁いたー

”俺が、試着したいのは、お前だよー”

とー。

「ーー!?!?!?!?!?」
真由梨は、この男が痴漢だと判断して、
慌てて振り払おうとしたー。

しかしー
男は痴漢などではなかったー。

もっと、危険なーーー

ポケットからマチ針のようなものを取り出した男は
プスッ、と真由梨の首筋にそれを刺したー

「ーーえ…???」
次の瞬間ー
真由梨の身体からまるで”空気”が抜けるかのように
しぼんでいくー

「ーーえ…ぁ…」
何が起きたのか理解できないまま、
あっという間に真由梨は”皮”になってしまったー。

まるで、脱ぎ捨てられた洋服のように
試着スペースの床に落ちている真由梨ー

それを手に、男は「さぁて…お着替えお着替え」と、
不気味な笑みを浮かべたー

男の名はー
佐々本 満男(ささもと みつお)ー

彼は、ホームレスのような風貌をしているが
ホームレスではないー
彼は”自分の容姿”に無頓着なのだー。

無頓着なのにも理由があるー。

彼には
”自分の容姿を整える必要”などないのだー。

何故ならー

「ーーークク」
試着スペースから出てきた真由梨は、腰に手を当てながら
自信に満ち溢れた表情で周囲を見渡すー。

「ーー背が高くてスタイルがいい女を”着る”と
 視点も違うなー」

そう呟きながら、店内を歩き出す真由梨ー。

佐々本 満男は、
”人を皮にすることができる特殊なマチ針”を持っているー
それを使って、お気に入りの人間を見つけては”皮”にして、
そして”着て”いるのだー。

だから、自分の容姿にこだわる必要などまったくないのだー。
皮を着ている間は、感覚や声など、あらゆるものが
その”着ている相手のもの”になるー。

自分本体の髪がいくら伸びていようと、いくら髭が
生えていようと、
他人を皮にして着込んでいる限り、
そのようなことは関係ないのだー。

何もかもが”着た”相手の身体になるのだからー。

「ーーー大丈夫だった?」
店長の明子が不安そうに声を掛けてくるー

「ーー大丈夫?何がですか?」
真由梨はクスッと笑いながらそう答えると、
「ーーあ、ううん。さっきのお客さんに何か
 声を掛けられているように見えたからー」と、
明子が説明するー

真由梨は「ふふ 大丈夫ですよ」と笑みを浮かべながら答えると、
ギャルっぽい風貌の女性店員・沢木 帆乃(さわき ほの)が
「ーーめっちゃやばいのいたよね!?」と、笑いながら会話に加わってくるー

「チッ」
思わず小声で舌打ちをした真由梨ー
だが、その舌打ちは他の二人には聞こえなかったようで、
店長の明子とギャルっぽい店員の帆乃はそのまま会話を続けているー。

「あ、わたしちょっと、トイレ行ってきますね~!」
真由梨は、そんな二人に対してそう言い放つと、
そのまま女子トイレの方に駆け込んだー。

女子トイレの個室に入ると、
程よいネイルが施された指を見つめて、
ニヤニヤと笑みを浮かべる真由梨ー。

「ーーふぅぅぅぅぅぅ~~~…綺麗な指だなぁ」
ニヤニヤしながら、指を1本1本ちゅぱちゅぱと舐めていく真由梨ー。

「ーへへへへ…身体の動きも悪くないー
 次の”洋服”はこの女で決まりかなぁ」
真由梨はそう呟きながら、足を
広げて、スカートの中に手を突っ込むー

「えへへへへへへ…ふへへへへへへ
 どうだい?試着されてる気分は?」
真由梨を乗っ取っている男は、ご機嫌そうに
真由梨に対してそう呟くー。

「ー嬉しいかい? 嬉しいよぉ」

「ー俺みたいなやばいやつに乗っ取られて嬉しいのか?

 ー嬉しいですぅ」

一人二役を演じながらゾクゾクする真由梨ー

やがて真由梨は、一心不乱にアソコのあたりを
いじりだすー。

仕事熱心な真由梨を着こんで、
仕事をさぼらせ、しかも職場の女子トイレの中で今、
一人でエッチをさせようとしているー

「ーーふへへへへへ…ふへへへへ…♡」

「ーーーあぁぁぁ…この子、声もいいよな」
真由梨が、満面の笑みを浮かべながら
さらに気持ちよくなっていくー

「ーーわたしはお洋服ー」
「ーーわたしは洋服ーー」
「ーーわたしは洋服… んんっ♡」

自分のことを洋服と言わせることで、
まるで人間の尊厳を踏みにじっているような感じになり、
真由梨は嬉しそうに笑みを浮かべるー

やがて、女子トイレの中で一人、奇妙な動きをしながら
そのままイってしまったー

だがーー

「ーーま、、真由梨…?」

「ーーーあ」
真由梨を乗っ取った男は、ついトイレの個室の鍵を
閉めることなく、エッチなことをしてしまっていたー

その結果ー
”トイレに行ってきます~!と立ち去った真由梨が
いつまでも戻ってこないことを心配した
ギャル風の店員・帆乃がこうしてトイレまで
見に来てしまったのだー。

イッた直後の光景を見られてしまう真由梨ー。
ギャルのような雰囲気の帆乃は
顔を赤らめて唖然としているー

「ーーそんな見た目なのに、随分恥ずかしがり屋なんだな?」
真由梨がクスッと笑いながら言うー。

いつもと全く違う雰囲気ー
まったく違う口調の真由梨に、帆乃は
困惑の色を露わにするー

「ーーえ…ちょ…や、、やばっ…」
唖然とした表情で帆乃がそう呟くー。

「ーーん~~~”ギャル”を着るってのも悪くないかなぁ」
真由梨がニヤニヤしながら言うと、
帆乃な「え…あ、、あんた…何言ってんの…?」と、
不安そうな表情を浮かべるー。

「ーーーん~~?こういうお店に来たら
 色々”試着”するのが基本だろ?」

真由梨の言葉に、
帆乃は表情をひきつらせながら

「さ、さっきから何言ってるか、全然分かんないんだけど…?」
と、首をかしげるー

「”どの服を買って帰るか”色々試着してるんだよ。
 わからねぇか?わからねぇよな」

真由梨の口調が男言葉であることに違和感を感じながら
帆乃は「わ、、わけわかんない」と言って
立ち去ろうとするー

「店長に報告しとくから」と、少し不快そうに呟く帆乃ー

「ーーおい待てよ!」
真由梨が叫ぶー。

帆乃が振り返るとー
真由梨の顔が真っ二つに割れてー
中から”男”が姿を現していたー

まるでホームレスのような風貌のー
さっきまでお店でウロウロしていた男がー

「ーーま、、真由梨…!?ひっ!?」
トイレの床に尻餅をついてしまう帆乃ー。

真由梨が真っ二つに割れて中から
汚らしい男=満男が出てきたー。

この光景に、帆乃は悲鳴を上げられずには
いられなかったー

「ひひひひひ…そんなにビビるなよぉ」
満男はそう言うと、
「言っただろ?”試着”してるって」
と、笑うー。

「ーーまぁ、俺が試着しているのは
 洋服じゃなくてー
 お前ら女だけどなぁ」

不気味な笑い声をあげる満男ーー

「ーーーひっ…!?」
トイレの外に逃げ出そうとする帆乃に
マチ針を刺すとー
帆乃が苦しみながら、その場で”皮”になったー。

「ーーーーー」
皮になったままの真由梨を見つめるー。

「ーーま、俺の”一番”になれたら
 お前を着てやるよ」

と、呟くとトイレの清掃用具が入っている場所に
真由梨の皮を放り込みー
そのまま、帆乃の皮を身に着けたー。

「ーーいぇ~い♡」
鏡に向かってギャルがしそうなピースを
適当にしてみるー

「へへっ…あたしも着られちゃった~♡
 マジでゾクゾクするぅ~♡」
適当にギャルっぽい口調で、
頭のあたりがズレていないか調節すると、
帆乃は「よ~し!次の試着はギャルだ!」と、呟きながら、
そのまま女子トイレの外に歩き出したー。

トイレから出ると
「あの~~すみません」と、気の弱そうな若い女性に
声を掛けられたー

「ーうるせ~!俺は今試着中なんだよ!ば~か!」
帆乃の声でそう叫ぶと、戸惑う客を無視して
そのまま帆乃は店長の明子のところに向かうー。

「ーーあ、どうだった?」
店長の明子が帆乃の姿を見て微笑むー

「う~~~ん、川峯さんどこにもいないみたいですねぇ~!
 どこかでサボってるんじゃないですかぁ~?」

帆乃が言うと、明子は「そう…」と
少し心配そうに呟いたー

「ーーそんなことより~~!
 店長のおっぱいってマジ気持ちよさそう~~~♡」

乗っ取られている帆乃は、そう言いながら
突然明子の胸を触り、
急に胸を触られた店長の明子は「きゃっ!?」と声を上げたー。

「ーーへへ か~わ~い~い~ 声ですね!店長ぅ~?」
帆乃は表情を歪めながら明子の胸を再び触るー

「な、な、、何するの?!」
怯える明子を見て、
帆乃は「やべぇ…可愛いじゃん!」と、不気味な笑みを浮かべたー

②へ続く

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

恐怖の試着男…!
続きはまた明日デス~!

今日もありがとうございました~!

皮<俺が試着したいのはお前だよ>
憑依空間NEO

コメント

  1. む〜やん より:

    ギャルっぽい演技でピースしてるのほんといいですよね ニヤニヤしながら写った姿
    想像したらゾクゾクしてきた

    • 無名 より:

      む~やん様!ありがとうございます~!☆

      ギャルな子への憑依のお話も
      そのうち考えてみようと思います~★!

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