<入れ替わり>お前でヨシ!~宇宙編~前編

入れ替わりたい相手を指差して、
自分を指差すことでその相手と
入れ替わる能力を持つ男ー。

しかし、そんな力を持つ彼はとにかく
”後先を考えない性格”の持ち主だったー。

適当に、思いつきで入れ替わりを繰り返す男の
”その後”の物語ー…

お前でヨシ!の後日談デス!
先に本編を読んでくださいネ~!

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入れ替わり能力を持つ男ー、
田宮 雅文(たみや まさふみ)ー

彼は自分と、入れ替わりたい相手を順番に指差すことで、
その相手と入れ替わることができるという恐ろしい能力を
持っていたー。

が、彼は小さい頃から”場当たり的”に過ごしてきた
性格の持ち主で、
入れ替わり能力を手に入れてからも、
”その場の思いつき”で適当な入れ替わりを
繰り返して来たー。

入れ替わる対象に恨みがあるわけでもなく、
特に深い理由があるわけでもない。

本当に、その場その場の”思いつき”で
彼は入れ替わりを繰り返し、人々を
困惑させていたー。

しかし、そんな彼の行き当たりばったりの入れ替わりは
それなりに”上手く”行きー、
適当に入れ替わりを繰り返すからこそ、
入れ替わりに巻き込まれた人々が”彼の仕業”であることも
突き止めにくく、雅文は入れ替わりを繰り返しつつ
既に、”数百年”の時を生きていたー。

そして、人妻の身体で生活をしていたある日ー…
地球に”宇宙人”が飛来したー。

あまりにも急な予期せぬ展開ー。
地球の人類が、宇宙人の出現に大混乱に陥っている
状況の中、彼は人妻の身体を捨てて
宇宙人と入れ替わることを決意ー
そのまま宇宙人の女の一人と入れ替わったー

「ーーへへへへー
 母船の周りを一人でウロウロしてるなんてー
 間抜けな宇宙人だなー」

一見すると、人類と似たような雰囲気の
宇宙人の女の身体と入れ替わった
雅文は、満足そうにその胸を揉んで見せるー。

雅文に突然、身体を入れ替えられてしまった
宇宙人の女は、きょとんとした表情で
その場に立ち尽くしていたために、
無視してそのまま、少し離れた場所にまでやってきていた
宇宙人になった雅文ー。

そして、胸をしばらく揉むとニヤリと笑みを浮かべながら
言葉を口にするー。

「ーーん~~~?地球の女よりもちょっと、
 気持ちイイかな?へへー」
宇宙人の女になった雅文はそんなことを呟きつつも、
「ーーん~?いや、気のせいかもしれねぇなー」と、
そう言葉を続けるー。

人間でも、人によって触り心地や感じ方、
感覚ー、色々なものが異なるー。

よくよく考えて見れば、単にこの宇宙人の女も、
”そのぐらい”の違いしかないような感じもするー。

そんなことを思いつつ宇宙人の女になった雅文は
少しだけ周囲を見渡すと、
「よし、せっかくだし宇宙人の母船の中でも見学するか」
と、そう言葉を口にしながら、
「ーついでにいい感じの身体見つけたら適当に入れ替わりながら楽しませてもらうぜ」と、
そんなことまで口にして、ゆっくりと移動をし始めるー。

がー、その時だったー。

「ークィーン!こんなところにおられたのですかー?」
そう言葉を口にしながら、
宇宙人の男がやってくるー。

人間に似てはいるものの、
よく見ると、人間とは違う部分も確かに存在していて
相手が人間ではない、ということを改めて実感させられるー。

「ーーん??へ???何?」
宇宙人の女…”クィーン”と呼ばれた女の身体で、
雅文はきょとんとした表情を浮かべると、
「え?クィーン?」と、そう言葉を口にしながら
自分を指差したー。

その時だったー。

「ー地球人!わたしの身体を返しなさい!」
そんな言葉と共に、雅文が元々使っていた”人妻”の身体で
姿を現した”クィーン”は、
クィーン(雅文)に近付いて来ると、怒りの形相で
「ーわたしの身体をすぐに返すのよ!」と、そう叫ぶー。

しかし、クィーン(雅文)は
「へぇ~…あんた、宇宙人の中でも偉い人だったのかー」と、
少しニヤニヤしながらそう言葉を口にすると、
そのまま「ーねぇ」と、横にいた宇宙人の男に声を掛けたー。

「ーーえ?あ、はいー」
横にいた宇宙人の男は、まさか”自分たちの女王”と”地球人”の身体が
入れ替わっているなどとは夢にも思っていないのか、
戸惑いの表情を浮かべつつ、二人を見つめるー。

そんな男に対して、クィーン(雅文)は少しだけ笑うと、
「ーこの地球人は敵よ。処刑しなさい」と、女王っぽい口調を
勝手にイメージしながらそう”命令”するー。

その言葉に、雅文が元々使っていた人妻の身体になってしまった
”クィーン”は「ちょ、ちょっと!どういうこと!?!?」と、
そう声を上げるー。

「ーへへ~じゃあ、あとはよろしく」
クィーン(雅文)はご機嫌そうにそう言葉を口に
すると、そのまま宇宙人の母船らしきものの中に入っていくー。

「ーうぉぉぉぉなんかよく分かんねぇけどすげぇ」
クィーン(雅文)はニヤニヤしながら
まるで子供のように目を輝かせて
宇宙船の内部を観察していくー。

「しかし、すげぇなー、宇宙人ってー
 見たこともない訳の分からない機械ばかり並んでるしー」
クィーン(雅文)はそう言葉を口にすると、
そのまま宇宙船内を適当に徘徊し始めるー。

そしてー
その時だったー。

「ーーー!!!」
クィーン(雅文)は偶然通りがかった
別の宇宙人の女を見つめると、
「うぉぉぉぉぉぉ…美人…いや、宇宙美人!」と、
思わずそう叫んだー。

「ーーえ…?」
相手の宇宙人の女は、突然クィーンから
そんな言葉を掛けられて、心底混乱したような
表情を浮かべると、
「ど、どういう意味ですかー?」と、
そう言葉を口にするー。

が、クィーン(雅文)は、
今自分が使っている身体よりも”可愛い”身体を見つけたことで
いつものように後先考えずに、その宇宙人の女に指を指すと、
「お前でヨシ」と、そう言葉を口にして、
自分を指差し、その身体を入れ替えてしまったー。

「ーーーえっ…?えっ…!?えっ…!?
 こ、これはー…?」

クィーンの身体になってしまい、心底戸惑った様子の
宇宙人女性ー。

そんな相手を見つめながら、
「ーへへへへへー地球の外にもやっぱ可愛い女はいるんだなぁ」と、
満足そうに新たに奪った宇宙人の女の身体で
満足そうに胸を触ってみせる。

「ーーそうだー。お前、名前は?」
宇宙人の女の身体になった雅文は、
今まで使っていた”クィーン”の身体になってしまった
宇宙人の女に軽い口調で聞くと、
「え…??え…?エリーナ…ですけど」と、
クィーン(エリーナ)がそう言葉を口にするー。

「へへーそっかエリーナちゃんかー。
 じゃぁ~…そうだなー」
エリーナになった雅文は、本人が目の前にいるのに
お構いなしに片手で胸を揉みながら、
少しだけ考えると、
「よし、じゃあ、お前、クィーンとかいうやつの身体になったんだしー、
 一旦母星に戻るようにみんなに指示をするんだ」と、
そう言葉を口にするー。

「えー…え???え???
 で、でも、地球を侵略するんじゃー…?」
クィーン(エリーナ)はそう言葉を口にすると、
エリーナ(雅文)は「はは、やっぱ侵略するつもりだったのかー」と、
そう言葉を口にすると、
”よし、ここはー”と、
エリーナの身体で、両胸を激しく揉みながら
「これ以上お前の身体で好き放題されたくなきゃ、言われた通り
 全軍撤退の命令を出しなー」と、そう言い放つー。

エリーナの身体で、蟹股になってみせると、
さらに下品な笑みを浮かべながら
胸を何度も何度も揉み続けるー。

やがて、クィーンになったエリーナが
「ま、ま、待って!も、もうやめて下さいー!」と、
そう叫ぶと、
クィーン(エリーナ)は「も、元々わたしは他の星を攻めるのに
反対でしたしー、言われた通りにしますからー」と、
そう言葉を口にしたー。

「ーへへ、じゃあーよろしくー」
エリーナ(雅文)は、
”母星まで戻ったら身体は返すからさ”とそう告げると、
そのまま母船内の奥の部屋へと向かって行くー。

雅文はーー
宇宙人が地球を侵略するつもりであったと知りー、
地球を救おうとしたーー

ーーーわけではないー。

単に、”宇宙人たちの星を一度見て見たいよな”と思いつきで、
母星に帰還しろ、と言っただけで、
地球を救う気など毛頭ないー。

結果的に地球が救われるなら、もちろんそれはそれでいいし、
逆に地球が救われないのであれば、それでも別に構わないー。

彼はあくまでも、その場の思いつきで入れ替わり、
その場の思いつきで、周囲を振り回しているー。

”ーこれより、我々は一度母星、”オメガ793”に帰還するー”

そんなクィーン(エリーナ)の声が船内に
響き渡ったー。

「へへへへー上手くやったな」
エリーナ(雅文)はそう言葉を口にすると、
「これで俺は、人類で初めて宇宙人がいる星に降り立つ人間になるのかぁ」などと
のんきなことを呟くー。

このまま地球を離れてしまえば、
地球に戻って来ることができるかどうかも分からないし、
オメガ793とやらは安全な星なのかどうかも分からないー。

それでも、適当な男・雅文は
別にそのことを深く気にする様子も見せず、
嬉しそうに、宇宙船内を歩いていたー

そしてー

「おっ!!あの子も可愛いなぁ
 この宇宙人たち、地球人より可愛い子が多いのかな?」

そんなことを口にしつつ、エリーナ(雅文)は
「よ!」と、そう言葉を口にすると、
その相手ー、宇宙人の一人、ミヤナは困惑した表情を
浮かべながら、エリーナ(雅文)の方を見つめたー。

そして、「次はお前になってみようかな」と、
そう言葉を口にすると、エリーナの身体で、
自分自身と、宇宙人の女・ミヤナの身体を
入れ替えて、満足そうに笑みを浮かべるー。

クィーンの身体になったエリーナに、
クィーンの身体で母星に戻る指示を出せば
身体を返す、と約束していた雅文ー。

エリーナに身体を返すためには
当然、雅文自身がエリーナの身体を使っている状態のまま
クィーンになったエリーナに指を指して入れ替わる必要が
あるものの、その約束を忘れているのか、
エリーナの身体のまま、別の宇宙人の女・ミヤナの身体と
入れ替わってしまったために、
エリーナに身体を返すことはできなくなってしまったー。

「えっ…!?ちょ…?えっ…?」
エリーナになったミヤナは突然の出来事に困惑した表情を浮かべるー。

そんな様子を見て、ミヤナ(雅文)は笑みを浮かべると、
「驚くってことは、あんたら宇宙人でもこんな風に”入れ替わる”力は
 ないってことだなー」と、ケラケラ笑いながら
そのままゆっくりと歩き出すー。

エリーナに身体を返す約束ー。
そんな約束は雅文にとってどうでも良かったー。
別に、”騙した”というつもりもないー。

ただ、彼はとにかく適当な男ー。
雅文との口約束など
”約束していない”に等しいもので、
何の意味もなさないのだー。

「ーー」
宇宙船の窓からミヤナの身体で
地球の方を見つめると、
「へへへーあばよー地球」と、
この先どうするのかも深く考えないまま
そう言葉を口にしたー。

とは言え、もう、元の自分の身体の感覚を
忘れてしまうぐらいに長く、
適当にその場その場の勢いで入れ替わりを続けて
生きている彼にとって、
地球での時間はあまりに長かったし、
既に飽きていたー。

がーー

「あ!くそっ!
 来月、カジモンの新作が出るんだったー」

”カジモン”は人気のゲームシリーズで、
雅文はひそかにその新作を楽しみにしていたー。

が、宇宙人が出現したと聞いて
後先考えずに宇宙人と入れ替わって、
宇宙に飛び立ってしまったことで、
カジモンの新作をプレイすることはできなくなってしまったー

”地球に戻るか?”
一瞬、雅文はそんなことも考えたものの、
「いや、宇宙に行けばマジモンと出会えるかもしれねぇし、いいかー」
と、カジモンどころか、
”マジ”のモンスターに会えるかもしれないと
そんな期待に胸を膨らませながら笑みを浮かべるー。

そんなことを考えながらも、
ミヤナ(雅文)は片手で胸を揉むのも忘れないー。

何年入れ替わりを続けていても、
何人と入れ替わっても、
やっぱり揉むのは好きで、やめられないようだー。

「ーーへへーじゃあな地球」
改めてミヤナ(雅文)はそう言葉を口にすると、
まだ見ぬ異星を思い浮かべながら笑みを浮かべたー。

<中編>へ続く

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コメント

まさかの宇宙編…!

続編が見たいというご希望があったので、
宇宙編が実現しました~★笑

行き当たりばったりな入れ替わりが
どこまで突き進むのか、次回も楽しみにしていて下さいネ~!!

今日もありがとうございました~!

続けて中編をみる!

コメント

  1. TSマニア より:

    まさか…まさかの宇宙編…!☆!★笑

    欲望で動いてるのに…地球侵略…阻止…笑

    雅文の思いつき…恐るべし!!笑

    色んな意味で展開も未知なのデス~~~!★!☆

    自分なら定期的に無名さんと入れ替わって平和に楽しい入れ替わりライフの為に能力を使いますネ(^_-)☆笑

    • 無名 より:

      感想ありがとうございます~~!☆

      思いつきで世界を救っちゃうなんて
      恐ろしいですネ~!☆!

      TSマニア様の場合は計画的な入れ替わり…!!

  2. 匿名 より:

    この作品、大好きなので続編最高です☆

    宇宙人のクイーンは名前通りなら女王っぽいのに、護衛もなしで一人で外をうろついていた理由が謎ですよね。
    入れ替えられて処刑されたみたいですが、地球侵略を企む悪人っぽいので因果応報ですかね? 

    今後は他の星の宇宙人と入れ替わるとか、壮大なスケールの話になりそうですね☆

    • 無名 より:

      感想ありがとうございます~!★

      お気に入りの作品とのことで、ありがとうございます~~!★

      クィーンが何故ウロウロしていたのか
      明かされる日が来るのかどうかは、謎デス…笑