<入れ替わり>甘やかしすぎお姉ちゃん①~歪み~

彼女には”弟と入れ替わる力”があったー。

その力で、彼女は弟が嫌がっていることがあると、
何でも身代わりになってあげる日々を送っていたー。

そんな、”甘やかしすぎ”なお姉ちゃんと弟の物語…。

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「ーはぁ~…」
弟の狭山 純太(さやま じゅんた)が、
家の中でため息をついたー。

「ーどうしたの?」
そのため息に気付いた、姉の美冬(みふゆ)が、
心配そうに言葉を口にすると、
「ーーーーあ、姉さんー」と、純太は姉である美冬の方を見つめるー。

姉の美冬は現在大学生で、弟の純太は高校生ー。
2人とも、難しい年頃ではあるものの、
姉の美冬は、小さい頃から弟の純太を溺愛している状態で、
今でも、純太のことをとても可愛がっていたー。

一方の純太も、そんな姉のことを嫌がることなく、
今でも、二人は仲良しだったー。

「ーー明日、体育の授業で水泳のテストがあってさー…
 僕、泳ぐの苦手だからー」

そう言いながらため息をつく純太ー。

「ーあ~…そっかー純太、昔からプールとか嫌いだもんねー」
美冬はそう言うと「じゃあ!わたしが代わってあげる!」と、
そう言葉を口にするー。

「ーえ?いいの?」
純太のその言葉に、美冬は「うん!純太のためだもんー」と、
笑顔で答えるー。

”水泳のテストを代わる”ー。
通っている学校が同じわけでもないし、
2人の容姿は全く違うー。

”純太のフリをして美冬が、純太の高校で純太として水泳のテストを受ける”
ことなど、”不可能”だー。

”普通”であればー…。

しかしー…
美冬には”ある力”があったー。

それはー…”弟”と入れ替わる力ー。

翌朝ー。

「ーーー…じゃあ、いつものように、このお守りを握ってー」
美冬は、部屋の中に呼んだ純太に向かってそう言葉を口にするー。

「うんー」
少し緊張した様子の純太が美冬と一緒に
お守りを握ると、
美冬はそのまま目を閉じてー、
何か祈るように言葉を口にしたーーー

するとー、
2人の身体がピクッと震えてー
”いつものように”身体が入れ替わったー。

「ーーー…」
”美冬”になった純太が目を開くー。

「ーーーはい!これでオッケー!」
純太になった美冬が、入れ替わったことを確認すると、
そう言葉を口にして、”純太の身体の動き”を確認するかのように、
手をぶんぶんと振ってみせたー。

「ーーーあ、それで、体育は何時間目?」
純太になった美冬は、”純太として”学校に行くために
色々なことを美冬(純太)に確認するー。

「ーーー体育は4時間目だよー。」
美冬(純太)は、聞かれたことに答えながら、
姉に必要なことを伝えると、
純太(美冬)は「ーうんうんーわかったー。じゃあ、
わたしに任せておいて」と、得意気な表情で言葉を口にしたー。

「ー姉さんーいつもありがとうー」
美冬(純太)の言葉に、純太(美冬)は、
「ーふふー純太のためだもん」と、そう言葉を口にして、
そのまま純太として学校に向かう準備を始めるー。

美冬はーー
純太が小さい頃から、”純太が嫌がっていることがあると”
こうして身体を入れ替えて、”純太の代わり”をしていたー。

大きなことから、些細なことまで、
少しでも純太が嫌がっていることがあると、
美冬は自分の予定を調整して、
こうして入れ替わって、純太を助けているのだー。

「ーーじゃあ、行ってきます~!」
純太(美冬)が、そう言葉を口にしながら
家の外に出て、そのまま純太の学校へと向かっていくー。

「ーーーー」
美冬(純太)は、”自分の身体”が学校に向かうのを
見届けると、
「ーーえへへへへへへ」と、
嬉しそうに”美冬の部屋”に戻り始めるー

そしてーー
部屋に戻ると、美冬(純太)は、
あろうことか、姉の身体で胸を揉み始めたー。

「ーんっ…♡ あ~~~~…気持ちいいなぁ…ホント」
美冬(純太)は、そのままスカートの上から
アソコのあたりを触ったり、太腿を触ったりして、
下品な笑みを浮かべるー。

「ーえへへへへへー
 僕みたいな年頃の男子と、平気で入れ替わるなんて
 姉さんも馬鹿だよなぁ」
美冬(純太)は、そう言いつつ、ニヤニヤと笑うー。

”姉さんの前では、大人しく、いい子にしていればー
 姉さんは、何でも僕の代わりにやってくれるー”

小さい頃から”入れ替わり”で甘やかされてきた純太は、
今やそんな考えをしていてー、
姉の身体も、自分の欲望を満たすために使いまくっていたー。

「ーー…えへへへへーっ…えへへへへへへへっ」
ニヤニヤしながら、容赦なく両胸を揉みまくる美冬(純太)ー

姉の美冬は”自分の身体”が、こんな風に使われているなどとは、
夢にも思っていないー。

”甘やかして来た”ことがー、
大切な弟・純太を歪めつつあることに、気付いていないー。

「ーそうだー…えへへー」
美冬(純太)は、自分の部屋のパソコンを起動すると、
こっそりダウンロードしたR18なゲームを起動して、
ニヤニヤとそれを見つめるー。

「ー姉さんの口で、エロゲーのセリフ喋るとー
 興奮するんだよなぁ…へへっ」
美冬(純太)はそう言葉を口にすると、
そのままHなゲームを遊び始めたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ーーーふ~…これでよしっ、と」
4時間目の授業が終わり、
純太(美冬)は、更衣室で制服姿に着替えると、
「ー純太の身体ってやっぱわたしの身体より動きやすいよね」と、
小声でそう呟くー。

そのまま昼休みに突入し、純太(美冬)は、
友達の裕也(ゆうや)と、共に弁当を食べ始めるー。

”裕也”は、”美冬”とは面識はないもののー、
美冬や日常的に純太と入れ替わっているためー、
もはや美冬からしても”友達”のようなものだったー。

「ーーそれにしても、狭山って
 いつも前の日はいやだいやだ~!って言ってるのに
 本番には強いよなー」

裕也が、純太(美冬)に対してそう言葉を口にするー。

”あははー…それは中身が変わってるからだけどー”
美冬は内心でそう思いながらも、
「ー本番になると、開き直っちゃう感じでー」と、
”本番に強い”理由を適当に説明するー。

「ははー羨ましいぜー
 俺は本番になると失敗するタイプだからな」
友人の裕也は、そう言葉を口にするー。

確かに、今日の水泳のテストでも何か失敗をしていた気がするー。

全ては、純太のためにー。
”美冬”は、今日も純太として1日を過ごして帰宅したー。

帰宅すると、美冬(純太)は「今日もありがとうー姉さんー」と、
いつものようにお礼の言葉を口にすると、
純太(美冬)は「ふふー。どういたしまして」と、
嬉しそうにそう言葉を口にしたー。

手を洗ったり、うがいをしたりを済ませると、
純太(美冬)は、美冬の部屋に移動して、
”いつものお守り”を使い、二人でそれを握るー。

まさか、さっきまで、
”自分の身体”がHなことに使われまくっていたとは夢にも思わずに
元に戻るー。

自分の身体に戻った美冬はー、
今日の出来事を説明すると、純太は「分かったー。ありがとう姉さん」と
”無邪気な弟”を演じるー。

「ーうんー。また何かイヤなことがあったら、言ってね」
美冬が優しく微笑むと、純太は改めてお礼を言いながら
自分の部屋に戻るー。

自分の部屋に戻った純太は、ニヤニヤしながら、
パソコンを起動するとー、
”美冬”が、カメラの前で自分の身体を弄んで、喘いでいる動画を再生しながら
笑みを浮かべたー。

「ーーえへへへへー…エッロ…」
純太はニヤニヤと笑うー。

入れ替わっている最中に自撮りして、自分のパソコンに送信した動画だー。

「ーーーーーーえへへへへへへー」
甘やかされ続けて育った純太はー、
確実に、歪んでいたー…。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

始まりは”いじめ”だったー。

まだ、純太が学校に通い始めて間もない頃ー
ランドセルを背負っていた頃にまで遡るー。

弟の純太は、生まれつき身体が弱く、
大人しい性格の持ち主だったー。
いつも、姉の美冬に隠れるような感じで、
美冬が、そんな純太を守っていたー

がー、ある日ー、
美冬は弟の純太がいじめられていることを知ったー。

”なんとかしてあげたい”
そう思いつつも、美冬にできることには限界があったー。

同じ学校に通ってはいたものの、
双子ではない以上、美冬の方が学年は上で、
教室も離れていたために、どうしても、いじめられている純太に
ずっと張り付いていることはできなかったし、
いじめっ子たちを見つけ出して注意をしても、
”美冬のいない場所”で純太いじめはエスカレートし始めていたー。

やがてー、純太はなかなか学校に行くこともできなくなり、
美冬はそんな純太を見て、ますます”何とかしなくちゃ”と、
そんな思いを強めて行ったー。

そしてー
美冬は、近所の神社に毎日のようにお願いをするようになったー。

”純太を助ける力を下さい”と、
毎日のようにお願いするようになったー。

小さい頃ー、
死んだ”亡き父”から貰ったお守りを手に、美冬は
何度も何度も何度も、神社に通ってお願いしたー。

まだ、美冬自身も小さく、神様が助けてくれる、と
そう信じて、何度も何度も何度もー、神社に足を運んでは、
純太を助ける力を下さい、と、繰り返しお願いしたー。

そんな日が続いたある日ー、
突然”お守り”が光ったのだー。

”大切な人を助ける力を与えようー”
そんな、声が聞こえたー。

美冬の中に”純太と入れ替わるイメージ”が浮かんできて、
その力の使い方が流れこんで来たー。

どうして、そんな事が起きたのかは、分からないー。
けれど、美冬はその時、”純太と入れ替わる力”を手に入れたー。

美冬はすぐに、お守りを使って純太と自分の身体を入れ替えて、
”美冬”自身は学校を休み、純太の身体で、いじめっ子たちを懲らしめたー。

いじめっ子たちは2度といじめをしないと近い、
純太(美冬)は、いじめをあっという間に解決させたのだったー。

「ーこの先も、何かあったらすぐにお姉ちゃんに言ってねー。
 わたしが、すぐに懲らしめてあげるからー」
美冬は、そんな言葉を口にしながら、純太の頭を優しく撫でたー。

それが、入れ替わりの始まりだったー。

あれからー、
既に長い年月が流れてー、
姉の美冬は大学生、弟の純太は高校生になったー。

”どんな時でも姉さんが守ってくれるー”
そんな安心感から、純太はすっかりと希望を取り戻し、
今では普通に学校に通っているー。

だがーー…
美冬は、甘やかしすぎたー。

あのあと、美冬はいじめだけではなく、弟の純太が
少しでも何かを嫌がっていたり、何かに困っていると
”入れ替わり”で、純太を助けてあげていたー。

普通であればー、
悩みながらも、立ち向かうべきことやー、
イヤでも、やらなければいけないことー、
そういったことも、何でも代わってあげてしまっていたー。

その結果ー…
純太は歪んでいたー。

「ーーあ~~~…また姉さんの身体使いたいなぁ~…
 今度、着てみたいコスプレもあるしー…へへ」

純太は自分の部屋でニヤニヤしながら、
そう言葉を口にするー。

「あ!そうだー…ーーー…」
純太はニヤッと笑うー。

今度、ちょうど”調理実習”があるー。
別にイヤではないけれどー、
”わざと”ため息をついていれば
きっと”姉さん”は”どうしたの?”と
心配してくれるー。

「ーーーへへへ…そしたら、姉さんの身体、また使えるかもー」
すっかり歪んでしまっている純太は
そう言葉を口にしながら笑みを浮かべると、
「ーーネットで先に着たいやつ買っておくかぁ~」と、
ニヤニヤしながら、ネットで色々な服を見つめ始めたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ーーーーー」
そんなこと、夢にも思っていない姉の美冬は
自分の部屋で、自分のための勉強をしながら、
ふと、机に飾ってある、小さい頃の写真を見つめたー。

美冬が、ここまで純太を甘やかしてしまうのにも理由があるー。

それは、小さい頃に父が死んだことー。
その上、母親も身体が弱いために、
”わたしが純太を守らないと”という思いが異様に強くなってしまっているー。

それ故の、過ちー。

「ーーー…わたしも、お母さんと純太のために頑張らないとー」

もっと、みんなを楽させてあげたいー、
そんな一心で、美冬は資格の勉強を続けていたー…

そんな想いが、弟を極限まで歪めてしまっているとは、
知らずにー…。

②へ続く

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コメント

過保護なお姉ちゃんと、
すっかり歪んでしまった弟…

このままだと、大変ですネ~…!

続きはまた明日デス~!!

コメント

  1. TSマニア より:

    美冬姉さん甘やかし過ぎですネ(-_-;)

    純太の暴走がヤバくなりそうですネ!!★

    無名さんのお友達で美脚の娘に憑依して

    その娘に似合ったオシャレやコスプレして無名さんと個室でパーティーしたいのデス~☆\(^o^)/☆笑

    • 無名 より:

      感想ありがとうございます~!!☆

      ここまで甘やかしちゃ…ダメですネ~笑

      おしゃれパーティ~!それも楽しそうデス!