”入れキチ”
それは、常人では計り知れないほどに深い入れ替わり愛を持つ者たちを
示す言葉ー。
そんな、入れキチと入れキチが偶然入れ替わったその先の物語…
※入れキチVS入れキチの続編デス~!
先に↑を読んでくださいネ~!!
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”入れキチ”の一人、
男子大学生の北沢 文哉(きたざわ ふみや)が、
入れ替わりに目覚めたのは3歳の時だった。
父親が何故か入れ替わりのHな作品を
リビングで見ていたのを見て、入れ替わりに目覚めたのだー。
”父さんのおかげで、俺は今、入れキチだ”と、
文也自身は今ではそのことを感謝していて、
あらゆる入れ替わり作品を鑑賞、
入れ替わりシーンが始まる秒数や、元に戻るまでの時間、
セリフまで全てを暗記しているー。
彼は”データ型”の入れキチで、
その知識量においては右に出るものはいないー。
”歩く”入れ替わりモノデータベースと言ってもいい。
一方、もう一人の”入れキチ”
女子大生の沼津 彩菜(ぬまづ あやな)は、
実際に入れ替わりたいという欲が
尋常でないほどに強く、
数多くの入れ替わりグッズを保有ー、
実際に入れ替わったらを妄想した写真撮影や
シミュレーション、
本当に入れ替わった時にしたいことをメモしているなど、
”アクション型”の入れキチだったー。
文哉の方はここまでの”実際に入れ替わったら?”へのこだわりはないし、
逆に彩菜は、文哉ほどのデータは持っていないー。
二人とも、異なる方向に”吹っ飛んだ”特徴を持つ入れキチだった。
互いに面識のなかった二人。
けれどある日、二人は偶然街中でぶつかってしまい、
入れ替わってしまった。
そして、二人はお互いに相手も”入れキチ”であることを知り
意気投合ー、
入れ替わってしまった状態に戸惑いつつも、
”元に戻るため”の方法を色々と試したー。
がー、二人は元に戻ることが出来ない状態が続き、
やがて、彩菜(文哉)は不安そうに言葉を口にしたー。
「元に戻れなかったらどうしましょう?」
とー。
その言葉を聞いた文哉(彩菜)の返事はー
「ー結婚しましょう」だったー。
「ーはい?」
彩菜(文哉)が困惑した様子で言葉を返す。
すると、文哉(彩菜)は言った。
”「来週までに元に戻れなかったら、入れキチ同士で結婚しましょ!!
そうしたら、情報交換もしやすいですし、お互いの家に行き来もできますし
元自分のすぐそばにいられるので、色々やりやすいですし、
お父さんとお母さんとも義理の家族にはなっちゃいますけど
そのまま家族でいられますし!!!」”
とー。
そんな提案に心底戸惑った彩菜(文哉)ー
”マ、マジかー…?本気で言ってるのかー?”
彩菜(文哉)は、
あまりにも吹っ飛んでいる彩菜の提案に困惑するー。
自分とは異なる方向に吹っ飛んだ入れ替わり愛を持つ”入れキチ”を前に
”これが本場の入れキチかー…”と、
彩菜(文哉)はゴクリと唾を飲み込むー。
”ーこんなすごい人ー…この先の人生出会えるかも分からないしー
元に戻れないなら結婚しかないよねー”
一方の文哉(彩菜)も、内心で文哉のことを
”入れキチの神”だと思いながら内心でそう呟いていたー。
自分も入れ替わりモノはたくさん見ているほうー。
しかし、文哉の知識量は、”誉め言葉”として”異常”だー。
ここまでセリフや秒数を暗記している人間はいないと
言い切れるぐらいに”レア”な入れキチだと思うー。
そんな彼と一緒にいることが出来たらー、
楽しいはずだと、文哉(彩菜)はそんな風にも思っていたー。
「ーーま、まぁ来週までには元に戻れますよー。きっと」
彩菜(文哉)は困惑と戸惑いを感じているような表情で
そう呟くと、文哉(彩菜)も少しだけ笑うー。
「そんなことより、話していたら疲れましたし、
”貴様の身体で泣きたい”でも一緒に見ませんかー?」
彩菜(文哉)は、苦笑いしながらブルーレイを手に
そう提案すると、
文哉(彩菜)も「わ!いいですね!入れ替わった状態のまま見る
入れ替わり映画…。新しい味わいがありそうです!」と、
嬉しそうに言葉を口にしたー。
そしてーーー
その日から1週間が経過したー。
「~~~~~~~~~~~~~」
文哉(彩菜)は、嬉しそうに役所に”婚姻届”を提出しているー。
「ーーはは…」
彩菜(文哉)は”本当にいいのかー?これでー?”と
内心で困惑した様子を見せるー。
別に、彩菜のことは嫌いじゃないー。
入れ替わった時が初対面とは言え、
とても可愛らしいし、
見た目の話はさておき、やはり入れキチ同士であるからか
何よりも”話”が合うー。
ただー
”俺なんかでいいのか?”と、どうしても不安になってしまうー。
「ーーじゃあ、これからよろしくお願いします!」
婚姻届の提出を終えて、手続きを終えた文哉(彩菜)は
嬉しそうにそんな言葉を口にするー。
「こ、こ、こちらこそー…
えっ…で、でも、この先急に元に戻った時は、
どうするんですかー?」
彩菜(文哉)は心底戸惑いながらそう言葉を口にすると、
「その時は、離婚もできますし!」と、
文哉(彩菜)が笑うー。
「えー…あ、あぁ、ははーそうですよねー」
彩菜(文哉)はこの結婚はあくまでもお互いが
入れ替わっている状態だからなのだと、
改めて思い知らされて自虐的に笑うー。
がー
「あははー冗談ですよ~!冗談!
元に戻ったら戻ったで、その時はー
二人で入れキチ夫婦生活、楽しみましょ?」
と、文哉(彩菜)はそう言葉を続けたー。
「ーーは、はははー、
はははー…
沼津さん、冗談なんだか本気なんだか
分かりにくくてー…」
彩菜(文哉)が苦笑いしながらそう言うと、
「ーーーーー」と、文哉(彩菜)は、彩菜(文哉)と
じーっと見つめ始めたー。
「な、な、何ですかいきなりー!?」
彩菜(文哉)が戸惑いの表情を浮かべながら
そう叫ぶと、
文哉(彩菜)は「わたしたち、もう夫婦になりましたよねー?」と、
そう言葉を続けるー。
「ーは、はいー。なりましたけどー…?」
彩菜(文哉)はそう返すと、
文哉(彩菜)は「じゃあーこれから外ではお互いの名前で呼び合いませんか?」
と、そう提案する文哉(彩菜)ー
「ーえっ…えっ…
いっ…いやぁ、でもー下の名前で呼ぶのはー…」
彩菜(文哉)は心底戸惑ったような表情を浮かべつつ
そう言葉を口にするー。
がー…
”ぬ、沼津さんと俺はふ、ふざけてるんじゃなくてー
ほ、本当に結婚したんだーならー…”
と、そう内心で考えながら
”入れ替わりの際に初対面で、こんなにすぐ結婚した入れ替わりモノがあったか???”
と、心の中で自分自身の入れ替わりデータベースを元に
頭をフル回転させるー。
作品名がいくつか朧げに浮かびそうにはなったものの、
”って今はそんなこと考えてる場合じゃない”と、
目の前にいる文哉(彩菜)を見つめるー。
そして、意を決して
”本当に結婚したんだー”と、内心で戸惑いを覚えつつも、
”結婚したならー、そうだよなーどんな出会いでも、
相手を幸せにしないと”と、
そう考えた彩菜(文哉)は言葉を口にするー。
「ーーあ、あ、彩菜さんー」
とー。
入れキチとして、入れ替わりに没頭し続けていた文哉ー。
もちろん、大学に友人はいるけれど
彼女という存在がいたことはなく、
いきなりそれを飛び越えて結婚することになるなんて
予想外だったー。
そんな文哉が勇気を振り絞って、
結婚して”妻”となった文哉(彩菜)のことを
”彩菜さん”と呼んだー。
がー
「ーーあのー」
文哉(彩菜)は戸惑いの表情を浮かべながら
手を上げると、
「ーー”彩菜さん”は、自分ですよ?」
と、彩菜(文哉)を指差しながらそう言葉を口にしたー。
「ーーはい???」
彩菜(文哉)が戸惑いながらそう言葉を口にすると、
「ーー”わたし”の名前が”わたし”の手からこぼれる瞬間ー
”自分”の名前が”自分”の手からこぼれる瞬間ー
すっごくドキドキする瞬間ですよね!!
元々はわたしの名前なのに、それを他人の名前として呼ぶ瞬間!」
と、ニヤニヤしながら文哉(彩菜)は嬉しそうに語るー。
「えっ…え…えぇ…つ、つまりー
お、俺が彩菜さんを、ふ…ふ、文哉ーーさんって呼べばいいんですか?」
彩菜(文哉)は心底困惑したような表情を浮かべつつ、
そう言葉を口にするー。
自分の名前を他人のものとして呼ぶ違和感ー
しかも、自分の名前に”さん”をつけた違和感ー。
あらゆる違和感を感じながら、どこか恥ずかしそうな表情を浮かべる彩菜(文哉)ー。
その恥ずかしさを紛らわせるためか、
彩菜(文哉)は頭の中の”入れ替わりデータベース”を探り始めるー。
自分の名前を、”他の人の名前”として呼ぶー。
確かにそういう瞬間を描いた入れ替わりはたくさんあるー。
”あらゆる入れ替わりモノ”を見て来た文哉は、
自分の名前が自分の名前ではなくなってしまった瞬間を
鮮やかに描いた作品を頭の中で瞬時に100タイトル以上は
思い浮かべるー
そして、その中でもベスト3を熱弁し始めると、
文哉(彩菜)は「わぁ…」と、少し驚いた様子を浮かべつつも
「ようやく”入れキチ”の本領発揮ですね!」と、
嬉しそうに言葉を口にしたー。
「ーーは、ははははー…
え、えっと、ふ、文哉って呼べばいいんですかー?」
彩菜(文哉)は少し照れ臭そうに、気を取り直してそう確認すると、
「ーーはい!外だとその方が周りから変に思われないですし、
自分の名前を呼ぶってドキドキしますしー、
それに、入れ替わってないフリをする感じもドキドキしますし!」と、
そんな言葉を口にする文哉(彩菜)ー。
「ーほ、本当にー沼津さんは”実際に入れ替わったとき”の
拘りが凄いなぁ」
彩菜(文哉)は心底、”良い意味で”感心したような表情を浮かべると、
文哉(彩菜)は「入れキチですから」と、堂々とそう宣言するー。
その上で、「”沼津さん”は、あなたですよ」と、そう呟いた上で
「わたしはー、いえ、俺は文哉です」と、文哉のフリをするような
振る舞いをしながら楽しそうに笑ったー。
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翌日ー。
「ーーー父さんー俺、入れキチの女性と結婚したよー」
彩菜(文哉)が”入れキチになるきっかけ”を作ってくれた父の墓前で
そう言葉を口にすると、
ついてきた文哉(彩菜)が、苦笑いしながらその様子を見つめるー。
「俺が3歳の時に父さんが入れ替わりのHなやつをリビングで見てたおかげだ。
ありがとう」
彩菜(文哉)がそう言葉を口にすると、
「今日は父さんの気持ちをこめて、持って来たよ」
と、”タンクトップ”という名の山賊王になる主人公を目指す作品の
入れ替わり能力を持つキャラクターが登場する回が含まれたブルーレイを
墓前に供えるー。
「~~~~~」
文哉(彩菜)はそんな様子を横目で見つめながら
”すごい情熱ー…”と、自分とは異なるジャンルの”入れキチ”の
世間から見れば理解しがたいであろう行動を見つめるー。
そして、「わたしも挨拶しますねー」と、
そう言葉を口にすると、
文哉(彩菜)は「ー父さんー」と、墓前で何故か文哉のフリをしながら
そう言葉を口にしたー。
”あ~…これも入れキチならではのこだわりかー…”
今度は、彩菜(文哉)が横目でその様子を見つめながら
内心でそんな風に呟くのだったー…。
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さらにその数日後ー
”ーーえっ!?本当ですかー!?”
SNSでそんなやり取りを見つめながら、
文哉(彩菜)が笑みを浮かべると、
「ーー文哉さん!」と、そう言葉を口にするー。
家の中では”中身で”
外では”身体で”
そう呼ぶことに決めた二人ー。
その言葉に、彩菜(文哉)が「えっ!?はい?」と、
そう返事をすると、
文哉(彩菜)は「わたしたち、結婚したわけですし、行きましょう!」と、
そう言葉を返して来たー。
「ーえっ!?行く?何にですかー?」
彩菜(文哉)は、”入れ替わり論文”を、パソコンで入力するのを中断して
話をしっかり聞こうとするー。
すると、文哉(彩菜)は言ったー。
「ーー”入れキチ新婚旅行”に、ですー」
とー。
②へ続く
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コメント
入れキチ二人が登場する入れ替わりモノ…!
その続編が登場デス~!!
相変わらず入れ替わり愛の深い二人の
新婚旅行(?)を楽しんでくださいネ~!!
今日もありがとうございました~!★!

コメント
無名さん…無名さん…無名さぁぁぁあ~んっ!☆!★
こんなに早く入れキチカップル(夫婦)の続きが見れると思ってなかったデス!!笑
冒頭の説明の『データ型』と『アクション型』の丁寧な説明も良かったデス(*´艸`)笑
入れキチ新婚旅行どんな展開になるか楽しみデス♪♪
自分も無名さんと定期的に入れ替わって
お互いに異性の入れ替わりを楽しみながらマニアック路線も楽しみ合いたいですネ(^_-)☆笑
感想ありがとうございます~!★
TSマニア様もきっと喜んでくださると思って書きました~笑☆
相変わらずマニアックな二人の入れ替わりを
またじっくり楽しんでくださいネ~!!