<女体化>女体化業務命令②~専務~(完)

上司から突然「女体化」するように指示された男性社員ー。

戸惑いながらも、女体化して女性社員のフリをすることになった
雅夫は”専務”を迎え撃つことにー。

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「ーーーー」
時計を見つめる野川部長ー

9時29分30秒ー

「ーーエロ専務が来るぞ」

9時30分にやってくる予定の専務ー。

ゴクリ、と唾を飲み込む雅夫ー。
雅夫は、女体化させられて、女の姿をしているー。

女体化してからまだ30分程度ー
胸も髪も気になるし、胸元の露出度がちょっと高い気がする
このOLの衣装も、スカートも、黒タイツも気になるー。

「ーー(こんな格好させられたら、俺が興奮しちゃうんですけど!?)」
雅夫はそんな風に呟きながら
「ー明美ちゃん、準備はOK?」
と、野上部長が振り返るー

「ー(明美って呼ばれるとなんか違和感がやばい!)」
と、思いながらも、雅夫はうなずき返したー。

”明美”とは、
野川部長がつけた”女性社員”としての名前だー。
さすがに”雅夫”と呼ぶわけにはいかないー。

「ーーエロ専務め…!
ぐちぐち小言は言わせねぇぞ~」
にやにやしながらエレベーターの前で待つ野川部長ー

その10秒後ー
エレベーターが到着するや否やー

「お待ちしておりました河原田(かわはらだ)専務~!」と
営業スマイル前回で、野川部長が、河原田専務を出迎えたー。

「ーーあれがエロ専務っすか?俺、実際に見るの初めてでー」
お調子者の男性社員・恭平が、近くの別の社員に聞くー

「しっ!声がでけぇよ!」
別の社員が恭平に言うと、恭平は「いっけね!」と、自分の頭を叩いたー

「ーーーふん 世辞などいらぬ」
河原田専務が、鋭い目つきで、部署の中に入ってくるー

融通の利かなそうな、高圧的に見える男だー。

「ーー野川、ここ8か月、連続でノルマを達成しているようだな。」
河原田専務が言うと、野川部長は「ありがとうございます」と、
頭をヘコヘコと下げたー。

「ーー褒めておらぬ」
河原田専務はそう言うと、
「ーノルマは通過点だ。さらなる高みを目指せ」と
つけ加えてから、野川部長の部署のオフィスを見渡したー。

「ーーーー」
まるで”物色”するかのように、オフィスを見渡す河原田専務ー。

「ーー!」
雅夫は、ふと、野川部長と目があったー

野川部長が”目立つように立って移動しろ”と言いたそうな
ジェスチャーをしているー

”えぇっ!?いやですよ”
雅夫はそんな風なジェスチャーをするー

できれば、”エロ専務”とやらに見つからないように
穏便にやり過ごしたいー

今、じろじろと部署内を見ているのも、
もしかしたら”美女”を物色しているのかもしれないー。

「ーーーーーーー」
河原田専務は、オフィスを一通り見まわすと、
無言で歩き始めたー。

そしてーー
女体化した雅夫の前にやってきたー。

胸元を強調するかのような服装を
じーっと見つめる河原田専務ー。

”く…こ、、これが、女として”見られる”ということの
嫌悪感ー…!”

雅夫は、胸元を見られる居心地の悪さを感じたー
エロい視線を感じる女性というのは
こういう気分なのだろうかー
と、思いながら、落ちつかない様子で
咳払いをするー。

咳払いの声も、なんとなく色っぽくなってしまいー
雅夫は”やべ!”と、心の中で思うー。

「ーー君、名前は?」
河原田専務が、雅夫のほうを見つめながら言うー

少し離れた場所で作業をしているお調子者の恭平は
とても楽しそうににやにやしながらその様子を見つめているー

”何ニヤニヤしてるんだ…!くそっ!
あとで、お前にもラーメンおごらせてやる!”

雅夫はそんな風に思いながら
「ーーー…え、と」
と、つぶやいたー

”って、部長!下の名前しか設定決めてないんですけど!?!?!?!?”
心の中でそう叫びながら、とっさに言葉を口にしたー

「ーーふ、、福沢明美ですー」
とー。

急に福沢諭吉の顔が浮かんできて、とっさにそう答えた雅夫ー

河原田専務は、無表情のまま、雅夫をじーっと見つめると、
静かに呟いたー

「ーーあとで、私の部屋に来なさい」
とー。

「ーーえ」
雅夫が唖然としていると、河原田専務は
「ー規律を乱すような服装は、許されない」と
胸元のあたりを指さしながら言い放ったー

「ーー君も、ちゃんと指導しているのかね?」
河原田専務が、野川部長のほうを見つめながら言うと、
野川部長は「も、申し訳ありません」と頭を下げながらも
なぜか、どこか嬉しそうだったー。

「ーー…まぁいい。ほかにいうことはない。
この調子で引き続き、”ノルマの先”を目指して励みたまえ」

それだけ言うと、河原田専務は、そのまま立ち去って行ったー。

「ーーーエロ専務め!」
エレベーターから立ち去っていく河原田専務を見送った直後に、
野川部長はそう叫んだー。

緊張感の漂っていたオフィスに、安堵の溜息が漏れるー。

「ーーお前のおかげで視察があっという間に終わったよ!感謝する」
野川部長が、雅夫のほうに駆け寄って呟くー

「ーーって、俺が専務に呼び出されちゃいましたけど!?!?」
雅夫が叫ぶと、「大丈夫だ。お前は…その、福沢明美として専務に会いに行くだけだから
お前自身のー”雅夫”としての評価が下がることはないさ」と、野川部長は説明したー。

「た、確かにそうですけど…
と、いうか、俺、服装の指導受けることになったみたいですけど、
あの人、本当にエロ専務なんですか?」

雅夫が聞くと、野川部長は笑ったー

「ーーーお前は分かっていないな」
とー。

「ーーへ?」
雅夫が言うと、
野川部長は「どうして、河原田専務が何も言わずにすぐ視察を終えたのかを、
理解できていないようだな」と、笑いながら呟くー。

「ーーお前というお気に入りを見つけたからだー。
お前がいなかったら、きっと専務は次々とダメ出しを始めていただろうさ。

だからー
河原田専務がおとなしく帰ったのは、お前のおかげなんだー。
ありがとうー」

野川部長の言葉に、

「ーーって、それって、俺が専務の部屋に呼び出されたのはー…」
と、雅夫が反応すると、
野川部長は「ラーメン2回おごるから、頑張ってくれ!」と
両手を合わせて嘆願してきたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ーー失礼しますー」
専務の部屋にやってきた雅夫ー。

専務が、部屋に雅夫ー…
女体化した雅夫を呼び出したのは、
服装の指導をするためではなかったー。

「ーよく来たね。さっきはすまなかった」
河原田専務は、突然呼び出して驚かせちゃったね、と
優しい口調で言うと、
さっき視察に来た時の不愛想な雰囲気が嘘のように
ニヤニヤしながら近づいてきたー

「ん~~~なかなか大きいじゃないか」
突然、胸を触ってくる河原田専務ー

「ーーえっ!?ちょ!?」
驚いて、思わず変な声を出してしまう雅夫ー。

「ーー緊張させてしまったなら、すまないね。
君を呼び出したのは服装の件じゃないんだー」

それを言うと、
河原田専務は、”今度の会社のPRイベントの相談でね”と
呟きながら、机の引き出しから、
突然チャイナドレスを取り出したー。

「君がぴったりじゃないかと思ってね」
そういいながら、テーブルの上にチャイナドレスを置くー。

「ーーはい?」
雅夫が言うと、
河原田専務は「着てみたまえ」とニヤニヤしながら言ったー。

”く…やっぱこの専務、エロ専務だったのか”
雅夫はそう思いながら、チャイナドレスを見つめるー。

”このエロおやじ!”と叫んでやりたかったが、
野川部長から必死にお願いされたことを思い出し、
雅夫はため息をつくー。

「ーーわかりました…着るだけですよ」
釘を刺すと、
河原田専務は、鼻息を荒くしながら雅夫の方を見つめたー。

「ーー着替えは、どこですれば?」
別に男同士だから、雅夫はどうでもよかったのだが
普通の女性が、堂々と専務の前で着替えるはずがない、と
思いながらそう尋ねたー。

「ーーー恥じらうことはない。私の目の前で着替えたまえ」
河原田専務の言葉に、
”くそ、セクハラ野郎め”と思いながら、
雅夫は怒りの形相で、目の前で着替え始めた。

”まぁ俺は別にいいんだけど…
 普通の女性社員にもこんなことをしてると思うと、吐き気がするな”

雅夫が服を脱ぎ、置かれたチャイナドレスに
着替えようとする。

「ー赤くなっているところも、可愛いな。
 ムラムラするよ」
河原田専務がニヤニヤしながら言うー。

「ーー!」
無意識だったが、雅夫はー
”赤面”していたー。

”えっ…俺、なんで恥ずかしがってー?
 あ、いや…専務の前で服を脱ぐとか
 男でも緊張するか”

そんな風に思いながら平静を取り戻そうとする雅夫ー。

そうだー
男であっても専務の前で着替えるような機会なんて
普通はないはずだ。

だから、緊張するのだー。

「ーー…」
だがー
そんな思いとは裏腹に、チャイナドレスを身に着けたあたりで
心臓がバクバクし始めてしまうー

「そんな顔しなくていいんだよ」
河原田専務が近づいてくるー

「ーーほら、君はこんなにきれいな美脚を
 持っているんだー」
チャイナドレスから覗く太ももをいやらしい手つきで
触り始める河原田専務ー

「あっ…うっ…やめっ…」
雅夫は顔を真っ赤にしながらー
けれど、触られることにゾクゾクしてしまうー

次第に河原田専務の手つきがエスカレートして、
胸を触り始めたり、髪を触り始めたり、
キスをし始めたりするー。

「ーーぐふふ…いい子だー」
河原田専務は、意外と抵抗しない雅夫に対して
そう言い放つと、ニヤニヤしながら身体の
あちこちを触っていくー

「う…♡ あっ…♡」

女として初めて感じる快感ー。
河原田専務を振り払おうとしていたのに、
それができないほどに、雅夫はゾクゾクとしてしまったー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「お疲れ様っす」
お調子者の恭平が帰宅していくー

「さて、俺も帰るか」
野川部長がそう呟きながら時計を見るー

”そういや、あいつはどうなったかな…
 どうせ、あのエロ専務のことだから、
 ロクなことされてないと思うが…

 ま、明日聞いてみるか”

野川部長はそんなことを思いながら、
”ラーメンもおごってやらなくちゃな”と
静かに呟いたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ーーはぁ…♡ はぁ…♡…」
河原田専務から、何度も何度もエッチなことを
された雅夫は、何度も絶頂に達し、
いろいろな衣装を着せられていたー

今、着ているのはメイド服ー。

このままだと、自分が男であることも忘れて
女になってしまいそうだー。

そんな風に思っていた時ーー

”異変”は起きたー

身体中に今まで感じたことのないような違和感を感じるー

「ーー!?」
雅夫は、”いや、この感覚は2回目だ!”と、表情を
ゆがめて時計を見たー。

21時ー。

”女体化薬の効果は、半日ー”

女体化したのは、朝の9時ー

「しまった!」
雅夫がそう叫ぶとと同時に、
雅夫はメイド服姿のまま男に戻ってしまったー

唖然とする河原田専務ー

「ーーーひっ…こ、これはーー」
雅夫は”人生終わった”と、
心からそう思ったー

しかしーーー
河原田専務は不気味な笑みを浮かべたー

「ー男の娘メイドってのも、悪くねぇ」

とー。

”別の意味で人生終わったかもしれない”

雅夫はそう思いながら、
絶望の二文字を頭に浮かべながら、
怯えた表情で河原田専務の方を見つめたー

おわり

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コメント

サイト移転後、初めての更新ですネ~!

前に利用していたブログサービスの急な方針の変更に
少し驚きましたが、
こうしてまた、皆様にお話をお届けできる場を
作ることができたので、一安心デス!

今日もお読みくださりありがとうございました~!

コメント

  1. toshi9 より:

    明るいタッチで笑いながら読んでしまいました。更新と移転、お疲れ様です。

    • 無名 より:

      Toshi9様!コメントありがとうございます~!

      今回は明るい女体化モノにしてみました!

      移転は…簡単ではありませんでしたが、
      せっかくの作品とサイトなので、こうして無事に移転できてよかったデス!