<寄生>パラサイトパイロット②~侵食~(完)

宇宙からの侵略者と戦うパイロットたちー。

しかし、その中の一人が、
侵略者が放った寄生虫に支配されていき…?

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「カレン!どうしたんだ!?カレン!」
リーダー格のユキヤが戸惑った様子で通信機に
向かって叫ぶー。

”カレンさん!”
明るい女性パイロットのエミも無線でカレンに呼び掛けているー

”19時の方向から敵機接近!”
ジョージの声に、ユキヤとエミ、そしてウラジミールは、
接近する”パラサイトキャリア”を迎え撃つため、
戦闘機を旋回させるー。

「--ん…あ、、、やめ、、て…!」
カレンは、寄生虫にアソコを刺激されながら
必死に抗っていたー

戦闘機を操縦して、仲間の援護に駆け付けようとするカレンー

しかし、脳を刺激され、
身体が激しく興奮していくー

カレンに入り込んだ寄生虫が、脳に触手を伸ばし、
そこで快感物質を溢れ出させるー

「んっ…あ、、、♡」
カレンの手が、戦闘機を操縦するレバーやスイッチから
離れていくー

うっとりとした表情で、
だらしない笑みを浮かべ始めるカレンー

”---だ…め…
 わたしは…戦わないと…”

心の中では、このまま快感に身をゆだねてはいけない、と
しっかり理解しつつもー
あまりの快感に、カレンは溺れそうになっていたー

”快楽に身を委ねよ”
脳内から響き渡る声ー
言葉を発することの出来ない”パラサイト”が、
カレンの脳を直接刺激して、
カレンに言葉として伝えているー

「あ、、、あ…♡」
アソコが寄生虫によって激しく刺激されて
カレンは気持ちよさそうにビクンビクンと震えるー

涎を口から垂れ流して、
うっとりとした目つきのカレンー

普段、仲間の前で見せている
”優しいお姉さん”なカレンの姿は、そこにはなかったー。

カレンが寄生虫に侵食されている間にも、
ユキヤら4人の戦闘機は、パラサイト・キャリアとの戦いを続けていたー。

”至近距離で撃墜”することの危険性に気づいていない4人ー
至近距離で撃墜し、爆散した液体を戦闘機が浴びればー
液状に変形することのできるパラサイトが、
戦闘機内に侵入してしまうー。

だが、4人はまだそれに気づいていないー。

しかしーーー
運よく、カレン以外のパイロットたちは、
パラサイトキャリアを順番に片づけていくー。

”上空から生体反応”
ウラジミールが、ユキヤらに向かって叫ぶー。

紫色の生命体と戦闘機が融合したかのような戦闘兵器ー。

「へっ!いつもの奴がおでましか!」
ジョージが笑うー。

いつも地球に放たれている戦闘兵器ー
既にユキヤたちは、何基も撃墜している”アデン”と呼ばれる
宇宙兵器だー。

「--油断はするなよ!」
ユキヤが叫ぶー

戦いなれた”アデン”とは言え、油断をすれば命とりになるー。

故にー
戦闘機乗りは、一瞬たりとも、油断は許されないー

「--ふぁぁぁ♡ ぁぁぁっ♡」
カレンが顔を真っ赤にしながら、破れたパイロットスーツの部分から
アソコを晒しー
すでにそこは、濡れていたー

寄生虫が時々アソコから顔を出しー
その都度、カレンが甘い声で喘ぎ声をあげるー

脳内にくちゅ、、くちゅ、という音が響き渡り、
「んひぃっ♡」と声を出しながら、カレンは完全にイッてしまった目で
笑みを浮かべるー。

耳から飛び出した寄生虫の触手が、カレンの鼻から
カレンの中に入っていくー

口からも、
アソコからもー
寄生虫が出たり入ったりを繰り返しているー

”気持ちいいか?”

「--き、、気持ちいいですぅ…♡」
カレンは、あまりの快楽に、溺れてしまっていたー

だらしなく涎を垂らして、
コックピットで股を開き、そこを濡らしているー

寄生虫の触手が、カレンの両胸を揉み始めるー

「--あ、、、あああぁ、、、あ♡♡」

カレンは、脳を寄生虫に刺激されていることもあり、
完全に正常な判断能力を奪われてー
快楽に身をゆだねていたー

寄生虫がさらに脳に激しい刺激を加えるー。

”もっと気持ちよくなりたいか?”

「な、、りたい、、、ですぅうぅ♡」
カレンが歪んだ声で答えるー

喘ぎ声を狂ったようにあげながらー。

”命令通りにできたら、ご褒美をやろう”
寄生虫が、カレンの脳に対して、そうシグナルを送るー。

喘ぎながら、カレンは、”寄生虫”からの命令を受け取ったー

上空に激しい弾丸の音が響き渡るー。

花火のような閃光が走りー
宇宙人の生物戦闘兵器・アデンが駆逐されていくー

「ひゅう♪」
ジョージが嬉しそうに、その光景を見つめるー

”カレンの様子は?”
ユキヤが通信で他のパイロットたちに確認するー

”さっきから動いてない!上空で静止したままだ”
ウラジミールが返事をするー。

”カレンさんー大丈夫かな?”
エミが心配そうに呟くー。

その時だったー

カレンの戦闘機が突然エネルギーのチャージを始めたー

ユキヤは、一瞬”安堵”したー。
反応が無くなっっていたカレンの戦闘機が”動き”を
見せたからだー。

”カレンは無事だった”
そう、判断して安堵したのだー。

だがー
すぐにその安堵は間違いであったことに気づくー。

カレンの戦闘機が、攻撃を加えようと向いている方向はー
敵の戦闘生物兵器・アデンがいる方向ではなかったのだー

”おい、なんか様子がへーーー”

直後に、爆音が響き渡ったー

「---!!」
ユキヤがレーダーを確認するー

レーダーから、ウラジミールの戦闘機の反応が消えたー。

ユキヤはすぐに状況を理解したー

「--全員、回避行動をとれ!」
咄嗟に叫ぶユキヤー

カレンが、ウラジミールを攻撃して、撃墜したーー

「--なんだってんだ!?」
ジョージが戸惑いながら、カレンの戦闘機からの攻撃を回避するー。

宇宙人の狙いー
それは、最新鋭の戦闘機を操る、宇宙防衛組織E・Gの
パイロットたちを抹殺することー。

あまりの高機能に、現在この5人のパイロットしか
この戦闘機を操ることは出来ないー。

そしてー
宇宙からの先兵たちはいつもこの戦闘機に撃墜されてきたー

しかし、逆に言えばー
”これ”をどうにかしてしまえば、
宇宙人たちにとって、地球侵略の第1歩となるー

そのために、開発されたのがーー
”パラサイト”

びりびりに破れたパイロットスーツ姿のカレンが
完全にイってしまった顔で、涎を垂らしながら笑うー

”カレン!カレン!何をしているんだ!カレン!”
ユキヤが必死に呼びかけているー

カレンは、無線通信をONにして、声を出したー

「だって、、♡ だって♡ きもちいいんだもん♡」
カレンが、ユキヤたちに向かって攻撃を仕掛けるー

無線をONにしたまま喘ぎまくるカレンー。

寄生虫が、カレンの気持ちいい部分を触手で同時に刺激してー
脳内をクチュクチュと刺激するー

その都度、カレンの身体がビクビクと震えて
時々白目になって、声をあげているー。

「---くそっ!」
ジョージが、”アデン”を相手にしながらも、カレンの攻撃をかわしていくー。

「ーーー撃破!」
女性パイロットのエミが”パラサイト・キャリア”を撃墜するー

しかしー

ビチャ…

パラサイトキャリアを至近距離で撃墜してしまったエミの戦闘機に、
キャリアから飛び散った”液体”が付着しーー
パラサイトがエミの戦闘機の中に入り込んでいくー。

エミに迫る寄生虫ー
エミが気づいたときにはー
カレンと同じように、もう手遅れだったー。

そのことに気づかず、ユキヤとジョージは、
宇宙から飛来した”アデン”と”パラサイトキャリア”の大群を
次々と片付けていくー。

「だいぶ数が減って来たな」
ユキヤの言葉に、
ジョージが”でもよぉ、ウラジミールが!”と叫ぶー

戦死者が出るのは、今回が初めてだったー

ユキヤたち5人は、E・Gのパイロットとして
最新鋭の戦闘機で戦い始めてから
毎回、しっかりと5人で生還していたー。

犠牲者が出るのは、今回が初めてー

「--…わかってるー
 ウラジミールのためにも、俺たちはー」
ユキヤがそう言いかけた直後ー
無線を通じて、爆音が聞こえたー

「--え」
ユキヤが驚いてレーダーを見ると
”ジョージ”の反応が消えていたー

「--お、、おい、嘘だろ…?
 ジョージ!ジョージ!」

たった今、会話していたジョージまで撃墜されてしまったー

しかもーー
ジョージの戦闘機に攻撃を仕掛けたのはー
元気な女性パイロット・エミの戦闘機だったー

「エミ!?」
ユキヤは驚くー

カレンとエミの戦闘機が、ユキヤに攻撃を仕掛けて来るー。

「そんな!?どうして!?」
ユキヤはその攻撃を回避しながら、
接近してきた宇宙の戦闘兵器”アデン”を2機撃墜するー。

「カレン!エミ!何故俺を攻撃する!?」
ユキヤが必死に呼びかけるー

しかし、もう、カレンからもエミからも応答がなかったー。

「くそっ!どういうことだ!?」
ユキヤが必死に
カレンの戦闘機とエミの戦闘機から放たれる攻撃を回避するー。

「---チッ!」
接近してきた宇宙人の戦闘生態兵器”アデン”を撃墜したユキヤは、
自分の戦闘機から近い距離にいるエミの戦闘機の方に向かうー。

エミの攻撃を回避するー

しかしー

ボン!と音がして、
自機の左側にダメージを受けたことを悟るー。

「--こうなったらー」
ユキヤが自分の戦闘機から飛び降りてー
エミの戦闘機に飛び移ったー。

慌てて内部に侵入するユキヤー。

数名収容できるぐらいの広さが、
この戦闘機には存在するー。

非常用のハッチから中に侵入したユキヤはー
エミのいるコックピットにたどり着いて、唖然としたー

びりびりに破れたパイロットスーツから、
触手を持つ寄生虫のようなものが蠢きー
エミは顔を真っ赤にして、完全に狂った目で
喘ぎ続けているー

「きもちぃぃ♡ あっ♡ あっ♡ もっとぉぉぉぉ♡」
エミが涎を垂らしながら叫ぶー。

エミがアソコから液体を吹き出しているー。

「--……エミ… な、、何があったんだ」
ユキヤが銃を構えながらエミに近づくー

しかしー
エミがニヤリと笑ったー

「-ご、、こ、、ご、、この、女は、、ぐぼっ……」
寄生虫がエミの口を無理やり動かしながら、エミにしゃべらせているー

「--ぐ、、ご、、快楽に溺れて、、我々の、、ごぼっ、、いいなり、、だ」
エミの言葉に、ユキヤが銃を構えたまま、「エミから離れろ!」と叫ぶー。

「--もっと、、気持ちよくなりたければ、、、命令に、、従え…
 と、、ぐぼぼぼぉ、、、命令、、してな」

エミが喘ぎながら、口をゴボゴボさせて、言葉を吐き出すー

「--くそっ…」
ユキヤは、カレンも同じ状況であると悟るー。

エミとカレンを助け出すことはできるだろうかー

いやー
この状況ー
どう考えてもーー…

ユキヤは震えるー。

”戦い”に勝利するためにはー
この状況下で一番合理的なのは、
この場で今、エミを寄生虫ごと射殺して、
エミの戦闘機をユキヤが操り、カレンの戦闘機に反撃、
それを撃墜することだー。

だがーー

”俺には、仲間を殺すことなんてー”

エミが呟くーー

「--これで、、われわれの、、かちだ!」
とー。

「--!?」
ユキヤが、エミの方を見るー。

「--ーーあぅ♡ あぅ♡」
エミが、ニヤニヤしながら寄生虫からの命令を受けているー

”もう一人の女の戦闘機と、正面衝突しろ”
と、いう恐ろしい命令をー。

残る戦闘機は2機ー
エミとカレンのものだけー。

乗っ取られていない3人の戦闘機は撃墜したー。

あとは、寄生虫が支配下においた、二人の戦闘機のみー

カレンもー
エミと同じように寄生虫から命令を受けるー

”もっと気持ちよくなりたければ、もう一人の女の戦闘機と追突しろ”
とー

「は、、はぁ~い♡」
カレンが涎を垂らしながら笑うー

エミの戦闘機に乗るユキヤが「やめろ!!!!!!!!」と叫ぶー

「くそおおおおおおおおおお!」
と、叫んだユキヤは、ギリギリのところで、エミの頭を撃ち抜いたー

エミが動かなくなるー
慌ててエミをどかして、戦闘機を操縦しようとするもーー

「--間に合わない!」
ユキヤはレーダーを見て、そう叫んだー

その直後ー
2つの戦闘機が正面衝突して、
上空で爆散したーー

宇宙から、大量の”アデン”が飛来するー

対宇宙防衛組織E・Dの本部は
ユキヤ達5人が全滅したことを確認ー

「---…そんな」
司令官は唖然とした表情で座り込んだー。

「--対空砲、準備!」

まだ手はあるー

しかしー
地球が占領されるのは、時間の問題だったー

おわり

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コメント

宇宙からの侵略者と戦うパイロットたちのお話でした~!
今日もお読み下さり、ありがとうございました!!

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