<寄生>パラサイトパイロット①~侵略者~

近未来の地球ー。

地球には宇宙からの侵略者がやってきていたー。
月を占領、地球に先兵を送り込んでくる侵略者に対抗するため
結成された「対宇宙防衛組織、E・G(Earth Guardian)」ー。

しかし、侵略者は”次なる対抗策”を用意していたー。

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西暦2098年ー

2098年の技術は、現代よりもはるかに進歩していて、
太陽系周辺までの宇宙の状況を”レーダー”で観測することが
出来るようになっていたー。

2098年4月ー
人類は初めて宇宙人を観測したー。

冥王星周辺に、謎の生体反応を探知、
地球側から呼びかけを行ったところ、
不明瞭な音声ではあったものの、”生き物”の声が帰ってきたのだー。

人類は”宇宙人との遭遇”を喜んだー。

しかしー
”やってくる宇宙人は友好的”という幻想は崩れ去ったー。

それから1年後ー
あっという間に太陽系に大量の生態反応が探知され、
人類は、成すすべもないまま、月を占領されてしまったー。

未知なる宇宙人は、地球を侵略しにやってきたのだー。

この時代の人類の技術は、遥かに進歩していたー。
とは言え、戦闘機で、地球周辺まで飛び立つのがやっとで、
宇宙を自由に移動するような技術力は持ち合わせていなかったー。

禍々しい紫色の生物と戦闘機が一体化したかのような
兵器が、月から地球に放たれるー。

しかしー
人類は、対策を講じていたー

1年前ー
宇宙人が発見されたその時から、
未知との遭遇に浮かれる世間の風潮に反した
取り組みが行われていたのだー

対宇宙防衛組織「E・G(Earth Guardian)」の設立ー。
アース・ガーディアンと名付けられたその組織は、
当初、猛反発を受けたー。

”宇宙からの来訪者に失礼だ”などと、
日々、批判に晒されたー

しかし、結果はーー

「--撃破!」
地球周囲の宇宙まで、行動することが出来る最新鋭の戦闘機が、
宙を舞うー。

地球に入り込んだ、侵略者の戦闘機を1機残らず撃破していく戦闘機ー。

やがてー
敵の全滅を確認すると、戦闘機は、
地上へと舞い戻ったー。

拍手喝采で迎えられる5人のパイロットー。

最新鋭の戦闘機を操ることのできる人間は少ないー
今は、この5名だけー。

しかし、その圧倒的能力で、宇宙からの侵略者を
蹴散らせて見せたのだー。

世間は彼らを”英雄”と称し、たたえたー

2098年、宇宙人が初めて発見された際には
その設立も含め、猛反発を受けた、対宇宙防衛組織のE・Gは、
今は英雄・救世主のような扱いを受けていたー

結果はー
”宇宙人に対する備え”をしていた彼らの方が、
正しかったのだー。

「--しっかし、世間ってのは都合のいいもんだよなぁ」
大柄の男・ジョナサンが言うー。

「--はは、でもまぁ、いいじゃないか。
 今はこうして必要とされているんだし」

その言葉に、ジョナサンは、「へへ、まぁそうだな」と、笑ったー。

E・Gに所属する5人の精鋭パイロットー。
地球周辺の宇宙まで行動することが戦闘機を
操ることが出来るのは、現段階で、この5人のみー

その全員が若者だー。

激しく体力を消耗する危険性がありー、
20代、あるいは30代前半が、この戦闘機の
パイロットになる最低条件だったー。

テストの際に、30代後半の男が、発作を起こして命を落としたり、
50代の女性パイロットが、廃人になってしまったりしており、
精神・肉体共に、激しく疲弊する技術が使われているー。

そのために、操ることのできる人間は、限られていたー。

国籍も人種も多種多様ー。

中心的人物のユキヤ。
大柄な男のジョージ。
理知的な眼鏡の男性、ウラジミール、
正義感の強い明るい女性、エミ、
そして穏やかな大人の女性、カレン。

この5人が、世界で唯一、最新鋭の戦闘機を
操ることのできるパイロットだったー。

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月を支配した宇宙からの侵略者は、
度重なる敗北からか、
ここ数週間は動きを見せていないー。

紫色の生命体と戦闘機が融合したかのような無気味な
兵器は、地球に接近、あるいは侵入する都度、
E・Gのパイロットたちが撃退していたー。

それ故か、宇宙人たちは、侵略の手が鈍りつつあるー。

技術力は、地球より”上”であることは間違いないー。
こうして、地球に到達していることが何よりの証拠だー。

人類はまだ、2098年においても、火星に上陸することが
精いっぱいであり、それ以上のことは
出来ていなかったー。

こうして、地球から観測できていないであろうところから
地球までやってきているー、
と、いうことは相手の方が地球よりもはるかに高い技術を
持っていることは、疑いようのない真実なのだ。

けれどー

”相手”には”チームワーク”というものが
存在しないように思えるー。

また、”数”も、月面に存在する生体反応を推計する限り、
それほど多くないー

もちろん”侵略者”があれで全てとは限らないが、
十分に地球側に勝機はあったー。

地球に飛来する侵略者を撃退しつつ、
新兵器の開発の時間を稼ぎ、宇宙人たちを一網打尽にするのだー。

しかしーーー
宇宙人たちがここ数週間、”沈黙”しているのには理由があったー。

紫色の生命体と戦闘機が融合したような物体ー
”アデン”では、地球を攻略することは出来ないと判断した宇宙人たちは
”次なる作戦”を準備していたのだー

現状ー
宇宙人にとって”厄介な”戦闘機を操れる人物は”5人”

それさえ、攻略してしまえばー。

月面に巣くう、紫色の触手のようなものが蠢く不気味な宇宙人は、
笑みを浮かべたー

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「--飛行物体が接近!」

その知らせに、
ユキヤたちはすぐに戦闘機に乗り込み、出撃したー。

”気を付けてくださいー
 いつもの飛行物体とは異なります”

オペレーターが5人のパイロットに対して言い放つー。

いつもの”紫色の生命体と戦闘機が融合したかのような”
飛行物体ではなく、
触手のようなものが蠢く不気味な飛行物体が
地球にやってきたのだー

”現在、新種の情報を分析中”
オペレーターに言葉に、ジョージは「へっ!撃墜すりゃいいんだろ!」と
笑みを浮かべたー。

レバーを引き、弾丸を発射するジョージの戦闘機ー
無気味な飛行物体にそれが直撃し、飛行物体が砕け散るー。

「-へっ!なんてことはねぇ」
ジョージが余裕の笑みを浮かべるー

ユキヤの戦闘機とウラジミールの戦闘機も、それを撃墜するー

「油断しちゃだめよ」
チームのお姉さん的存在のカレンがそう言いながら、
飛行物体を撃墜ー

「--地球から、出ていきなさい!」
勝気なエミも、そう叫びながら、飛行物体を撃墜したー。

敵の数が減って来るー。
特段、これまで地球に飛来していた”アデン”とあまり変わらないー

いや、むしろ敵の攻撃は、接近時の触手のようなものだけで
”アデン”よりも弱体化しているような、そんな印象を受けるー。

その時だったー

「あぶない!」

カレンの戦闘機の背後から、触手つきの飛行物体が猛スピードで
迫っているのに気づき、ユキヤの戦闘機が慌ててそれに接近ー

カレンを狙う飛行物体を撃墜したー。

カレンの戦闘機の側で、触手つきの飛行物体が破裂してー
液体が飛び散るー。

「--ありがとう。助かったわ」
カレンの言葉に、ユキヤは「お互い様さ」と通信で答えてー
そのまま残る戦闘機の撃墜に向かうー

しかしー
”それ”が狙いだったー

飛び散った液体ー
カレンの戦闘機に付着した液体が、
ドロッと動き出し、そのまま戦闘機の内部に侵入していくー

何も気づいていないカレンは、そのまま他の飛行物体を撃墜しようと
戦闘機を旋回させようとしたー

その時だったー

ポタっー

手に何かが付着したー。

「--?」
カレンが上から垂れて来た液体に気づき、
上を見るとーー

スライムのような液体が、そこにはいたー。

液体が形状を変えていきー
触手つきの寄生虫のような姿へと変異するー

「--な…」
カレンが驚くと同時に、寄生虫がずぶッと、カレンの耳に触手をねじ込んだー

「--!!?!?!?!?」
カレンが、驚いてそれを振り払おうとするー

しかし、あっという間にカレンの身体の中に、寄生虫が入り込むー。

「--(なに、今のー)」
カレンは咄嗟に、自分の状況を冷静に確認しようとするもー
次の瞬間ー、下半身から激しい快感がカレンを襲ったー

「んっ…んぁっ♡」
カレンが思わず変な声を出してしまうー。

「--!?」
自分のパイロットスーツの下半身の部分が膨れが上がっているのに気づくカレンー

「---これは?!」
カレンが戸惑っていると、
パイロットスーツの一部分が音を立てて破れてー
そこから寄生虫のようなものが顔を出したー

「--ひっ!?」
カレンが驚くー

寄生虫がうねうねと動きながら、
カレンのアソコから再びカレンの体内に入っていくー。

「--あっ…♡ あっ…♡」
カレンが快感を感じながら、苦しんでいると、
今度は耳から触手を持つ寄生虫が顔を出すー。

”気持ちいいだろ…?人間”

そう、聞こえた気がするー。
寄生虫自体が喋っているわけではないー

寄生虫が、カレンの脳を直接刺激して、
脳に言葉として、シグナルを送っているー。

「---あ、、う…… や、、やめ…」
カレンが必死に戦闘機を操縦しながらも、
身体中の”気持ちいい場所”を刺激されて
正常な判断を乱されているー。

脳を直接刺激する寄生虫ー
脳から、今まで感じたことのない快感をカレンは覚えるー。

右手で戦闘機の操縦を続けながら
左手でなんとか、寄生虫をどうにかしようと、
左耳から飛び出した寄生虫を掴もうとするー

しかしー

「んっ…あぁぁあああっ♡」
寄生虫が、カレンのアソコからも触手を出して
激しくカレンを攻め立てていくーー

「あっ…」
口元から涎を垂らしながら、カレンは、左手を震わせて、快感に身を委ねてしまうー。

”ククク…快楽に身をゆだねるのだー人間”
寄生虫が、カレンの脳を刺激して、カレンに言葉を伝えるー。

侵略者の新たなる戦闘生命体”パラサイト”が、
E・Gのパイロットを襲ったー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

激しい爆音が轟くー。

ウラジミールの操る戦闘機が飛行している”パラサイト・キャリア”を
破壊していくー。

今回、地球に飛来した触手を持つ浮遊物体は
宇宙人たちが”パラサイト・キャリア”と呼ぶものー。

その名の通り、
宇宙人の戦闘生命体である”パラサイト”を運ぶ役割を担っているー

戦闘能力が、これまで地球に飛来していた”アデン”と呼ばれる生物兵器よりも
低いのは、このパラサイトキャリアが戦闘目的ではないためだー

”ターゲットの側”までパラサイトを運びー
そして、”あえて”撃墜されることにより、
中に積んでいるパラサイトを飛散させるー。

多くが失敗に終わっても
1機でもそれに成功すればーー

「---撃破!」
ユキヤがパラサイトキャリアを次々と撃ち落としていく。

”さすが!”
女性パイロットのエミが通信でユキヤをほめたたえるー

”へっ!お前にはかなわねぇな”
大柄なジョージも通信でユキヤを褒めたー。

しかしー。

「---カレン?」
ウラジミールは、すぐに異変に気付いたー。

カレンの戦闘機の動きがおかしいー。

「--カレン?どうかしたのか?」
ユキヤも異変に気付き、カレンの戦闘機に無線で連絡を入れるー

”ん…♡ あっ、、あっ♡ わたしなら、、大丈夫ぅ♡ あ、、、”

ーー!?

カレンの戦闘機から帰って来た応答はー
普段の”お姉さん的存在”のカレンではなくー
妖艶に歪んだ、色っぽい声だったー。

②へ続く

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コメント

寄生虫にパイロットが乗っ取られてしまうお話デス~!
続きはまた明日デス!

寄生<パラサイトパイロット>
憑依空間NEO

コメント

  1. 匿名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    とある家族の1日から数日しか経ってないのに、またエイリアンネタとは残念です。
    グロイだけで、少しも興奮しません。

  2. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    コメントありがとうございます~!

    どんなジャンルでも好き・嫌いは、必ず皆様それぞれ異なりますので、
    読んだ全員が満足するお話を書くことは、なかなかできないですネ…!
    ごめんなさい!
    (時々、似たようなジャンルの作品が近くなってしまうときもあります…!)

    今後も、色々なジャンルのお話を書いていきますので、
    (宇宙人系も、好きな方はいらっしゃいますので、
     今後も書くことはあると思います)
    もし苦手なジャンルがありましたら、お手数ですが、そっと回避してください…!
    (※気づかず好みに合わないジャンルの作品を読んでしまった場合は、
     お時間取らせてしまって申し訳ありません…!)

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