300万アクセス記念小説!アース・ポゼッション②

300万アクセス記念小説
「アース・ポゼッション」の第2話デス~!
先週の続きになります!

※ツイッターで出演者を募集し、
ご応募頂いたフォロワー様が全員登場するお話になっています!

※フォロワー様のネタが少しあります
(知らなくても、物語上に大きな影響はないと思います…
 知らない皆様には、申し訳ありません!)

※出演しているフォロワー様は、すべてご許可を頂いています。

※本日の通常小説はこのあと、投稿します!

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「…うっ…」

果実夢想が目を覚ます。

「---はっ!?ここは?」
果実夢想が周囲を見渡す。

自分は確かー
同じ特殊部隊に所属するSalutが運転する車で
宇宙人・んなー星人が放った大怪獣・ドゴラから
逃げている最中だったはずー。

「--目を覚ましたか」

果実夢想が声のほうを向くと、
ぱんだの着ぐるみを被った謎の人物がいたー。

「こ、ここは…?」
果実夢想が尋ねると、
ぱんだの着ぐるみを被った人物は名乗った。

「俺たちのアジトだ」

とー。

「ーーアジト?」
果実夢想が周囲を見渡す。

薄汚れた建物の中だ。

「---ようこそ、白黒組の本部へ。
 まぁ、ゆっくりしていってくれ」

ぱんだの着ぐるみを被った人物は
白黒組の組長・大野ぱんだと名乗った。
明らかに偽名だ。

だが、それは今は問題ではない。

「あ、、あの!」
果実夢想がそこまで言うと、
ぱんだ組長は、果実夢想の言いたいことを
先に読み取り、そして答えた。

「あんたは、あの大怪獣の攻撃を
 受けて弾き飛ばされた車の近くで倒れていたんだ。
 それを、拾ってあげたんだよ」

ぱんだ組長はふざけた口調で言う。
ぱんだの着ぐるみと、ふざけた口調ー

けれどー
その目は鋭い。
ただモノではないことがわかる。

「--他に、他に誰かいませんでしたか!?」
果実夢想が言う。

だが、ぱんだ組長は首を振る。

「あんただけだよ」
とー。

一緒に車で逃げていた
Salutと、ドゴラに憑依されてしまった
水無月空はどうしてしまったのだろうか。

「--ま、出会ったのも何かの縁だ。
 ここでしばらくゆっくりしていきなよ」

ぱんだ組長にそう言われて、果実夢想が
本部の外に出ると、そこには
スラム街のような場所が広がっていたー

「ここは、”世間”からはじかれたものたちが
 集まる場所ー。
 あんたのような、表舞台で生きていた人間は
 存在も知らないだろうが」

ぱんだ組長は、そこまで言うと
「ついてきなよ、いいものみせてやる」と
呟いて、ぱんだの着ぐるみを被ったまま
歩き出したー

・・・・・・・・・・・・・・・・

銃声が響き渡る。

防衛大臣・アライズが自ら舞台を
率いて、大怪獣ドゴラを食い止めようとしていたが
戦況は思わしくないー。

「---総理!」
官房長官のぶらっくが総理の部屋にやってくる。

プライベートでは蛇を飼育していて
無類の蛇好きとして知られている。

「---ドゴラは?」
総理大臣・三流無能が尋ねる。

しかし、ぶらっくは首を振った。

アライズ防衛大臣が率いていた部隊とも
連絡がつかなくなったらしい。

恐らくはー…

「--仕方がない」
総理大臣・三流無能は腹をくくる。

このままでは、大怪獣ドゴラ1体の手により、
この国は壊滅してしまう。

それだけは、断固として、
避けなくてはならない。

「---例の最終兵器の準備を」
総理大臣・三流無能が言う。

「最終兵器!?」
何のことか察したぶらっくが声を上げる。

しかし、総理の決意は固かった。

「---我が国の技術を結集して作った
 大型戦闘兵器・飛龍(ひりゅう)の出撃を要請する

 全責任は私が取る!」

総理大臣の声に、
ぶらっく官房長官は慌てふためいた様子で頷いたー

官邸の地下で秘密裏に作られていた
最終兵器ー。

”飛龍”

まるで、巨大怪獣のような姿をしたサイボーグ。

その飛龍が、国家の有事に、解放された。

「な、なんだあれ?」
「巨大なロボット!?」

逃げまどっていた市民たちが叫ぶ。

「--飛龍、発進!」
三流無能 大臣は、遠隔操作システムを起動して、
巨大メカ・飛龍をコントロールする。

目指すはドゴラー。

大怪獣・ドゴラが、接近してきた巨大メカ・飛龍に気づくー。

ドゴラが吠えるー。
飛龍は、有無を言わさずバルカン砲を発射したーー

ドゴラと飛龍が、激突したー

・・・・・・・・・・・・・・・・

ヨーロッパー

そこら中に果物が散乱している。

んなー星人幹部のあるみかんが、
果物を使って人々を洗脳していたー

「あぁぁ…くだもの…」

「おいちー!」

「あぅあぅ」

洗脳された人々が一心不乱に果物を食べているー

「--ふふふ」
あるみかんによる支配は順調に進んでいたー

アジアー

「あっははははははははは」
んなー星人幹部・kateが、
主である皇帝のために、
アジア各地を占領していく。

細かい作戦は無用ー
力で、敵をねじ伏せていくー

アメリカー

んなー星人幹部・困ったキノコが、
特殊なキノコを各地に植え付けているー

そのキノコから胞子が放たれて
頭にキノコをはやした人間たちが
虚ろな目で歩いている。

その光景を満足そうに見つめる
困ったキノコー。

地球は確実に
んなー星人に支配されつつあった。

・・・・・・・・・・・・・・

”地球の皆さん
 世界は週末に向かっています。

 人類が生き残る道とは何か。

 そう、宇宙人との共存共栄です。

 んなー星人は、地球にたどり着きました

 これが、何を意味するのか!
 これに逆らうことに、何の意味があるのか!

 皆さん、よく考えてください。

 宇宙人は、地球にたどり着きました。

 対して我々地球人はどうか?
 いまだに、地球に縛り付けられています。

 そう!
 宇宙人が地球に現れたその瞬間ー
 我々は負けたのです。

 敗北したのです。

 んなー星人に我々が、勝つことはできない。

 では、どうするか。

 そうです!手をつなぎましょう。
 宇宙人と手を取り合って、
 友達になりましょう。

 さぁ、皆さん!んなー星人と手をつなぐのです”

ユーチューバー・ハギチャンネルが
堂々と宣言する。

「--勝手なことを」
地球防衛連合軍のととねは、
世論が”降伏”に傾いていることに
危機感を感じていた。

どの国でも、成果が上がっていないー。

人類側は次第に追い詰められているー
人々は恐怖にまみれ、
そして、気弱になっている。

ここで、何か”打開策”を見出すことが
できなければ、
人類はこのまま”敗北”することになるだろう。

既に多くの命が失われた。
んなー星人たちは、人間に憑依し、
その身体を奪っているー

「---このままでは終わらん」
ととねは呟く。

宇宙人の母船を攻撃するために
”侵略者一掃作戦”の準備を現在、
進めている最中だー。

国連総長のみのむーのバックアップもあり、
その準備は、着々と進んでいたー

・・・・・・・・・・・・・・・・

スラム街を歩く果実夢想は、
ぱんだ組長に案内されながら
スラム街の様子を見ていた

(こんなところが…)

貧困にあえぐ人々の隠れ家。
それがこのスラム街なのだという。

「ついたよ」
ぱんだ組長が言うー。

その先にいたのはー

んなー星人が現れる前に果実夢想たち
特殊部隊が追っていた
憑依薬を使い暗躍している会社・
株式会社ポゼウスの社長・BALだった。
専務のひのるんも一緒だ。

「--お前たちは」
果実夢想が警戒するー

「なんで、ここにいるんだ」
果実夢想が尋ねる。

しかし、BALもひのるんも戦う意思はないようだった。

可愛らしいピンク髪の少女の姿で、
BALは笑うー。

「ここの、援助をしているの」
BALが言った。

「--BAL社長は、稼いだ資金で
 このスラム街の援助をしてるんだ。
 他で生きていけない子供たちの
 世話をな」

専務のひのるんが言う。

BAL社長率いる株式会社ポゼウスは
憑依薬を売りさばき、悪用する悪の組織だ。
その行為が、悪であることには変わりはない。

だが、
そのお金は、こうして、貧困にあえぐ
子供たちのために、使われている。

「---…ま、そんなことは今はどうでもいいんだけど」
BALが言う。

”宇宙人を倒す方法があるんだけど、
 人手が足りないから、協力してくれる?”

ーと。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

東京周辺に上陸したドゴラを迎え撃つ
サイボーグ・飛龍ー

激しい激闘は続いていたー。

飛龍から青いビームが放たれるー

ドゴラに命中する青いビーム。

ドゴラの身体から体液が流れるー
次第に追い詰められていくドゴラー。

だが、ドゴラには奥の手があったー。

「----!」
モニターで飛龍とドゴラの戦いを見つめていた
内閣総理大臣・三流無能と
官房長官のぶらっくが驚くー

ドゴラが、自らの魂を分離させて
乗っ取った人間たちがーー
宙を浮きードゴラの壁となったー

虚ろな目の少女や少年ー
男性や女性、老人ー
ドゴラに乗っ取られた人々が
虚ろな目で、ドゴラの前に浮かび、
壁を作っている。

「--ごしゅじんさまをまもる」
少女が呟く

「--ごしゅじんさまをまもる」
少年が呟く。

飛龍の動きが止まるー
飛龍は”人間を守るよう”プログラムされている。

人間を壁にされてしまってはー
”動く”ことができないー

「--くっ!」
官邸でその様子を見守る三流無能が叫ぶ。

そしてー
ドゴラは無情な攻撃に出たー。

「ーーーあははははははははは」
「---あはははははははははは!」

ドゴラの前に盾のように浮かんでいる人たちが
笑い出すー

虚ろな目のままー

乗っ取られたままの人々はー
まるで、ミサイルのようにー
飛龍に突撃しーーー
爆発したー

少年が飛龍に激突して爆発するー
少女が飛龍に激突して爆発するー

激しい爆発が起きて、
飛龍が大破するー

ドゴラは、触手で容赦なく、とどめの攻撃を加えたー

「--飛龍、、大破」

内閣総理大臣・三流無能は、奥の手を破壊されて愕然としていたー。

だがー

人類はあきらめていない。

国連総長・みのむーが直々に
結成した精鋭部隊が各地に派遣されー
各地では必死の抵抗が続いていたー

あるみかん、Kate、困ったキノコら、
んなー星人3幹部と一進一退の攻防が続くー。

そして、地球防衛連合軍を指揮するととねは、
んなー星人の母船を総攻撃する準備を整えていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・

「---宇宙人の母船に突入する?」
果実夢想の言葉に、
BALは「そう」とほほ笑んだー。

見た目は可愛らしいピンク髪の少女ー
だが、この身体はBALの身体ではない。

BALが少女の身体を乗っ取っているー

憑依薬で暗躍する
株式会社ポゼウスとはいずれ、決着を
つけなくてはならないー

けれどー
今は、んなー星人をどうにかしないといけない。

「----これを見なさい」
BAL社長がスラム街のガレージのような場所を
指さす。

そこにはー
謎の小型UFOのようなものが存在していたー

「--憑依薬を生み出した技術を応用して
 いざというときのために作り出しておいた
 逃走用の小型UFO」

専務のひのるんが説明する。

「えっ!?そんなものが」
果実夢想が驚くー

BAL社長たちの技術力はそこまで
凄いものだったのか、と思いつつ、
「これを使えば、んなー星人の母船に
 突入できるってこと?」と聞くと、
BAL社長は頷いたー。

「--でもね、このUFOは
 全部で4台しかないの」
BAL社長が言う。

「--1台につき一人が乗るのが限界。
 だから、宇宙人の母船に突入できるのは
 4人ー」

BAL社長の言葉に
果実夢想が、頷くー

4人で、あの母船の中にいる
んなー星人の皇帝を倒すー。

「---わたしと、ひのるんとー
 あとはー
 カジ、あんたも来る?」
BAL社長が言う。

「カジ!?」
呼び方に不満を示す果実夢想ー

だが、なんとか不満を飲み込み、
果実夢想は頷いたー

「あと一人はー?」
果実夢想が、ぱんだ組長のほうを見る。

しかし、ぱんだ組長は首を振った。

「ここの子供たちの面倒を
 見なくちゃいけないからな」

ーと。

「じゃあ…」

「---もう一人は、もう準備出来てるよ」
BAL社長が笑う。

既に、”4人目”のメンバーは
出撃準備を整えていた。

「-あ、隊長!」
果実夢想の視線の先には
果実夢想が所属していた特殊部隊の隊長・葵がいた。

「--BAL社長の話を聞いて一緒に戦うことにした」
葵が言う。

果実夢想は頷き、出撃準備をする。

「---さぁ、いくよ!」
BAL社長の言葉に、
ひのるん、果実夢想、葵が頷くと、
小型ポッドが、んなー星人の母船めがけて発進したー

③へ続く

・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

フォロワー様が次々と…(汗)

続きは、また来週の土曜日に公開予定になります~!

今日の通常の小説も、このあと書きますので
もうしばらくお待ちくださいネ!
(皆様がこれを読んでいるころにはもう
 投稿が終わってるかもですケド…!)

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