300万アクセス記念小説!~アース・ポゼッション①~

憑依空間がついに、300万アクセス達成となりました~!
ありがとうございます☆!

今後も、少しでも皆様にお楽しみいただければ
嬉しいデス!!
私自身も楽しみながら書くことを忘れずに、
今まで通り頑張っていきますので
よろしくお願いします!

300万アクセス記念小説として、
「アース・ポゼッション」という作品をご用意しました!
ツイッターで出演者を募集し、
ご応募頂いたフォロワー様が全員登場するお話になっています!

※フォロワー様のネタが少しあります
(知らなくても、物語上に大きな影響はないと思います…
 知らない皆様には、申し訳ありません!)

※出演しているフォロワー様は、すべてご許可を頂いています。

※本日の通常小説はこのあと、投稿します!

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憑依薬を使って、あらゆる人々に憑依しー
悪事を行う悪の組織があったー。

”株式会社ポゼウス”

表向きは製薬企業として活動しているものの、
裏では憑依薬を利用して
世界的に悪事を行っている。

経済界の大物”山下ケイト”なる人物と
繋がっており、警察組織でも軽々と
手を出すことはできないー。

だがー。
警察組織の中に秘密裏に組織された
特殊部隊が、長い時間をかけて
株式会社ポゼウスの裏を暴いていきー

今日、強襲をかけることになっていたー。

「---これ以上、ポゼウスのやつらに悪さは
 させない」

若手の隊員、
コードネーム・果実夢想は、
ポゼウスの本社内に突入ー

それに続く隊員・Salutと、
隊員・水無月空も、
周囲を警戒しながら奥へと進むー。

株式会社ポゼウスの社長・BALは、
世界を憑依薬で牛耳ろうとしているー。

BALのたくらみを何としても
阻止しなくてはならないー

「---」
特殊部隊の隊長・狐山 葵は
隊員たちに先へ進む指示を出す。

隊員たちからも、狐山葵は、
慕われているー。

「---!!」

扉の影から襲い掛かってくる株式会社ポゼウスの
社員たちー

麻酔銃や、格闘技でそれを制圧するー

その様子を見ていた
株式会社ポゼウスの専務、”ひのるん”が、
特殊な霧状のガスを部屋中に放つー

「--催涙ガス…!」
果実夢想がそれに気づき、周囲の仲間にも合図するー

催涙ガスが薄れていくー

ひのるんは、眠ったであろう特殊部隊隊員たちを
始末しようと、その部屋に足を踏み入れるー。

しかしー
果実夢想ら、特殊部隊隊員は眠っていなかったー

「ーーーな!」
ひのるんが気付いたときには、もう遅かったー。

背後から、葵が素早い手刀で、ひのるんを気絶させると、
葵たちは、そのままビルの最上階へと向かうー

株式会社ポゼウスの制圧は
順調に進んでいるーー
はず、だったー。

社長室に飛びいる葵たち。

「---ここまでだ!」
葵が、銃を構えながら
BAL社長を見つめるー

BAL社長は
ピンク髪の可愛らしい少女だったー

BAL社長本人ではないー。
他人の身体に、BAL社長が憑依しているのだー

「---…わわわー」
焦った様子を見せるBAL社長ー。

だが、その表情には、どことなく余裕が見えるー

「--おとなしく手をあげなさい!」
果実夢想が言う。

Salutと水無月空も、銃をBAL社長に向けるー

BAL社長が、机の背後にある、
何かに手をかけようとしたその時だったー

空から、聞いたことのないような轟音が聞こえてきたー

「---!?」
表情を歪めるBAL社長ー

ゴゴゴゴゴゴゴ

「--!?」
果実夢想も、Salut、水無月空、葵も空を見つめるー

空にはーー
信じられない光景が広がっていた。

「これは…」
BAL社長も驚きを隠せないー。

見たこともない巨大なUFOのようなものが
空を覆いつくしていたのだー。

”地球人類の諸君”

上空から、不気味な声が響き渡った。

BAL社長も、果実夢想も、戦いをやめて
上空を見つめている

”我々は…君たちを保護するために
 この星へとやってきた”

上空から響き渡る声ー

「この星…?」
Salutが不思議そうに呟くー

上空に現れた巨大UFOは…
宇宙人ものだったー。

”我々の星の名前は…
 君たち人類には、発音できない…

 そうだな…
 君たちの言葉で一番近い言葉は…

 ”んなー”…”

「ーーぷっ」
BAL社長が一人でニヤニヤしている

宇宙人のあまりにも変なネーミングセンスに
笑ったようだった。

”我々の保護を受け入れるか。
 それとも、死か。
 選ばせてやろう”

突如として現れた宇宙人ー
何の前触れもなく出現したそれに
世界は大混乱に陥った。

”んなー星人”の襲来。
それはー
終わりの始まりなのかー。

ーー国連本部は
大混乱を起こしていたー。

国連総長・みのむーは決断した。

世界各国の枠組みを超えて、
人類が手を取るべきだと。

みのむーの判断に、
首を振るものはいなかった。

こうしてー
地球防衛連合が結成されー
その指揮官には、”ととね”なる軍人が
就任した。

「--総理!んなー星人が出現したのは
 我々日本の上空です」

官房長官のぶらっくが声を上げる。

「---…むぅ」
総理大臣・三流無能は頭を抱えていたー。

打開策を見いだせないままー。

・・・・・・・・・・・・・・・

”おろかな下等生物どもめ…”

んなー星人皇帝・”どろっぷ”は、
不満そうに呟いた。

皇帝という立場故に
”クール”であろうと振舞っている。

地球の生命体ー
人間たちが降伏するつもりはないということを
知った皇帝・どろっぷは、
参謀を呼び出した。

「--これより、地球総統計画を開始する」

クールにそう言い放つ皇帝・どろっぷ。

参謀・mioは、静かに頭を下げた。

んなー星人三大幹部が結集する。

幹部”あるみかん”-。
果物を使った攻撃を得意とする宇宙人で、
フルーツマスターの異名を持つ。

幹部”kate”
皇帝・どろっぷを崇拝しており、
三大幹部の中でも最も信頼が厚い。

幹部”困ったキノコ”
キノコ使いの宇宙人で、
身体中がキノコに覆われているー

地球の大陸図が表示されるー

「---」
参謀・mioは、三大幹部に
それぞれの区域の攻撃を命じるー。

あるみかんはヨーロッパ方面を、
Kateはアジア方面を、
困ったキノコはアメリカ方面を
制圧するべく、んなー星人の母船から
飛び立っていくー。

「--日本はどうする?」
皇帝・どろっぷがクールに言い放つと
参謀・mioはお任せくださいー
と、頭を下げたー

・・・・・

「総理!太平洋から大怪獣が出現!」
官房長官・ぶらっくが叫ぶー

「大怪獣だと!?」
内閣総理大臣・三流無能が叫ぶー

慌ててテレビをつける閣僚たち。

そこにはー
大怪獣”ドゴラ”の姿が映し出されていたー。

「これは…」
総理大臣・三流無能は唖然とするー

かつてー
遠い昔、人々に憑依する力を持った大怪獣・ドゴラによって
大混乱に陥ったという記録が残っているー

そのドゴラが今ーーー
日本に迫っている。

「なんということだ…」
総理大臣・三流無能はモニターを唖然と見つめることしか
できなかったー

「総理…舞台の準備は整っております」
防衛大臣・アライズが、総理の元に寄ってくる。

既に、ドゴラ上陸地点をあらかじめ算出し、
そこに自衛隊を派遣したのだという。

「しかし…」
”法律の壁”
総理大臣・三流無能は、攻撃の許可を躊躇する。

だがー
「一刻の猶予もありません!
 日本に、大怪獣が迫っているのです!」という
アライズ防衛大臣の叫びが
三流無能の心を動かしたー

「全責任は私が取る。
 攻撃しろ!」

号令を受けー
海岸沿いに展開した部隊を率いる幕僚長・ぽぜるんは
戦闘準備を整え始めたー。

大怪獣・ドゴラが海から姿を現すー。

ぽぜるんが、部隊に攻撃命令を下すー
戦車部隊の一斉砲撃が始まったー

「--本当に、倒せるのかな…」

株式会社ポゼウス制圧作戦に参加していた
葵率いる特殊部隊は、
混乱に乗じて逃亡したポゼウスの社長・BALの行方を
追っていたのだが、
んなー星人と大怪獣・ドゴラの出現により、
そちらの対処に回されていたー。

ぽぜるんが指揮を下しているテントに
果実夢想も共にいるー。

ぽぜるんは相手の弱点に”該当”する場所を
見つけ出す能力にたけているー

戦車部隊の攻撃が命中する大怪獣・ドゴラ。

だが、ドゴラはひるむ様子を見せないー

しかしー

「みつけた…」
ぽぜるんが呟く。

ドゴラのわずかな反応からー
ぽぜるんはドゴラが苦手としている場所を
見つけたのだー

「弱点を発見ー」

ぽぜるんが無線で戦車部隊に指示を下す。

果実夢想はそんな様子を感心しながら見つめるー

しかしー

ゴオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

聞いたこともないような轟音が届いた。

「…はっ!」
ぽぜるんが顔をあげると、戦車部隊が
ドゴラの無数の触手と、
そこから放たれた謎の光弾によって
あっという間に貫かれていたー

「---そ、そんな?!」
驚くぽぜるん。
果実夢想はとっさに身の危険を感じて
テントから駆け出す。

遠くに逃げないとー

そう思った。

続いて轟音が響き渡る。

数秒前まで自分が立っていたテントが
光弾によって跡形もなく粉砕されたー

そこにいた、ぽぜるん諸共ー。

逃げ続ける果実夢想。
後ろを振り向く暇もなくー。

後ろには戦車部隊を壊滅させた
大怪獣ドゴラが迫っているー

後ろから巨大な足音が聞こえてくる。

憑依怪獣・ドゴラ。
かつて地球を襲撃した大怪獣が
宇宙人・んなー星人によって
再び解き放たれたのだ。

ゴオオオオオオ!

背後から轟く轟音。

果実夢想は
走りながら、生きた心地がしなかった。

その時だったー

1台のジープが目の前に走ってきた。

「先輩!こっちへ!」

果実夢想が所属している特殊部隊の仲間
Salutと水無月空の二人が
果実夢想を助けに来てくれたのだったー

「---早く!」
Salutの手を掴み、ジープに乗り込む果実夢想。

「助かったぁ…」

背後では巨大怪獣・ドゴラが
街を破壊しているー

「--隊長は?」
果実夢想は、隊長の葵の姿が見えないことに
疑問を感じて、水無月空に尋ねる。

「隊長は…上層部に…呼び出されて…」
基本無口な水無月空がそう答えた。

上層部の人間から
緊急の招集をかけられて
ドゴラ掃討作戦には参加していないのだという。

「ふぅん…」

その時だったー

「う…」
水無月空が突然震えたー

「---!?」
果実夢想が空のほうを見るー

空の目はーー
まるで、吸血鬼のように怪しく光っていた。

ーー!?

憑依怪獣・ドゴラは
自らの魂の一部を飛ばし、人間に憑依する力を持っている。

空は、ドゴラに憑依されてしまった。

「うあ~~~~」
正気を失った空が、
果実夢想に襲い掛かる。

「うわあああ!」
悲鳴を上げる果実夢想。

「先輩?」
車を運転していたSalutも異変に気付く。

「---うあ~~~」
果実夢想にかみついて
吸血鬼のように血を吸おうとする空。

「--先輩!」
Salutが呼びかける。

だが、Salutは車の運転で手が離せないー

「はっ!」
バックミラーに光が写ったー

見たこともない、異様な光ー

車が激しい衝撃に襲われて
吹き飛ばされるー

「うわああああああ!」

果実夢想が悲鳴を上げるー

ドゴラが、光線を放ったのだったー

車ごと激しく吹き飛ばされてー
果実夢想は宙に舞ったまま意識を失った…

②へ続く

・・・・・・・・・・・・

コメント

次回は、来週掲載予定デス~
(週1回予定)

まだ出演ご希望を頂いたすべてのフォロワー様は
登場していませんが、第2話以降に登場しますので
お楽しみに~!

300万アクセス、本当にありがとうございます!!

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