童貞を馬鹿にしたクラスメイトに
童貞を卒業させてもらう。
康太の計画は進んでいた。
いよいよ、童貞卒業の日がやってくる…。
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「康太君…♡ 康太君♡ 康太君…♡」
莉菜は、自分の部屋を汚しまくっている現状も
全く気にすることなく、康太への愛を呟き続けていた。
服は滅茶苦茶に乱れ、
髪の毛も乱れきっている。
「はぁ~~♡ はぁ~~~♡」
莉菜は今、康太に憑依されている。
康太は一晩かけて、
莉菜に自分への愛を叫ばせた。
何度も何度も絶頂を迎える度に、
自分への愛を刻み付けた。
憑依薬の説明書に書かれていた通り、
これで莉菜の思考は、塗り替えられたのだろうか。
「-ーーあふふ・・・♡ っふふふ、ふふふふふ」
莉菜が自分のことを好きになるー
そう考えただけで、笑いが止まらない。
自分のことを童貞とバカにした莉菜が、
自分のことを求めてくるようになるのだろうか。
もはや、笑うしかない。
「---くくく…あはははははははははははっ!」
莉菜は仰向けになって天井を見つめながら
大声で笑った。
もうすぐー
もうすぐ、童貞卒業だ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌日。
康太は自分の身体に戻り、何食わぬ顔で、
いつも通り、登校した。
友人の陸次郎が「よぉ」と声をかけてきた。
いつも通り、康太も「よっ!」とあいさつを
返しながら自分の座席に着席した。
莉菜は先に登校していた。
あんなn部屋を滅茶苦茶にしたのに、
莉菜はよく登校できたもんだ。
康太が憑依から抜け出したのが、朝の5時。
ずっと身体を使っていたし、部屋も莉菜自身も
滅茶苦茶だっただろうに、
平静を装って学校にやってきているとは、
流石は偽善者、といったところか。
「---」
いつも通り、友達と談笑している莉菜。
正直、昨日の夜のことで、
莉菜の思考に影響を与えることができたかは分からない。
何せ、憑依薬なんてものを使ったのは初めてだし、
そもそも本当に憑依できるだなんて、思っても
見なかった。
正直、びっくりしている。
「---あの」
そんなことを考えていると、
近くで莉菜の声がした。
「え…うわぅ!」
康太は思わず、声をあげてしまった。
嫌な予感が頭を駆け巡る。
そういえば、よく考えたら、憑依されている最中の
記憶が抜け落ちているとは限らない。
だとすれば…
昨日、自分に憑依した人間の正体にも
気づいてしまっているはずだ。
何せ、自分の写真を壁に貼って
何度も何度も、キスしたのだから…。
「---昼休み、、ちょっとお話し、できるかな?」
莉菜が顔を赤らめながら呟いた。
「ひ、昼休み?いいけど?」
康太はそう答えた。
康太も、莉菜も、顔を真っ赤にしながら
ドキドキしていた。
二人とも、違う意味で、だ。
「--じ、じゃあ、昼休みに西棟のB教室で待ってるから」
莉菜はそれだけ言うと、
足早に友達たちの方に戻って行った。
「--ひゅう!やるねぇ!」
横で聞いていた友人の陸次郎が康太を茶化す。
康太は、生きた心地がしなかった。
もしかしたら、昨日のことー。
康太は死んだ目で、4時間目までの授業を終えた。
もし、昨日、憑依されていたときのことを莉菜が
覚えていた場合はー?
どうする?
とぼけるか?
いや、それはキツイ…
でもどうする…?
もしかしたら自分は変態男として、逮捕されてしまうかもしれない。
いやー
いざとなったら、憑依薬を使って莉菜に憑依して、
屋上から飛び降りてしまえばーーー
そんな風に考えているうちに、
昼休みが訪れた。
指定された空き教室に行くと、
莉菜が居た。
「--星谷さん」
康太が緊張した様子で言うと、
莉菜が「ま、増川くん…」と顔を赤らめながら振り向いた。
莉菜が近づいてきて言う。
「あ、、、あの、、、あの、、増川くん…
わ、、わたし、この前、告白断っちゃったけど…
や、、やっぱり、後から考えてみたら、増川君のこと、
大好きだなって…」
莉菜が恥ずかしそうに言う。
康太の不安は一気に吹き飛んだ。
そしてー
邪悪な笑みを浮かべたー
”成功だ”
昨日まで童貞を馬鹿にしていたような女が
こんあことを言う筈がない。
「---え、本当に?」
康太は嬉しそうに言った。
「う、、うん…増川君が良ければ
お付き合いしたいなって…」
莉菜が言った。
一晩中、康太への愛を、叫ばされ
興奮と快楽に満ち溢れた結果、
脳は染め上げられてしまった。
康太への愛にー。
康太はそんな莉菜を見ながら意地悪な気持ちになった。
「ふ~ん、でもさ、星谷さん、童貞きもいって言ってたよね?」
康太の言葉に、莉菜は「そ、、それは・・・!」と
必死の表情を浮かべる。
「俺、童貞だからさ。
童貞を馬鹿にする子とは付き合えないよ」
そう言うと、莉菜は目にたくさんの涙を浮かべた
「ごめんなさい…ごめんなさい…
ごめんなさい…」
泣きながら謝罪の言葉を口にする莉菜
「--もう、わたし、、増川君のことしか
考えられないの…
お願い…私を抱いて…!
そうしないと、、わたし…」
莉菜が嘆願するように言う。
しかし、康太はわざと冷たい口調で言った。
「俺、お前みたいな女、大っ嫌いだ。
虫唾が走る。
なぁ…星谷さん、、いや、莉菜!」
敵意をむき出しにして言うと、
莉菜がその場で土下座した。
「許して!ごめんなさい!ごめんなさい!
ごめんなさい!
お願い、私と付き合って…」
土下座しながら叫ぶ莉菜。
そんな莉菜を見ながら康太は笑う。
「--申し訳ございません、ご主人様、だろ?」
康太が意地悪っぽく言うと、
莉菜は迷うことなく
「申し訳ございませんでした、ご主人さま」と叫んだ。
「--ははっ!昨日まで童貞を馬鹿にしていたくせに、
いい気味だぜ!」
康太は憎しみを込めながら叫んだ
「お願い…わたしと付き合って…
で、ないとわたし…」
莉菜が、まるで告白を断られたら、死んでしまう、
と言わんばかりに涙目で康太を見つめている。
「ははは、そんな顔するなよ」
康太が泣きじゃくる莉菜の髪の毛を触り、
さらには髪の毛をつかみ、ニオイを嗅いだ。
莉菜は、まったく嫌がるようなそぶりを見せず、
康太の方を必死に見つめている。
「でも、童貞嫌いなんだろ?きもいんだろ?」
康太が意地悪そうに言うと、
莉菜が困り果てた表情で言う。
「そ…それは…ち、、違うの」
莉菜が顔を真っ赤にしながら言う。
「何も違くねぇだろうがよ!
童貞、馬鹿にしてただろ!」
強い口調で言うと、
莉菜は親に見捨てられた子供かのように、
身体を震わせて、目から涙を
ポタポタとこぼし始めた。
「何泣いてるんだよ~?
俺のこと、きもいんだろ?」
康太は意地悪そうな口調で言う。
「---違う…ちがうの…」
泣き崩れる莉菜。
昨日までの面影など、もはやない。
今の莉菜は、康太に心酔している女だー。
「---じゃあさ、一つだけチャンスをあげるよ」
康太が言った。
「---え」
わらにもすがるような表情で康太を見る莉菜。
「---俺の言う2つの条件を守ること。
それができたら付き合ってやるよ」
今や、主導権を握っているのは康太だ。
莉菜をいかようにも、操ることができる
「一つ、俺と付き合うことを、このあと、
クラスのみんなの前で発表すること」
「もう一つ、来週の土曜日、俺の両親が 仕事で
いないから、俺の家で、童貞の卒業式を
行うこと。
もちろん、莉菜、お前の身体を使ってな」
康太がそう言うと
莉菜は「うん、うん、やくそくする…!」
と泣きながら頷いた。
「よし…じゃあ、お前は俺の彼女だ」
そう言って、莉菜を抱くと、
莉菜は嬉しそうに顔を赤らめた。
ガタッ…
空き教室の外で一人の男子生徒が身を隠した。
「ど…どうなってるんだ?」
康太を冷かそうと思ってこっそりついてきていた、
康太の友人、陸次郎は、莉菜の豹変ぶりを見て、
困惑し、二人に見つからないようにそのままその場を離れた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
空き教室から戻ってきた二人は、
仲良く手をつなぎながら教室に入った
「みんな~聞いて!」
莉菜が嬉しそうに言う。
「わたし、康太君と付き合うことになったの!」
莉菜の言葉を聞いて、どよめくクラスメイトたち。
女子は、莉菜が童貞の康太のことをきもいと言っていたことを
知っているー
男子は、康太があの可愛い莉菜と付き合うだと?と言う意味で
どよめきをあげた
「ーーーみんなの前で、キスしちゃうか?」
康太が言うと、
莉菜は、恥ずかしがることなく、クラスメイト全員の前で
康太にキスをした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
土曜日ー
いよいよ、童貞卒業の日がやってきた。
あの日から、莉菜は康太の言いなりだ。
康太に心酔して、
康太のためなら何でもする。
「--憑依薬って、すげぇな」
康太はそう呟く。
そして今日、莉菜が、自分の童貞を
卒業させてくれる。
ピンポーン
莉菜がやってきた
「--お待たせ!」
莉菜はミニスカート姿の可愛らしい格好をしている。
康太が注文を付けたとおりの格好をして、やってきたのだ。
「あぁ、じゃあ、早速、やろうか」
康太はそう言って、自分の部屋に莉菜を案内した。
人生初めてのエッチ。
そして、童貞の卒業。
「--ドキドキしてきたな」
康太が言うと、
莉菜も顔を赤らめて「うん、わたしも」とほほ笑んだ。
「どうだ莉菜?
お前がバカにした童貞を、
自分の身体で卒業させてあげることになる気分は?」
康太が意地悪な質問をすると、
莉菜は微笑んだ
「康太くんのためなら、私、何でもするもん!」
今の莉菜は、心底この状況を喜んでいる。
「くくく…さぁ、俺の童貞卒業式だ!」
康太は嬉しそうに、自分の部屋の扉を開いた―。
③へ続く
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
康太くんは童貞を卒業できるのでしょうか。
そして、莉菜の運命は?

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