憑依された香澄は、
日替わりで不良に憑依されていく。
毎日、豹変する香澄。
そんな香澄を前に、周囲の人間は?
-------------------------—
「--うふふ♡ あたしと遊びましょうよぉ~!」
オネェ系の長治が、香澄の体で気持ち悪い声を
出しながら、彼氏の時雄を追いかけていた。
昼休み。
香澄は我慢できなかった。
時雄を見て、
その欲望に支配された。
「んふ~♡ ふふふ♡ あぁあああ~♡」
香澄が飢えた表情で、時雄を追いかける。
昼休みー
始まってすぐに香澄は時雄に声をかけた。
「放課後、どう?」と。
だが、香澄の女を押し出すかのような
甘い雰囲気に、奥手な時雄は恐怖を感じて
逃げ出したのだった。
「ねぇ~!あたしのことが嫌いなの!?
ねぇ、、、可愛い…可愛いよ!!
あたしと遊んで時雄くん~~!
うふふ、ふふ、ふふふふふふっ♡」
涎を垂らしながら走る香澄。
その目はとても、正気とは思えない。
「--た、助け…」
時雄は廊下に倒れた。
「うふぅ…♡ あたしが可愛がって あ・げ・る!」
投げキッスをすると香澄はそのまま時雄の上に
覆いかぶさろうとした。
しかしー
「---何をしている?」
たまたま先生が通りがかった。
「--!?」
その隙に、時雄は慌てて逃げてしまった。
「あらまぁ…ザンネン」
口に指を当てて、ふてくされる香澄。
香澄の面影など、どこにも無かった。
物陰から、香澄の親友、
紀久恵が、香澄を睨んでいた。
「何よアイツ!」
紀久恵は、豹変した香澄のことを
気に入らない、という目付きでにらんでいた。
香澄は、奥手だからこそ”仲良くしてやっていた”のだ。
そこを勘違いされてもらっては困るー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夜。
妹の佳鈴が部屋に入ってきた。
「あれ、お姉ちゃん 今日は勉強しないんだ~」
佳鈴がニヤニヤしながら訪ねる。
香澄は、机に向かって
鏡を見ながら化粧をしていた
「うふふ・・・お化粧は女のたしなみよ」
オネェ系の長治は、香澄の体で
女としての化粧を楽しんでいた。
「ふぅん…」
佳鈴が、変なの、という表情で
姉を見る。
「--あ、お姉ちゃん!
わたし、昨日のお姉ちゃん見てたらゾクゾク
してきちゃったの!
どう?わたしとちょっと遊ばない?」
佳鈴はニヤニヤしながら言う。
天性のSとして、姉を傷めつけてみたい。
そんな変態的な妄想に支配されていた。
「---ごめん。あたし、女に興味ないの」
そう言うと、愛想なく香澄は化粧を続けた。
「----あっそう」
佳鈴は無感情でそう返事をした。
そして、部屋から出ていくと、
佳鈴は口元を抑えて笑った。
歪みきったその表情で
からだを震わせながら笑ったー。
「あぁぁ…お姉ちゃん…最高…」
ぞくぞくぞくぞくぞく…
佳鈴はゾクゾクしていた。
姉の、冷たい態度に。
「あぁああああぁああ…
壊したい…♡」
佳鈴は決して誰かに憑依されているわけではない。
元々、危険人物なのだ。
佳鈴は、顔を真っ赤にしながら1階へと降りて行った。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌日。
「はぁぁ…楽しかったわぁ」
元の体に戻った長治があくびをしながら言う。
「--次は俺様だな」
3番手は健斗。
4人の不良の中でも一番血の気が荒く、
喧嘩っ早い危険人物だ。
「---ふふん、俺はたっぷり女を楽しんでやるぜ」
そう言うと、香澄に憑依したー。
香澄は笑う。
「くくくく…あははははははは!」
憑依を終えるなり、いきなり
髪や胸、スカートを狂ったように触り始める。
「--激しいやつだな」
初日に憑依していた竜二郎が呆れ顔で言う。
「---うふふうふふふ・・・」
香澄は、そのまま大笑いしながら倉庫から出て行った。
「--ありゃあ、荒れるな」
リーダー格の徹は、そう呟いて、少しため息をついた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
学校ー。
生徒たちが騒いでいる。
「え?」
香澄が肩を出し、見えてしまいそうなぐらい
短い改造制服姿で学校にやってきたのだ。
しかも、その表情は自信に満ち溢れている。
ドン!
机に足を乗っけて、偉そうに
漫画を読み始める香澄。
片手ではストローでコーヒー牛乳を飲んでいる。
「---ちょ、ちょっと、香澄?」
クラスメイトの一人が香澄に声をかける。
スカートの中が見えてしまっている。
「---あ?」
香澄が低い声で、クラスメイトを睨みつけた。
「え、、い、いえ、な、なんでも…」
そう言うと、クラスメイトはそそくさと立ち去ってしまった。
「---はははははは!面白れぇ!」
漫画を読みながら笑う香澄。
赤渕のメガネを邪魔そうに叩き捨て、
派手なメガネをかける香澄。
「ふぅ、この方がしっくりくる!うふふふふふふ!」
「---何してんのアンタ」
親友の紀久恵が、香澄に声をかけた。
「---あ?」
香澄は紀久恵の方を見る。
紀久恵は、香澄に敵意をむき出しにして
続けた。
「--最近さぁ、あんた、なんかおかしくない?
どうしちゃったの?」
紀久恵が言うと、
香澄は、紀久恵にいきなり唾をはきかけた。
「---はぁ!?ちょっと!ふざけないでよ!」
紀久恵が声を荒げる。
「---気安く話しかけないでくれる?」
香澄が挑発的に言うと、紀久恵が
「は?うっざ…」と、香澄を睨みつけた。
一色触発の状態ー。
けれどー
単にの先生がやってきて、
衝突の危機は無事に回避されたー。
彼氏の時雄は、そんな二人の様子を
心配そうに見ていた…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
放課後。
「---ちょっと、話があるから、来て」
紀久恵が不機嫌そうに、香澄を空き教室に呼び出した。
「--何よ」
香澄は改造制服姿のまま、紀久恵を睨む。
昼休み、生活指導を受けたが
そんなことはどうでもいい。
先生にも「うっせぇんだよ!」と叫んでやった。
「--あんた最近ウザいよ?
わたしが何であんたと仲良くしてやってたか知ってる?」
紀久恵が不機嫌そうに吐き捨てた。
「---大人しいアンタを哀れんで…」
突然、鈍い音が響いた。
ーーーー!?
紀久恵の体が吹っ飛ばされる。
「---わたしに喧嘩売ろうっての?」
香澄の表情は歪んでいたー
怒りに満ちていた。
「--ひっ!?」
突然殴られた紀久恵が悲鳴をあげる。
「--上等じゃないの!」
香澄は、倒れた紀久恵にのしかかり、
さらに一発、2発と紀久恵を殴りつけた。
「おら!おら!うらぁ!」
香澄の高い声が、空き教室内に響き渡る。
「喧嘩挑むなら、それ相応の覚悟してからこいやぁ!
あぁ????」
香澄が大声で怒鳴る。
ボロボロになった紀久恵が「う、、、、」と
涙ぐみながら頷く。
「---ふん」
香澄は立ちあがると、
紀久恵を足で踏みつけて笑った。
「---ねぇ…」
背後から声がした。
彼氏の、時雄だった。
香澄は振り返って笑う。
「--ちょうどいいや…
わたし、今むかついてしょうがないの…
エッチしたくて、たまらない…!」
香澄は有無を言わさず、時雄を押し倒すと、
そのまま激しい行為を始めるのだった。
「や…やめ…」
「ああぁああああああ~~~~♡」
香澄が大声で喘ぎ始めた…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夜。
自宅に帰った香澄は、
シャワーを浴びていた。
体中、愛液まみれ。
「---ふぅぅぅぅぅぅ♡」
甘い息を吐きながら香澄はシャワーを浴びた。
そして、手を広げて、
香澄はうっとりとした表情でつぶやく
「あぁ…わたしは香澄…♡」
自分の名前をそう呼ぶだけで、興奮した。
その頃ー、
妹の佳鈴は、部屋で鞭を持って、
ニヤニヤしていた。
姉の、香澄の泣き叫ぶ顔が見たい。
佳鈴は、歪んでいたー。
ガチャ。
姉が戻ってきた。
「--お姉ちゃん!えい!」
ピシィ!と鞭の音が響く。
叩かれた香澄はーー
キレたーー。
不良としての本能ー。
「ってぇなこの野郎!」
香澄が大声で怒鳴ると、佳鈴の顔面を思い切り殴り飛ばした。
「きゃあっ!」
妹の佳鈴が吹き飛ぶ。
「---このクソ餓鬼がぁ!調子に乗るんじゃねぇーぞ!」
香澄が髪を怒り狂った様子で掻き毟りながら、
佳鈴に近づいた。
そしてーー
佳鈴は、そのままボコボコにされてしまったーー。
「----」
佳鈴は、一言も口をきかなかった。
もちろん、香澄も。
姉妹の間には決定的な溝が出来上がってしまっていた。
泣きながら両親に言いつける佳鈴。
両親から説教を受けた香澄はブチ切れてそのまま
家を飛び出した。
「かぁ~~~女子高生って面倒くせぇ~~~!」
香澄はそう叫ぶと、
夜の繁華街を歩き始めたー。
そしてー、
男を誘い―
飲みまくってー
男とそのままホテルに行ってしまったー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌日。
「ふぅぅぅぅぅ~~~~」
倉庫で、二日酔いの香澄が、大股を広げてソファーに座っていた。
「ったくよぉ…今日は俺の番だってのに、
ずいぶん好き勝手してくれたもんだな」
リーダー格の徹が言うと、香澄は「へへへ」と汚らしく笑った。
「まぁ、いいさ」
徹はそう言うと、健斗と交代で香澄に憑依したー。
「---今日が終わったら…」
香澄が言う。
「最後に”塗り替え”をして、おわりだ」
香澄が満面の笑みで笑った。
4人は、一人ひとり香澄を楽しんだら、
最後に香澄の記憶を塗り替えて
”4人の彼女”にしてしまうつもりだった。
「--うふふ、わたし、遊ばれた挙句に
彼女にされちゃうの!
うふふふふふ♡」
香澄はそう言いながら学校へと向かって行った。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あら?今日は学校に行かないの?」
女子高生・紀久恵の母親が尋ねる。
紀久恵は「うん。調子悪いから」とつぶやいた。
母親が部屋の扉を閉じる。
紀久恵の机の上には、光るものが置かれていたー。
先端が光るものがー。
「許さないー」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一方、
香澄の妹、佳鈴は
ばんそうこうだらけの顔でほほ笑んでいた。
「--やだなぁ、お姉ちゃん…
あんなことされると
ゾクゾクしちゃうよぉ…!」
佳鈴は、正気を失った目で、満面の笑みを浮かべたー。
③へ続く
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
香澄の周囲には、もともと色々問題がありますね…!
コメント
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
投稿お疲れ様です!
リクエストなんですけど、乗っ取って記憶書き換えるシチュエーションが好きなので寝取りなど結構ダークな話をお願いしたいです。
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
> 投稿お疲れ様です!
> リクエストなんですけど、乗っ取って記憶書き換えるシチュエーションが好きなので寝取りなど結構ダークな話をお願いしたいです。
ありがとうございます!
寝取り系書き換えシチュですね!考えておきます!!