<憑依>憑依されても気にしない②~理由~(完)

①にもどる!

どんな時でも冷静でクールな女子高生ー。

そんな彼女に不満を抱く同級生が
憑依薬を使って彼女に憑依したものの、
それでも冷静な振る舞いは変わらずに…!?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

”静野ー…
 お前、やっぱり今の状況がどういう状況だか
 分かってないようだなー”

加恋に憑依した修也はなおも自分に対して
屈する様子を見せない加恋に対して
激しい怒りを燃やしながら、そんな言葉を口にするー。

「ーーわたしに憑依したんでしょ?
 もう分かったからー」

加恋は淡々とそう言葉を口にすると、
「ー破った教科書、弁償してもらうからね」と、
もう一度そう言葉を口にするー。

”へーへへへへへー
 さっき言っただろ?
 俺はもう自分の身体を失ってるってー

 静野ー、お前に弁償することなんて何もないんだよ!”

修也は加恋の中からそう言葉を口にすると、
「ーいいぜ、俺を舐めてるならー、お前を滅茶苦茶にしてやる」と、
改めて、加恋の口でそう宣言するー。

そして、今度こそー
修也は加恋の身体を完全に乗っ取ると、
「ーへへへへー…思い知ったか」と、
邪悪な笑みを、加恋の身体で浮かべるー。

その上で、
「綿山くんー今までバカにして本当にごめんなさいー」と、
加恋の身体で口にしてみせるー。

「ーわたしが馬鹿だったのー本当にごめんなさいーごめんなさいー」
加恋に”謝罪”させるだけでゾクゾクすると共に、
修也は存分に支配欲を満たしながら興奮するー。

「ーへへへーならお前の全部を見せなー」
ニヤニヤしながら、加恋に口でそう言うと、
「ーーお詫びに何でもしていいよ♡」と、一人二役で
会話を続けるー。

修斗はそのまま、加恋の胸を飽きるまで揉み続けて
加恋のだらしないポーズや喘ぐ声ー
さらには服を脱ぎ捨てて、
そのまま、加恋の身体で欲望の限りを尽くしていくー。

普段、冷静でクールな加恋が乱れまくっている姿を見て
修也の興奮はさらに膨れ上がるー。

そして、その修也の興奮に呼応するかのように
加恋の身体がさらに激しく快感を感じるー。

修也は、わざと加恋の身体で
「イっちゃう!」とか「イクぅぅ」などと、叫びながら
やがて、最後までお楽しみを楽しむのだったー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ーーーー…!」
乱れ切った状態で正気を取り戻した加恋ー。

”へへへへー
 お前の身体でイってやったぜー

 これで分かっただろ?
 俺を怒らせるとどうなるかー。

 大人しく今まで俺のことを馬鹿にしてたことを認めて
 そこで土下座しなー。

 そうすりゃ、俺もこの先の振る舞いを
 少しは考えてやるー”

修也は勝ち誇った表情を浮かべながら
加恋の中でそう呟くー。

加恋の身体を完全に乗っ取った状態で、
謝罪の言葉を口にはしたー。

ただー、あれだけでは満足することはできないー。

やはり、加恋の意思で、
加恋に謝罪の言葉を口にさせー、
本人の身体だけではなく、心も屈服させたいと
修斗はそう思っていたー。

しかしー…

「ー部屋が汚れてるんだけどー」
加恋はそれだけ言うと、
部屋の片づけを始めるー。

”ーーは???ほ、他に言うことがあるだろ!?”

これだけされても、まだ冷静ー。
加恋の反応に、修斗は流石に驚いたような声を出すー。

加恋に対する憎しみー…というよりかは、
”おいおい、一体どうなってやがるー?”という
そんな感情の方が遥かに強い状態だったー。

「ーー言うこと?」
加恋がうんざりした様子で部屋の片づけをしながら、
そう言葉を口にするー。

淡々と部屋の片づけをしていく加恋ー。
そこに怯えた様子も、動揺している様子も見られないー。

”く…くそっー…コイツ、やせ我慢してやがるのかー…?”
修斗は、内心でそんな言葉を口にするー。

どんなに普段、クールな加恋であっても、
憑依されれば流石に動揺すると思ったし、
憑依されれば”許して”みたいに情けなく謝罪してくると
そう思ったのに、
ここまで冷静に対処されるとは思わなかったー。

「ーー~~~~~」

が、ふと、加恋が拳を握りしめていることに気付いたー。

部屋の床に落下していた
”加恋より少し年下の子”とのツーショット写真ー

そこに、憑依されている際に汚した汚れが付着しているのに気づいた加恋はー、
怒りの感情をわずかに滲ませたー。

”ーー!”
その反応に、加恋に憑依している修斗も気付くー。

”ーーへへへへー…それが大事なものなんだなー?”
修斗は、そんなことを内心で呟くと、
邪悪な笑みを浮かべたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

翌日ー。

修斗は学校で加恋の身体を乗っ取ると、
教室で突然、大声で叫びながら机の上に飛び乗って、
ダブルピースをするという暴挙に出たー。

「ーーへへへへー…静野ー
 昨日の夜とは違って、
 お前の意識も残してやってるから、
 見えてるだろ?

 ー”ここ”で止めておくか、
 ”もう一歩”進むかはお前次第だー

 さぁ、俺に謝罪すると約束しろ」

机の上に飛び乗ってダブルピースした状態のまま
小声でそう言葉を口にする加恋を支配した修也ー。

”ーーー…あんたに謝ることなんて何もない”
加恋の意識はそう言葉を口にしたー。

既に周囲はクールで冷静な加恋が
叫び声を上げながら机に飛び乗って
蟹股でダブルピースしている状態に唖然としているー

「おいおいーこの先に進んだら
 もう引き返せないぞー。
 今ならまだー…”ちょっと疲れてた”とか
 何とか誤魔化せるかもしれないけど、この先にー…」

加恋の身体でそう”警告”する修也ー。

「ーー最後の警告だぞー?
 俺に謝れー。
 そうしないと、このままお漏らししてやるー」

その言葉に、
加恋の意識は数秒間を空けてから言ったー。

”ーー勝手にすればー”
とー。

その言葉に、激しい怒りを覚えた修也は、
加恋の身体で叫ぶー。

「今からわたし~~~お漏らししちゃいま~す♡」
とー。

「ーちょ、ちょっと!?加恋!?何してるのー?!」
友達の一人が、心底困惑した様子で、
ダブルピースしたままお漏らししようとしている
加恋に向かって叫ぶー。

がーー、修也は怒りに任せて
加恋の身体でそのまま放尿して見せると、
教室内は大騒ぎになったー。

そのまま、修也は加恋の身体で
ニヤニヤと笑うと、
「ーこれで静野ーお前も終わりだなー
 このお漏らし女ー」と、そう言い放つー。

がーー…

”ーわたしの身体から出られないんでしょ?
 だったら、あんたもお漏らし女よ”
と、そう言葉を返されたー。

「ーなっ…?」
加恋の身体で困惑した表情を浮かべる修也ー。

怒りに任せて、
そんなことも計算しないまま放尿してしまったー

しかもー…

「おいっ!!静野!!
 おいっ!!!表に出てこいっ!おいっ!」
どよめく教室内で、
加恋は一人、叫び出すー。

お漏らしした後、加恋を表に出そうとしたのにも関わらず、
加恋が自ら心の奥底に籠ってしまい、
修也が”内側”に入ることができなくなってしまったー。

つまりー、お漏らししてしまったこの場を
収めるのは自分自身になってしまったー…。

「ーふ…ふ…ふ…ふざけやがって!」
怒りの形相を浮かべながら拳を震わせる修也ー。

がー、修也は加恋の評判やイメージを落とすのと引き換えに
自分自身も大恥をかくことになってしまったのだったー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

”静野のやつー…
 どこまでも俺のことを馬鹿にしやがってー…!”

加恋に憑依した修也は、さらに加恋の中で
怒りを膨らませていたー。

そしてーー
”そうだー…あの時の写真ー”と、
修也はあることを思い出すー。

それは、加恋の部屋に飾られていた、
加恋よりも少し年下の子とのツーショット写真ー。

先日、あの写真が”汚れている”ことに気付いた加恋は、
怒りを滲ませていたー。

あの写真に写っていたあの子をー
あの子を酷い目に遭わせるか、
あるいはー、あの子の前で恥を晒すかー、
それをすれば、加恋もついに屈するだろうー。

そう思いつつ、修也は加恋の身体で口を開いたー。

「ー演劇部の友達にも避けられてたみたいじゃないかー
 ま、教室でお漏らしすりゃ当然かー」

とー。

それでも、加恋は勉強を黙々と続けているー。

そんな様子にさらにムッとしながら、
修也はさらに言葉を続けるー

「静野ー…俺をまたコケにしやがったよなー?
 今度こそ最後の警告だー…

 ”俺に謝罪しろ”ー
 心の底から」

加恋の口でそう言葉を口にする修也ー。

がーー、加恋は
「自分で漏らしたんでしょ?」と意に介す様子を見せないー。

「ーく……ぐぐぐぐー…
 いいか?ホントにホントに最後の警告だからな!?」
修也は加恋の口でそう叫ぶと、
「これ以上、俺をコケにしやがったら、その写真の女を
 お前の身体で痛めつけてやるー!」と、
机の上に飾られている写真を示しながらそう叫んだー。

「ーーーそうー」
それでも、加恋は余裕の反応を見せるー。

「へっ!!やせ我慢しやがって!
 そいつが大切な人だってことはもう分かってるんだー!
 静野!!
 俺に誠心誠意謝罪するんだー でなきゃ、その女をー…」

修也が加恋の身体でそこまで言葉を口にしたその時だったー。

「ーーー恵美(めぐみ)にどうやって会うつもりなのー?」
と、一緒に写っている写真の女の名前を、加恋は口にしたー。

「ーへへー恵美って言うのかー。
 お前の身体を使えば、お前の親から聞き出してもいいしー、
 なんだって方法はあるさ」

加恋の身体でニヤニヤしながらそう言い放つ修也ー。

がーーー

「ーーーあっそー。じゃあ、会いたいなら会わせてあげるー
 わたしもちょうど会いたかったからー」

加恋はそう言葉を口にすると、
突然自分の机の方に向かって歩き出しー、
そのまま机の上に置かれていたハサミを手にしたー

「おいっ…何をー!?」
修也が加恋の口で慌ててそう言葉を口にすると、
加恋はそれを自分の首筋に向けて突き立てようとしたー。

「ー!?!?!?!?」
ギリギリのところで、修也が加恋の身体の主導権を奪って
ハサミの動きを止めると、
「な、な、何のつもりだ!?
 死んで俺から逃れようってのかー!?」と、そう言い放つー。

しかしーー
加恋はあくまでも冷静に、そして淡々と答えたー。

「ーーー会いたいんでしょ?恵美にー」
とー。

「ーーあ…??そ、それが何で死のうとすることに
 繋がるんだー!?」
加恋の身体で、修斗が不満そうにそう叫ぶと、
加恋は言ったー。

「ーーー恵美はわたしの妹ー
 そして、恵美は2年前に、死んでるー」

とー。

「ーなっーーー…」
加恋に憑依している修斗は、流石に
死んでいる人間の話題を出してしまったのは
まずいと思ったのか、わずかに申し訳なさそうにな表情を浮かべるー。

”恵美”は既に死んでいるー。

だから、会うには自分も死んであの世に行くしかないー。

「ーー…恵美はねー…
 わたしの目の前で、交通事故に遭って死んだのー。
 急に歩道に突っ込んで来た車から、わたしを庇って、
 わたしを突き飛ばして、ねー」

加恋はそう言葉を口にすると、
「恵美、言ってたー。
 お姉ちゃん痛い、お姉ちゃん助けてーってー。
 わたしも、その車に足を挟まれて動けなくて
 弱っていく妹を、目を背けることも許されない映画みたいに
 死ぬまでず~っと、ずーっと見てるしかできなかったー」
と、そう続けたー

加恋の瞳の奥には、漆黒の闇しか映っていないー。

「ーーーー!」
加恋に憑依している修斗は、
”妹”とのツーショット写真の加恋が笑っていることに気付くー。

今の加恋とは違うー、優しい笑顔ー

「ーーー!!!」
修斗は、悟ったー。

加恋はいつも冷静で、クールだと思われている。
けど、実際はー
目の前で妹が事故に遭いー、
目の前で妹が弱っていき、死んでいく”地獄”を見せられて
心が壊れてしまった状態なのだとー。

「ーし、静野…お、お前ー…」
加恋の身体でそう言葉を口にする修斗ー。

「恵美のいない世界に、興味なんてないー。
 勉強とか、友達へのアドバイスとかー
 できることは一生懸命やるけど、
 わたしはどうなってもいいのー。

 ーーだからあんたに逆恨みされても謝るつもりなんてない。
 わたしを乗っ取りたければ乗っ取ればいいし、
 滅茶苦茶にしたいならすればいいー
 
 わたしは憑依されても気にしないから

 だって、何もかも、どうでもいいから」

そう言い放つ加恋はー、
まさにー、”死んだ目”をしていたー

その加恋の様子に修斗は強い恐怖を覚えるー。

そしてーーー

”ーーーし、静野ー……わ、悪かったー
 …も、もう少しだけお前を自由にさせておいてやるぜー”

修斗はすっかりとトーンダウンすると、そう言葉を口にして、
加恋に身体の主導権を返すー。

その上で、”お、お前が立ち直るまで、お前の中で見ててやるよー
だからしばらく好きにしてろー”と、
そう言葉を口にするのだったー。

完全に乗っ取ることは簡単だー。

ただー、加恋がクールで冷静な理由をー
そうなってしまった壮絶な過去を知った修斗には
それは、できなかったー…

おわり

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コメント

これからは二人で一つの身体を
使う生活に…???

でも、何かトラブルも起きそうですネ~…!

お読み下さり、ありがとうございました~!☆

「憑依されても気にしない」目次

作品一覧

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