<憑依>復讐のOL ①歪んだ復讐劇

これは・・・とある男のーいや、OLの復讐劇。

先輩の罠にはめられた男は、復讐を決意する。

復讐はカンタンな事ではないー。
だが、彼は、その”力”を手に入れたー。

彼は同期のOLの体を借り、復讐を始めるのだったー

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「ふぅ…」
僕はため息をついた。

僕の名は、西条 健二(さいじょう けんじ)。
24歳のサラリーマンだ。

とある会社の小さな部署で働いている。

就職してから、そこそこの実績を残し、僕はそこそこの評価を
受けてきた。

けれどもーー

「あれ?西条君、また小言でも言われたの?」

明るい声が休憩室に響き渡った。

会社の制服姿の女性ー。
僕の同期の湯本 真紀(ゆもと まき)さんだ。

彼女は明るく、愛嬌があるから、
部署では花のような存在として扱われている。

「---まぁ、そんなところから」
僕は自販機を見つめながら答えた。

先輩の真壁さんと、裏で恋人関係にある先輩OLの
西澤 律子さん。
僕は二人に目のカタキにされていた。

なんとなく、いじりやすい。
そういうことなのだろう。

さっきも仕事の事で小言を言われた。。

「まぁ、西条君は、なんとなくいじりやすいからね!」
湯本さんが言う。

「なんだよそれ~」
僕がすねたように言うと、湯本さんは笑った。

「でも、私は西条君、頑張ってると思うよ!
 すっごい真面目だもんね!」

湯本さんがほほ笑む。
僕はちょっと顔を赤らめて照れくさそうに笑った

「--湯本さんは、あの二人から何もされない?」

尋ねると、湯本さんは笑った。

「え?私?私は大丈夫よー
 
 ホラ、いざとなったら
 ”女を武器にするからー” ね?」

冗談っぽく湯本さんは言った

「ずるいなぁ…
 僕にはその武器使えないよ…」

そう呟いて僕は自虐的に笑った。

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休憩を終えて仕事場に戻ると、
先輩二人がうろたえていた

「おい!ふざけんなよ!どうすんだよコレ!」
先輩の真壁さんが怒鳴る。
裏で恋人関係のOL、西澤さんもピーピーわめいている。

二人の慌てように僕は内心、ざまあみろ、と毒づいた。

聞けば昼休みに共用パソコンを使っていたら
コンピューターウイルスに感染したのだとか。

こりゃ大問題だ。

二人はどうなるかな~

内心、ニヤニヤしながら僕はその様子を見つめた。

ガチャ。。

石塚部長が部屋に入ってきた。

鳴りやまないパソコンのアラート音を聞き、
石塚部長が目を細めた。

「どうしたーーー」
石塚部長がパソコンを見る。

そのパソコンには、顧客情報も入っている。

石塚部長は顔を赤くして怒鳴り出した。

「おい!なんだこれは!どうしてくれるんだ!
 これは・・・一大事だぞ! 
 これをやったのは誰だ!」

すると、ニヤニヤしている僕の方を二人の社員が
指さした。。

先輩の真壁さんとーーー先輩OLの西澤さんが
僕を指さしたーー。

「はっ!?違いますよ!」
僕は叫んだが、二人が「諦めろ西条!」と僕を怒鳴りつけた。

「---え、西条君は」
同期の湯本さんが口を開きかけたが、
部長が大声で怒鳴った。

「貴様か!西条!おのれ~~~」
ハゲ頭の部長が大声でまくし立てる。

僕は必死に反論した。。

ーーーだがーー
部長は僕の言葉を聞き入れてくれなかった。

僕は後に”処分がある”とのことで
自宅謹慎処分を命じられた。

ーー会社から出て、夕日を見つめた僕は呟いた

「---許さない。。許さない。。」

ーーそれは呪いの言葉。
僕の言葉を聞き入れなかった部長ー。
僕を罠にはめた先輩カップルー。

「----そこのあなた」
ふと声がして、僕は驚いて振り向いた。

そこには、ローブを着た男が立っていた。

「復讐ーーしたくはありませんか?」
そう言うと、男は謎の錠剤を僕に差し出した。

「えーーー?どういうことです?」
僕が訪ねると、男は錠剤の説明をし始めた。

「この錠剤を飲むと、たちまち透明人間になれるのです。
 ホラ…」

男が錠剤を飲むと、男の姿が消える。

「そしてーーー」
男の声だけが聞こえた。

「ひぃっ!?」
近くを歩いていた別部署の若い女性社員が声をあげた

僕が何事かと駆け寄ろうとすると、
その女性社員は僕の方を向いてニヤニヤし始めた。

「どうですー?この錠剤の力はー。
 透明人間になり、他の人間へと憑依できる。
 それがこの”透明憑依錠”なのですよ…ヒヒ」

目の前の可愛らしい女性社員が僕に
不気味な言葉を投げかけたーー

その表情は、先ほどのローブ男そっくりだ。

「---ま、、まさかーー」
人に憑依できる?そんな馬鹿な?
ローブ男とこの女性社員がグルで…。

そんなことを考えていると女性社員が僕に錠剤をつかませた。

「これをあなたにーーー
 どう使うかは、あなた次第ですよ」

そう言って、女性社員が不気味に笑うと
次の瞬間

「へっ・・・? あれ…わたし…?」
と不思議そうな顔をして立ち去って行った。

ーーー透明憑依錠。。
そんな馬鹿なーーー。

だが、僕はーーー

部長や先輩への怒りが込み上げてきた。

この憑依錠を使えばーー
アイツらに復讐できる!

どうせ僕はもう終わりだ。
顧客データ流出の犯人に仕立て上げられた僕はきっと解雇される。。

ならーーーー

僕は透明憑依錠を飲んだ。
すると、、僕の体は透明になったーー。

「まじかよ…」
僕はそう呟いた。

部長かーー
先輩の真壁かーー
それとも真壁の彼女のOL-西澤かーー

誰に憑依するか考えていた僕の前を、
定時で会社から出てきた同期のーー
湯本さんが通り過ぎた。

僕は湯本さんに密かに好意を抱いていた。
いつも、可愛らしく明るい湯本さんー

ふと、さっきの言葉を思い出す

「ーー ホラ、いざとなったら
 ”女を武器にするからー” ね?」

僕は口元をゆがめた。

そうだーーー
女を武器に、、奴らに復讐してやるのも面白い。。

そう決めた僕は
「…湯本さん、ごめん!」とつぶやいて、湯本さんの体に、
自らの体を重ね合わせた

「ひぃっ…」
湯本さんが変な悲鳴を上げた。

…そして…

「あ、、、あれ…」
僕は自分の体を見た。
スーツ姿の体ーー。
そこには胸のふくらみがあった

「え…ほ、、、本当に湯本さんに…」
口から出るのは僕の声とは違う明るい声ーー

「や、、やった♪
 本当に憑依できちゃった!」

僕は湯本さんの声でそう言うと、
足早に会社から立ち去った。

復讐はーー明日だ。

僕はそのまま、自分の家へと戻った。
湯本さんの家は知らないーー。

湯本さんは独り暮らしだと聞いたから
家に帰らなくても問題にはならないだろうし…。

「あら?彼女さん?」
家のドアを開けようとしていたら、近所のおばさんに
見つかってしまった。

「え、…?」

そうだーー僕は今、湯本さんなんだ。
知らない人が見たらそう思うよな…

僕は、ちょっと意地悪な気になって言った。

「はい、西条君の彼女の湯本です」
満面の笑みで湯本さんはそう言った。

いやーー僕が言わせてるのだけれど…。

「そう。西条君も幸せね~」
そんなことを言いながらおばさんは立ち去って行った。

部屋に入った。

男一人暮らしの部屋にあがる
可愛いOLの女性。

僕は鏡を見た。

「わ~~本当に湯本さんだよ」
僕が嬉しそうに笑うと、鏡の湯本さんも笑う。

「え~~あ~~」
僕は声の調整をした。

そして、、、恥ずかしそうなしぐさをしながら
僕は鏡に向かって言ってみた。。

「あのね…西条君…
 私、ずっと、、西条君の事が大好きだったの!」

鏡に映る湯本さんの顔が赤らんでいる。

僕が恥ずかしいと思っているのかーー

それとも、湯本さんの体がーー恥じらいを感じているのか。

そんなことを僕がさせているーー
その事実に僕はたまらなく興奮した。

「うぅぅぅー!
 湯本さん~!」

自分の名前を叫びながら、自分が写る鏡に湯本さんはキスをした。

いやーー僕がしてるんだけれども。。

湯本さんは激しいキスを鏡の中の自分にし続ける。
鏡にはイヤらしく唾液が流れ始めていた

クチュクチュと音がする

この鏡…しばらく掃除してないから汚いかも…。

そんな汚い鏡に湯本さんが顔を赤らめながら口づけをしている。

たまらない!

僕はさらに激しく鏡にキスをした。
そして、胸を触る

「うっああぁ♪」

あまりの快感に体を震わせて声が出たーー。

普段聞くことのできない湯本さんの色っぽい声…。

もっと、もっと湯本さんを壊してみたいーー

そう思った。

けれどーーー
僕は思いとどまったーーー。

「……湯本さんを…そんな目に合わせるわけにはいかないや」
女の声でそう呟くと、僕は平静を取り戻した。

ーーー夜。
僕は歯を磨いていた。
勿論、湯本さんの体で。

僕が使っていた歯ブラシを使って湯本さんが歯を磨く。

まずい、興奮してきた。

「そうだーーー」
鏡に向かって僕は微笑むと、
鏡の中の湯本さんも色っぽく微笑んだ。

僕は歯ブラシを舌でなめ始めたーー

鏡に写る湯本さんが、歯ブラシをペロペロと舐めているーー

「ウフフ…
 西条君~、元の体に戻ったら
 私と関節キスできるよ~」

わざと湯本さんっぽい口調で話しながら
僕は自分の歯ブラシを舐め続けた。

うわぁ…鏡に写る湯本さん…
なんて色っぽいんだ…!

20分後。
僕はさすがに疲れて、寝ることにした。

明日からは”女を武器にした復讐”--

先輩二人と部長を女の体で葬り去る

「ふふふ…くふふふふふ…」
不気味な、けれども可愛い笑い声が響き渡る。

湯本さんがこんな風に笑ってるのを見たら
みんな何事かと、驚くことだろう。。

「フフ…
 西条君、明日から、真紀が西条君の為に復讐するね♪」

僕は”湯本真紀”になりきった。

たまらない。
今は僕が湯本真紀だ。

「真紀、復讐しちゃいま~す♪」

わざとかわいらしくそう呟いて、僕は鏡を見つめた。。

就寝。
僕の部屋に当然女モノの服なんてない。
適当にいつも自分が着ているジャージを着た。

いつも整った身なりの湯川さんが
男物の薄汚れたジャージを着て笑みを浮かべている。

「…あぁ…憑依錠最高!」

僕は首をふり、本来の目的を忘れないように、と心に言い聞かせて
眠りについた。。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

翌日。
いつものスーツ姿に着替えて、昨日の帰り道で適当に購入した
化粧品で、いつもの湯本さんの姿を作った

「こんな感じだったかなぁ~」

そう呟いて僕は出勤準備を始めた。

いつも湯本さんは髪を留めている…
でも、やり方が分からない…

仕方なく僕は髪をおろしたまま出勤することにした。

「まずはーー
 真壁先輩に復讐しま~す♪」

湯本さんの体でそう呟き、僕は駅へと向かった。

いつも真壁さんと僕は同じ電車だ。
この電車に乗れば、真壁さんに会えるだろう。

そしてーーー
この電車から降りるとき、真壁さんへの復讐は
完了するーーー。

「いたーーーー」
馬鹿にしたように笑って、僕は真壁さんのすぐ近くに立った。

髪を留めてないからか、
真壁さんは僕、、いや、湯本さんには気付かないみたいだ。

電車が走り出した。

そして僕はーーー
”復讐”を開始したーー。

「フフ…」
薄ら笑みを浮かべて、、
僕は湯本さんの体を、、真壁さんに密着させた。

「ん?」
真壁さんが怪訝そうな表情をする。

僕は周囲にばれないうように真壁さんの手をつかんで、
自分の体のスカートの部分に触れさせた。

「ちょ…」
真壁さんはそう言ったが、
次の瞬間、「ま、、、いいか」とイヤらしい笑みを浮かべた

このスケベ男が!

僕は真壁さんの手で湯本さんのアソコをスカート越しに
刺激してみた

「うっ…く…ぁ…ぁは…」
あまりの気持ちよさに声が出そうになるのを僕は我慢した。。

ーーーーそうこうしているうちに、降りる駅に到着した。

そして、、僕は真壁さんの腕をつかみ、叫んだーーー

「この人、痴漢です!」

ーーーと。

騒然とする周囲。

「は!?俺、やってねーよ!」と叫ぶ真壁さんーーー

そして僕はーーー
わざとらしく”泣く”演技をしてみせたーー。

案の定、周囲は僕のーー
いや、湯本さんの味方だった。

真壁さんの言葉を聞くものはなく、
真壁さんはそのまま警備員に連行され、警察に連れて行かれた。

「ーーウフフフフフフフ…
 あははははははは!」

その様子を見て湯本さんの体で狂ったように笑う。。

凄い!

凄すぎるよ湯本さん!

”女の体”を武器にすれば復讐なんて簡単だーー。

「ウフフ…
 真紀の体、たっぷり使ってね!西条君。

 真紀、、西条君の武器になるの!」

湯本さんに、そう呟かせて、僕は満足げに笑みを浮かべたーーー。

”女を武器にー”湯本さん自身が言ってた言葉だーー。

残りは二人。
部長と、先輩OL。

僕はこれからの復讐を思い浮かべ、
だらしなく笑みを浮かべたーーー。

②へ続く

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コメント

OL憑依モノ、リクエストによる小説です。

今日はあらすじ導入部分的なお話。。

憑依した彼が欲望に飲み込まれて
同期のOLの体で好き放題しないことを祈りましょう(笑)

復讐だけ終えたら、ちゃんと返してあげて…(汗

憑依<復讐のOL>
憑依空間NEO

コメント

  1. 柊菜緒 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    体は返しても憑依したことで何か影響があるかもしれないですね

  2. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > 体は返しても憑依したことで何か影響があるかもしれないですね

    コメントありがとうございます!
    もっと、恐ろしいことが待っているかもしれません・・・!

  3. 匿名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    だいぶサイトが見やすくなりましたね
    最初は作品がソートしにくく見づらかったです

  4. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > だいぶサイトが見やすくなりましたね
    > 最初は作品がソートしにくく見づらかったです

    ありがとうございます^^
    思った以上にアクセスが増えてきたので
    見やすくしないと…と、いうことで
    リニューアルしました!

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