<憑依>復讐のOL ②冷たい現実

先輩の罠で自宅謹慎を命じられた西条健二は、
同期のOL、湯本真紀に憑依して復讐を始めた。

まずは先輩を片づけた真紀。
真紀は女を武器に、残る二人に復讐するー。

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「おはようございます」
僕は愛想よく微笑んだ。

石塚部長が目を丸くする。

周囲の社員たちも同じだ。

いつも、髪を束ねている湯本さんが、
髪をおろした状態で出勤したからだろうーー

「あら?今日はいつもと雰囲気違うのね」
先輩OLの西澤さんが言う。

西澤さんは、湯本さんの事もよく可愛がっていた。
復讐するには、この体はもってこいだ。

「--いえ、そんなことないですよ」
適当に笑みを浮かべて、
僕は座席についた。

スカートを整えて、座席につく、、というしぐさが
新鮮だー。

思わず笑みがこぼれる

「真紀ちゃん、何かうれしそうね?
 何かあったの?」

西澤さんが聞く。
湯本さんの体で「うるせーよ!」と
言いたかったが、我慢した。

湯本さんに辛い思いをさせるわけには行かない。

復讐を追えたら、すぐに湯本さんには体を返すつもりだーー。

僕は部長の方を見て微笑んだー。

次は石塚部長だーー。

立ち上がり、僕は部長の近くに歩いて行った。

「部長~、今日、昼休み空いてますか?」
わざと甘い声を出して部長を誘惑する。

周囲の社員が何事かと戸惑っている

「な、、どうしたんだ急に?」
部長が言う。

だが、戸惑う部長をよそに、僕は
部長に体をわざと近づけて言った。

「ちょっと、、お話が…
 聞いてくれますか?」

上目遣いで部長を見た。
部長は顔を赤くして、頷いた。

このスケベ野郎が!

僕は、部長と昼休みの約束を取り付けると
満足そうに座席についた。

誰にもばれないように時々スカートをいじってみる。

「あっ…」
あまりの気持ちよさに少しだけ声を出してしまう。

ハッとして僕は周囲を見渡したけれど、
誰も気づいて無さそうだった

アブナイアブナイ…
湯本さんが悲しむようなコトはさせられない…

「そういえばーー、真壁さん来ないなー」
社員の一人が言った。

僕は笑いをこらえた。

湯本さんの体を真壁さんに無理やり押し付けて、
真壁さんを痴漢に仕立て上げた。
もう、彼は今日は来れないだろう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
昼休み。

部長に別室に呼ばれた僕は、
笑みを浮かべながらその部屋に入室した

「---話って何かな?」
石塚部長が言う。
石塚部長は女好きで有名だ。

「フフフ…
 部長~~
 私、、ちょっと最近ストレスたまってるんですぅ」

わざとぶりっ子キャラで言ってみる。
部長が顔を赤くする

「そ、、そうか…何かあったのか?」
部長の言葉を聞き、
僕は微笑みながらスーツを脱ぎ捨てた。

ブラウスとスカート姿になる。

「だから~
 部長……ちょっとだけ私を…
 私を、、気持ちよくさせてください!」

僕はそう言い、部長を押し倒し、
そのまま勢いよく口づけした。

ごめん…
湯本さん…
でも、これも復讐のため。

「むぐっ…い、、いきなりなんだ…」
部長が戸惑っている。

「あは…はぁぁ、、
 真紀~、部長のコト、好きなんです♪」

自分の胸を揉みながら軽く喘いで見せた。

部長の下半身が大変なことになっている。

だが、お構いなしに僕は続けた

「真紀、、部長が好きすぎて
 おかしくなっちゃいそう♡」

わざと髪を振り乱しながら、
部長の手を自分のスカートの部分に押し付けた。

「はぁ…♡気持ちいい」
僕がうっとりした表情を浮かべていると、
部長が言った

「よぉーし!
 そういうことなら、俺も頑張っちゃうぞ」

部長の理性がはじけた。

馬鹿な部長だ。

部長は僕のーー(本当は湯本さんの体だけど)胸を
触り始めた。

手馴れているのか、湯本さんの体に激しい快感が走った

「っーーーうぁぁ!あっ♡」

あまりの気持ちよさに僕の体はびくんと跳ね上がった

「うぁぁ♡ これが、、真紀の快感…
 す、、すっごいい♡」

気持ちイイーーー

こんなに、、凄いなんて…

このまま、、、湯本さんとしてーーー。

部長が僕のスカートの上から、
刺激を加えた

「うっ…うぁぁぁっ…ぁぁ…♡」

あまりの気持ちよさに恍惚の表情を浮かべる。。

このまま壊れてしまいたいーーー
そんな風にさえ思えた。

けれどーーー。
湯本さんの体でイクわけにはいかないーー。

僕は喘ぎ声をあげながら
片手でスマホをこっそり操作してーー
”同僚に助けを求めるLINE”を送った。

「やめて!やめてください部長!」
僕は、今までとは打って変わり、
嫌悪を言葉で示した。

「何だって~?
 今更遅いぞ~真紀ちゃん!」
部長は完全にスケベオヤジ…
いや、エロオヤジと化していた。

部長が僕のアソコにアレを挿入しようとした。

そして、手で僕の胸を強烈に刺激した

「いやっ…やめ…
 あぁあっ あっ!
 湯本さんが、、、イッちゃう!!
 やめ、、、、やめ、、あぁあああああ♡」

湯本さんの表情が鏡に写ったーーー。

欲情しきっている表情ーー
まるで性に飢えた獣かのようーーー

僕はそんな表情を自分がさせているという事実に
興奮した。
けれどーーー必死に我慢したーー。

そしてーー

「---何やってるんですか!」
同じ部署の男が入ってきた

「や…やめぇ…て…♡」

あまりの快感に僕は放心状態になっていた。。
何とかイカずに済んだけど…。

「なっ…あ・・・いや、、、こ、、これは」
部長がズボンを慌てて整えて
言い放った。

けれどーー
もう遅かった。

部長は謹慎処分となったー。
部下の若い子を襲ったのだから当然だーー。

真面目で愛嬌のある湯本さんの言葉を疑うものは
居なかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ウフフ~あっとひっとり~」

夜。
自分の机で僕は愉快に笑っていた。

「湯本さん~ もう少しで体、返すからね」

僕はそう呟いた

「うん!真紀待ってる!
 復讐が終わるまではこの体、好きに使ってね!」

自分で一人芝居してみる。
たまらない…

僕は、終業後のこの時間に
先輩の西澤律子さんを呼び出していた。

僕を目のカタキにしていた先輩、真壁さんの彼女で、
真壁さんと一緒に僕に嫌がらせをしていた
”嫌な女”だ。

コイツにも復讐しなければならない。

ガチャ。

扉が開いて、部屋に西澤さんが入ってきた。

いつも明るい僕たちの部署の部屋は、
夜の闇に包まれて、暗くなっていた。

窓から入るネオンの光だけがーー
部屋を明るく照らすー。

「---どうしたの?真紀ちゃん…
 こんな時間に」

西澤さんは終業後に呼び出されたことを
不思議に思っているようだ。

「-ーフフフ、あは、あはははは!」
僕は笑った。
おかしくてたまらないーー

「どーーーどうしたの…
 昼の部長のコト…?
 大丈夫?」

昼の部長に”襲われた”件のことかと
思ったのか、西澤さんが訪ねてきた。

「ちげーよ!バカじゃないですか?」

僕は本性を隠さず、湯本さんの口でそう罵った。

「えーー、
 ま、、、真紀ちゃん?」

西澤さんが不安そうな表情を浮かべる

「せんぱ~い!よくここにきてくれました。
 これから先輩は、私たちのこの部署の部屋を
 滅茶苦茶にしま~す!」

笑いながら僕はそう言い放った。

西澤さんの表情が曇る

「私がこの部屋を滅茶苦茶にする…?
 何言ってるの?」

なおも状況を理解できていない。
馬鹿が!

「ーー先輩は馬鹿ですか~?
 真壁さんと部長のように、先輩も
 酷い目に遭う、って言ってるんですよ!」

僕が言うと、西澤さんがウンザリした様子で
僕を睨んだ

「--どういうこと!
 真紀ちゃん!何なの!」

苛立った声ー。
いつも僕に向けられていた怒りの声。

僕は、その場で自分の胸を笑顔で揉みながら
喘ぎ声をあげた

「ぁあっ!あっ!感じる!!あぁぁ♡」

目の前で後輩の湯本さんが胸を触りながら
感じている、。。

その異様な光景に西澤さんの表情からは血の気が
引いていった

「なーーーー
 ど、、、どうしたのーーー」

言葉が小さくなる。
恐怖を感じているようだ。

「先輩!私がこんなことすると思います?
 私、西条君に体、乗っ取られちゃったんです!

 先輩たちに復讐するために!

 ウフフ…
 女を武器にして、真壁さんには痴漢冤罪を
 部長には部下を襲ったという罪を
 なすりつけちゃいました~」

僕は元気に、高らかに宣言した。

「---な、、なんですって!
 西条!またアンタなのーー!
 今すぐ真紀ちゃんを解放しなさいよ!」

思ったよりすぐに事態を理解した西澤さんは
僕を怒鳴りつけた

「うひひひひひ、
 言われなくてもぉ、出ていきますよ!
 これから、僕は、西澤さんの体に引っ越しして、
 この部屋を滅茶苦茶にするんですから!」

僕がそう宣言すると、
西澤さんの表情から血の気が引いた

「ヒッ…、、、
 や、、、やめて!お願い!ゴメン!
 今までいじって本当にごめんなさい」

突然西澤さんが謝り始めた

「もう遅いですょ」

僕は湯本さんの体から抜けた。

ふっと、湯本さんが床に崩れ落ちる。
その様子を見て西澤さんが泣き叫んでいる。

僕の復讐は今ーー
完成するーーー

「ひぃ!」

西澤さんの体がビクンとなった。
そしてーーー邪悪な笑みを浮かべた。。

「ウフフ…
 これから、私、滅茶苦茶になりまーす!」

…湯本さんより低い声。
まぁ、僕とてこんな女に用はない。

だが、できる限り苦しませてやる。

僕はスーツを引きちぎるようにして脱ぎ捨てた。
スカートもブラウスも、下着も全て脱ぎ捨てた。

「ハハッ!私にお似合いの姿ね!」

そう狂ったように叫び、僕は狭いオフィスの
机を乱暴になぎ倒し始めた。
椅子をつかみ、放り投げる。
戸棚のガラスを拳で殴りつけ、叩き割った。

「いっ・・・」

手にガラス片が突き刺さり、出血している。

だが、僕には関係無い

「ウフフ~私がどうなったって
 関係ないもんね~」

西澤さんの手を、僕はペロペロと舐めた。
血を舐める西澤さん。
完全に変態だし、狂ってる!

ハハハ!僕が西澤さんを壊してるんだ。

なおも僕はオフィスを壊そうとした。

その時だったーー

「せ、、、先輩…
 何してるんですか!

 そ、、その格好は!?」

意識を取り戻した湯本さんがおびえた表情で叫ぶ。

全裸の先輩。
乱れきったオフィス。
そして血の流れた手。

僕は笑った

「何って~
 西条君への扱いが悪いから、
 私、ついつい頭にきちゃった!

 だからこの部屋ぶっ壊そうと思って♡」

わざと可愛く微笑んでやった。

湯本さんがおびえた表情で言う

「何言ってるんですか…先輩…」
湯本さんが恐怖で涙ぐむ…

そして言った

「昨日、西条君が自宅待機になったあと、
 ”みんなで喜んでたじゃないですかー”」

湯本さんが泣きながら言った。

今、何て言ったーーー?

”みんなで喜んでたじゃないですかー”

だと??

僕の心にショックが走った。

「ーーーみんなって…
 真紀ちゃんも、西条君居なくなって
 喜んでたのーー?
 同期なのにー?」

僕は聞かずには居られなかった。

そしてーー

「え、、、ま、、前から私、先輩によく相談してたじゃないですか!
 同期だから仲良くしてるけど、
 なんか西条君、私を見る目がイヤらしいし、
 気持ち悪いって!

 昨日も言いましたけど
 私、西条君が自宅待機になって本当に安心したんです。。

 西条君、私のコト見る目が…なんか怖くて。。」

ーーー僕の心の中の何かがはじけたーー。

理性ーーー

情ーーー

哀しみーーー

何が飛んだのだろう。。

僕は、湯本さんと仲良くやっていけてると思っていた。

なのに、
裏では一方的に怖がられて、、
そんな風に思われていたなんて。

全部、湯本さんの笑顔が嘘だったなんてーーー

「----西条君のコト…嫌い?」

僕は淡々と尋ねた。

「---はい、、怖いです、、、
 居なくなって本当に良かったですーー」

湯本さんのその言葉を聞いて

僕はーーーー

”キレた”

「あっははははははははははははは~~~

 そ~いう人だったんだ~!

 でもザンネンだったね!
 今 目の前にいるのが、西条だよ!

 僕さ~人の体に憑依することが出来るんだよね~!」

僕は西澤さんの体で狂ったように笑って
宣言した

「えっ……
 ど、、、どういうことなんですか!」

湯本さんがおびえ切った表情で僕を見る

「僕のコトそんな風に思ってたんだ!
 許せないなぁ~」

僕がそう言って、湯本さんを睨むと、
湯本さんはガクガクと体を震わせた。

「予定変更~!
 二人とも、滅茶苦茶にしてやる!」

僕がそう叫ぶと、
湯本さんが泣き叫んだ

「さ、、、西条君、ごめん!許して!
 わ、、私、本当に怖くて!
 ごめん!やめて!いやぁぁぁぁぁ」

僕は容赦なく、西澤さんから抜けて、
再び湯本さんの体に憑依した

「あはは…
 真紀も壊れちゃう~!」

僕はそう叫ぶと、
真紀の体を倒れた机に押し付けた。

机の前で腰を激しく動かし、
各所を刺激した

「うぅうぅぅぅぅ、、、あぁぁぁ♡」

僕は一心不乱に腰を振り続けた。

「あぁぁあああああ!真紀、、、
 壊れちゃう~~~~♡」

あまりの気持ちよさにそこらじゅうに愛液をまき散らして
その場にだらしなく座り込んだ。

既に、スーツはシミだらけだ…

「うっふふふふ…
 こわす…もっと壊す」

僕は真紀の体でそう呟いた。

二人ともーーーー
壊し尽くしてやるーーーーーー

窓の外ではーー
雨が降り出していたーーー

僕の怒りを現すかのようにーー
激しく。

③へ続く
 

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憑依<復讐のOL>
憑依空間NEO

コメント

  1. 匿名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    狂気を感じる。

  2. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > 狂気を感じる。

    コメントありがとうございます^^
    リクエストから生まれた
    復讐のOLは、結構黒い登場人物が多い内容でしたね…

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