とある犯罪組織に所属する男ー。
彼は、その組織の幹部の男に
刑事に憑依して”潜入捜査”をするように命じられるー。
男は、その命令どおりに女性刑事への憑依を成功させたもののー…?
※「正義に目覚めた極悪人」の続編デス~!
先に本編を見て下さいネ~!!
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”犯罪組織アビス”ー。
裏社会で幅を利かせる危険な組織の一つで、
警察組織からもマークされている存在だー。
特に近年、前リーダーが死亡したことにより、
新たに魔崎(まざき)という男が
リーダーに着任してから、組織はより危険な組織となってー、
警察内部に専門の対策チーム”アビス対策班”が設立されることになったー。
犯罪組織アビスとアビス対策班ー。
互いににらみ合いが続く中、
リーダーの魔崎と、幹部の黒森 龍夜(くろもり りゅうや)は
ある計画を実行に移そうとしていたー。
「ーーお呼びでしょうかー?」
二人から呼び出されたアビスの幹部候補の一人、
敷島 康人(しきしま やすと)が、そう言葉を口にすると、
リーダーの魔崎が笑みを浮かべながら言ったー。
「ー敷島ー。
お前、女になってみたいって思ったことはねぇか?」
とー。
「ーえ…?お、女にー、ですかー?
はぁー…
まぁ…そういう妄想をして抜いたことならありますね」
少し苦笑いしながら康人がそう答えると、
魔崎は少し笑ってから言葉を口にしたー。
「よし、ちょうどいいー。
なら変態のお前にピッタリの仕事をやるー」
黒い手袋をはめた手を動かしながら、魔崎が何かを取り出す仕草をしながら
「っとー、勘違いするなよ?変態ってのは誉め言葉だー」と、
そう言い放ちつつ、”液体”の入った容器を康人に手渡したー。
「ーそれは”憑依薬”ー。
お前が実際に見るのは初めてだと思うがー
その名の通り、他人に憑依することができる薬だ」
魔崎は得意気な表情でそう言うと、
「それを使ってアビス対策班に所属する刑事ー
岩城 藍(いわき あい)に憑依しろー」
と、そう言葉を口にするー。
「ひ、憑依ー…?お、女刑事にですかー?」
幹部候補の男・康人は少し照れ臭そうに、
そしてどこか興奮した様子でそんな反応を示すと、
「あぁ、そうだー」と、魔崎はそう言葉を口にするー。
「ーーそして、乗っ取った身体で
捜査情報を俺たちの方に回してもらう。
場合によっちゃ、内部の攪乱とかも
して貰うことになるがー、
そういうのが必要な時はこちらから連絡するー」
魔崎はそう言葉を口にすると、
部屋に置かれていた拷問器具を
おもちゃを触るかのように触りながら、
康人のほうを見つめたー。
「ー成功したら、敷島ー、お前は幹部だー」
リーダー・魔崎からの”出世”を告げる言葉ー。
康人はゾクゾクしながら
「あ、あ、ありがとうございますー」と、
そう言葉を口にすると、
「ーー黒森ー」と、魔崎は幹部の龍夜に指示をして、
”憑依薬”を1本、康人に提供させたー。
「ーーー失敗すれば死ー。
裏切れば、死だー
分かってるな?」
幹部の龍夜は、康人に対してそんな言葉を口にするー。
”冗談の全く通じない男”として恐れられている龍夜は
幹部候補の康人からしても恐るべき存在ー。
「ークククーまぁ、そんな怖いこと言うなってー」
リーダーの魔崎は龍夜に対してそう言葉を口にすると、
康人の肩を叩きながら笑ったー。
「敷島ー。俺はお前を信じてるー。
だから、憑依薬も渡すんだー。分かるだろ?
次期幹部はお前だー。その活躍に期待してるぜ」
それだけ言うと、魔崎は笑みを浮かべながら
康人の前から離れるー。
康人は「あ、ありがとうございますー!」と、そう叫ぶと、
そのままその部屋の外へと出て行くー。
「ーー”今度は”大丈夫なのかー?」
以前も、憑依薬を使って構成員を”潜入”させたことのある
犯罪組織アビスー。
がー、その時には
女性捜査官に憑依した者が”正義”に目覚めてしまったために
”失敗”したー。
「ーまぁ、五分五分ってところだなー
ヒトは力を手にするとー、新たなモノを手に入れると
欲望に駆られるもんだからなー。
俺も、お前も含めてー」
魔崎はそう言葉を口にするとニヤリと笑いながら続けたー。
「まぁ、そのために今回は
”出世欲”の強いやつを選んだー。
頭の回転も悪くないーー」
そこまで言うと、
表情を変えずに立っていた幹部・龍夜のほうを見て
魔崎は笑ったー。
「ーー心配すんなー。
裏切ったら”解体(バラ)せば”いいー。
いつものことだろ?」
魔崎は自分の部屋に飾られている拷問器具の一つを手に持ちながら
ニヤニヤと笑みを浮かべると、
幹部の龍夜は、”好きだなー拷問”と、
魔崎のことをそう思いつつ、少しだけ息を吐き出したー。
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「ーーあいつかー」
憑依薬を受け取った康人は”手筈通り”ー、
アビス対策班に所属する女性刑事・藍に憑依する
準備を進めていたー。
「ーへへー写真で見た通りのいい女じゃねぇかー」
康人はニヤニヤしながら
そう言葉を口にすると、
「出世できるだけじゃなくて、女の身体も堪能できるなんてー
魔崎さん様様だぜー」
と、嬉しそうに言葉を続けるー。
アビス対策本部の建物から出て来た藍を尾行する康人ー。
今、目の前を歩いている女に憑依するー…
そう考えただけで、康人はゾクゾクして
興奮が止まらなくなってしまったー。
がー、まずは憑依を成功させなくてはいけないー。
”失敗したら魔崎さんにも、黒森さんにも
ぶち殺されちまうからなー”
康人はそんなことを思いつつ、
藍が人通りのない場所に入ったことに気付きー、
”そろそろ憑依するかー”と、
タイミングを伺うー。
しかしー
その時だったー。
「ーさっきからコソコソとー…何の用?」
藍がそんな言葉を口にしたー。
「ーー!」
尾行に気付かれていると思っていなかった康人は
少し驚いた表情を浮かべつつも、
観念して姿を現すと、
「ーーへへーよく俺の尾行を見破ったなー」と、
そう言葉を口にするー。
「ーーあなたもアビスー?」
藍は、自分を尾行してきていた康人が
”犯罪組織アビス”の一員なのではないかと
既に察しているかのように、
そう言葉を口にしたー。
「ーへへへへへー
察しがいいなー
その通りー。
俺はアビスの”次期幹部”になる男さー」
康人は自慢気にそう言葉を口にすると、
藍の方に向かっていくー。
魔崎から受け取った憑依薬の効果は
”相手にキスをすること”で発揮するー。
まずは藍にキスをしなければならないー。
「ーーへへへへへー
あんたの実力、試してやるぜー」
そうは言いつつも、藍とまともに”勝負”など
するつもりはないー。
藍にキスをするだけー
それで終わりだー。
”この女の身体は、もうじき俺のものになるんだーへへ”
内心でニヤニヤしながら、
そう言葉を口にする康人ー。
がーー
「ーーっ!?」
康人は、”自分が押されていること”に、気付くー。
「ーー女だからって舐めないことね!」
藍はそう言いながら、格闘技のようなものを
康人に叩きこむー
「ぐふっー!?」
康人は驚いた表情を浮かべながら
反撃しようとするも、
一方的に藍に”圧倒される”ような状態になってしまうー。
「ぐっ…くそっ…こ、この女ー…!」
康人は反撃を試みるー。
康人自身も、決して”弱い”わけではないー。
かつて康人は、犯罪組織アビスの当時の幹部だった男に
喧嘩を挑みー、その男をボコボコにしたことで、
”アビス”に迎え入れられた過去を持つー。
腕っぷしにはそれなりに自信があるのだー。
なのにー…
それなのにー…
ほとんど一方的に藍に圧倒されてしまったー。
”アビス対策班”に所属する捜査官は
”犯罪組織アビス”という危険極まりない存在と戦う立場ー。
だからこそ、戦闘能力も含めて
それぞれが並大抵ではない”スキル”を身に着けているー。
「ーぐっ…く、くそっー」
康人は路上に倒れ込んで、悔しそうに表情を歪めるー。
ここでー、
ここで終わるわけにはいかないー。
憑依すらできずに失敗したとあればー、
”どうなるか”は目に見えているー。
冷徹な幹部ー、龍夜に無表情で始末されるかー、
あるいはリーダーの魔崎に”おもちゃ”のようにされて
始末されるかー。
「くそっーーー…俺はーーー
俺は絶対に幹部になるんだー!」
康人はそう叫ぶと、
身体の痛みに耐えながら、藍の方に向かっていくー。
「ーいい加減に観念しなさいー」
ウンザリとした様子で藍がそう言葉を口にするも、
康人は「俺はー、俺はこんなところで終われねぇ!」と、そう叫びながら
藍に突進するー。
しかし、腕を掴まれて返り討ちに遭い、
そのまま手錠を掛けられてしまうー。
「ーーぐ……」
悔しそうな表情を浮かべる康人ー。
藍は、手錠をかけた康人を見つめると、
少し顔を近づけて、
「ー本部の方で色々聞かせて貰うからー」と
そう言葉を口にしたー。
”これが最後のチャンスだ”ー
直感的に、そう思ったー。
康人は手錠をはめられたまま、
藍の顔に向かって飛び掛かるようにして
顔を動かしたー。
「ー!?」
驚いた様子を浮かべる藍ー。
そしてーーー
捨て身の行動で康人は藍に”キス”することに成功したー
「ーーひっ…!?」
振り払おうとする藍ー。
しかしー、それと同時に康人の身体が霊体になって消滅ー、
藍の身体の中に吸い込まれていくー。
康人の手錠と、着ていた服だけがその場に横たわる中ー、
苦しそうにしていた藍は、やがて自分の手を
興味深そうに動かしながらー、
その手を”胸”の方に動かし始めたー。
「ーへ…へへへへー…へへへへへへへ」
先程までの真面目な雰囲気の表情は一気に消え失せて、
下品な笑みを浮かべながら胸を揉み続けるー。
そしてー、”憑依”に成功したら連絡することになっていたのを
思い出して、藍はニヤニヤと笑うと、
そのまま物陰に身を隠してスマホを手にするー。
「ーーククー可愛らしいスマホじゃねぇかー」
ニヤニヤしながらそう言葉を口にすると、
藍はそのスマホを操作して、
アビスのリーダーである”魔崎”に連絡を入れるー。
片手で胸を揉みながら、
「憑依に成功しましたー」と、そう報告する藍。
”そうかーご苦労ー
早速、楽しんでいるようだな?”
電話の向こうで、魔崎はそんな言葉を口にするー。
「ーえっー!?」
片手で胸を揉みながら電話をしていた藍は
少し驚いたような声を出すと、
「い、いやっ、あ、あの、す、すみませんー!」と、
慌ててそう言葉を返すー。
”いや、別に構わねぇよー
気持ちは分からなくもないからなー。
ま、でも、仲間の前で胸を揉んだりするんじゃねぇぞ?
流石におかしいと気付かれるからなー”
魔崎がそう言うと、
藍は「はー、はいー。じゃあ、とりあえずお言葉に甘えてー」と、
そのまま胸を揉み続けながら電話を続けるー。
先程までの藍とはもはや”別人”のような行動と
言ってもいいようなその行動をー、
藍を知る人間が見たら、きっと驚いてしまうはずだー。
しかし、ここには今、他に誰もいないー。
「ーーそ、そ、そういえば、
どうして、俺が揉んでるって分かったんですかー?」
藍は思い出したかのように
そんな言葉を口にすると、
魔崎は少しだけ笑いながら
”ー息遣いですぐに分かるぜー?電話中も気を付けるんだなー”と、
そんな言葉を返してくるー。
その上で、
”対策本部を指揮する男は、油断ならない人物だー。
失敗したら俺にバラされる前に、そいつにバラされちまうかもしれないからな”
と、魔崎はそう忠告してきたー。
「ーへへへへへー
アビスの幹部になるためですからー
対策班の中では、しっかりとこの女のフリをしますよ」
藍はそう言葉を口にしながら
邪悪な笑みを浮かべると、
「ま、でも今日はこの女ー、退勤したみたいですし
この身体で遊びまくりますけどねー」と、
そう言葉を口にしたー
”好きにしろー”
魔崎は少し笑いながらそう言うと、そのまま電話を終えたー。
「ククククー
”いい加減に観念しなさい”
だったっけー?」
藍は、憑依する前に”言われた”言葉を、真似しながら
そう言うと、
「観念するのはお前だったなぁ!!!」と、
ゲラゲラ笑いながら歩き出すー。
邪悪なる存在に乗っ取られてしまった
女性捜査官ー。
犯罪組織アビスと、アビス対策班の争いは
また、新たな局面を迎えようとしていたー。
<中編>に続く
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コメント
潜入X憑依物語再び…★!
今度はどうなってしまうのか、ドキドキデス~!!
毎週土曜日の作品だけ予約投稿の都合上、
続きはまた来週になりますが、
楽しみに待っていて下さいネ~!!
今日もありがとうございました~!

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