<憑依>パパに身体を奪われた~欲望編~

高校の入学式を終えた彼女は
父から”話がある”と呼び出されたー。

そこから始まった地獄のような”憑依”の出来事ー、
そして”その先”の物語ー…。

※「パパに身体を奪われた」の後日談デス~!
先に本編を読んでくださいネ~!!

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高校生になった穂崎 絵里香(ほざき えりか)は
穏やかな父親・穂崎 誠之助(ほざき せいのすけ)と、
心優しい母親・穂崎 妙子(ほざき たえこ)に囲まれて、
素直で、明るい性格に育っていたー。

が、そんな彼女が高校の入学式を終えたその日ー、
父親の誠之助から部屋に呼び出された絵里香は
信じられない言葉を耳にしたー。

”ずっと、ずっと、この時を待っていた”
そう言葉を口にする誠之助。

父・誠之助は
「--今までお前を育ててきたのは、パパがお前になるためだ」
と、そう言葉を口にしたのだー。

そう、絵里香を育ててきたのは、
誠之助が絵里香に憑依して、絵里香になるためだった。

そんなことを暴露された絵里香は、
母・妙子に助けを求める。

しかし、母・妙子もグルで、女好きである妙子は
夫である誠之助に対して、娘の絵里香に憑依して
自分を楽しませて欲しいと、そう約束していたのだったー。

がーー、
夫婦の約束を果たし、誠之助が娘の絵里香に憑依し、
その身体を乗っ取ったはずが、
土壇場で母・妙子が夫である誠之助をも裏切ったー。

自分の”おばさん”になった身体ではなく、絵里香の身体を欲しー、
夫である誠之助が憑依している絵里香に対して、
さらに”その上から憑依”して、絵里香の身体を乗っ取ってしまったのだー。

絵里香となった母・妙子ー。
そして、精神世界に幽閉されてしまった絵里香と父・誠之助ー。

そんな状況になってから、1ヵ月が経過していたー。

「ーーうふふふふふふふ♡」
絵里香になった妙子は、絵里香の身体で
クラスメイトの可愛い子とキスを繰り返しているー。

「ーーえ、絵里香ちゃんって、大胆だよねー」
キスを終えた友達が苦笑いすると、
絵里香を乗っ取った妙子は不敵な笑みを浮かべながら
「でしょ?」とクスクスと笑いながら言葉を口にするー。

”己の欲望を満たすため”ー
それだけのために、夫・誠之助との間に
娘を出産し、高校生まで育て上げてきた妙子ー。

そんな妙子に、娘の絵里香への情も、
夫の誠之助への情も微塵も存在しないー。

あるのはただ、己の欲望を満たしたいという、
そんな気持ちのみー。

「ーーねぇねぇ、明日もうちに来て
 気持ちイイことしようよー?
 どうせ、親もいないしー。ね?」
絵里香は邪悪な笑みを浮かべながら言うー。

今の”絵里香”に親はいないー。

何故ならー、
父親である誠之助は、絵里香に憑依したし、
母親である妙子は、その上からさらに憑依したー。

そのため、両親共に”絵里香の中”にいる状態であるため、
今の絵里香にはもう”親はいない”状態なのだー。

「ーーえ?ホントに?いいの?」
すっかり絵里香の魅力の虜になってしまっている
友達の女子はそう言葉を口にすると、
絵里香は笑いながら「大丈夫大丈夫ー」と、
そんな言葉を返すのだったー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一方、憑依された絵里香本人と、
絵里香に憑依した状態でさらに上から
妙子に憑依されてしまった父・誠之助は
精神世界のような場所に閉じ込められ続けていたー。

一見すると、”自分たちの家”ー
しかし、玄関の扉を開けると、
その先には、絵里香に憑依した妙子が見ている”光景”が
映像として流れているだけで、そこから先に進むことができないー。

朝のような明るさであるものの、
少しセピアがかったような不気味な色合いに、
声が若干曇ったような、不気味に響き渡る状況ー。

そんな中、父・誠之助は
「くそっ!くそっくそっくそっ!!!妙子!!妙子ぉぉぉぉぉぉ!」と
声を上げながら、なんとか身体の主導権を取り戻すか、
この空間から脱出しようと躍起になっていたー。

「ーーー」
玄関がダメなら窓を、と思い窓を開けてみたものの、
その先には光だけしか見えない”無の空間”が広がっていて
外に出ることはできなかったー。

どうにか、どうにかしないとと思いつつ、
屋根を破壊して外に出ようとしたものの、
”家の中”のように見えるだけでここは精神世界ー。

そんなことをしても”無駄”だったー。

「絵里香!!!パパと一緒にここから出よう!
 パパが一緒なら絵里香もきっと、絵里香もきっと
 自由を取り戻せる!」

「…パパきらい」
ショックのあまり廃人状態になってしまった絵里香の精神は
それしか答えないー。

しかし、それでも誠之助は絵里香を説得するー。

「ーでも、こんなところにいたらダメだ!
 とにかく、とにかく何か行動を起こさないと
 諦めたらそこで終わりだ!
 絵里香にはパパがついてる!」

絵里香の身体を乗っ取ろうとして
”この日のためにお前を育ててきた”などと言った割には
都合の良い言葉を口にする誠之助ー

「パパきらいー。ママもきらいー」
絵里香は目に涙を浮かべると、それだけ口にして
耳を塞いでしまうー。

心底、強いショックを受けているようだー。

が、そんな様子を見て
「役立たずが!!!」と、そう叫ぶと、
誠之助は絵里香を蹴り飛ばしてから、
「パパは出るぞ!絶対に、絶対に外に出るぞ!」と、
そう言いながら家の中を荒々しく動き始めるー。

蹴られた絵里香は目に涙を浮かべながら
起き上がる気力も失って、ブツブツ何かを呟いているー。

「ー出るんだ…!ここから出るんだ!!
 妙子ぉぉぉぉぉぉぉおお!!!
 お前だけがいい思いできると思うなよ!!!」

誠之助は、絵里香の精神世界の中で怒りの形相を浮かべながら
そう叫ぶー。

それでも、その言葉は妙子には届かないー。

絵里香を乗っ取った妙子は、現実世界で
今日もクラスメイトの女子を家に連れ込んで、
女同士の欲望の時間を済ませると、
満足そうな表情を浮かべたー。

「で、でも、絵里香ちゃんって
 見た目によらず、なんかこうーすごいよねー」
友達がそう言葉を口にすると、
絵里香は不敵な笑みを浮かべながら「そう?」と、
そう言葉を口にするー。

「うんー…なんかー…上手く言えないんだけどー
 見た目と中身が違うみたいー。
 すっごく大人の人に感じることもあるしー」
友達は苦笑いしながらそう言葉を口にするー。

そうー
”絵里香”に憑依している”妙子”の女好きな一面に
違和感を感じているだけではないー。

絵里香と話をしていて、この友達は時々思うのだー。

”何だか、お母さんと話をしているみたいな感覚”になることがある、とー。

それもそのはずー、
絵里香に憑依しているのは、絵里香の友達からすれば、
”母親”ぐらいの年齢の人間ー。
だからこそ、この友達が感じている”違和感”は間違いではないー。

身体は同世代の絵里香でも、
中身はその母親である”妙子”なのだからー。

「ーあら、わたしがおばさんだって言いたいの?」
絵里香は少しだけ不満そうにそう言葉を口にするー。

ムッとしたからだろうかー。
少しおばさん臭さを感じるような言い回しをしてしまうー。

「えっ、あ、ううんー、そういうわけじゃないんだけどー」
友達は、絵里香の気分を害してしまったと思ったのか
少し申し訳なさそうにそう言葉を口にすると、
絵里香は「ーそれならいいけど」と、そう言葉を口にしながら、
なおも少しだけ不快そうな表情を浮かべたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ーーそれにしても、
 最近の若い子たちといると、何だか疲れるわー」

そう言葉を口にしながら、
絵里香は、どこかおばさんっぽさを隠しきれていない
メイクとおしゃれな服装で
夜の街を歩いていたー。

とても、女子高生のするような格好とは思えないー。

妙子としては、”絵里香らしいおしゃれ”をしているつもりなのかも
しれないけれど、
全然女子高生らしい格好には見えず、
女子高生がおばさんのような派手な格好をしているー、
そんな状態になってしまっていたー。

「ーーー少し、わたしらしく遊ばないと
 ストレスでどうにかなりそうだわー」

絵里香の身体で、妙子はそう言葉を口にすると、
”可愛い子”が揃っていそうなお店を求めて、
夜の街を歩き始めるー。

妙子は、男には興味がなくー、
今でも”女”好きだー。

興味がないのに誠之助と結婚したのも、
子供を出産したのも、
全ては”可愛い子”が目当てー。

「ーーふふーこのメイドカフェとか、可愛い子がたくさんいそうー」
絵里香は”派手なおばさん”にしか見えないような格好のまま、
その店に笑みを浮かべながら足を踏み入れると、
出迎えてくれたメイドたちを見つめて、
満足そうな笑みを浮かべるー。

「ーーえへへへへへ♡」
すっかりだらしない表情を浮かべた
おばさんファッションの絵里香は
嬉しそうに笑いながら、
自分好みの可愛いメイドたちを見つめて
ドキドキとした表情を浮かべたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ーーーくそっ…!
 妙子!!!妙子!!!!妙子ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!
 このままで済むと思うなよ!!!
 絶対に、絶対に許さないからな」

一方、絵里香に憑依した状態のまま、
上から妻・妙子に憑依されてしまった父・誠之助は
精神世界の中で、なおも怒りを露わにして
そう叫んでいたー。

「ーーーーーーー」
娘の絵里香は、廃人状態ー。
父と母に裏切られた挙句、
こんな、”身体の奪い合い”のような醜態を見せ付けられて
明るく元気に育っていたはずの絵里香は
すっかりと壊れてしまったー。

もはや、今の絵里香には、
”わたしの身体を取り戻そう”と、いうような
そんな気力も残されていないー。

しかしー、父・誠之助は違ったー。

「くそっ…!
 俺は、俺は身体を奪うためだけにこいつを育てたんだぞ!!
 今まで俺が何のためにこいつを育ててきたと思ってる!!!

 15年以上も、俺の身体にするために熟成させたのに、
 何で俺がこんな目に合わないと行けないんだ!!!」

誠之助は妙子に憑依されてしまった後も、
”精神世界”である家の中から、とにかく、
脱出しようと、そう試みていたー。

一人で騒ぎ続ける誠之助ー。

しかし、絵里香を乗っ取った妙子は、”メイドカフェ”で
欲望のひと時を堪能し続けているー。

「くそっー」
そんな様子を”精神世界の玄関の扉”から確認した
誠之助は怒り狂って、家の中で暴れまわり始めるー。

もちろん、壁を破壊しようが、窓を破壊しようが
外に出ることは出来ないー。

「くそっ!!くそっ!!!くそっ!!!!
 絵里香の身体は俺のものだぞ!!!
 絵里香は俺のものだぞ!!
 この泥棒女が!」

精神世界の家の中を暴れまわりながら、
誠之助が怒りに任せて、
壁を、家具を、あらゆるものを破壊しようとしていくー。

しかし、そんなことをしても無駄ー。
ここは”絵里香”の精神世界ー。
壊した壁はすぐに復活し、壊した家具もすぐに復活するー。

けれど、それでも誠之助はお構いなしに”破壊”を続けたー。

そんな様子を見て、
廃人状態の絵里香の精神体は
震えながら「もうやだー…」と呟くー。

そんな状況がー、
どれぐらい続いただろうかー。

「ーーーえ…」
暴れていた誠之助は、家の中が突然”暗闇”に
包み込まれ始めたことに気付くー。

「ーな、な、な、なんだこれは…!?なんだこれは!!
 おい!妙子!」
妻である妙子の名前を呼ぶ誠之助ー。

しかしーーー

「ーーも う や だ」
絵里香の不気味な声が響き渡ったー。

父と、母、両方に裏切られて
二人が自分のことばかりな言動を繰り返すー。

そんな光景を前に、
絵里香の絶望が”限界”を超えてしまったー。

「ーーー…え、絵里香…」
誠之助が振り返ると、絵里香の精神体は
真っ黒になり、闇に染まっていたー

”全部、消えちゃえー”
絵里香のそんな声が聞こえたー。

「ーちょ、ちょっと待ってくれ!!
 ぱ、パパ、パパが悪かった!」
誠之助はそう叫ぶも、絵里香の”心の中”は
真っ黒に染まり、誠之助も絵里香もそれに飲み込まれてしまったー。

そしてーーー

「ーーーぁ…」
メイドカフェで笑みを浮かべていた
絵里香を乗っ取った妙子は、急にビクッと震えると、
机に突っ伏すようにして倒れ込むー。

そしてーー
メイドカフェのメイドが気付いた時には、
目は全て真っ黒に染まり、絵里香の身体は生命活動を停止していたー。

あまりにも深い絶望に落とし込まれた絵里香ー。
その深すぎる絶望が、自らの身体の生命活動を停止させー、
醜い欲望に満ちた母も、父も、道連れにしてしまったのだったー

おわり

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コメント

「続きが見たい!」というお声があった作品なので
こうして書いて見ました~!

己の欲望のためだけに娘を育てた
お父さんもお母さんも、滅びる結末になりましたネ~!!

お読み下さり、ありがとうございました~!★

コメント

  1. TSマニア より:

    続きが見れるとは思ってなくてビックリしましたっ!★!☆

    絵里香のカラダを乗っ取っても派手なオバさんコーデはキツイですネ!!笑

    自分は無名さんのカラダになって無名さんに似合ったオシャレコーデするし

    その時代の流行りもあるし無名さんに似合うオシャレコーデを上から下まで選ぶのも楽しみたいですネ!☆

    無名さんのカラダで季節ごとに似合う服を一式、購入したいし時にはショップ店員さんと相談して選びたいのデス(^_-)☆笑

    その後はお部屋で自分のカラダになってる無名さんの前で

    早速、購入した服をステキに着こなしてファッションショーしちゃうのデス(^_-)☆笑

    • 無名 より:

      感想ありがとうございます~!!!

      まさかの再登場しちゃいました~!笑

      TSマニア様なら…
      きっとおばさんコーデじゃなくて
      ちゃんとしたコーデをしてくれそうですネ~!!

      • TSマニア より:

        約5年の月日を経て…再登場っ!?

        1話目に自分のコメントありました笑

        そうですネ(^o^ゞ

        ほぼ毎日、色んな美脚お姉さんのインスタ見て私服コーデを勉強してます(*´艸`)笑

        基本ミニやショーパンは変わりませんが

        その人その人に合わせた着こなしやヘアアレンジ考えるの楽しいし

        無名さんのカラダに似合ってるオシャレコーデしてお出掛けしたいですネ(^_-)☆笑

        • 無名 より:

          笑~★

          TSマニア様とも長いお付き合いなのデス~!!!

          勉強も大切ですネ~!!

          • TSマニア より:

            ビックリしました~!!笑

            5年って早いですネ!☆

            何事も勉強、大事ですネ(^o^ゞ

            無名さんのカラダになってメイク動画やヘアアレンジの動画、真剣に勉強して参考にしながら実践したいですネ(^_-)☆笑

            メイクもその時代の流行りもありますよネ☆☆☆☆☆

          • 無名 より:

            5年のスピード感…☆
            ぶるぶるなのデス!

            メイクにコスプレに、お風呂にトイレに…
            勉強することだらけですネ~!!

  2. TSマニア より:

    5年のスピード早いですネ…

    5年前にコメントしていて正直ビックリしましたっ!☆笑

    無名さんのカラダで少しずつ女の子の勉強しながらレベルアップ頑張るのデスq(*・ω・*)pファイト!☆

    無名さんのカラダを存分に活用してキラキラ女子になるのデス☆☆☆☆☆

    お風呂っ!?☆

    お互い異性のカラダの洗い方わからない部分あるので最初は一緒に入るんですよネ!?笑

    ニヤニヤ(*´艸`)笑

    無名さんのカラダで鼻血ぶーっにならないように気を付けますネ(^o^ゞ笑

    自分のカラダになってる無名さんの大事なところ優しく洗って教えちゃいますネ(^_-)☆笑

    無名さんの髪の洗い方、教えてくださいネ(^_-)☆笑

    • 無名 より:

      もしも5年間も入れ替わり生活を
      送り続けたら
      もうレベルも100になっちゃいそうですネ~!!

      髪の洗い方はじっくり教えるのデス~!笑

      • TSマニア より:

        じっくり教えてもらうのデス~(^o^ゞ笑

        無名さんのサラサラヘアを維持するのも自分のお役目なのデス(^_-)☆笑

        お互いに教え合うのはいいですが

        お互いのカラダが興奮して大変なのことに…\(^o^)/笑

        • 無名 より:

          髪の状態の維持と
          体型維持~!!

          色々大変なのデス!!☆

          • TSマニア より:

            髪の状態の維持と体型の維持…色々と大変ですよネ!!

            自分も毎日、髪のケアもカラダや肌のケアも美容整体の先生の動画見て30~40分ちゃんとしてます(^o^ゞ

            効果ありありデス~☆☆☆☆☆

            無名さんと入れ替わって一緒にお風呂で勉強しながら入りたいのデス(^_-)☆笑

            自分のカラダになってる無名さんのカラダの一部が大変なコトにっ!☆笑

            終始、興奮しっぱなし笑

            優しく洗いながら教えちゃいますネ(^_-)☆笑

            最初はお互いの元のカラダ洗いっこですネ\(^o^)/\(^o^)/笑

          • 無名 より:

            わわわ~~~!

            しっかりケアしながらゾクゾク~~~!!!

            洗い合い…!
            いきなり難易度が高そうですネ~!笑

  3. 匿名 より:

    続編、嬉しいです☆
    みんな共倒れですね☆

    父親にとっては裏切り者の母親が破滅してるので、案外、あのままよりはよかったのではないでしょうか?

    それにしても、身体の持ち主の絶望で身体ごとみんな死ぬパターンは初めてですね。

    他の憑依薬みたいに意識が完全に眠るパターンなら大丈夫だったのでしょうか?

    それなら絶望もくそもないですし。

    • 無名 より:

      こちらも感想ありがとうございます~~!★!

      身体の持ち主の絶望で憑依失敗パターンは珍しいですネ~!!
      意識が眠っていれば(この組み合わせでも)大丈夫だと思います~☆笑