パパに身体を奪われてしまった娘ー。
父親も、母親も、
”奪う身体として、絵里香を育ててきた”
という事実を知り、絵里香は絶望の淵に突き落とされる…。
-------------------------
「--おっはよ~!」
絵里香が、学校の教室に入って来るー。
「-♪~~~」
とてもご機嫌そうな絵里香ー。
それもそのはず、
絵里香に憑依している父・誠之助が
夢にまで見た女子高生ライフの始まりだからだー。
入学式は昨日だったー。
今日がJK2日目ー。
そのため、まだ周囲は絵里香のことをほとんど知らないー
それも、誠之助にとっては好都合だったー
ここから、人間関係を構築していくことができるからだー。
「---はぁぁ~懐かしいなぁ…高校」
絵里香がうっとりしながら教室を見つめるー。
昔は”男子”として
高校にいたがー
今はー
「ふふふ…今は可愛い可愛い絵里香ちゃん…♡ くふっ」
絵里香が笑みを浮かべるー
スカートの感触にも興奮してしまうー
そしてー
周囲の女子高生たちにも興奮してしまうー
”可愛い”を意識した振る舞いをしながら
周囲の子たちに声を掛けていく絵里香ー
数日もしないうちに、絵里香は”女子”の友達をたくさん作っていたー
「--ふふふふふ…合法的に女子トイレとか…最高だなぁ」
絵里香が女子トイレの中で笑みを浮かべるー
可愛らしく鏡に向かって微笑んでみるー
ウインクしてみるー
「はははっ…これなら男もすぐに誘惑できそうだなぁ…
ま、しねぇけど」
絵里香はそう呟きながら、女子トイレから外に出るー
最高のJK生活ー
女子たちは、まさか中身が”エロいおっさん”だとは
思わずに普通に話しかけて来るしー
何なら仲良くなった子とは、ふざけて胸を揉み合うことも出来るー
相手はまさか、おっさんに胸を揉まれているとは
夢にも思っていないだろうー。
ふざけてキスも出来てしまうー
「--ここは、何処だ?」
絵里香が笑うー
「ここは、天国だ!ひゃはは!」
絵里香がニヤニヤしながら叫ぶー
女子高生になれた喜びを
誰かに伝えたいー
叫びたい、そんな欲望に駆られるー
学校で悪さをするわけではないが、
女子高生として、普通に生活するだけで興奮したー
これが、女子高生かー。と。
絵里香本人のことなど、どうでもよかったー。
絵里香に対する愛情なんて、最初からない。
中身は最初から、
父・誠之助にとっても、母・妙子にとっても”不要”だったのだー。
二人が欲しかったのは
”可愛い娘の身体”
頼んでもいないのに、勝手についてくるおまけと同じようにー
絵里香の人格…中身なんて、必要なかったのだー
「---はぁぁぁ…娘の身体…へへへへへ」
絵里香は興奮するたびに、自分の身体を
弄んだー
「--はぁぁぁあああ……あぁぁあああああ♡ うひひひ」
涎を垂らしながら微笑む絵里香を見て、
母・妙子が「さ、やるわよ」と、絵里香に向かってメイド服を
投げ付けたー。
「---ふひひひ やるかぁ」
絵里香がメイド服に着替えるー
学校では女子高生として
自宅では妻の妙子と、娘の身体で欲望の日々ー
「---でもさ~」
メイド服姿の絵里香が、妙子と抱き合いながら呟くー
「自分が女子高生になってみてわかったんだけど、
妙子ってやっぱ、おばさんになりつつあるよねぇ~」
若さと快感に有頂天になった絵里香が笑うー。
「-ーーなんかむかつく言い方~!」
妙子はそう呟くと、ドSのような衣装に着替えて、
絵里香に対して鞭をふるい始めたー
ビシッ!バシッ!と、音が響き渡る中、
妙子が叫ぶー
「誰がおばさんだってぇ~???
わたしに謝りなさい!」
母親の鞭で叩かれながら、興奮する娘の絵里香ー
「--あぅっ!あぅっ!あっ!あひぃ♡」
最近のお楽しみのひとつー
わざと絵里香が妙子を挑発して
怒った妙子が絵里香を傷めつけるという
二人のお楽しみだー
「--あんっ… ゆるしてぇ…女王様ぁ…」
絵里香が、本来の絵里香が絶対に浮かべなかったような
表情で、妙子のほうを見るー
「あぁぁ…なんて顔してるの絵里香…」
妙子がうっとりとした表情で、絵里香を見つめるー
絵里香が、絵里香じゃないー
こんな顔をすることが出来るなんて・・・!
「--わたし、興奮しちゃうじゃない…!」
妙子はそう言うと、絵里香にキスをしたあとに、
絵里香の頬を片手で握りつぶすかのようにつかんだー
絵里香の顔が、歪むー
「--あひっ…いたいよぉ…えへへへへへ♡」
痛めつけられて興奮しているメイド服の絵里香ー。
「--ふふふふ…お母さんに、もっともっといじめられたいでしょぉ?」
はぁはぁ言いながら絵里香を見つめる妙子ー
「--はぁぁぁい…じょおうさまぁ…」
危険な表情で返事をする絵里香の目は
とろんとして、完全に快感に支配されていたー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「------------」
わたしは、いらない子だったんだねー
絵里香の意識は、精神世界の中で
崩壊しかけていたー
体育座りで、キッチンの前に座り込んだままー
絵里香は涙すら流さなくなっていたー。
”---あはっ♡ うふっ♡”
「----」
玄関の開かれっぱなしの扉からは
”絵里香を乗っ取った誠之助の視界”が
見えているー。
そこから聞こえてくる言葉の数々ー
絵里香はもう、耳を塞いでいたー
心を閉ざしていたー。
「--もう……いいや」
絵里香は悲しそうに笑うー。
「--わたしは、、、いらない子だもん…」
絵里香はそれだけ呟くと、
目を閉じて、耳を塞いだー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「---それにしても、半信半疑だったけど、
健康状態も何も問題なさそうね」
妙子が、憑依薬の入った容器を見つめるー。
「--言っただろ?俺は何度も
研究所で人体実験もしてたんだ。
憑依は絶対成功するって」
絵里香が、トランクスにシャツというラフな格好で
ソファーに座りながら綿棒で耳の掃除をしているー
「---ふふ、副作用が出たらどうしようかって思ってたけど」
妙子の言葉に、
絵里香は「ははは、俺の心配をしてくれてるのか?」と笑うー。
「--いいえ、身体の方を心配してるのよ」
「はは、だな!」
絵里香が笑うー。
妻の妙子は、夫の誠之助にもあまり興味がないー
誠之助も、それを自覚し、
それを受け入れた上で一緒にいるー。
「--さぁ~て、今日はどうようかな~!
絵里香の身体がさっきからゾクゾクしちゃってさ~!
今日は、そうだなぁ…拘束でもしてもらおっかな!へへへ」
絵里香が言うと、
妙子は「ふふふ 最高ね」と笑みを浮かべたー
絵里香は嬉しそうにセーラー服姿のまま拘束されていくー
手錠をはめられて、鎖で縛られて、
身動きを取れなくされてしまうー
さすがに高校の制服でこれをやるのはまずいから、と
コスプレ用のセーラー服を別途用意しての”お遊び”だー。
「---えへへへ…へへへへへ」
絵里香が涎をスカートの上に垂らすー
「ふふふ…絵里香ってば、もう興奮してるのね?
お母さんに拘束されて、興奮してるなんて
変態に育っちゃって…ふふふ」
「--わたし、、変態だもん♡」
絵里香が嬉しそうに笑うー。
「---ふふふ、さぁ、今日はどうやっていじめてあげようかしら」
妙子はそう囁くと、
絵里香に無理やり飲み物を大量に飲ませ始めたー
拘束された状態で身動きの取れない絵里香ー
絵里香を乗っ取っている誠之助は、その状況に
激しく興奮しているー。
「---あ、、、トイレ、、いきたい…うひっ」
絵里香が笑うー。
「--ふふふ がまんがまん」
妙子が笑うー
絵里香が顔を赤くしながら、尿意を我慢しているー
「---あらあら、トイレに行きたいの?」
妙子が笑うー
絵里香が「うん」と必死に耐えながら言うー
「---だ~め」
妙子が笑ったー
「-あぅあぁあっぅぅぅぅ」
絵里香は興奮しながら必死に尿意を我慢しているー
これもーー
母と娘の危険なお遊びだー。
「--あ、、、う、、出ちゃう、、、でちゃっぅぅぅ」
絵里香がもじもじしながら言うー。
「---さぁ、出してごらんなさい」
妙子が、イスに縛り付けられている絵里香の真下に
行くと、「わたしに、ぶっかけてごらん」と笑みを浮かべたー
「--えへ、、、え、、、え、、お母さんにわたしの…えへへへへ」
もじもじしながらついに我慢の限界に達した絵里香は
母親の顔面に向けてー尿を放ってしまうー。
「えへへへへへへ…拘束お漏らし…ゾクゾクしちゃうぅぅ」
絵里香がはぁ~はぁ~と言いながら笑うー
妙子もクスっと笑ったー
”完全におかしな夫婦”
二人にしか、理解できない世界ー。
拘束放尿が終わり、
身なりを整えた絵里香ー
そこに、妙子がやってきたー。
「--あれ?妙子?もしかして、またヤる?」
絵里香が笑いながら言うと、
妙子が、憑依薬の空っぽになった容器を絵里香の方に投げつけたー。
「え?」
憑依薬は、まだ残っていたはずだー。
「-----え??この容器に入ってた憑依薬は…?」
絵里香が言うと、
妙子はほほ笑んだー。
「--わたしね、、絵里香とエッチしてて、気づいたことがあるの」
妙子が呟くー。
「--気づいたこと?」
絵里香が首を傾げると、
妙子はにっこりと笑ったー
「そう。わたしももうほら、美容に気を使っていても、
年齢には勝てないでしょ?
どんなにエッチを楽しもうとしても、
わたしの身体は、もうババアなわけ」
妙子の言葉に、
絵里香は苦笑いしながら
「自分で自分の身体をババアとか言うなよー。
妙子はまだ40にもなってないんだし、十分綺麗だよ」
と、妙子をフォローした。
しかしー
「--喘いでいる絵里香を見て思ったの」
と、妙子は笑ったー。
「--こんなババアの身体捨てて、わたしが絵里香になればいいって」
「---!?」
絵里香が驚くと同時にー
妙子が絵里香にキスをしたー
もがく絵里香ー
「---ま、、まさかおま、、、憑依薬を、、飲んだのか?」
もごもごと必死に言葉を発する絵里香ー
「そうよ
わたしがJKになって、エッチするのー。
別にわたし、あんたが好きなわけじゃないし、
相手が女の子ならあんたじゃなくたって構わないー
絵里香のクラスメイトの子たちと
楽しむわー。
だからあんたの出番はここまでー。
今まで夫としてありがとう。
そして、」
絵里香を乗っ取っている誠之助は、震えながら、
なんとか抵抗しようとしたー
しかし、抵抗できなかったー
「さよなら」
その冷たい妻の言葉と共にー
誠之助の意識は途切れたー
・・・・・・・・・・・・・・・・
「----!!!」
誠之助が起き上がるー
いつもの、家ー?
「--夢か…」
誠之助はそう思いながら
自分が、自分の身体に戻っていることに気づくー
「--!?!?!?」
誠之助が慌てて自分の部屋から飛び出して
キッチンに向かうとー
そこにはー
体育座りをして、ぼーっとしている絵里香の姿があったー
「た、、、妙子…なのか?」
絵里香には、妙子が憑依したはずー
「-------」
絵里香は答えないー
「--」
誠之助は困惑しながら玄関の扉を開けるー
するとそこにはーーー
”妙子に乗っ取られた絵里香の視点”が
広がっていたー
絵里香がクラスメイトの子と、女の子同士の熱いキスをしているー
「-----!?」
誠之助は困惑しながら、キッチンに座り込んでいる絵里香を見つめるー
「---こ、これは…!?」
誠之助は周囲を見つめながら、状況を理解したー
”絵里香の身体の奥底に追いやられた”
とー。
絵里香の身体の中に封じ込められてしまった
絵里香本人の意識と、誠之助の意識がいるのはー
絵里香の中の精神世界ー
「---…は、、はははは、、嘘だ」
誠之助は呟くー
まさか絵里香に憑依した自分ごと、
上から乗っ取られてしまうなんてー
「--お、、おい!絵里香!いっしょに、、
パパといっしょに、ここからでよう!」
誠之助が言うー
だがー
絵里香は虚ろな目で呟いたー
「パパ…きらい」
とー。
「--き、、き、、嫌いでもいい!
とにかく、ここから出よう!身体を取り戻そうー!」
誠之助が必死に叫ぶー
それでもー
「パパ…きらい」
絵里香は、それしか答えなかったー
「--く、、、う、、、うぅぅぅ…うあああああああああああああ!!!!」
誠之助は、悲鳴を上げるー
必死に玄関の方に向かうも、
その先に進めないー
どんなに叫んでも、
どんなに叫んでもー
絵里香の身体を乗っ取っている妙子はー
誠之助の言葉を完全無視していてー
一切反応してくれなかったー
「--うわあああああああああああああ!!!」
誠之助は悲鳴を上げるー
そして、「ママに…身体を奪われた…!くっそおおおおお!」
と、悔しそうに叫ぶのだったー。
おわり
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
最後は「ママに身体を奪われた」になってしまいました~!
お読み下さりありがとうございました!!
コメント
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最終的に絵里香が最低最悪な両親に逆襲するんじゃないかと予想してたんですが、絵里香は結局、最後までやられっぱなしで終わっちゃいましたね。気の毒というしかないです。
父親が絵里香と同じように精神世界に閉じ込められたのは因果応報という他ないですよね。
夫婦の間に愛情も無く、欲望だけの繋がりしかなかったのが父親の失敗の元でしょう。
ところで思ったのですが、
もしもこのオチの後、どこかの誰かが絵里香の身体を憑依薬で奪ったとしたら、面白いことになりそうですよね。
家族3人で仲良く(?)絵里香の精神世界に閉じ込められるというになるわけですから。
父親も娘の身体を奪った報いを受けた訳ですから、母親の方も同じようにやがて報いを受けることになりそうな気がします。
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コメントありがとうございます~!
父親側だけは、妻に一目ぼれして、
最初に付き合い始めているので、
油断していましたネ~!
三人で仲良く精神世界…★
思いつかない展開でした!
確かにそれも面白そうな気がします~!