仲良し家族ー。
高校の入学式を終えて
帰宅した娘の絵里香(えりか)は、
父から「話がある」と呼び出されたー
そして、父の口から飛び出した言葉は
驚きの言葉だった…。
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穂崎家ー。
ごく普通の幸せな仲良し家族。
父親の穂崎 誠之助(ほざき せいのすけ)は、
とても優しく、穏やかな父親。
一人娘である絵里香をとても大事にしていて、
絵里香もそんな父親のことが大好きだったー。
母親の穂崎 妙子(ほざき たえこ)も
心優しく、面倒見の良い性格。
夫である誠之助とも、娘である絵里香とも
その関係は良好だったー。
そして、長女の穂崎 絵里香(ほざき えりか)は
そんな両親からの愛情いっぱいに育ち、
素直で、可愛く、明るい性格に育っていたー。
大学時代に、大学内のコンテストで準グランプリに
輝いたこともある母親の血を引いているからか、
絵里香自身も、とても可愛らしい子に育っていたー。
そんな絵里香は、
今日が高校の入学式だったー。
入学式を終えて、帰宅する絵里香。
「--ついに高校生デビューだね!おめでとう」
帰宅すると母親の妙子が、優しく絵里香に対してそう告げたー。
「---絵里香」
すると、今日は仕事が休みの父・誠之助が部屋から
出てきて絵里香を呼んだ。
「--大事な話がある。片付け終わったら
制服のままでいいから、俺の部屋に来てくれるか?」
そんな誠之助の言葉に、絵里香は「うん!わかった!」と
いつものように素直に返事をしたー。
高校から貰った荷物を片付けて、
高校の制服に身を包んだ自分を鏡で見つめるー
「-今日から高校生かぁ~実感ないなぁ~」
そんな風に笑いながら絵里香が、
手を洗ってうがいを済ませるー。
冷蔵庫からジュースを取り出して
それを少し飲むと、
「パパの部屋に行ってくるね~!」と
母親の妙子に告げて、そのまま絵里香は父親の
部屋に向かったー。
「パパ~!きたよ~!」
部屋の外からノックすると、
父の誠之助が返事をしたー
父の部屋の中に入る絵里香。
部屋に入ると、
誠之助は「JKデビュー、おめでとう」と、笑みを浮かべたー
「そっか~!わたしも今日からJKだもんね~」
絵里香がそんな風に言いながら父の部屋のイスに座ると、
父の誠之助は口を開いたー
「-ずっとずっと、この日を待っていたー」
誠之助の言葉に、
絵里香は「え?」と首を傾げるー。
「--パパはな、絵里香のことを今まで
すっごく大事に育てて来たんだ。
怪我をしないように、病気にならないように、
少しでも可愛くなるように」
父・誠之助の、意味不明な言い回しに
絵里香は「パパ?お酒でも飲んでるの?」と苦笑いしたー
「いやー飲んでない」
誠之助はそう言い放つと、
絵里香のほうを見つめたー。
「--この日を待っていたー
お前が、女子高生になる日をー」
「---ふぇっ?…あ、ありがとう?」
絵里香は、少し気味悪く感じながら首を傾げるー
すると、父の誠之助は立ち上がった。
「今までお前を大事に育ててきたのは、
何故だか分かるか?」
「--え?」
絵里香は首を傾げた。
「なぜって…?」
言葉を続けるが、答えは浮かんでこない。
「ははは、そんなに難しい顔をしなくてもいい。
答えは簡単だー」
父・誠之助は腕組みをしながら、いつものように優しく笑ったー。
「--今までお前を育ててきたのは、パパがお前になるためだ」
誠之助は、そう言い放った。
「-----」
絵里香は思わず言葉を失ってしまうー。
「……え?」
絵里香はやっとの思いで言葉を絞り出した。
「え…???え???何言ってるの?」
絵里香の言葉には、戸惑いの色が現れている。
「---言葉の通りだ。パパが、お前になるために
お前を育ててきた。
パパの夢はな、
”女子高生になること”なんだ」
誠之助の言葉に、
絵里香は「え…??え???」と言葉を失う。
その表情からは、先ほどまでの笑顔が消えているー。
「---これを見ろ」
誠之助は、部屋にあった誠之助が小さい頃の
卒業文集を手にしたー
”将来の夢”というページを開く。
そこには、
”女子高生になりたい 穂崎 誠之助”
と書かれていた。
「パパの小学卒業の時の夢だ」
誠之助の言葉に、
絵里香は困惑するー
「--え、、、…あ、、あの、パパの言ってること、
よく分からないんだけど???
わたしになるって、どういうこと?」
絵里香が首を傾げながら言うと、
誠之助は、何かを机の上に置いたー。
”憑依薬”
「パパが、職場の研究所で昔、こっそり開発した薬だ」
「--え…?」
絵里香の表情はさらに曇る。
「この薬を飲むと、他の人の身体に憑依して
その身体を乗っ取ることができる。
これで、パパは、絵里香になるんだ」
誠之助は真顔でそう呟いたー
「え…??、、い、、意味がわからない…どういうこと…?」
突然”憑依”などと言われても分からないー
昨日まで
”ごく普通の家族”として生活してきたのだ。
急にこんなことを言われても、理解できるはずがないー
「--パパがな、絵里香を育ててきたのは
パパが絵里香になるためだ。
でもな、パパ、小さい子には興味がないんだ。
パパは女子高生と女子大生が大好きでさ、
だから、絵里香が女子高生になるまでは、待とうって
決めてたんだ。」
誠之助は嬉しそうにそう呟くと、
「絵里香、お前はとってもかわいく育ってくれたー
それでこそー…
パパの新しい身体にふさわしいー」
誠之助が凶悪な笑みを浮かべたー
今まで見たこともない父親の狂気の表情ー
「え、、ちょ、、え…!な、、なに…?やめてよ…!」
絵里香が悲鳴を上げる。
しかし、誠之助は憑依薬を口にして、それを一気に飲み干すと、
「安心しなさい。その身体をパパにくれることが、
”親孝行”だから」
と、笑みを浮かべたー。
絵里香は、先月卒業した中学の文集に
”親孝行したい”と、将来の夢を書いていたー。
それを父の誠之助は面白おかしく笑うー
「い、、いやよ…!憑依って、、わ、、わたしはどうなるの!?
パパがわたしになるって、どういうこと!?」
絵里香が必死に叫ぶー
父・誠之助はほほ笑んだー。
「--安心しなさい。
その身体はパパのものになる。
パパが穂崎 絵里香として生きていくんだよ。
だいじょうぶだ。
絵里香は生まれる前に戻るだけ。
なんにも怖くないよ」
父・誠之助に浮かぶ狂気の笑みー。
「ーーや、、やめて!たすけて!」
絵里香は、これを夢だと思ったー。
今までずっと優しかった父・誠之助が
”今までお前を育ててきたのは、お前の身体目当てだ”
などと言っても、説得力がー
いや、現実味がない。
事実、今日まで”パパ”はずっと優しかったのだからー。
「へへへへへ…パパが長女になるんだ…!
パパ長女…えへへへへへ!」
誠之助は完全に下心丸出しだったー
「助けて!!!!!!!」
絵里香が慌てて部屋から飛び出すー
しかしー
「--だめじゃない」
ー!?
背後から声がしたー
「え…」
絵里香は唖然とするー
「ま…ママ…?」
絵里香が背後を振り向くとー
絵里香の腕を掴んで、逃げられないようにしている母・妙子の姿があったー
「ま、、ママ!離して!ぱ、パパがわたしのこと、乗っ取るとか
変なこと言って…!いやだ!!たすけて!」
もがく絵里香ー
しかし母・妙子は絵里香を放そうとしないー。
「おぉぉ、妙子!今、約束を果たすからな」
「--ふふふ、十年以上も待たせて…
たっぷり気持ちよくしてもらうからね」
妙子が笑うー
「ママ…パパ?」
絵里香は唖然とするー
父だけではなく、母もおかしいー?
「---……わたしね、男に興味なんてないの。
わたしも女だけど、女が好きなの。ふふ
でもね、パパが、わたしに一目ぼれして、
どうしても、どうしても、って言うから
付き合う時にひとつ条件を出したの」
妙子が笑うー
「じ、条件…?」
絵里香の言葉に、”パパ”と”ママ”は、ほぼ同時に笑みを浮かべて呟いたー
「パパが女になることー」
”女子高生になりたい”
”妙子と結婚したい”
そんな想いから、父・誠之助は、やがて、”娘に憑依する”という
狂気的な計画を思いつきー
”女の子と結婚したい”
”あまりにもしつこく告白してくる誠之助に心を打たれたー”
そんな理由から、母・妙子もやがて、自分が出産した娘に、
夫を憑依させるという狂気的な計画を思いついたー
「--ひ、、やめて…たすけて…!」
絵里香が悲鳴を上げるー
父・誠之助が笑いながらー
実の娘にキスをするー
「---絵里香の身体は、パパが有効活用してくれるわ。
安心して、寝なさい。
おやすみ、絵里香ー」
母・妙子の言葉を最後に、絵里香の意識は途絶えたー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「-----はっ!!!!」
絵里香が冷や汗をかきながら起き上がるー
「はぁ…はぁ…はぁ…」
絵里香は自分の部屋を見渡す。
見慣れた、いつもの光景が、
そこには広がっているー。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
絵里香は荒い息をしながら、
なんとか心を落ち着かせたー。
恐ろしい夢を見たー
”パパに身体を乗っ取られる夢”
しかもー
”ママも共犯だった”
「--わたしの身体目当てで、育てて来たなんて…
そんなこと、あるわけないよね」
絵里香はそう呟きながら、起き上がるー。
きっと、高校初日で、自覚のないまま
ものすごく疲れていたのだろうー。
そう思いながら、自分の部屋から出て、
階段を下りるー。
「おはよ~!」
そう声を出してみるがー
”返事”がないー
「あれ…?パパ~!ママ~?」
絵里香は、周囲を見渡す。
だが、家の中には、誰もいないー。
「---……?」
絵里香が、「お出かけかな?」と首を傾げるー。
だが、今日は平日ー。
父親はいつもよりも早く仕事に出かけた可能性は
あるものの、
母親まで留守、ということは
基本的には、いつもは、ないー。
なのに、今日に限ってー
「--はぁ~変な夢を見て、不安なのに」
絵里香はそう思いながら時計を見るー。
両親がいないとは言え、
学校は今日も普通にあるー。
とにかく、まずは学校に行く準備をしないとー。
”あっ♡ あっ♡ あっ♡”
「-!?」
変な声が聞こえて、絵里香が振り返るー。
だが、そこには誰もいないー。
「え…?」
女の声ー。
絵里香が、まだ、生で聞いたことのないような、
喘ぐような声ー。
「--え……今のは…?」
絵里香は首を傾げるー。
確かに、声が聞こえた気がするー。
しかもー
なんだか、自分の声によく似ていたー。
「……なんだろう?」
不安に思いながら、母親にLINEを送るー。
”今、どこにいるの?”
とー。
父は仕事中だろうから、と
LINEを送るのは我慢しておいたー。
だが、母親から返事がないまま、
時間は過ぎていきー
”もう学校に行かなくちゃ”
絵里香は、仕方がなく家の鍵を手に、
玄関に向かうー
入学2日目で遅刻なんて、洒落にならないー。
玄関の扉を開ける絵里香ー
しかしー
「---えっ!?!?!?」
遅刻しないように、と玄関から飛び出そうとした絵里香が、
思わず足を止めたー
玄関の扉を開けた先に広がっていたのはー
見慣れた”家の外”の光景などではなかったのだー
そこにはー
「あっ…うっ…♡ あぁっ♡ はぁぁぁっ♡」
さっきと同じ声が聞こえるー。
”誰かの視点”
「--ふふっ♡ わたし、、ずっと、こうしたかったの♡」
扉の先には
”誰かの目線”のような映像が広がっているー
「なにこれ…?」
戸惑う絵里香ー
手を触れようとしても、触れることすらできないー
玄関の先には”見えない壁”のようなものがあり、
テレビのように、誰かの視点が映し出されているー
しかもー
そこにはー
母・妙子が服を半分脱いだ状態で、笑っている姿が見えるー
「ママ!?」
絵里香が驚くー
「--はははっ!絵里香の身体はパパのものだ!♡
ははっ、、はははははっ!」
ーー!!
絵里香は表情を歪めたー
「--はははっ!絵里香の身体はパパのものだ!♡
ははっ、、はははははっ!」
今の台詞がーー
絵里香自身の”声”で聞こえるー
「え、、、嘘…?」
絵里香が見た
”乗っ取られる場面”は、夢ではなかったー
絵里香は、父・誠之助に憑依されて
乗っ取られてしまったー
そして、絵里香が今いる、この場所は
絵里香の精神世界ー
心の奥底に追いやられた絵里香本人の意識が
幽閉されている場所ー
玄関の扉の先には、
絵里香に憑依したパパの視点が、広がっているー
「---…う、、うそ…?パパは、、、ホントにわたしを…」
玄関の先に広がる光景を見つめながら愕然とする絵里香ー
その先にはー
”乗っ取られた絵里香視点”の映像が広がっているー。
乗っ取られた絵里香が、母・妙子と激しいエッチを
繰り広げる場面がーー
そこには、映し出されていたー
②へ続く
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
パパに乗っ取られてしまった彼女の運命は…?
続きはまた明日デス~!
コメント
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いつも更新お疲れ様です!
前回コメントさせていただいてから引き続き、陰ながら日々楽しみにさせていただいております(^^)
今回の小説が好きな設定で、ゾクゾクしたのでまたコメントさせていただきました(^^)
相変わらず臭いフェチな描写や、絵里香ちゃんが完全に操り人形にされてしまうのを期待しながら、明日、明後日の更新も楽しみに読ませていただきます!(≧∀≦)笑
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たまぴー様!コメントありがとうございます~!
もちろん覚えてますよ~☆!
絵里香ちゃんの運命を、ぜひ楽しみにしていてくださいネ!
少しでもお楽しみいただけるように頑張ります~!
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パパの変態っぷりサイコーです‼
興奮しまくりって感じですね笑
こういう憑依ものサイコーです(σ≧▽≦)σ
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コメントありがとうございます~!
こんなパパがいたら震えてしまいますネ…★!
続きもぜひお楽しみくださいネ~!