彼女を拘束してお漏らしさせようとしていた
変態男ー。
そんな彼の彼女に、別の変態男が憑依してしまい、
変態と変態、最悪のコラボが始まってしまうー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ーーーえ…」
同じ大学に通う彼女、西原 麻美(にしはら あさみ)が
困惑の表情を浮かべるー。
「ーーーお願い…!お願いだ!」
彼氏の大塚 純二(おおつか じゅんじ)は、
何度も何度も麻美にお願いを繰り返すー。
麻美はあきれ顔で「ーそれは流石にちょっと」と、
呟きながら、彼氏である純二のお願いを一蹴したー。
「ーーえ~…」
残念そうに呟く純二ー。
純二は”変態”だったー。
彼女の麻美も、それは承知した上で付き合っているし、
”変態”なのは事実だが、ちゃんと分別のついている変態で、
麻美が「No」と言えば、絶対に無理やり何かを
させてくるようなことはなかったし、
麻美を傷つけるようなことは絶対にしなかったー。
「ーーー…っていうか!彼女にお漏らしさせようとするなんて
変態すぎない!?」
麻美がそう言い放つと、純二は笑いながら
「ー想像しただけでゾクゾクしちゃってー」と、呟くー。
「ーーこの前、色々なコスプレ見せてあげたでしょ~?
それで我慢しなさい」
麻美がそう言うと、純二は「は~い…」と、そのまま引き下がるー。
麻美は、純二より1学年上の先輩で、
高校時代からの付き合いだったー。
高校時代、同じ部活だったことから何かと接点が多く、
その時から純二は麻美のことが気になっていたものの、
最終的に、告白することはできないまま
1学年上だった麻美は先に卒業、
そのまま疎遠になり…、純二と麻美の縁は終わるはずだったー。
しかしー
奇跡…とでも言えば良いのだろうか。
その1年後、純二も高校を卒業し、
大学に進学してー、
大学での新生活を始めた直後ー
本当に偶然ー
大学で、純二は麻美と再会したのだったー。
そう、”偶然”純二は、先輩である麻美と同じ大学に
入学したのだったー。
麻美がどこの大学に進学したのかなんて知らなかったし、
麻美が卒業したあとは、麻美と連絡も取っていなかったからー、
純二は、麻美がこの大学にいるなどとは夢にも思わなかったー
「ーーーあれ…?何でここにいるのー?」
最初に、大学で会った時、麻美は困惑しながら
そう呟いていたー。
「ーーーえ…?先輩こそー…」
それが、純二と麻美の再会だったー。
高校時代、美術部で一緒だった二人ー。
麻美の後を追ったわけではないが、
大学でも同じ美術系のサークルに所属し、
高校時代よりもさらに親しくなり、
こうして今、純二から告白して
麻美の彼氏となっているのだったー。
「ーーでもまぁ、純二って、高校の時から変態だったもんね」
麻美が笑いながら言うと、
純二は「し、失礼なー…!」と、叫ぶー。
けれどすぐに「まぁ…否定はできないけどー」と、笑うー。
純二が変態と知りながら麻美が純二と付き合っているのにはー、
同じ部活で活動を続けて来て、
純二が”変態ではあるけれど、強制しない変態”であることや、
”ちゃんと人を思いやる気持ちを持っていること”など、
内面を見てのことだったー。
そして何より、趣味が同じであることから、話も合うー。
「ーーでも、でも…!麻美だって、変態だし!」
純二が言うと、麻美は「わたしは~、純二に合わせてるだけだけど?」と、
笑いながら言うー。
「ーこ、この前のコスプレの時だってノリノリだったし!」
純二が言うと、麻美は純二に顔を突然近づけて
「あんまり揶揄うと、もうコスプレしないよ!」と、
純二の頬をつんつんつつきながら言い放ったー
「はぅ…す、すみませんでしたー」
麻美の方が先輩であるからか、
基本的に麻美に主導権を握られている感じの純二ー
「ーって…イスとか、拘束する道具まで用意してー…」
麻美があきれ顔で言うと、
「麻美を拘束してお漏らしさせようと思ってー」
と、純二は変態的な願望を、平気で口にするー。
「ーーーそんなの絶対イヤ」
麻美が苦笑いしながら、椅子を見つめるー。
「…他の人に、絶対そんなこと言っちゃだめだからね?」
麻美が言うと、純二は「分かってるよ!麻美だけ!」と、笑うー。
「ーー俺が嘘つけないタイプなのは知ってるだろー?
浮気とかも絶対にできないしー」
純二の言葉に、麻美は「確かにそうだね~」と、笑うー。
純二は良くも悪くも嘘をつけないー。
だから、麻美にも驚くようなことを平気で言ってしまうー。
「ーーーーーまぁ、また他のことならやってあげるかも
しれないからー
今日は残念でした~!」
麻美が揶揄うような口調で純二の肩を叩くと、
純二は「ちぇっ~」と、呟きながらも、
「ーーあ、そうだ!これなんだけどー」と、お互いの共通の趣味である
イラストの話題に話を切り替えたー。
純二と麻美が楽しそうに雑談を続けているー。
”ーーーーーー”
そんな様子を、上から見つめている”男”がいたー。
純二と麻美は、その男の存在に気付いていない。
当たり前だー。
男は”霊体”の状態で、純二や麻美たちからは見えていないのだー
”クククー…
この女ー、この前大学で見かけたけど、可愛いんだよなー”
男の霊体は、麻美のほうを見つめながら、
そんな風に呟くー。
”今日は、この女で漏らすかー”
男は、憑依薬を使って気ままに憑依を楽しんでいる、
筋金入りの変態男だったー。
ネットで手に入れた憑依薬で、
自分の好みの相手を見つけては憑依し、
好き放題遊び散らすー。
特に男は、乗っ取った身体で放尿することに、
何よりも快感を感じていたー。
”ーーー彼氏と楽しそうにしてるところ、悪いなーククク”
男は、そうは呟きながらも、
全く”悪い”とは思っていないー。
ニヤニヤしながら麻美の身体に自分の霊体を重ねるとー
次の瞬間、麻美が「うっ…!」と、うめき声をあげて、
ビクンと震えたー
「ーーあ、麻美ー?」
麻美の手からこぼれたタブレットを慌てて拾うと、
純二が麻美のほうを見つめるー
「ーーーふふふふ…」
麻美がニヤニヤと笑みを浮かべながら椅子のほうを見つめるー。
それを見た純二は
「お?もしかして…拘束お漏らししてくれる気になった!?」と、
嬉しそうに言うー。
麻美が憑依されたとは夢にも思わずに、
絶対に断られると思いつつ、冗談で口にした言葉ー。
しかしー
「ー拘束お漏らしー?
ふふっ…いいじゃんー」
麻美の返事に、純二は
「ははは、さすが麻美ー って… えぇっ!?」と、
驚いて思わず麻美のほうを見るー。
「さ、さっきダメって言ってたじゃん!」
純二が思わずそう叫ぶと、
麻美は「さっきー?」と、首を傾げながらも
”こいつ、まさか彼女を拘束してお漏らしさせようとしてたのか?”と、
麻美に憑依した男は、心の中で笑うー
”なら、ちょうどいいー”
「ー気が変わったのー。
頭の中で想像してたら、わたし、興奮してきちゃって♡」
麻美が甘い声を出すと、
純二は顔を真っ赤にしながら「や…やった!」と、
まるで小学生のように嬉しそうにガッツポーズするー。
「ーーーあ…でも、俺に気を遣って無理してたりしない…?
麻美がやりたくないことは、
俺、やらないからー」
純二がそう呟くー。
純二は、己の欲望に正直だが、
同時に、麻美のことが好き、大切にしたい、という気持ちもまた、本物だったー
「ーーわたしもやりたいの♡」
麻美が甘い声でそう囁くと、
純二は「じ…じゃあ…お言葉に甘えて!」と、嬉しそうに笑うー。
「ーーそうだなぁ…」
麻美は、自分の身体を少し触って、胸に手を触れると
「せっかくなら、なんか、いい服とかない?」
と、純二に尋ねるー。
純二は、麻美の雰囲気に少し違和感を感じながらも
「あ、そ、そうだ!ほら、この前のコスプレのやつ!」と、
麻美が純二の家に置きっぱなしにしていた服を
取り出したー。
”どうせ、純二の前でしか着ないから、
こっち置いておいてくれると助かる!”と、
以前、麻美に言われて、
そのまま純二の家に置きっぱなしにしていた麻美の衣装たちだー。
「ーーふへっ!やべぇのいっぱいあるじゃんー」
麻美が突然、下心丸出しの表情を浮かべながら
ニヤニヤし始めるー
「ーーえっ?」
純二は、その反応に首を傾げるとー
麻美は「あっ!」と、麻美に憑依している男が
我に返ったのか”やべっ!”と心の中で呟くー。
だが、純二は少し苦笑いしながら
「あ~あ…麻美の変態スイッチが入っちゃったか~」と、
一人で呟いたー。
「ーーふふっ そっ♡
わたしの変態スイッチ、入っちゃったー」
と、ニヤニヤしながら笑うー。
「ーーす、すごいなぁ~女子って急に
そういう風にスイッチ入っちゃうだもんなぁ~
ま、俺は嬉しいけどさ」
純二はそんな風に言いながら
「じゃあどうする?メイド服でお漏らしする?
それともチャイナドレス?
あ、バニーガールも捨てがたいかも!」
と、嬉しそうにコスプレ衣装を物色するー。
「ー…ふふっ…じゃあ、まずはそれかなー」
麻美が指を指したのは、
4つあるうちの衣装の一つ、巫女服だったー。
「清楚な巫女さんが拘束されてお漏らしとか、ヤバくね?」
麻美の言葉に、
純二は「あ、麻美…あの、興奮しすぎて男みたくなってるけど!」と、
ツッコミを入れるー
「ーーえへ…つい」
麻美はドキッとしながらも
”こいつ、案外バカで助かるぜ”と、早速巫女服に着替え始めるー
「うわっ!?大胆!」
純二が思わず声を上げるー。
この前、コスプレしてもらった際も、着替える都度、
一旦純二の見えない場所に移動してから着替えていたー
まさか、目の前で堂々と着替え始めるなんてー…。
「ーーふふ、いいじゃんー。どうせ、彼女なんだし」
麻美が言うと、
純二は「うわぁ…今日の麻美はなんだか過激だな」と、
ニヤニヤし始めるー。
「ーーわたし、変態だから♡」
麻美が言うと、純二は「はは!俺も俺も!」と、
嬉しそうにそれに乗るー。
巫女服に着替えた麻美は、「ここに座ればいいの?」と
イスを指さすと、純二は頷いたー。
「ー女のお漏らしとか、ホントたまんないよねぇ~」
麻美が巫女服で椅子に座りながらそう呟くと
「わかるわかる~!」と純二は言いながら、
「って、麻美、自分で興奮するのかよ!」と
ツッコミを入れるー。
「ーーーふふ、まぁねー。
これまでも何度も漏らしてきたし」
麻美の言葉に、純二は「マジかー。すげぇ…」と
顔を真っ赤にするー。
麻美に憑依した男が言ったのは
”これまでに色々な女の身体に憑依して、お漏らしをしてきた”
と、いう意味だったが、
純二には”麻美が家でよくお漏らししている”と、
解釈されてしまったー。
「ーーーいっぱい飲んだ方が早く出るし、
お前ー………ーーー」
麻美は、そこまで言って
”こいつの名前ーそういや、なんて言うんだ?”と、頭の中で考えるー
憑依する前ー
名前を呼ばれていた気がするがー
この家に来てすぐ、憑依してしまったからー
正直、分からないー
”さすがに彼氏の名前が分からないってのもアレだしー”
そう思いながら咄嗟に麻美はー
「ーーーータケシ!」と、適当に叫んだー
「ーたけしー?」
純二が首を傾げるのを見て、麻美は
「ち、ちょっと、わたし興奮しすぎて、名前急に忘れちゃった」と、
顔を真っ赤にしながら呟くー。
純二はそんな麻美を見て「え~???そんなことあるのかよ?」と
笑いながらも「純二だよ~!忘れるなよ~!」と、名前を教えてくれたー
「ーーあ、そうそう純二!ごめんごめん!
ふふっ…これからお漏らしできるなんて、
もう興奮しすぎてヤバいんだもん!」
顔を真っ赤にしながら言う麻美を見て、
純二も「俺も麻美のお漏らしが見れるなんて、やべぇよ!」と、
ズボンをパンパンに膨れ上がらせながら、嬉しそうに叫んだー
変態と変態ー。
欲望の共演が、今、始まってしまったのだったー
②へ続く
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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変態と変態の欲望の世界…!
続きはまた明日デス~!
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