「あなたが落としたのはどっちの彼女?」最終回☆
「信じるルート」の結末は…?
※2ルートあります★!(もう1個のルートはこのお話の1個上にあります)
※②までを先にお読み下さい!
②の最後で「遥奈を信じる」を、選択した皆様向けの最終回デス!
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「--わたしは、遥奈だよ」
微笑む偽遥奈ー。
「----」
「--信じて、恭平」
優しい微笑みー
それを見た、恭平は考えるー。
”そうだー、遥奈は遥奈だー。”
感じてた違和感を無理に押し殺そうとする恭平ー。
”偽物なんているはずがない”
”それに今、俺との思い出もちゃんと口にしていたじゃないか”
そうだー。
そうだー。
遥奈は、遥奈ー。
恭平が、頭の中で必死に気持ちを整理していると、
偽遥奈は目に涙を浮かべて、静かに微笑んだー。
「--恭平…わたしは、わたしだよ…?」
とー。
「-そ、そんな顔するなよ遥奈…わかった、わかった。
急に変なこと聞いて悪かったよ」
恭平がそう言うと、偽遥奈は安心した様子で微笑んだー。
”ばーーーか!!!”
偽遥奈は内心で笑みを浮かべるー。
女の身体で少しほほ笑んだり、
涙を流したりすれば、簡単に相手をコントロールできる
へへへ…ちょろいもんだぜ!
遥奈に変身している霊体の男は、そう呟いて
笑みを浮かべるー。
”今日”まで、偽物だと気づかれなければー
自分は遥奈として生きていくことが出来る、と
女神から約束されているー
あの女神が何者かは知らない。
けれど、こうして再び”生身の身体”で、
人生を送ることが出来るなんてー
しかもー
「うへへ…男の記憶を持ったまま、女子大生だ♡」
トイレで笑みを浮かべながら自分の胸を触る偽遥奈ー
「-本物のこの子にゃ悪いが、
これからは俺が遥奈だぜ!」
偽遥奈は、そう叫ぶと、トイレの中で、一人狂ったように笑い始めたー。
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帰宅した恭平は、スマホの写真を見つめていたー
付き合い始めたころの遥奈と一緒に写っている写真ー。
遥奈は、あの時もー
今も、変わらないー
時々”明るい性格の彼女を持っている男友達”のことが
羨ましくなったりすることもあるけれどー
それは、きっと、ないものねだりー。
自分が一番好きなのは、遥奈なのだからー。
”おやすみ”
偽遥奈からのLINE-。
”おやすみ!”
恭平も笑顔でそう返事をしてー
ベッドの中に潜ったー
”俺は、これからも、遥奈を大事にしていこうー”
そう、改めて決意しながらー
遥奈が泉に落ちてー
変な女神が泉から出てきてー
”明るい遥奈”と”大人しい遥奈”から、落とした方を選ばされてー
あまりにも非現実的なことが続いたからか、
ちょっと色々考えてしまったりもしたけれどー
やっぱり、遥奈は遥奈だー。
あの”泉”は何だったのだろうー。
いやー
そんなことを考えても仕方がないー
「--もう、あの泉のことは忘れようー」
恭平はそう呟くと、
そのままベッドの上で、目を閉じたー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「----残念」
女神が微笑んだー。
0:00—
不思議な泉の底で、
女神が時間切れを告げた。
恭平は、自分が連れ帰った
”大人しい遥奈”も、偽物であることに気づけなかったー
「そ、、そんな…いや…やめて!」
本物の遥奈が女神の方を見つめるー。
女神は静かに微笑んだー
「----これでこそ、人間ー」
とー。
「---あなたがいなくても、
誰も悲しまないー
あなたの彼氏も
家族も、
友達もー
みんなみんな、あなたの偽物が代わりにあなたとして
生きてくれるー」
女神の言葉に、
遥奈は目から涙をこぼすー
泉の中に、遥奈の涙が浮かぶー。
「---かわいそうに」
女神が、遥奈の頭を撫でるー。
”悲劇”
人間の悲しむ顔ー
それが、見たいー
かつて人間だったころに、男に裏切られて
この泉で命を落とした女神は、
”幸せそうな男女”を見つけるたびに、この泉に
彼女を引きずりこみー
そして、その幸せを壊していたー
”他の女の幸せそうな顔を見ると、激しく嫉妬してしまう女神”-
「--さようなら」
女神が微笑むー
女神が手をかざすと、本物の遥奈が光の雫に変わって行くー
「いやだ…!いやだ!!やめて…いやあああああああ ぁ」
プチっ、と悲鳴が消えー
遥奈が消滅したー。
女神は、その様子を見つめながら
満足そうに笑みを浮かべたー
・・・・・・・・・・・・・・・・
「あははははははははっ!今日から俺が女子大生だぁ!!!!!!!!」
偽遥奈は、自分の部屋で大笑いしながら、
早速、一人エッチを狂ったようにしようとしていたー
彼氏の恭平とかいう男は捨ててー
男遊びをーー
”--おめでとう”
女神の声が聞こえたー
「--あ?」
偽遥奈が首を傾げると、
女神は続けたー
”約束通り、あなたは今日から”遥奈”として生きるのですー”
女神の言葉に、
偽遥奈が笑みを浮かべると、
その直後、女神が偽遥奈に手をかざしたー
”身も心も本物になりきって”
それだけ呟くと、女神の手から光が放たれてー
女神はそのまま姿を消したー
「-------」
偽遥奈は呆然と立ち尽くすー
「あ、、あれ!?」
服を脱ごうとしていた偽遥奈がハッとして
「あれ…わたし、なんでエッチなことしようとしてたんだろう…?」と
首を傾げたー。
女神によって、元々の記憶を消されて
完全に遥奈になってしまった偽遥奈は
「--疲れてるのかな?わたし」と苦笑いしながら
そのまま部屋の外へと歩いて行ったー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それから数年後ー
恭平は、偽遥奈と結婚したー。
相手が偽物だと知らず、
偽遥奈も、自分が偽物だという自覚を無くしー
恭平と、偽遥奈は、結ばれたー。
それはー
本物の遥奈以外にとっては、幸せな結末ーー
だったのかもしれない。
おわり
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コメント
分岐を取り入れた試験的な作品でした~!
もちろん、もう一方のルートも読んでみても
大丈夫ですよ~☆
(もう読んでる方もいるかもですネ…!)
普段はやりませんが、
たまにはこういうものも、ということで
実験してみました!
お読み下さりありがとうございました~~!

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