不正が明るみに出てしまい、
追い詰められてしまった悪徳企業の社長ー。
彼はー
”禁断の脳移植”により、
女子高生の身体を奪おうとしていたー。
--------------------–
とある企業の社長・
片原 典夫(かたはら のりお)は
追い詰められていたー
裏社会とのつながりや
会社内での数々の不正、
パワハラなどなど、そういった不祥事が
内部告発により、全て明るみに出てしまったのだー
典夫は怒りの形相を浮かべるー
内部告発を行ったのは、会社の社員のひとり・
今村 真人(いまむら まさと)という
人物であることが分かっているー
だが、もはや言い逃れはできないー
典夫が主導で、数々の悪事をこなしていることは事実だったしー
彼は”まもなく逮捕”される運命にあったー。
「--くそっ!くそっ!くそくそくそくそ!」
典夫が机を何度も何度も叩くー
数日中に逮捕されることも濃厚で、
もはや逃げ場もないー
これまで築きあげたものが
一瞬にして崩れ去るー。
そんな状況を今、彼は身をもって経験しているのだったー。
”災難だったな”
典夫と繋がりのある裏社会の闇組織”ガルフ”の幹部の男から
電話がかかって来るー。
「--災難どころじゃない!
俺は全てを…!」
典夫が怒り狂った様子で叫ぶと、
”ガルフ”の幹部は半笑いで
”まぁ、これであんたとの付き合いも終わりだなー
あんたが企業のトップで、俺たちも甘い汁を吸えるからこそ、
あんたに、手を貸していたんだー”
と、呟いたー。
「---…くそっ!…」
典夫はそう叫ぶと同時に”あること”を思い出したー
以前、”ガルフ”の幹部と飲んだ際に
”脳移植による”入れ替わり”のモルモットを探している”と
そう打ち明けられたことがあるー
なんでも、国際的な犯罪組織でもある”ガルフ”は、
”脳移植”をすることにより、他人と身体を入れ替えて、
それを悪事に利用しようとしているー
と、いう話だったー
だが、非常に危険な手術を伴うために
まだ、実験できていないー、
と、このガルフの幹部の男が言っていたのを思い出したのだー
「待て!」
典夫は叫んだー
”あ?”
ガルフの幹部の男は、不機嫌そうに返事をするー
典夫はすぐに続けて叫ぶー
「--例の、、、
例の”脳移植”ー
俺が受けたい!!!どうだ!?」
典夫の言葉に、
ガルフの幹部は少し驚いたような声を出したあとに笑ったー
”あぁ、例のやつかー
何組かに試したが、今のところは上手く行ってねぇ
なかなかモルモットを集めるのにも、時間がかかるからな”
ガルフの幹部の返事に
典夫は叫んだー
「俺がモルモットになる!
あんたらは、その脳移植のデータを俺から得ることが出来るー
俺は、他人の身体になって、逃げることが出来るー
どうだ?!
WinWinな取引と行こうじゃないか!」
”---ほぉ~~~”
ガルフの幹部の男は、少しだけ考えるようにして呟くと、
少し間を置いてから返事をしたー
”俺たちの脳移植技術で、他人の身体と入れ替わってー
逃げ遂せよう、って腹かー
でも言っておくが、今までまだ成功したことはねぇ。
それでも、やるのか?”
その言葉に、紀夫は「やる!」と叫んだー。
”--でも、お前ひとりじゃ入れ替わりはできねぇ。
もう一人、モルモットが必要だぞ?”
ガルフ幹部の男のその言葉に、紀夫は「それも俺が調達する!」と
叫んだー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌日ー
会社から身を隠した典夫は、笑みを浮かべていた
自分を告発した社員・今村 真人には、
一人娘がいるー
確か、今は女子高生だったはずー
その真人の娘・尚美(なおみ)と
ガルフの”脳移植”で入れ替わるー
もしも、成功して
典夫が尚美になることが出来ればー
自分は”女子高生”になることが出来る上に、
自分を告発した真人に対する最高の復讐になるー。
仮にもし失敗して典夫も尚美も死ねばー
それはそれで”真人に対する復讐”にはなるー
「---お嬢さん」
登校中の尚美の背後から声を掛ける典夫ー。
驚く尚美をすぐさま眠らせてー
そのまま典夫は、”ガルフ幹部”の待つ場所へと向かったー。
ガルフのメンバーが、学校に”欠席”の電話を入れるー。
”他人の声真似”が得意なその人物がー
尚美の母親の声を真似して、そのまま学校を欠席させたのだー
悲鳴を上げる尚美ー
「--この女と、脳移植で入れ替わりたいのか?」
ガルフ幹部の男”クサナギ”と名乗る男が笑みを浮かべるー。
「--こいつの父親が、俺を告白したからな」
典夫が言うと、
クサナギは「へへ、そういうことか」と笑みを浮かべたー
ガルフの施設の手術台に運ばれるふたりー
泣き叫ぶ尚美に、催涙ガスのようなものが放たれて
尚美はぐったりとしているー
典夫が笑みを浮かべるー。
「--昨日も言ったがー
テメェはおそらく死ぬ」
クサナギが言う。
「---今まで成功したことはねぇんだ。
その、覚悟はできているんだな?」
その言葉に、典夫は頷くー
「どうせ会社はもう終わりだし、このままじゃ俺は逮捕されるー
それに、万が一死んでも、その娘も死ぬからー
俺を告発した野郎への復讐にはなる」
典夫の言葉を聞き終えると、クサナギは「イカれた野郎だぜ」と
呟きー、
背後からやってきた
ガルフ所属の外科医”モウリ”が笑みを浮かべたー。
「--モウリ、もし成功したら
”エンペラー”会長も喜ぶぞー」
クサナギは、モウリの肩に手を置くと、
そのまま立ち去っていき、
ドラマで見るようなオペ室の上から、オペの様子を見守り始めたー
「ーーーこれより、手術を始めます」
外科医・モウリの言葉に、
典夫は頷くー
典夫は思うー
恐らく、これで俺の人生は終わりだー、と。
次に目覚める時はあの世ー
あるいは、地獄かー。
だがー
もし、
もしも成功すればー
次に目覚めたときは
女子高生・今村 尚美の身体で
目を覚ますことになるー。
「---クク」
典夫は目を閉じるー
全身麻酔がすぐに聞き始めて
典夫はそのまま眠りについたー
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「-----!」
目を覚ました典夫ー
ここは、地獄かー
それともーー???
「---おはよう」
声がしたー。
病室のような場所に入って来たのは
”ガルフ”の幹部・クサナギだったー。
「---…!」
まだ寝起きで、意識のはっきりしない典夫ー
そんな典夫を見てーー
クサナギは、突然典夫の”胸”を触ったー
「ひゃ♡」
変な声が出てしまう典夫ー
「--!!」
「---へへ」
典夫がクサナギを見つめるー
今の、感触はーーー?
身体を見下ろす典夫ー
そこには、典夫の身体にはなかったはずの”胸”があったー。
「--へへへへへへ…まさか”成功”するとはなぁ」
クサナギの言葉に、
典夫は叫んだー
「なっ!?お、、俺、あの野郎の娘の身体になれたのか!?」
そう叫んでー
自分の口から可愛い声が出ていることに気づくー
「--!!」
喉のあたりを触る典夫ー
「--へへへ 見ろよ」
鏡を指さすクサナギー。
そこにはー
可愛らしい女子高生・尚美の姿が映っていたー
「-ーーふ、、ふはっ!」
思わず笑ってしまう尚美(典夫)-
「---ははははっ! 最高だぜ!ははははははっ!」
尚美(典夫)の言葉に、クサナギはも笑うー。
「ーーそ、そうだ、ここはどこだ?何日ぐらいたった!?
俺の身体は!?」
尚美(典夫)が叫ぶと、
クサナギは順番に説明したー
”ここは、ガルフの施設の一つ”と、場所を説明したー
”時間は、まだ半日程度”で、
”尚美の脳が移植された典夫の身体はまだ目覚めていないが
無事だ”
とも、説明したー。
「--そうか」
尚美(典夫)が呟くと、
「-どのぐらいで退院できる?」と声を上げたー。
「---今日の夜には。
俺たちの脳移植は特殊技術だからなー。
まぁ、退院しても構わんさ。
それに、学校に行ったはずの娘が
夜まで帰らないと、騒ぎになるだろ?」
クサナギの言葉に、尚美(典夫)は、そうだな…と
呟きながら、時計を見たー
「----くく…ふふふふふふふふ」
尚美(典夫)が凶悪な笑みを浮かべながら立ち上がるー。
「ーーおいおい、そんな顔するんじゃねぇよ。
真面目でかわいい女子高生が台無しだろ?」
ガルフの幹部・クサナギが笑いながら言うと、
尚美(典夫)は「くへへへ…台無しにするのがいいんじゃねぇか」と
笑みを浮かべたー。
尚美(典夫)は壁に寄り掛かって片足を壁につけると、
「--まぁ、冗談はともかく、これで俺は追われる心配は
なくなったってことだな」と
可愛い声で呟くー
「あぁ、そうだ。
お前の身体になったその娘は”俺たち”の方で
管理させてもらうから、心配すんな」
クサナギの言葉に、尚美(典夫)は笑みを浮かべるー。
「---くく…内部告発しやがった
こいつの父親を滅茶苦茶にしてやるぜ
くく …ははははははははは!」
低い声で笑う尚美(典夫)-
「お~お~、怖い女の子だ。
中身が変わるだけでまるで別人だな」
クサナギが笑いながら言うと
「ま、こちらとしても”入れ替わり”の実用化に一歩近づいたー。
例を言うぜ」と、
尚美(典夫)の方を見つめたー。
国際組織・ガルフは、
”他人の身体の主導権を握る”技術を何としても手に入れようとしていたー
他人の身体を乗っ取ることが出来れば、
あらゆる悪事が可能になるからだー。
”憑依”
”入れ替わり”
”皮”
あらゆる検討が行われていたが、クサナギらは
一番現実的に実現できそうなことー、を考え
結果的には脳移植を応用した”入れ替わり”に着目していたー
「---へへ、まぁ、あんたらのことは
あんたらに任せるとして…
俺は今日からJKライフを送らせてもらうぜ」
尚美(典夫)の言葉に、
クサナギは「おう」とだけ、呟いたー
「---モウリ、案内してやれ」
外科医のモウリに案内を指示すると、
尚美(典夫)はモウリに案内されて、
そのまま外に出たー
「--はぁぁぁ~~~~~」
制服のスカートから覗く足に夜風が
当たり、ゾクゾクとする尚美(典夫)-
「--くへへへ…たまんねぇな…」
胸を軽く触りながら、
指をペロっと舐めた尚美(典夫)は
そのまま尚美の家に向かって歩き始めたー
自分の会社を内部告発した真人に
地獄を見せてやるー。
真人はまさか、
”自分の娘が、最悪の敵”に変わったなどと
夢にも思ってはいないだろうー
「--!」
道路のミラーに、邪悪な笑みを浮かべた尚美が映っているー
「-へへ…こんな悪い顔しちゃって…」
”自分がこの子を乗っ取っている”
改めてそう実感した尚美(典夫)は、最高だぜ、と
呟きながら、自宅へ向かって歩き出したー
・・・・・・・・・・・・・・・・・
夜ー
「---------!」
典夫になった尚美が目を覚ましたー
尚美が目を覚ましたことを確認すると
国際組織ガルフの幹部・クサナギが笑みを浮かべたー
「----お目覚めかな?お嬢ちゃん」
そう呟くと、クサナギは吸っていたタバコを
近くの灰皿に捨てて、
そのまま鏡を持ってきたー
「---え…!? え…?」
典夫(尚美)が弱弱しい表情で戸惑うー。
「---これが、お嬢ちゃんの新しい身体だー。」
クサナギが笑うー。
「ど、、どういう…え…???え???」
いきなり他人の身体になっても、
”理解”できるはずもないー
典夫(尚美)はただただパニックを起こしているー。
「--まぁ、安心しなよ。
俺が、全部説明してやるからさ」
クサナギはそう呟くと
典夫(尚美)に対して、これまでのいきさつや、
入れ替わった相手である典夫がどんな人間なのか、
典夫の目的は何か、包み隠さず、話し始めたー
②へ続く
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コメント
脳移植X入れ替わり、のお話デス~!
続きはまた明日書きます~!
今日もありがとうございました!!

コメント
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なんか簡単に終わらなさそうですね
予想外の結末になるんですかね…
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コメントありがとうございます~!
そのままスムーズに…は、行きそうにないですネ~!