<入れ替わり>連休前日の男と連休終わりの女①~天国と地獄~

明日から連休突入の彼氏と
今日で連休終了の彼女ー。

天国と地獄のような状態のふたりが、
まさかの”入れ替わり”-!?

--------------------–

「うぅ~…明日からまた仕事だよ~」
彼氏と同居している女性・神崎 笹花(かみざき ささか)が、
クッションを抱きしめながら、呟いているー

「ははは!俺は明日から5連休だぜ!」
同居中の彼氏・野島 栄治(のじま えいじ)は、
揶揄うようにして笑ったー

「も~~~~!」
笹花は不貞腐れた様子で呟くー

二人は、共に大学を卒業したばかりの新社会人ー
社会人1年目の二人だー。

大学時代から付き合い始めて、
その後、互いの両親の承諾を得て、同居生活をスタート、
二人とも仕事が安定したタイミングで
結婚も考えている間柄だったー

お互いに仲良しー
…なのだが、彼氏である栄治は、よく、笹花を揶揄っていたー

「--ははははは!天国と地獄みたいな状態だよな~!
 俺はこれから連休と言う名のパラダイス、
 笹花は今まさにそのパラダイスから抜け出してしまう気分!」

栄治は、連休直前ということもあり、
とても嬉しそうで、ご機嫌だー。

「も~~~~~…!栄治だって、連休終わりには
 今のわたしみたいになるんだからね!」
笹花はクッションを抱きしめたまま、
部屋着でごろごろしているー。

笹花は、外では整った感じの服装で、
落ち着いたロングスカートとブラウスみたいな感じの私服が
多いのだが、
家ではショートパンツ姿で生足を晒して、だらだらとした
感じの格好が多いー
髪も、外ではとても美しく整えられているもののー
部屋では寝癖がついたままだったり
常にボサボサな感じだー。

「---ふぇ~~~…」
明日からの仕事を考えて、笹花が
ぐったりしているー

「--おいおい…そんなにかよ」
栄治が苦笑いするー

生足をぐったりと晒してー
彼氏以外には絶対に見せられない
だらしのない格好をしている笹花ー。

「---あ~~~!
 365日祝日がほしい~~~~~!」
笹花が、一人でわめいているー

「--はは」
栄治は、笑いながら、
「さ~て、俺はこれから連休だ~~~!」と笑みを浮かべるー。

チラッ、チラッ、と笹花の反応を見ながら
これから連休アピールを繰り返す栄治ー

ムカッとした笹花は、
乱れた上着を整えて、
「えいっ!」と、栄治にチョップを食らわせたー

「いって~~~~!」
栄治が悲鳴を上げるー。

ボサボサ頭の笹花が「あんまり揶揄うと、お仕置きしちゃうよ!」と叫ぶー。

「--お仕置き~?」
栄治が、揶揄うようにして言う。
”お仕置き”を本気にしていない感じだー。

「---どんなお仕置きをするんだ~?」
栄治がニヤニヤしながら言うと、
笹花は答えた。

「-栄治の連休、わたしが奪っちゃう!」
とー。

「--へ~?そりゃすげぇや」
栄治は笑いながら言うー

二人とも、どこか子供っぽいところがあり、
こういう子供っぽい喧嘩をすることは、
日常茶飯事だったー。

決して仲が悪いわけではないー

栄治はよく笹花を揶揄い、
いらずら好きな笹花は栄治によくいたずらしているー

でも、真面目な話のときは二人ともしっかりと相手の話を聞くー
そんな間柄だー。

「--俺になって、明日から俺として連休を満喫でもするつもりか~?
 はははは!」

栄治が笑う。

「むむむむ~~!も~~~~~!」
笹花がポカポカと栄治を叩く。

「--ははは~、可愛いな笹花は~!」
そんな風に笑いながら栄治が立ち上がるー

その時だったー

栄治が、うっかり躓いてしまってー
すぐそばにいた笹花に向かってー
勢いよく倒れてしまったー

「ぶぎゃ!?」
転倒した栄治と、それに押しつぶされるような形になってしまった栄治ー。

「いたたたた… も~~~!
 わたしを揶揄ってばかりいるから、きっと、罰があたっt…」

笹花は、そこまで言いかけて、
言葉を止めたー

いやーーー
喋っていたのは笹花ではなくー栄治ー。

「--え」
栄治も表情を歪めるー。

お互いに相手の顔を見るー

そしてー
お互いに悲鳴を上げたー

「おれ」
「わたし」
「--が、もう一人!?」

とー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ーーーつまり……俺たち、入れ替わってしまったと」
笹花になった栄治が、ため息をつきながら言う。

「--そうみたいだね…」
栄治になった笹花が、げっそりしながら言うー。

二人は、ぶつかった衝撃で、互いに入れ替わってしまっていたー。
まさか、こんなことになるなんてー

「---ってか」
笹花(栄治)が、大胆にさらされた太ももを見ながら言うー。

「--お前よくこんな格好で恥ずかしくないな~~!」
笹花になった栄治がかわいい声でそう叫びながら
笹花の晒された足を触るー。

「--え~?家なんだからいいじゃん~!
 それに、栄治、わたしの足なんかもう見慣れてるでしょ~」
栄治になった笹花が言うー。

「--ってか、わたし、一人なら、何なら服着るのも面倒なぐらいだからね!」
栄治(笹花)の言葉に、
「-服はさすがに着てくれよ」と、笹花(栄治)が苦笑いするー

そして、笹花(栄治)が、シャツの下にブラもつけてないことに気づいて
顔を真っ赤にするー

「お、、お前…家では本当にずぼらだなぁ…」
笹花(栄治)の言葉に、
栄治(笹花)は「外でしっかりしてるんだからいいでしょ!」と、呟いたー。

「--でもなぁ…どうやって元に戻ればいいんだ?
 ずっとこのままってわけにもいかないし」
笹花になった栄治は、
笹花の身体ー
と、いうより、純粋に女性の身体がどんな感じなのか、
ということは少し興味があったが、
笹花が大切だからこそ、あんまり変なことをする気がなかったし、
早く元に戻る方法を、ということを第1に考えていた。

「ふふふふふふふ」
栄治(笹花)が急に笑い出したー

「え??え???何笑ってんの?」
笹花(栄治)が”太もも寒いな”などと、落ち着かない様子で
笹花の身体の太ももを触りながら、
栄治(笹花)を見つめるー

「---」
栄治(笹花)が嬉しそうに笹花(栄治)を指さしたー

「--連休、今日でおわりー!」
とー。

「へ?」
笹花(栄治)が思わず唖然とするー

唖然とする笹花(栄治)を華麗にスルーして
栄治(笹花)は自分を指さして叫んだー

「-わたしが栄治の身体で、明日から五連休~!いぇい!」

とー。

「---あ」
笹花(栄治)は、入れ替わってしまったことによって、
自分の連休が逆に終わってしまう立場になったことに気づくー

「あああああ!!俺の連休を返せ!」

「入れ替わってしまったんだから仕方ないでしょ~!」

言い合う二人ー

やがてー
入れ替わったという状態にも少し落ち着いたのか、
笹花(栄治)は静かにため息をついたー

「---はぁ…今日で連休おわり」
本来の笹花以上にだらしない格好で、ソファーにぐったりしている
笹花(栄治)-
まるで、おじさんのようにしか見えないー

横でルンルンな栄治(笹花)が
「ふふふ~!”おれはあしたからごれんきゅうだぜー”」と
さっき、栄治から言われた言葉を栄治の身体で
そのままそっくりと返した。

「--むむっ!イラっとくるぜ!」
笹花(栄治)はそう叫ぶと、
「俺の連休を返せー!」と、叫ぶー

「やだもんね~~!」
栄治(笹花)が笑うー。

「--なんだよ~!?こうなったら」
笹花(栄治)が笑みを浮かべるー

元の身体に戻ることに消極的な笹花にお仕置きだー!

と、思いつつー

「笹花のおっぱい、揉みまくってやるぜ~!」
と、笹花の身体で叫びながら
がに股のポーズを取って、両手で胸を揉みまくり始めたー

「---ふひっ♡ ふっ♡ ふひっ♡」
鼻息を荒くする笹花(栄治)ー

だがーー
栄治(笹花)の反応は、驚くほどあっさりしていたー

「--え!?リアクションうすっ!?」
胸を揉みながら笹花(栄治)

「---だって~別に揉まれても何か減るわけじゃないし」
栄治(笹花)はしれっと、そう答えたー。

まるで動揺しているような様子もないー。

「---お、、お、、、お、、、!笹花、
 ふ、普通そこは「わたしの身体で何してるの!?」とか
 いう場面だろ!?」
笹花(栄治)が、胸を揉みながらそう叫ぶと、
栄治(笹花)が、微笑んだー。

「--わたしのからだでなにしてるのー!」

完全に棒読みー
揶揄われているー。

「-ふふふ、これで満足?」
栄治(笹花)の言葉に、
笹花(栄治)はしょんぼりした様子で
「はい…満足です」と、答えたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「--明日から、五連休~!」
栄治になった笹花が嬉しそうにしているー。

さっきまで”今日で連休終わり~”モードだった
笹花は、まるで天国から地獄にひっくり返ったかのように
超がつくほどご機嫌だ。

「--んっふっふ~!
 んっふっふ~!
 何しよっかな~!」
栄治(笹花)の言葉に、
笹花(栄治)は「お、おれが悪かったよ!」と叫ぶー。

確かに、連休終わりの笹花を、
これから俺は連休だぜー!と揶揄ったのは悪かったー

笹花になった栄治はそう思いながら叫ぶー。

「-だ、だから、元に戻してくれ!」
とー。

あまりにも栄治(笹花)には動揺が見られないことから、
きっと入れ替わりは、笹花が仕組んだものなのだろう、と
そう考えた笹花(栄治)は悲痛な命乞いをするかのように
土下座して、栄治になった笹花に”元に戻してくれ”と叫んだー。

「-----……え~っと」
栄治(笹花)が笑うー。

「ーー元に戻る方法なんて、わたし、分からないよ?」

とー。

「えぇっ!?」
笹花(栄治)は困惑してしまうー。

「い、入れ替わったのに、そんなにあっさりしてるから
 てっきり笹花が何かしたから入れ替わったのかと思ったんだけど!」
笹花(栄治)が言うと、
「わたしがあっさりしてるのは、いつもでしょー。
 入れ替わっちゃったものは、しょうがないじゃん」
と、栄治(笹花)は笑ったー

「--た、、確かにそうだけど、さすがに冷静すぎだろ!?」
笹花(栄治)の言葉に、
栄治(笹花)は、「そうかな~?」と、苦笑いしたー。

このまま明日になってしまったらー
栄治は笹花の身体で、笹花の職場に行くことになってしまうー

「お、俺、笹花として振舞えるほど器用じゃないぞ!?」
笹花(栄治)が、そう叫ぶとー
「ま~、なんとかなるでしょ!」と、栄治(笹花)は笑ったー

「いや、ならねぇし!」
笹花(栄治)は思わずそう叫んだー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

元に戻るための方法を色々考えて試してみるふたり。

栄治になった笹花も、あっさりとした発言を繰り返しながらも
一応、元に戻る方法を一緒に考えてくれたー

キスー

ぶつかってみるー

転がってみるー

糸で指をつないでみるー

色々試したが、結局はダメー。

「-あああああああ!俺の五連休~~~!」
笹花(栄治)が髪を振り乱しながら、頭を抱えるー。

「入れ替わっちゃったものは仕方がないでしょ!」
栄治(笹花)はそう言うと
「明日の朝になれば、案外、元に戻ってるかもしれないし!」
と、つけ加えたー

頭を押さえながら、悲鳴をあげていた笹花(栄治)が
「--た、たしかにそうだな!」と希望の笑みを浮かべるー。

寝れば、元に戻るかもしれないー

「じ、じゃあ、せっかくだし、入れ替わり状態をちょっと堪能してみるか~!」

すっかり”寝れば元に戻れる”と思い込んだ
笹花(栄治)は、満面の笑みでそう呟いたー

せっかく入れ替わったのだからー
ちょっとぐらい楽しんでもいいだろう、とー。

②へ続く

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

連休最終日の絶望(?)から、明日から連休初日の天国(?)へ!☆

変わったネタ?の入れ替わりモノデス~!

続きはまた明日!デス!

入れ替わり<連休前日の男と連休終わりの女>
憑依空間NEO

コメント

タイトルとURLをコピーしました