魔王軍による王国への総攻撃ー。
その裏で暗躍する”欲望に満ちたものたち”
そんな中ー
乗っ取られた巫女ふたりは、激闘を繰り広げていたー。
--------------------
第5騎士団長・シンゲンが、
魔王軍の大将軍・ゼルの進軍を阻んでいるー。
「ーーーこれが”現代の風林火山”だー」
不動の実力者・シンゲンが笑みを浮かべるー
そう簡単に、城下町にも、王宮にも踏み込ませはしないー
「--調子に乗るなよ」
大将軍・ゼルが、舌打ちをするー。
城下町では、
第2騎士団長・カミーラと第3騎士団長のエンダルフが、
住民を避難させるとともに、
”ある意味ではチャンスかもしれない”と
セレス姫の様子の探りも入れていたー
”セレス姫”に疑問を抱く二人ー。
「--おーお、風林火山ちゃん、頑張るじゃない」
第1騎士団長・アストラルー。
姫の前では、社交辞令的なふるまいをするものの、
普段は軽口が目立つ、チャラい感じの男だー。
高台から双眼鏡で、
シンゲン率いる第5騎士団と魔王軍の戦いを見つめて
笑みを浮かべているー。
だがー
その”眼光”は鋭いー。
第1騎士団長・アストラルが目に宿す”野心”
セレス姫に憑依している魔王フォーティスはそこを気に入り、
アストラルを第1騎士団長に任命したー。
雨が降るー。
雷が鳴り響くー
セレス姫は、”血で血を洗う戦乱”の空気を嗅ぎつけー
笑みを浮かべるー。
「---」
王宮の頂から、
”全ての人間と魔物を見下す”
セレス姫=魔王フォーティスー
既にセレス姫の肉体も心も、
長年乗っ取られ続けて、
魔王フォーティスそのものと言えるほどに
同化してしまっているー。
仮に今、魔王フォーティスがセレス姫の身体から抜け出しても、
セレス姫は廃人同然になるだけだー。
雨が降るー
そんな中、
勇者クロウが憑依している巫女・イリーナと、
後からやってきた勇者一行の一員・バーゼルが憑依している
巫女・エリーゼは激しく殴り合っていたー
かつては笑いあっていた、巫女ふたりが、
憎しみの目で殴り合っているー
大雨に濡れてー
ずぶぬれになってー
髪を振り乱しながら、
戦いを続けるふたりー
「---俺が、姫に選ばれたんだ!」
イリーナがズタボロの巫女服を引きずりながら叫ぶー
勇者クロウは、セレス姫に選ばれてー
憑依の力を手にしたー
後からやってきたバーゼルのほうが、重用されるなどー
ありえないー。
「はははははっ!俺様の方がエロかっただけのことよ!」
幼い顔立ちをケモノのように歪めながらエリーゼが笑うー
そして、雷が鳴り響いてー
お互いの錫杖が、相手に攻撃を加えたー
エリーゼが笑みを浮かべるー
イリーナがその場に膝をつくー。
「お前は回復魔法エッチしか能のない、おばさんなんだよ!あははははははっ!」
勝負は決したー
エリーゼは地べたに這いつくばって、
ボロボロな状態のイリーナを見つめながら笑うー。
「先輩にぃ~~!毒魔法エッチを味あわせてあげますぅ~~~!
ぎゃはははははは!」と下品な笑みを浮かべるー
エリーゼが、息を荒げるイリーナに近づくー
リンと同じように
”毒で快感を感じながら”
死なせてあげようー
そう、思いながらー
エリーゼが、イリーナに手をかけるー
乱暴に、アソコに錫杖の先端を押し込もうとするー
雷が鳴り響いたー
「--!?!?!?」
エリーゼは驚くー
イリーナが突然、エリーゼの腕をつかみー
乱暴に、すぐ近くの壁に、エリーゼを押し付けたー
「--誰がおばさんだって?」
イリーナが怒りの形相でエリーゼを見つめているー
イリーナだってまだ20代だー
おばさんなんて年齢じゃないー
「--きゃ、、せ、、せんぱい~!冗談ですってばぁ~」
エリーゼが馬鹿にしたような態度で笑うー。
「----誰が回復魔法しか能がないって?」
イリーナは怒りの形相で叫んだー。
「---わたしは、あんたなんかより100倍可愛くて、100倍エロイのよ!」
とー。
そして、エリーゼのアソコに無理やり錫杖の先端をねじ込むー
エリーゼは「また回復魔法エッチですかぁ~?」と
笑みを浮かべているー。
イリーナは、突然何かを唱え始めたー
”金縛り”の魔法ー。
エリーゼが身動きを取れなくなるー
「---!」
エリーゼの表情から、笑みが消えたー
「死の魔法ー」
イリーナが呟くー
”命中率1%の一撃魔法”
「----!!」
エリーゼが表情に初めて恐怖を浮かべたー
”命中率1%の死の魔法で、
エッチしたら、さぞ気持ちいいでしょうねぇ~~~~
エリーゼ”
イリーナは狂気を宿しながら、
エリーゼのアソコに向かって一撃魔法を流し込んだー
「ひぅっ♡」
エリーゼが喘ぐー。
「---ふふふ、さすがに一発目で死んだりしないよなぁ!」
イリーナに憑依している勇者クロウはー
エリーゼに憑依しているバーゼルに激しい怒りと嫉妬を覚えていたー
じっくりいたぶってー
殺してやるー
イリーナの表情に、もはや、優しさなど微塵もないー
エリーゼが叫ぶー
「せ、、先輩!!ちょ、、ちょっと、ご、、ごめんなさい!
さっきは調子に乗りすぎましたぁ~~
わ、、わたし、死にたく…あぅっ♡ んひぃっ♡!」
エリーゼのアソコにねじ込まれた錫杖の先端から
一撃魔法が直接体内に流れ込むー
エリーゼは恐怖を感じるー
命中率1%とは言え、
100回放てば1回は当たるのだー。
「---や、、、やめて」
エリーゼが目から涙をこぼすー
イリーナは怒り狂った形相で叫ぶー
「--欲望の巫女は、二人もいらねぇんだよ!」
とー。
・・・・・・・・・・・・・・
「---第5騎士団長・シンゲン、討ち取ったり!」
大将軍・ゼルが、マントを翻しながら
第5騎士団長・シンゲンの首を高々と掲げるー
かなりの時間を稼いだ第5騎士団長・シンゲンだったが、
ついに敗れ去り、大将軍ゼルに倒されてしまったのだったー。
大将軍ゼルが叫ぶー
「闇の眷属どもよー。
今宵、王国は血で染まる!
欲望を解き放て!
闇で全てを破壊しつくせー!
者ども、今宵は宴だ!」
ゼルの演説じみた言葉に
魔王軍の将軍たちは歓声を上げるー
そして、城下町の正門を潜り抜けようと
進軍を始めたー
第5騎士団長のシンゲンを失った第5騎士団の騎士たちは
なすすべもなく撤退を始めるー。
「--あ~らら」
第1騎士団長のアストラルは、双眼鏡で、
第5騎士団長シンゲンの死を見届けていたー
「アストラル様!」
兵士が、”迎撃の準備を!”と叫ぶー
だが、第1騎士団長・アストラルは
指を立てて「チッチッチッチ」と呟いたー
「--だから、俺たちが戦うことはないって言ったっしょ?」
アストラルの言葉に、兵士は「は?」と首を傾げるー
「-ーさぁ出番だ!」
アストラルはそう叫ぶと、
発煙筒のようなものを手に、
高台から何か合図を放ったー
次の瞬間ー
城下町の正門が大爆発を起こしー
正門が崩れー
瓦礫の山が出来上がったー
「--!!」
大将軍ゼルが、「とまれ!」と部下たちに指示を出すー
魔物の軍全の一部が生き埋めになりー
崩れた瓦礫が進軍を妨げ、
城下町への侵入を阻止されてしまう
大将軍・ゼルー。
その様子を城下町の高台から見つめていた
第1騎士団長のアストラルは口笛を吹いたー
次の瞬間ー
大量の火矢が放たれー
大将軍ゼルらに襲い掛かるー
「ははっ!」
第1騎士団長アストラルは、
”魔物ちゃんたちと、まともにやりあう必要なんざ、ねぇんだよ”と、
呟くと、そのまま双眼鏡で、燃える魔物たちを嬉しそうに見つめたー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「--あ、、、ぅぅぅあっ♡ せんぱい…♡ やめてくださぁい…」
エリーゼが、ヒクヒクしながら呟くー
一撃魔法エッチで感じてー
ゾクゾクを抑えきれないエリーゼは乱れ切っていたー
雨がさらに強まるー
イリーナは笑みを浮かべているー
一撃魔法を何度も何度も、アソコに流し込んでいるー
既にー
68回ー。
「--悪運が強いのねぇ、エリーゼ♡」
イリーナはイカれた声でそう呟くと、
エリーゼにアソコに突っ込んだ錫杖を見つめー
さらには、すっかり濡れ濡れのエリーゼのアソコを見つめたー
「---や、、、やめてぇ…♡♡」
エリーゼがヒクヒクしながら言うー。
「---エリーゼ…」
イリーナは邪悪な笑みを浮かべながら呟いたー
「先輩、馬鹿にしちゃ、ダメじゃないー」
と、悪意をたっぷり込めてー
そしてーーー
「おらおらおらおらおらおらぁぁああああああ!」
と、声を荒げながら、アソコに突っ込んだ錫杖から、
一撃魔法をアソコの中に直接何度も何度も連射したー
「んあぁ♡ ひぃっ♡ ぎぁあああ♡ あっぁああぅぅうあああ♡♡」
悲鳴と喘ぎ声が混じったような声を出しながら
エリーゼが、色々な場所から色々な液体を垂れ流すー
雨にずぶぬれになったエリーゼが
虚ろな目で「せんぱい…」と呟くー
そしてー
ズギュウウウウウーーー
今まで感じたことのない快感と苦痛を同時に味わいー
エリーゼは激しく身体をビクンと震わせてーー
一撃魔法の影響かーー
アソコからあらゆる液体を垂れ流しにしてー
無残な姿で息絶えたー
「--ーーー」
イリーナは冷たい表情で、動かなくなったエリーゼを突き飛ばすー
エリーゼの身体が土の上に倒れて、
そのまま大雨に打たれていくー
ずぶ濡れのイリーナは笑みを浮かべるとー
「姫…わたしが一番だもん…」
と、呟いて、そのままよろよろと歩き出したー。
ズドォォォォォォ
城下町の入口の瓦礫付近で
轟音が轟いたー
魔王軍の大将軍・ゼルが、
闇の剣で
瓦礫を吹き飛ばしたのだー
城下町に侵入する魔物たちー
「おいおいまじかよ」
第1騎士団長のアストラルは、
魔物が城下町に侵入してきたのを見て、舌打ちするー
そしてー
「--え~~~~」
兵士たちのほうを見て、第1騎士団長アストラルは笑みを浮かべたー
「--さっさとずらかりますか!」
とー。
・・・・・・・・・・・・・・・
火に包まれる城下町ー。
悲鳴を上げる民衆ー。
大将軍ゼルが笑うー
第2騎士団長のカミーラと
第3騎士団長のエンダルフは魔物たちを迎え撃ちながらも
セレス姫のことも探っていたー
「------!」
エンダルフが、王宮の頂を見つめたー
そこにー
セレス姫は立っていたー
”まるで、楽しむようにー”
「--見ろ!」
エンダルフが叫ぶー
カミーラもセレス姫に気づくー
セレス姫は
”全ての支配者”かのように
王宮から”戦乱”を見つめていたー
「---やはり、姫様こそ諸悪の根源!」
エンダルフがそう叫ぶと、
カミーラも頷くー
姫は、王宮の頂からそんな二人を見つめながら
邪悪な笑みを浮かべたー
魔物たちとの戦いは続くー。
「--ーーカミーラは、まず民を安全な場所へ」
エンダルフが叫ぶー。
”魔王軍”
そしてー
”姫”
一人でなんとかすることはできるだろうかー。
そう思いながらも、魔物と戦いながら
避難誘導を完了させ、
第2騎士団長・カミーラ率いる第2騎士団が、
民を、手薄な西門から、避難させ始めたー。
「ー付近の集落まで避難誘導を終えたら、必ず戻ります」
カミーラは妖艶な笑みを浮かべると、そのまま、
第2騎士団に指示を出して、西門から民と共に、
避難を開始したー
「さて…と」
第3騎士団長エンダルフは、王宮を見上げたー
セレス姫と目が合うー。
「---最上階で待ってますよ」
セレス姫は、歪んだ笑みでそう呟くとー
そのまま王宮の中へと入っていったー
エンダルフには、当然その言葉は聞こえなかったー
だがー
行かなくてはならないー
そう、感じたー
・・・・・・・・・・・・・・・・
ずぶ濡れのイリーナが、王宮の入口にたどり着くー
「---あらあら」
イリーナは自分のズタボロの巫女服を見つめるー
濡れてー
破けてー
肌や下着が露出しているー
ずぶ濡れのまま王宮に入りー
欲望の笑みを浮かべている自分の姿を
鏡で見つめるイリーナ。
「ふふふ…あの二人、本当に仲良しですね」
クロウが憑依する前の、穏やかなイリーナを思い出すー
同じ身体なのにー
まるで別人に見えるー
「くく…わたしは欲望の巫女…」
イリーナは鏡から目を逸らすと、
セレス姫の待つ最上階へと向かい始めたー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「----フン」
時を同じくして、裏口から、王宮に侵入した
魔王軍を率いる大将軍・ゼルー。
最後の戦いが、始まろうとしていたー。
⑤へ続く
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
勇者さまご乱心もクライマックスに!
どのような結末が待っているのか、
ぜひお楽しみください~!
続きはまた来週デス!
コメント
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
>> アソコからあらゆる液体を垂れ流しにしてー
>> 無残な姿で息絶えたー
憑依した後自殺できるんだから体が死んだら霊体になるんじゃ( ˘ω˘ )
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
霊体に…なっているかもしれませんネ~!笑
魔王様から分けてもらっただけの力なので、
不完全なのかもしれません~☆