黒塗りの高級車に追突したことから
始まってしまった悲劇。
彼女に憑依されてしまった
将司の運命は…?
---------------------
「--た、、頼む…」
将司はよろよろとしながら、真津美の目の前で
土下座をした。
「---」
真津美はニヤァ…と邪悪な笑みを浮かべて
そんな将司の様子を見つめている。
将司を見つめる表情は
彼氏を見つめる表情などではなく、
邪悪、という2文字で表すことのできる
凶悪な表情そのものだった。
「--…真津美は、、真津美は、
病弱な妹さんのために、毎日毎日一生懸命
頑張っていて、とても親思いで、
友達のことも大切にしていて、
本当にいい子なんです。
だから、だから、お願いだから、
真津美を…!」
将司は、必死に叫んだー
「へぇ…」
憑依された真津美はそれを聞いて
ニヤニヤしながら自分の手を見つめるー
「そ~んな、いい子を奪って
好き放題するってのも最高じゃん」
真津美の残酷な声が聞こえてくるー
「頼む!悪いのは俺なんだ!
運転してたのは、俺なんだ!」
将司が大声で叫ぶ。
土下座の姿勢のままー
「うるせぇよ」
真津美は、将司の手を靴で
踏みにじるー。
「-うわああああああ!」
将司があまりの痛みに悲鳴を上げる。
「----そんなにわたしを
助けたいのぉ~?」
女の口調を真似ながら
真津美は将司の手を
ぐりぐりと踏みにじるー
「だったら、わたしの靴、掃除してもらおっか~?」
真津美が靴を上げて
将司の前に差し出す。
「---くっ」
将司が真津美を見上げるー
真津美は笑みを浮かべて将司を見下しているー
真津美はー
こんな子じゃないのにー
将司は唇をかみしめる。
「---ほら、わたしの靴をお・な・め♡」
真津美が挑発的に言う。
「---……」
将司は怒りや恐怖、真津美を救いたいという
色々な感情をあふれ出しながら、
真津美の靴を舐めたー
屈辱的な行為ー
でも、これも、真津美を救うためだ。
「あっははははははは♡」
真津美が勝ち誇った表情で笑う。
田舎の人通りがほとんどない路上の脇でーーー
周囲は畑のような野原が広がっている場所で、
将司は真津美の靴は舐める。
たまたま、そこに別の車が通りかかる。
将司の運転していた車が
黒塗りの高級車に追突したあと、
初めて通りかかった別の車だ。
「あっははははははははは!♡
あはははははははぁぁぁ♡」
将司に靴を舐めさせながら
大声で笑う真津美ー。
別の車がその光景を何事かと
驚いて見つめるー
だがー
女のほうが憑依されているなんて
夢にも思わないその通行人は
そのまま通過したー。
「---もういいよ、ポチ野郎」
真津美はそう言うと、将司を蹴り飛ばした。
「あ~あ、笑えるなお前」
真津美が笑いながら将司を指さす。
「そんなにこの女が大事か?」
真津美は自分を指さしながら言うー。
「--だ、、、大事に決まってる…」
将司が叫ぶー
「頼む…俺は、、俺のことはどうしてもいいですから…
だから…だから、真津美をーーーー」
「---へぇ…」
真津美は少し考えるような仕草をしてから
将司のほうを見た。
「じゃあ…そうするか」
そう呟くと、真津美がうっ、、とうめいてその場に倒れたー
まるで、抜け殻のようにー
「--真津美!」
将司は真津美に駆け寄る。
それと同時に、倒れたままの室松のほうを見つめるー
今度、起き上がったら、あの男が
何をしてくるか分からない。
「あ……あれ…」
真津美が頭を押さえながら起き上がる。
「わたし……いったい…?」
真津美が周囲を見渡しながら
狼狽えていると、
将司が笑みを浮かべたー
「---へへへ…服、脱げよ」
「--!?」
真津美が表情を歪める。
「ーーど、、どういうこと…?」
真津美が混乱しながら将司に言うと、
将司は真津美の服に手をかけたー
「脱げよ!俺とエッチしようぜぇ」
将司が言うー
将司はーー
室松に憑依されてしまったー。
”「頼む…俺は、、俺のことはどうしてもいいですから…
だから…だから、真津美をーーーー」”
将司の言葉を思い出すー
「--どうしてもいいんだろう?ククク
お前の身体で、彼女を犯してやるよ」
将司は、悲鳴をあげる真津美の服を
引きちぎるようにして脱がせていくー
「ま、、将司!?急にどうしたの!?
やめて…やめてぇ!」
真津美が悲鳴を上げるー
憑依された将司は真津美にビンタを
食らわせると、無理やり服を脱がせていくー。
「おらぁ!雌犬!俺を気持ちよくさせろよぉ!」
将司が笑うー
憑依されていた間の記憶がない真津美は、
まさか自分が憑依されていたとは夢にも思っておらず、
憑依のことも知らずー
将司の突然の豹変に驚くー
「ま、、将司!?さっきのぶつかっちゃった車は
どうしたの!?!?
そ、、それに、、その傷は…!?」
真津美が叫ぶー
憑依された真津美自身が、将司に傷を負わせたのだが
そのことを、真津美は知らないー
「うるせぇ!」
将司はそう言うと、
道端でズボンを脱いで、
勃起したそれを見せつけた。
「真津美ぃ~!!!俺のコレ
超大きくなっちゃったんだよぉ~!へへへ
真津美の口で気持ちよくさせてくれよぉ~!」
将司が表情を歪めて叫ぶ。
「--や、、やめてよ!将司!!
どうしちゃったの!」
真津美が叫ぶー
将司は力づくで、真津美の頭を掴むと、
そのまま無理やり自分のアレに近づけるー
「おら!咥えろ!フェラしてくれよ!おらぁ!」
将司が、狂ったような声で叫ぶー
「やめて!やめてってば!」
真津美が泣き出してしまうー
「俺がお前と付き合ってやってるのは、
エッチのためだよ!
お前の中身なんてどうでもいいんだ!
今まで我慢してやってたけどよぉ…
そろそろ俺にご奉仕してくれよ?
なぁ?」
将司は真津美に何度も何度もビンタをするー
真津美は恐怖のあまり泣きながら
将司を突き飛ばして、
黒塗りの高級車の近くでうずくまってしまうー
しゃがみこんで泣き続ける真津美ー
「-へっへへへへ!クソ女!」
将司が大声で叫んだ。
そしてーーー
将司がそのままその場に倒れるー
「---!?!?」
将司が意識を取り戻す。
「え…俺…?」
将司は、自分が下半身を露出した状態で
あることに気づき、唖然とするー
「--!」
そして、服がちぎれかけていて
泣きじゃくっている真津美の姿を見つけるー
「ま、、真津美!」
将司はズボンをはいて、慌てて真津美に駆け寄る。
「来ないで!」
真津美は泣きじゃくりながら叫ぶ。
「ど、、、どうしたんだよ…」
将司はそこまで言ってハッとするー
”まさか、自分が憑依されていたのでは…?”
とー。
真津美に自分が何かひどいことをしてしまったのでは
ないか?と。
「--ま、、真津美!聞いてくれ!
その男!その男だ!」
真津美はなおも泣いている。
「言い訳なんか聞きたくない!」と叫んでいるー
「違う!その男が、真津美に憑依して
それから俺に憑依してー…!
は、、早く、早く、ここから逃げよう!」
真津美が泣きながら振り返る。
「--憑依って…どういうこと…?」
将司は叫ぶ
「説明してる時間はないんだ!
とにかく、とにかくここから…」
しかしー
泣いていた真津美が笑みを浮かべたー
「--や~だね!」
そう言うと、真津美は、自分の服をビリビリに破き始めた。
「ま、、真津美!?」
将司が叫ぶー
真津美は、再び憑依されたーーー
「--へへへ、お別れの前に
餞別をやるぜ!」
「--別れ!?」
将司が声を上げる。
「--へへへっ、俺はいつも、追突されたら
相手の女に憑依して、好き放題して、
俺が満足したら、身体を返してやるんだけどさぁ、
ザンネンながら、この女の身体、気に入っちまった!」
真津美が自分の顔をべたべた触りながら言う。
「だから、この女の身体、貰っていくぜぇ!」
真津美はそう言うと、あははははは!と笑いだした。
「--そ、そんな!」
”いつも追突されたら”?
”相手の女に憑依して”?
「ーそ、そんなにしょっちゅう追突されてるのか?」
将司が叫ぶと、
真津美は下着姿になって笑ったー
「--へへ、そうだ!
普通、そんなに頻繁に追突なんてされねぇよなぁ」
「--まさか!」
「そうだ!俺はわざと追突されてるんだよぉ!
俺好みの女と男が乗ってる車になぁ!
ひっひひひひひひ」
真津美はそう言うと、エッチなことをし始める。
「おい!やめろ!人通り少ないとは言え、ここは路上だぞ!」
将司が必死に叫ぶ。
「--へへへぇ、もし誰かに見られちゃっても
恥ずかしいのはこの女だぜぇ!」
真津美がゲラゲラと笑ったー
「--んあっ♡ あっ♡ あっ♡ ひぁ♡」
嬉しそうに乱れる真津美ー
「お前への♡ 餞別だぁ…
彼女の、、イク姿ぁ、、、見せてやるよぉ♡」
「やめろ!やめろやめろやめろ!」
将司は必死に叫んだー
しかしー
将司の叫びもむなしく、
真津美は、今まで見たこともないような表情ー
聞いたこともないような声でー
盛大にイッテしまったー
「へへへ…♡」
真津美が幸せの絶頂かのような表情を浮かべているー
「ま…真津美…」
将司は、なんとか真津美を取り戻そうと叫ぶ。
「---お、、お前、自分の身体はどうするつもりなんだ!!」
将司は叫んだー
黒塗りの高級車の運転手・室松の身体は倒れたままだ。
「--あ?あ~…」
真津美は服をだらしなく着ながら笑う。
「--車に積んで持って帰るから気にすんな」
真津美はそう言うと、室松の身体を高級車の中に乗せる。
かなり乱暴な扱いだ。
「--へへへ…じゃあな。
この女は、これから、俺の身体として
使わせてもらうぜ!あっははははは♡」
真津美は悪い表情を浮かべると、
黒塗りの高級車に乗り込んだ。
「ひゅう!こんな女が運転するなんて…へへへ
つか、こいつ免許持っているのか?
ま、いっか」
「おい!真津美!真津美!目を覚ませ!真津美!」
将司には叫ぶことしかできなかった。
真津美は将司のほうを見ることもせず、
邪悪な笑みを浮かべながら車のエンジンをかける。
「おい!!!待てってば!真津美を、、真津美を返してくれ!」
しかしー
叫びもむなしく、黒塗りの高級車は、発進したー
「あっははははははははは~~~~♡」
真津美は笑いながら走り去っていくー
「--く、くそっ!」
将司はスマホを取り出して
黒塗りの高級車のナンバーを撮影したー
そして、警察に通報するー
なんとか、なんとか真津美を助け出さないといけないーー
そう思いながらー
”警察署です。どうかされましたか?”
警察官が電話に出た。
将司は叫んだ。
「どうもしまっせ~~~~~ん!」
将司は突然スマホを放り投げると
笑いながら自分の車に乗ったー
「--えへへへへへ、へへへへへへへへ」
将司はーー憑依されてしまったー。
まさか、自分がまた憑依されるなんて思ってなかったー
将司は車を発進させるー。
ブレーキを踏むことなく、アクセルを踏み続ける将司。
狂ったように笑い続ける将司の車の行き先はーー
”あの世”だったー。
おわり
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
以前、黒塗りの高級車で憑依モノを!という
お話を頂いたことがあったので(リクエストというより雑談で…ですネ)、
今回、書いてみました!
昨日のあとがきでも書いたように内容を私は知らないので
追突以外、何も関係ありませんが、
こんな感じになりました!
お読み下さりありがとうございました~☆!
明日は延期していた「家庭内シャッフル外伝」を書きます!
コメント