<入れ替わり>AV★ぱにっく②~戸惑い~

入れ替わりモノAVを撮影中に
本当に入れ替わってしまった
AV男優とAV女優…
果たして、その運命は…?

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TSF関係のAVレーベル”ゾクゾク”の新作
”俺がお姉ちゃんよ”の撮影は続いていた。

まじめな姉と不真面目な弟が入れ替わってしまって…
という王道的な内容の作品だ。

だがー
その撮影の最中に
AV男優の龍と、AV女優の舞桜が本当に
入れ替わってしまったー。

戸惑うふたりー

だが、ここでおかしな行動をすれば
二人の今後の仕事に影響が出るかもしれないー。
”本当に入れ替わってしまったんです!なんて
叫んでも、井頭監督やそのほかのスタッフは
信じてくれそうもないー。

だからー
二人はこの状況のまま
元に戻る方法を模索しつつ
演技を続けていくことにしたー

「---わたしの身体を、返して!」
弟・諭吉役の龍(舞桜)が叫ぶー
設定上、弟・諭吉には、姉・穴子が入っている設定だー。

だが、設定だけではない。
今は、演じている龍も、設定と同じように、
入れ替わっていたー

龍(舞桜)が、舞桜(龍)の腕をつかみながら叫ぶ。

入れ替わってしまった姉の穴子が弟の諭吉に
身体を返してほしいと嘆願するシーンの
撮影が行われていたー

「---おっほ…!」
井頭監督が笑うー。

「--……!」
龍(舞桜)が自分の身体の異変に気付く。

アソコがー
大きくー
いわゆる”勃起”していたー
しかも、ズボンが破れそうなほどにパンパンに

(え…なになに?」
演じながら龍(舞桜)は戸惑う。

自分が龍の身体になってしまったことに興奮しているのかー
それとも、入れ替わってしまった自分の身体に
身体を返してほしい!と叫ぶシーンに興奮しているのかー

分からないー

舞桜は、昔から、入れ替わりや憑依が大好きだったー
きっかけは、
小さなころに見ていた子供向けのアニメで、
ヒロインが敵に洗脳されるシーンがあったからだー。

舞桜は、女子でありながら
そういう描写の虜になったー。
男女問わず、憑依されたり、洗脳されたり
入れ替わったり、、そういう展開が
舞桜は大好きだった。

だがー
そんなこと、周囲の友達にも家族にも言えず、
ずっと自分で抱え込んでいたー

そんな中、出会ったのがAV女優という世界。
彼女は自分の大好きなジャンルのお話を
自分で演じられることに喜びを感じてー
この世界でのし上がってきたー

もちろん、親しい友達にはひみつだ。
気づかれているかもしれないけれどー

「---…あ」
龍(舞桜)が身体を赤らめる。

そうだー
こんな状況になれば龍(舞桜)が
興奮してしまうのも、無理はないー。

だってー
ずっとずっと好きだった入れ替わりが
現実に起きているのだからー。
ずっとずっと憧れだった展開を
自分が体感しているのだからー

「---だ、、だいじょうぶか?」
舞桜(龍)が小声で言う。

「あ、、え…っと、これ…どうすればいいんですか?」
龍(舞桜)が呟く。

勃起したものをどうすればいいのか、
正直、舞桜にはよくわからないー
自分は興奮しているのだろうかー

「え…えっと…」
舞桜(龍)も戸惑う。
自分だって、どうすればいいのか聞きたい。
さっきから、舞桜の身体で色っぽい服装をしているから
ゾクゾクしているし
全身が火照っている気がするー

舞桜がそういう格好をしているぐらいでは
龍は特別、興奮しない。
しようと思えばできるが
撮影中は仕事と割り切ることができる”プロ”だ。

だがー
自分が舞桜として、こういう格好をしているとなると
さすがに、龍もー。

「か~っと!」
井頭監督が叫ぶ。

「す、すみません」
龍(舞桜)は頭を下げる。

必要以上に勃起しているので
使えない映像だと判断したのだろう。

「いいね!今日の龍くん、ビンビンだね!」
井頭監督が指をさしながら笑う。

「脚本変更!」
監督が叫んだ。

本来は、このあと、弟・諭吉(穴子)が
姉・穴子(諭吉)に突き飛ばされて、
穴子になった諭吉が笑いながら
立ち去るというシーンなのだが、
監督はニヤニヤしながら言う。

「--元・自分の身体に興奮して
 突然フェラをはじめる姉…
 どうだ?興奮しないか?」
井頭監督が言う。

「えっ」
「えっ?」
龍(舞桜)と舞桜(龍)は
突然の提案に唖然とした。

フェラのシーンを入れるとでも
言うのだろうかー。

顔を見合わせるふたり。

このままでは、舞桜の身体になった龍が、
元自分の身体のアレを口に含むことになってしまう。

「お…ォエエエ…」
舞桜(龍)は露骨に嫌悪感をにじませた。

「いやぁ、今日の龍くんと舞桜ちゃんは
 なんだかすっごくリアリティがあるしさ、
 この勢いでゾクゾクできる作品を
 作れそうなんだよ!な?」
井頭監督が笑いながら言う。

「---…んひっ」
龍(舞桜)が顔を真っ赤にして笑みを浮かべた。

(う…うそ…!
 わたしがフェラされる側になるの…?)

ゾクゾクゾクゾク
龍になった舞桜はゾクゾクしていたー。

入れ替わって、元自分の身体に
フェラされる自分ー
考えただけでー
元々エッチな舞桜は、
龍の姿のままよだれをこぼしていたー

「---え?」
隣にいた舞桜(龍)が唖然とする。

「いいですね監督!やりましょう!」
龍(舞桜)が叫んだ。

「--ええっ?」
舞桜(龍)は戸惑う。

「そうこなくちゃ!」
井頭監督が喜ぶー

(う…嘘だろ?)
舞桜になってしまった龍は思うー
まさか、自分の身体のアレを
咥えることになるなんて…

舞桜(龍)は顔を真っ赤にして
龍(舞桜)の方を見る。

龍(舞桜)は完全に欲情した表情を浮かべているー

「---え…ちょっと…?」
舞桜(龍)は
さらに赤面しながら言うも、
龍(舞桜)は、別の世界に旅立ってしまっているのか
ニヤニヤと笑みを浮かべるだけだったー

そしてー
ついに撮影が始まってしまった。

顔を真っ赤にしている舞桜(龍)

「舞桜ちゃん?どうしたんだ?
 初めてじゃあるまいし?」
井頭監督が言う。

(舞桜ちゃんの評判を下げるわけにはいかない)

舞桜(龍)は仕方がなく、
自分の身体のアレを咥えることにした。

「うふふふふ…
 わたし、興奮してきちゃった」

新しく用意された脚本通りにセリフを言う舞桜(龍)

龍(舞桜)を押し倒して
そのズボンを無理やり脱がせる。

舞桜(龍)は震えながら
見慣れたソレー
自分の肉棒を見つめた。

龍(舞桜)は、はぁはぁと荒い息をしている。
完全に興奮しているようだー

そしてー
舞桜(龍)が
”くそっ!これも試練だ”と
心の中で呟きながらー
龍(舞桜)のそれをひと思いに口に咥えーーー

ドピュッ!

「--!?!?!?」
舞桜(龍)の顔面に何かが飛んできた。

「うっ、、あ、、、あっ…!」
龍(舞桜)が気持ちよさそうにうめき声を
出しているー

一発、二発ーー
次々と龍(舞桜)のアレから
白い液体が飛ばされてきて
舞桜(龍)の顔面に付着する。

「ひっ!?」
舞桜(龍)は思わずしりもちをついてしまったー

龍(舞桜)は、ほんの少し舞桜(龍)が肉棒に
手を触れただけでー
射精してしまったー

「あ…あああ…」
舞桜(龍)が顔面についたそれを慌てて手でこする。

「あ…ご、、ごめんなさい!」
龍(舞桜)が叫ぶー

既に興奮していた龍になった舞桜は、
いとも簡単に射精してしまったのだったー

「へへ…」
井頭監督は微笑ましそうにその様子を見つめたー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

終盤のシーンの撮影に入る前…
控室では龍(舞桜)が申し訳なさそうに
謝っていた。

「ごめんなさい・・・!大丈夫でしたか…?」
龍(舞桜)が言うと、
舞桜(龍)は、「あぁ…ま、まぁ…」と呟くー

さすがにさっきのは驚いたー

「--とにかく、早く戻る方法を探さないとな」
舞桜(龍)が足を組みながら
男言葉で言うと、龍(舞桜)が
”わたしってそんな喋り方もできるんだぁ”と
思いながら笑みを浮かべたー

終盤のシーンの撮影が進んでいくー
姉の身体を手に入れたことで、
喜びを隠せない弟が一人でエッチをしまくるシーン。

舞桜(龍)は、そのシーンの撮影に挑んでいくー

「---…(やばいな…)」
舞桜(龍)は周囲をきょろきょろするー。

女の身体でエッチするシーンなんて
撮影したら、本当に撮影そっちのけで
喘いでしまう気がするー。

舞桜(龍)は”いや、俺はプロだ”と
心の中で唱える。

そうー自分はプロだ。
AV男優という道に
彼は誇りを持っている。
世の中には、AV男優やAV女優を
色眼鏡で見る人もいるだろう。

だがー
彼はエンターテイメントを生み出している。
嫌悪する人間もいれば、
こういった作品を見ることを
楽しみにしている人間もいるー

そういった人たちのために、
自分は、最高の演技を送るー。

そうだー
舞桜の身体であろうと、演技に集中するんだー。

龍は自分にそう言い聞かせて撮影に臨んだー

だがー
いかにもAVっぽいエッチな衣装を
身に着けている舞桜(龍)は
興奮してしまっていたー

”くそっ!いつもAV女優のこういう姿は
 よく見るけど、実際に自分がこうなってると
 なると、感覚が違う”

「んっ♡ あ…♡ あっ♡ うっ♡
 きもちいい♡ あっ♡」

いつもの舞桜の演技とは違うー

周囲のスタッフはそう思いながら撮影を進めたー

もちろん、舞桜の演技も
とてもいいものだがー
”演技”と”純粋に入れ替わったもの”では
やはり違いが出る。

井頭監督は合間に叫ぶ。

「いいねぇ!今日の舞桜ちゃんは
 いつも以上にすばらしいぞ!」

やがて、舞桜(龍)の理性がはじけ飛び、
演技そっちのけで、
激しく喘ぎ始めた。

「おっほ…!」
井頭監督が笑みを浮かべながら
拍手しているー

「んああぁっ♡ きもちいい…♡
 いれかわり…♡ さいこうぅぅ♡」

舞桜(龍)の色っぽい声が
スタジオ中に響き渡るー。

演技では成し遂げられない領域ー
舞桜(龍)は、絶頂の領域に達していたー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「--…うううううう」
龍(舞桜)は待機時間にお手洗いを
利用していた。

「立ってするのって…」
龍(舞桜)は、トイレの方法に違和感を感じて
耐えきれず”やっぱ無理”と叫んで
そのまま個室に入って便座に座る。

「ふぅぅぅ…この方が落ち着く…」

とはいえ、身体のしくみが自分の身体とは違う。
男性としてトイレを済ませるのは
龍になってしまった舞桜にとって、
かなりの違和感だった。

ようやくトイレを済ませて、廊下を歩きだす龍(舞桜)。

「な~んか…違和感あるなぁ…」
龍(舞桜)が言う。

周囲からの見る目も
歩いている感じも、
色々な部分が違うような気がするー

龍(舞桜)はそんな風に思いながら
次の自分のラストシーンの撮影の準備をする。

龍(舞桜)は、
”次のシーンは、特にエッチな描写はなかったはずだから
 安心かなぁ…”と
心の中で呟いた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「はぁ…♡ はぁ…♡」

エッチなシーンの撮影が終わり、舞桜(龍)が
まだ収まらない興奮を抑えようとしていると
井頭監督が近くにやってきた。

「--いやぁ、実にエッチだったよ」
井頭監督が笑う。

「はぁ…あ、、、ありがとうございますぅ」

舞桜(龍)が荒い息でそう答えると、
井頭監督は呟いた。

「舞桜ちゃん…いや、龍くん。
 さすがだ」

とー。

「---え?」
舞桜(龍)は、驚いたー。

入れ替わっていることが、ばれているー?

③へ続く

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コメント

AV撮影現場のことは分からないので
実際のものとは全然違うと思います~

あくまで架空のお話ということで~!!

入れ替わりモノは今年も、月に数本のペースで
書いていくので、
よろしくお願いします~!

AV★ぱにっくは明日が最終回デス!

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