入れ替わりモノAVを撮影中に
本当に入れ替わってしまった
AV男優とAV女優…
果たして、その運命は…?
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TSF関係のAVレーベル”ゾクゾク”の新作
”俺がお姉ちゃんよ”の撮影は続いていた。
まじめな姉と不真面目な弟が入れ替わってしまって…
という王道的な内容の作品だ。
だがー
その撮影の最中に
AV男優の龍と、AV女優の舞桜が本当に
入れ替わってしまったー。
戸惑うふたりー
だが、ここでおかしな行動をすれば
二人の今後の仕事に影響が出るかもしれないー。
”本当に入れ替わってしまったんです!なんて
叫んでも、井頭監督やそのほかのスタッフは
信じてくれそうもないー。
だからー
二人はこの状況のまま
元に戻る方法を模索しつつ
演技を続けていくことにしたー
「---わたしの身体を、返して!」
弟・諭吉役の龍(舞桜)が叫ぶー
設定上、弟・諭吉には、姉・穴子が入っている設定だー。
だが、設定だけではない。
今は、演じている龍も、設定と同じように、
入れ替わっていたー
龍(舞桜)が、舞桜(龍)の腕をつかみながら叫ぶ。
入れ替わってしまった姉の穴子が弟の諭吉に
身体を返してほしいと嘆願するシーンの
撮影が行われていたー
「---おっほ…!」
井頭監督が笑うー。
「--……!」
龍(舞桜)が自分の身体の異変に気付く。
アソコがー
大きくー
いわゆる”勃起”していたー
しかも、ズボンが破れそうなほどにパンパンに
(え…なになに?」
演じながら龍(舞桜)は戸惑う。
自分が龍の身体になってしまったことに興奮しているのかー
それとも、入れ替わってしまった自分の身体に
身体を返してほしい!と叫ぶシーンに興奮しているのかー
分からないー
舞桜は、昔から、入れ替わりや憑依が大好きだったー
きっかけは、
小さなころに見ていた子供向けのアニメで、
ヒロインが敵に洗脳されるシーンがあったからだー。
舞桜は、女子でありながら
そういう描写の虜になったー。
男女問わず、憑依されたり、洗脳されたり
入れ替わったり、、そういう展開が
舞桜は大好きだった。
だがー
そんなこと、周囲の友達にも家族にも言えず、
ずっと自分で抱え込んでいたー
そんな中、出会ったのがAV女優という世界。
彼女は自分の大好きなジャンルのお話を
自分で演じられることに喜びを感じてー
この世界でのし上がってきたー
もちろん、親しい友達にはひみつだ。
気づかれているかもしれないけれどー
「---…あ」
龍(舞桜)が身体を赤らめる。
そうだー
こんな状況になれば龍(舞桜)が
興奮してしまうのも、無理はないー。
だってー
ずっとずっと好きだった入れ替わりが
現実に起きているのだからー。
ずっとずっと憧れだった展開を
自分が体感しているのだからー
「---だ、、だいじょうぶか?」
舞桜(龍)が小声で言う。
「あ、、え…っと、これ…どうすればいいんですか?」
龍(舞桜)が呟く。
勃起したものをどうすればいいのか、
正直、舞桜にはよくわからないー
自分は興奮しているのだろうかー
「え…えっと…」
舞桜(龍)も戸惑う。
自分だって、どうすればいいのか聞きたい。
さっきから、舞桜の身体で色っぽい服装をしているから
ゾクゾクしているし
全身が火照っている気がするー
舞桜がそういう格好をしているぐらいでは
龍は特別、興奮しない。
しようと思えばできるが
撮影中は仕事と割り切ることができる”プロ”だ。
だがー
自分が舞桜として、こういう格好をしているとなると
さすがに、龍もー。
「か~っと!」
井頭監督が叫ぶ。
「す、すみません」
龍(舞桜)は頭を下げる。
必要以上に勃起しているので
使えない映像だと判断したのだろう。
「いいね!今日の龍くん、ビンビンだね!」
井頭監督が指をさしながら笑う。
「脚本変更!」
監督が叫んだ。
本来は、このあと、弟・諭吉(穴子)が
姉・穴子(諭吉)に突き飛ばされて、
穴子になった諭吉が笑いながら
立ち去るというシーンなのだが、
監督はニヤニヤしながら言う。
「--元・自分の身体に興奮して
突然フェラをはじめる姉…
どうだ?興奮しないか?」
井頭監督が言う。
「えっ」
「えっ?」
龍(舞桜)と舞桜(龍)は
突然の提案に唖然とした。
フェラのシーンを入れるとでも
言うのだろうかー。
顔を見合わせるふたり。
このままでは、舞桜の身体になった龍が、
元自分の身体のアレを口に含むことになってしまう。
「お…ォエエエ…」
舞桜(龍)は露骨に嫌悪感をにじませた。
「いやぁ、今日の龍くんと舞桜ちゃんは
なんだかすっごくリアリティがあるしさ、
この勢いでゾクゾクできる作品を
作れそうなんだよ!な?」
井頭監督が笑いながら言う。
「---…んひっ」
龍(舞桜)が顔を真っ赤にして笑みを浮かべた。
(う…うそ…!
わたしがフェラされる側になるの…?)
ゾクゾクゾクゾク
龍になった舞桜はゾクゾクしていたー。
入れ替わって、元自分の身体に
フェラされる自分ー
考えただけでー
元々エッチな舞桜は、
龍の姿のままよだれをこぼしていたー
「---え?」
隣にいた舞桜(龍)が唖然とする。
「いいですね監督!やりましょう!」
龍(舞桜)が叫んだ。
「--ええっ?」
舞桜(龍)は戸惑う。
「そうこなくちゃ!」
井頭監督が喜ぶー
(う…嘘だろ?)
舞桜になってしまった龍は思うー
まさか、自分の身体のアレを
咥えることになるなんて…
舞桜(龍)は顔を真っ赤にして
龍(舞桜)の方を見る。
龍(舞桜)は完全に欲情した表情を浮かべているー
「---え…ちょっと…?」
舞桜(龍)は
さらに赤面しながら言うも、
龍(舞桜)は、別の世界に旅立ってしまっているのか
ニヤニヤと笑みを浮かべるだけだったー
そしてー
ついに撮影が始まってしまった。
顔を真っ赤にしている舞桜(龍)
「舞桜ちゃん?どうしたんだ?
初めてじゃあるまいし?」
井頭監督が言う。
(舞桜ちゃんの評判を下げるわけにはいかない)
舞桜(龍)は仕方がなく、
自分の身体のアレを咥えることにした。
「うふふふふ…
わたし、興奮してきちゃった」
新しく用意された脚本通りにセリフを言う舞桜(龍)
龍(舞桜)を押し倒して
そのズボンを無理やり脱がせる。
舞桜(龍)は震えながら
見慣れたソレー
自分の肉棒を見つめた。
龍(舞桜)は、はぁはぁと荒い息をしている。
完全に興奮しているようだー
そしてー
舞桜(龍)が
”くそっ!これも試練だ”と
心の中で呟きながらー
龍(舞桜)のそれをひと思いに口に咥えーーー
ドピュッ!
「--!?!?!?」
舞桜(龍)の顔面に何かが飛んできた。
「うっ、、あ、、、あっ…!」
龍(舞桜)が気持ちよさそうにうめき声を
出しているー
一発、二発ーー
次々と龍(舞桜)のアレから
白い液体が飛ばされてきて
舞桜(龍)の顔面に付着する。
「ひっ!?」
舞桜(龍)は思わずしりもちをついてしまったー
龍(舞桜)は、ほんの少し舞桜(龍)が肉棒に
手を触れただけでー
射精してしまったー
「あ…あああ…」
舞桜(龍)が顔面についたそれを慌てて手でこする。
「あ…ご、、ごめんなさい!」
龍(舞桜)が叫ぶー
既に興奮していた龍になった舞桜は、
いとも簡単に射精してしまったのだったー
「へへ…」
井頭監督は微笑ましそうにその様子を見つめたー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
終盤のシーンの撮影に入る前…
控室では龍(舞桜)が申し訳なさそうに
謝っていた。
「ごめんなさい・・・!大丈夫でしたか…?」
龍(舞桜)が言うと、
舞桜(龍)は、「あぁ…ま、まぁ…」と呟くー
さすがにさっきのは驚いたー
「--とにかく、早く戻る方法を探さないとな」
舞桜(龍)が足を組みながら
男言葉で言うと、龍(舞桜)が
”わたしってそんな喋り方もできるんだぁ”と
思いながら笑みを浮かべたー
終盤のシーンの撮影が進んでいくー
姉の身体を手に入れたことで、
喜びを隠せない弟が一人でエッチをしまくるシーン。
舞桜(龍)は、そのシーンの撮影に挑んでいくー
「---…(やばいな…)」
舞桜(龍)は周囲をきょろきょろするー。
女の身体でエッチするシーンなんて
撮影したら、本当に撮影そっちのけで
喘いでしまう気がするー。
舞桜(龍)は”いや、俺はプロだ”と
心の中で唱える。
そうー自分はプロだ。
AV男優という道に
彼は誇りを持っている。
世の中には、AV男優やAV女優を
色眼鏡で見る人もいるだろう。
だがー
彼はエンターテイメントを生み出している。
嫌悪する人間もいれば、
こういった作品を見ることを
楽しみにしている人間もいるー
そういった人たちのために、
自分は、最高の演技を送るー。
そうだー
舞桜の身体であろうと、演技に集中するんだー。
龍は自分にそう言い聞かせて撮影に臨んだー
だがー
いかにもAVっぽいエッチな衣装を
身に着けている舞桜(龍)は
興奮してしまっていたー
”くそっ!いつもAV女優のこういう姿は
よく見るけど、実際に自分がこうなってると
なると、感覚が違う”
「んっ♡ あ…♡ あっ♡ うっ♡
きもちいい♡ あっ♡」
いつもの舞桜の演技とは違うー
周囲のスタッフはそう思いながら撮影を進めたー
もちろん、舞桜の演技も
とてもいいものだがー
”演技”と”純粋に入れ替わったもの”では
やはり違いが出る。
井頭監督は合間に叫ぶ。
「いいねぇ!今日の舞桜ちゃんは
いつも以上にすばらしいぞ!」
やがて、舞桜(龍)の理性がはじけ飛び、
演技そっちのけで、
激しく喘ぎ始めた。
「おっほ…!」
井頭監督が笑みを浮かべながら
拍手しているー
「んああぁっ♡ きもちいい…♡
いれかわり…♡ さいこうぅぅ♡」
舞桜(龍)の色っぽい声が
スタジオ中に響き渡るー。
演技では成し遂げられない領域ー
舞桜(龍)は、絶頂の領域に達していたー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「--…うううううう」
龍(舞桜)は待機時間にお手洗いを
利用していた。
「立ってするのって…」
龍(舞桜)は、トイレの方法に違和感を感じて
耐えきれず”やっぱ無理”と叫んで
そのまま個室に入って便座に座る。
「ふぅぅぅ…この方が落ち着く…」
とはいえ、身体のしくみが自分の身体とは違う。
男性としてトイレを済ませるのは
龍になってしまった舞桜にとって、
かなりの違和感だった。
ようやくトイレを済ませて、廊下を歩きだす龍(舞桜)。
「な~んか…違和感あるなぁ…」
龍(舞桜)が言う。
周囲からの見る目も
歩いている感じも、
色々な部分が違うような気がするー
龍(舞桜)はそんな風に思いながら
次の自分のラストシーンの撮影の準備をする。
龍(舞桜)は、
”次のシーンは、特にエッチな描写はなかったはずだから
安心かなぁ…”と
心の中で呟いた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「はぁ…♡ はぁ…♡」
エッチなシーンの撮影が終わり、舞桜(龍)が
まだ収まらない興奮を抑えようとしていると
井頭監督が近くにやってきた。
「--いやぁ、実にエッチだったよ」
井頭監督が笑う。
「はぁ…あ、、、ありがとうございますぅ」
舞桜(龍)が荒い息でそう答えると、
井頭監督は呟いた。
「舞桜ちゃん…いや、龍くん。
さすがだ」
とー。
「---え?」
舞桜(龍)は、驚いたー。
入れ替わっていることが、ばれているー?
③へ続く
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コメント
AV撮影現場のことは分からないので
実際のものとは全然違うと思います~
あくまで架空のお話ということで~!!
入れ替わりモノは今年も、月に数本のペースで
書いていくので、
よろしくお願いします~!
AV★ぱにっくは明日が最終回デス!
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