<入れ替わり>AV★ぱにっく③~これから~(完)

入れ替わりモノの撮影は
終わりを迎えようとしていたー。

しかし、本当に入れ替わってしまった
ふたりは、元に戻ることができないまま…?

--------------------—-

「---え?」
舞桜(龍)はドキッとするー。

「舞桜ちゃん…いや、龍くん。
 さすがだ」

今、井頭監督は確かにそう口にした気がする。

まさか、入れ替わっていることが
ばれているのかー?

どうするー?
認めるべきか?それともー?

確かに、認めれば井頭監督の協力を
得ることもできて、自分たちが
元に戻ることのできる可能性は
高くなるかもしれない。

だがー
井頭監督がもしも協力してくれなかったらー?

もしもー
もしも、このまま撮影するなんて言い出したら…?

「---」
舞桜(龍)は、舞桜の身体が冷や汗を
かきはじめたのを感じながら
井頭監督の方を見た。

すると、井頭監督はニヤッと笑みを浮かべた。

「な~んてな」

とー。

「--舞桜ちゃん、迫真の演技だったよ」

それだけ言うと、井頭監督は
そのまま立ち去って行った。

「-----…」
しばらく放心状態だった舞桜(龍)は
ようやく我に返ると
「ふぅ…」とため息をついた。

井頭監督はもともと、人を驚かせたりするのが
大好きな監督だー。
”たまたま”ああいう発言をしただけなのだろうー。

舞桜(龍)がへとへとになりながら
控室へと戻る。

「--…大丈夫でした?」
龍(舞桜)がやってきて声をかける。

「あ…あぁ…そ、、その」
舞桜(龍)は顔を赤らめたー

他の作品でも舞桜とは共演したことがあるし
その際に抱き合ってエッチなことをするような
シーンもあった。

だがー
普段そういうことを仕事として
していても、”舞桜の身体でエッチなことをする”
ということには、なんだか罪悪感を感じたし
恥ずかしいという思いもあった。

「--いいですよ。気にしませんから」
龍(舞桜)は笑った。

「--そ、、そっか」
舞桜(龍)は顔を真っ赤にしながら言う。

「--もう、山場のシーンは超えましたし
 あとは普通のシーンばっかりですから
 とりあえず撮影は大丈夫そうですね」
龍(舞桜)の言葉に
舞桜(龍)は頷いた。

残りは、エッチな要素があまりないシーンが
数個あるだけ。
撮影に関しては、確かに龍(舞桜)の言う通り
もう問題はないだろうー

だがー

「このまま戻れなかったらどうする?」
舞桜(龍)は、たばこを吸おうとする。

「-あ!」
龍(舞桜)がたばこを指さす。

「-すみません、一応それ、わたしの身体なんで、
 たばこは…」
龍(舞桜)が申し訳なさそうに言うと、
舞桜(龍)は「悪い」と言って
煙草を机に置いたー

壁に腰かけて、
男っぽいポーズをしている舞桜(龍)と
椅子に女子っぽく座っている龍(舞桜)。

ふたりは、”どうやったらもとに戻れるのか”と
いうことを話していた。

「---ふふ」
その最中に龍(舞桜)が笑う。

「--どうした?」
舞桜(龍)が言うと、
龍(舞桜)が「いえ」と呟いたあとに続けた。

「わたしも、そんな、かっこいい立ち方できるんだなぁ~って
 思っただけです」
龍(舞桜)が言うと、
舞桜(龍)は顔を少し赤らめながら
「あ、いや」と壁につけていた片足を下したー。

「--そんな照れないで大丈夫ですよぉ~」
龍(舞桜)が笑う。

舞桜(龍)は、元自分の身体を見ながら思うー。

確かに、中身が違うだけで人は変わる。
”俺になった舞桜”は、
とても明るい。
普段、の自分とは違う自分を
他人として見る。

実際に経験してみると、とても奇妙な感覚だ。

「--そういえば、女の身体のエッチ、どうでした?」
龍(舞桜)がにっこりしながら聞いてくる。

「えっ!?!?あっ??っ…」
舞桜(龍)は真っ赤になってしまうー

職業柄こういう話題には慣れている…
はずだったが、舞桜の身体でそういうことを
聞かれると、ドキドキしてしまう。

「--もぉ…そんな反応しないでくださいよ~」
龍(舞桜)は笑いながら立ち上がる。

そして、女子っぽい歩きからで近づいてくるとー
突然ー
舞桜(龍)に壁ドンしたー。

普段の自分とは違うー
けれども、鋭い目つきで
龍(舞桜)は言ったー

「襲いたくなっちゃうじゃん」
とー。

「---ひっ!?」
舞桜(龍)は思わず声をあげたー

「----」
龍になった舞桜が、
舞桜になった龍に壁ドンしてー
獲物を狙う雌豹のようにー
舞桜になった龍を見つめている。

「---興奮しちゃうじゃないですか」
龍(舞桜)がニヤニヤしながら言う。

「---あ、、ちょ、、舞桜ちゃん…?ちょっと!」
舞桜(龍)が必死に呟くー

そうだー
舞桜ちゃんは
小さいころからTSF系のお話が大好きで
この世界に入ってきたと言っていたー。
実際にこんな状況になったら
本人が興奮するのは当たり前かもしれないー

「舞桜ちゃん!落ち着けって!」
舞桜(龍)が舞桜の身体でそう叫ぶと、
龍(舞桜)は言った。

「--狼狽えてるの…?かわいい…」
とー。

やばいー。
舞桜になった龍はそう思ったー

完全に、舞桜ちゃんの性欲にスイッチが入ってしまっているー

俺はー
女として、元自分の身体にー

「--そろそろ準備をお願いします」

背後から声がした。

撮影スタッフの一人が
残りのシーン撮影のために
舞桜(龍)と龍(舞桜)を呼びに来たのだ。

「---あ、は~い!」
龍(舞桜)は、壁ドンの状態を解くと、
笑いながら言った。

「さ、残りのシーンの撮影も頑張りましょ!」

とー。

舞桜(龍)は少し震えながら言うー

「あ、、あの…今のは…」
そんな舞桜(龍)の言葉に、
龍(舞桜)はにっこりとほほ笑んだ。

「いやだなぁ~冗談に決まってるじゃないですか~」
無邪気にほほ笑む龍(舞桜)

自分の身体が無邪気にほほ笑んでいるのを
見るのもアレだがー。

舞桜(龍)はそんな風に思いながら
最後の撮影に向かったー

残りのシーンの撮影は順調だったー

相手の身体で演技をする、ということに
難しさを感じつつも、
そこは、二人とも、さすがに”プロ”だったー。
撮影は、スムーズに進み、
そして、ついに最後のシーンの撮影が終わった。

「二人とも、お疲れさん」
井頭監督が笑う。

「ありがとうございました」
舞桜(龍)と龍(舞桜)の二人が
井頭監督に頭を下げる。

”俺がお姉ちゃんよ”の撮影は終わったー

「今日もいい映像が撮れたよ」
井頭監督は、そう言うと
ふたりの前から立ち去って行った。

「--ふ~…それじゃ、元に戻る方法を」
舞桜(龍)が言うと、
龍(舞桜)が突然、舞桜(龍)を抱き寄せてキスをしたー

「なっ!?!?」
舞桜(龍)は叫ぶー。

「--入れ替わって、戸惑う姿を見てたら
 興奮してきちゃったじゃないですか…」
龍(舞桜)がニヤニヤしながら言う。

舞桜は
男女問わず、憑依されたり、洗脳されたり
入れ替わったり、、そういう展開が
舞桜は大好きー。

この状況、興奮せずにはいられなかった。

ましてや、普段ー
屈強な感じの龍が、
自分(舞桜)の身体になって、
たじろいでいる姿なんて見たら、もうー…

「わたしが、女の身体の魅力、教えてあげます♡」
龍(舞桜)は男の声でそう言うと、
舞桜(龍)を無理やり押し倒す。

「うわっ!何をするんだ…やめ…」
舞桜(龍)が叫ぶ。

「問答無用!」
龍(舞桜)は叫ぶと、そのまま倒れた舞桜(龍)に
覆いかぶさり、激しいキスを始めるのだったー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「監督!お疲れさまでした」
スタッフのひとりが声をかける。

「ああ」
井頭監督が返事をする。

「いやぁ~今日の舞桜ちゃんと龍さん、
 なんだか迫真の演技でしたね~」
スタッフが言うと、
井頭監督は「そりゃそうだろ」と呟く。

「え?」
スタッフが首をかしげる。

「だって、二人は本当に入れ替わってるんだからさ」
笑う井頭監督。

「え…ど、どういうことですか?」
スタッフが言うー。

「はは、冗談だよ」
井頭監督がスタッフの肩をポンポンと叩くと、
そのまま笑いながら立ち去っていくー

”極限まで高めたリアリティ”
井頭監督は笑みを浮かべるー

本番直前の光景を、井頭監督は思い出す。

”出されたお茶を飲みながら、
龍は、派手な格好で本番を待つ。
”ワルな弟”という役柄に合わせた格好だ。

一方の舞桜も、お茶を飲みながら本番を待つ。
とても穏やかそうな
白のブラウスと黒のロングスカートという
清楚な格好だったー”

お茶ー。

「くくく」
井頭監督は笑ったー。

「入れ替わりは、本当に存在する」

AV俳優たちで”テスト”は終えたー

あとは……

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

舞桜になってしまった龍は、
龍(舞桜)と付き合い始めていたー

「まさか…こんなことになるなんて」
舞桜(龍)は自宅でおしゃれをしながら
自分を見つめるー

舞桜(龍)はもとに戻りたかったのだが
龍(舞桜)は入れ替わったことにとても
ノリノリで、男として元自分の身体に
エッチなことをすることに
快感を覚えているらしいー

”ちゃんとおしゃれしてこないと、
 罰ゲームだからな?”

先日、龍になった舞桜にあったときに
そう言われた。

今やすっかり立場が逆転してしまっていて、
龍になった舞桜は
男になりきっているー。

「はぁ…」
舞桜になった龍は
一生懸命おしゃれをする。

「それにしても…
 舞桜ちゃん、俺みたいなおっさんの身体に
 なって、よく喜んでるよなぁ…」

舞桜(龍)は、
出かける準備を終えると呟く。

我ながら、かわいらしく
コーディネートすることができた。

「♪~」
舞桜(龍)はにやけた。

女性としておしゃれをするのは
快感だー。
今までそんなこと考えたこともなかったが、
確かにこうして”可愛くなれる”ということは
とても心地よい。

自分が変身しているような気がしてー

「--わたしも…次第に女になってるのかもな」

だんだんと、自分も舞桜になりつつある気がするー
龍はそんな風に思いながら
出かけるのだったー

明日からはまた別のAVの撮影が待っている。

今度はー
変態タイツマンを名乗る男に憑依されるお話の
撮影だー。
AV女優としてしっかり演技ができるように
撮影中には自分の身体に興奮して
我を忘れないようにしたいー。

待ち合わせの場所にやってきた舞桜(龍)
先にやってきていた龍(舞桜)に、「お待たせ」と
声をかける。

龍(舞桜)はそんな舞桜(龍)を見てほほ笑んだー

そしてー
ガッと腕をつかむと、
龍(舞桜)は舞桜(龍)を壁際に追い込んで呟いた

「待ちくたびれちゃったじゃないか」

とー。

ドキッ…
舞桜(龍)はドキッとしてしまったー

元自分の身体に恋をするなんてー?
絶対おかしいだろー
と、内心で思いながらも
だんだんと自分が堕ちていくのを感じずにはいられなかったー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

数か月後ー

井頭監督が、突然自殺したー。

そして、時を同じくして、
AV界に、若い女性監督が突如姿を現したー

その女性は、
現役女子大生にしてAVの監督を務めているー。

「---んふふふふふ♡」
いつも、現場にバニーガールの恰好やメイド服、
レオタード、ブルマなどなど
コスプレ衣装をして姿を現すその女性監督ー。

AV界では密かな話題になりつつあったー

けれども、真実は誰も知らないー。

井頭監督が、見ず知らずの女子大生の身体を
”入れ替わり”により奪った…ということを。

おわり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

今年最初の入れ替わりモノの完結話でした~☆
サイトの名前は憑依空間ですが、
今後も今まで通りのペースで入れ替わりモノも
書いていければと思います~☆

お読み下さりありがとうございました!

入れ替わり<AV★ぱにっく>
憑依空間NEO

コメント

  1. 飛龍 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    入れ替わって段々体の性別に染まってくのが良いですね~! 元の自分にドキドキしちゃうのがたまらないです! あと、ただの変態かと思ってた監督が実は黒幕だったのは驚きましたね~。最後の落ちはゾクゾクきます♪

  2. 無名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > 入れ替わって段々体の性別に染まってくのが良いですね~! 元の自分にドキドキしちゃうのがたまらないです! あと、ただの変態かと思ってた監督が実は黒幕だったのは驚きましたね~。最後の落ちはゾクゾクきます♪

    コメントありがとうございます~☆!
    楽しんでいただけて何よりデス~!!

  3. 匿名 より:

    おっさんの身体になって、前向きにノリノリで楽しんでる舞桜ちゃん、普通じゃないですよね。
    普通だったら絶望しかないでしょう。

    黒幕の監督と入れ替えられた女子大生が自殺したのは、身体を奪われて絶望してしまったからなんでしょうね。

    もし舞桜ちゃんが監督と入れ替えられた被害者だったなら、前向きに生きていったんですかね?

    • 無名 より:

      コメントありがとうございます~!☆

      舞桜ちゃんの性格がたまたまそういう性格だった感じですネ~!

      監督は悪意を持って相手と入れ替わっているので、
      入れ替わる相手が監督だった場合の反応は
      また別になりそうですネ!

タイトルとURLをコピーしました