とある少女がー
中年の男性教師との入れ替わりを画策する…
その、目的とは…?
※リクエスト作品デス!
-------------------------–
「--おはよ~」
元気な少女・戸塚 由美子(とつか ゆみこ)は
学校にいつものように登校したー。
小学校は、いつものように、賑わっている。
「出席を取るぞ~」
中年の男性教師・紙野 豪人(かみの ごうと)が
いつものように教室に入ってくるー。
ありふれた学校の光景が
そこには広がっていたー
由美子は、紙野先生のほうをじーっと見ている。
”あること”を決行しようと考えていたからだー。
それはー
”先生”と自分の身体を入れ替えることーー。
由美子は、”先生”と自分で入れ替えようとしていたー
由美子はーーー
”変態”だった。
まだ小さな少女なのにー
友達のことを見ると、興奮してしまうのだー。
いや、それだけじゃない。
自分の身体を見ても、興奮してしまう。
理由は分からないー。
けれどー
とにかく、興奮してしまう。
友達は、当然そんな趣味を持っていないから、
友達に抱き着いたりすると嫌がられるし
べたべた触ろうとすると嫌がられてしまうー
だからー
入れ替わりたいと思った。
担任の紙野先生には娘がいる。
その娘とは、由美子のクラスメイトの一人・久美(くみ)だ。
運動会の時だとか、放課後だとか、
父親である紙野先生に抱き着いたり、
チューしたりしているのを見て、
由美子は思ったのだー
”紙野先生になればー
久美ちゃんとチューできる”
とー。
そしてー
由美子は、製薬会社に勤務している父親が
開発中だった”薬”をこっそりと盗んだー。
”入れ替わり薬”
お小遣いを親から盗む子供のような感覚で
入れ替わり薬を盗んだ由美子は、
今日の昼休み”入れ替わり”を決行しようとしていたー。
自分が紙野先生になりー
久美ちゃんとイチャイチャするー
それだけのために…。
・・・・・・・・・・・・・・・・
昼休み
「--先生~!」
由美子は、紙野先生を呼び止めた。
紙野先生は別にイケメンではないし、
いかにも中年のさえないおじさんという感じの人物だ。
だがー
由美子は別にイケメン狙いじゃないし、
とにかく”久美ちゃんとイチャイチャしたい”という
それだけのために動いていたー
「---ん?どうした?戸塚」
紙野先生が振り返る。
由美子は笑みを浮かべた。
入れ替わり薬の入った容器を
床にたたきつける。
「--!?」
紙野先生が驚く。
割れた容器から入れ替わり薬がこぼれるー
そしてー
周囲に異臭がした。
「ん!?な、なんだこれ?」
紙野先生が深いそうな表情を浮かべる。
由美子は笑っているー
この入れ替わり薬は、こうすることで
入れ替わることができるー。
「---あ…」
由美子は、ふらっとした激しいめまいを感じたー
紙野先生も同じのようで、
頭を抱えながらその場に倒れてしまうー
そして、二人は保健室へと運ばれた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「うっ…」
由美子は目を覚ました。
保健室のべっとー
”入れ替わり…成功したのかな?”
そう思いながら、周囲に鏡がないか
確認しようとしたときだったー
「--お父さん!」
クラスメイトの久美が飛び込んできた。
「わ!?」
由美子は思わず声を出す。
今、久美ちゃんが自分のことを
”お父さん”と呼んだ気がするー
と、いうことはー
「お父さん!よかった~!」
久美が抱き着いてくる。
ドキッ!
紙野先生になった由美子は
親友の久美に抱き着かれてドキッとしてしまう。
「心配したんだよ~!?だいじょうぶ~?」
久美が父親に抱き着きながら聞く。
「--う、、うん、だいじょうぶ!」
口から出たのは紙野先生の声ー
”わ…すごい…”
由美子はそんな風に思いながら
久美に抱き着かれて興奮していた。
久美の髪を触りながらほほ笑む。
「--えへへ…えへ…
お父さん…大丈夫だよぉ…」
よだれを垂らしながら笑う
紙野先生(由美子)。
久美の身体をべたべた触っても、
久美は、何の警戒もしていない様子だ。
「えへ…久美ちゃん…」
「え…?」
父親から”久美ちゃん”と呼ばれて
久美は首をかしげる。
「あ!?ち、違う!
えーっと、わたしはおとうさんだよぉ!」
意味不明なことを呟く紙野先生(由美子)。
まだ小学生の由美子が、
人と入れ替わってその人にすぐに
成りすませるはずはなかった。
「お、お父さん、大丈夫…?」
久美が心配そうに言う。
「だ、だいじょうぶだいじょうぶー!」
紙野先生(久美)は中年おじさんの姿で
かわいらしいポーズをすると、
チャイムの音が聞こえてきたー
「あ、お父さん!わたし、教室に戻らなくちゃ!」
久美が教室に戻っていくー
残された紙野先生(由美子)は、
久美を触った手のにおいを嬉しそうに
嗅ぐのだった…。
「----ど、どういうことだ~!?」
かわいらしい悲鳴が聞こえてきたー
由美子になってしまった紙野先生が叫ぶー。
中年のおじさんだった紙野先生が、
いきなり小学生になってしまった。
驚くのも無理はない。
人によっては、喜んだかもしれないが
紙野先生にそういう趣味はなかったー。
「ちょ…ちょっ、、、お、、お前、戸塚か?」
自分の身体を見つけて語り掛ける
由美子(紙野先生)。
紙野先生(由美子)は、
「と、戸塚じゃないぞ。先生だぞぉ!」と
偉そうにしながら言った。
「お、おい!と、戸塚!何が起きたんだ!?」
由美子(紙野先生)はうろたえているー。
これはいったい、どういうことなんだ?
とー。
「--わたしが先生になっちゃった~!えへ!」
中年おじさんが、かわいらしく呟く。
「--ま、待て!どういうことだ!」
由美子(紙野先生)が声を荒げるー。
その時だったー
保健室の先生が入ってくる。
「せ、先生!戸塚と俺の身体が入れ替わってしまって!
これはいったいどういうことだかわかりますか!?」
由美子(紙野先生)が叫ぶ。
かわいらしい声で男言葉を話しているので
すごく違和感がある感じだ。
「--え?」
保健室の先生は困り果てた表情で言う。
「コホン」
紙野先生になった由美子が
大人っぽく振舞いながら言う。
「--あ~、戸塚は、まだ倒れたことで
混乱しているみたいだから、
そっとしておいてあげたほうがいいんじゃないかな」
紙野先生(由美子)は
ぎこちない口調で言うと、
保健室の先生も「そうですね」とうなずいた。
「--ちょ!待て!俺が紙野だ!」
由美子(紙野先生)が叫ぶ。
「何を言ってるんだ~?戸塚~!
俺が紙野だぞぉ~」
紙野先生(由美子)が言う。
入れ替わり、なんて誰も信じない。
「--あ、すみません。
わたし、ちょっと別の用事ができちゃったので」
保健室の先生がスマホで、校長から呼び出しを受けて
保健室から出ていこうとする。
「紙野先生、由美子ちゃんをお願いできますか?」
そう言うと、紙野先生(由美子)は「もっちろーん!」と答えた。
保健室から出ていく保健室の先生。
保健室には、由美子(紙野先生)と
紙野先生(由美子)のふたりー。
そして、紙野先生(由美子)はほほ笑んだ。
「んっふふふふふ~♡」
目の前にー
可愛い身体がいるー。
元・自分の身体。
紙野先生(由美子)は興奮していたー
ズボンをパンパンに膨らませながら、
それに気づいた紙野先生(由美子)は
新鮮なものを見るかのように
「わぁぁ…」と呟く。
「--ちょ…どういうつもりだ!」
由美子(紙野先生)が叫ぶー
けれど
紙野先生(由美子)は
それを無視して、元・自分の身体に抱き着いたー
・・・・・・・・・・・・・・・
保健室の先生が戻ってきたときには、
由美子(紙野先生)は放心状態だったー
ナニをされたのだろうかー。
「--先生、戸塚さん、疲れてるみたいだから
今日はお父さんとお母さんに
迎えに来てもらうことにしちゃった」
紙野先生(由美子)が
ぎこちない口調で言うと、
保健室の先生が「それがいいわね」と答えた。
「----」
由美子(紙野先生)は震えていた。
紙野先生の身体になった由美子に
乱暴なことをされたー
しかもー
”今、先生に言いつけたら悪者になっちゃうのは
先生の身体だよー!”
と嬉しそうに言ったのだー
確かにー
入れ替わった状態で乱暴されてー
それを騒いだら
紙野先生の身体はー
教師ではいられなくなるだろう。
最悪、逮捕されるかもしれないー
「(どういうつもりなんだ…戸塚?)」
そう思いながら由美子になってしまった
紙野先生は、迎えに来た母親に連れられて
帰宅していったー
「ふふふ…」
紙野先生(由美子)は満足げにほほ笑んだ…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
紙野先生になった由美子は
そのまま大事をとって、下校することになった。
これから久美ちゃんとたっぷり遊ぶことができる…
そう思っただけで紙野先生のあそこは
パンパンに膨れ上がっていた。
「あはは…なにこれぇ~!」
あそこが大きくなる、ということを
経験したことのなかった紙野先生(由美子)は
笑いながら面白がってそれを見ている。
「♪~」
ご機嫌そうに街中をスキップしながら
自宅に向かう紙野先生(由美子)。
そして、調べた住所を参考にしながら
なんとか紙野先生の自宅にたどり着いた。
「たっだいま~!」
元気よく帰宅する紙野先生(由美子)。
その妻が不思議そうに出迎える。
「あら、おかえりなさい…
今日はなんだかずいぶん嬉しそうだけど
何かあったの?」
妻の言葉に紙野先生(由美子)はにっこりとほほ笑んだ。
「--うん!すっごくいいことがあったんだよ~!」
まるで子供のように無邪気にほほ笑む
紙野先生(由美子)の姿を見て、
妻は不思議そうに首をかしげることしかできなかったー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「--…ど、どうする…」
帰宅した由美子(紙野先生)は
困り果てていた。
まさか自分が女の子になってしまうなんてー。
しかもー
「---お、、俺の身体で何をする気だ…?」
由美子(紙野先生)は
自分の部屋であぐらをかきながら考える。
スカートの中が見えてしまっているが、
今の由美子(紙野先生)に
そんなことを考える余裕はない。
「---…と、とにかく明日、学校で
戸塚に話してみよう」
今日は、これ以上動けないー
自分は今、戸塚 由美子の身体に
なってしまっているー
周囲からは小学生としか思われていない。
”入れ替えられてしまった”なんて
叫んでも信じてもらえない可能性も高いし、
何より、自分の身体になった由美子が
おかしなことをするかもしれないー
そうなってしまったら大変だー。
「明日…明日学校でちゃんと話し合って
もとに戻してもらうことにしよう…」
由美子(紙野先生)はそう呟く。
「--それにしても…
自分の声が、女の子の声に
なっているって変な気分だな」
部屋を見渡す由美子(紙野先生)
仕事帰りのビールを飲みたくなってきたー
ちょっと一服したくなってきたー
「いや…だめだだめだだめだだめだ~!」
ぐしゃぐしゃぐしゃぐしゃぐしゃ!と
髪を掻きむしると、
教え子の身体で変なことをするわけにはいかない!と
由美子(紙野先生)は一人呟き、
そして”コーヒーで我慢しよ…”と、台所で
見かけたコーヒーをこっそり飲みに行くのだった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ただいまお父さん~!」
紙野先生の家に、娘の久美が帰宅した。
「--おかえり~!」
紙野先生(由美子)は
久美を見るなり、嬉しそうに抱き着いたー
そしてー
久美のあちらこちらを触りながら
紙野先生(由美子)はニヤニヤとするのだったー
②へ続く
・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
今年最後の入れ替わりデス~☆!
リクエストが題材の作品ですネ!
明日もお楽しみに~!
コメント
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
紙野先生が由美子になって驚いたり自分の声が、女の子の声になっていることに違和感を覚える様子がすごく好きですねぇ
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
> 紙野先生が由美子になって驚いたり自分の声が、女の子の声になっていることに違和感を覚える様子がすごく好きですねぇ
コメントありがとうございます~!
リーフ様が美味しく頂ける範囲ですネ~笑