純粋な心の女子高生は、
次第に家庭教師・染谷の思い通りに
染め上げられていくー。
染谷の意のままに、操られていくー…。
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「ねぇねぇ、土曜日だけどさ~」
寧音の友達たちが、
寧音の近くに集まる。
いつも通り、三つ編みがよく似合う
眼鏡の少女・寧音は、
友達たちの方を見た。
「---遊園地、何時集合にする?」
今週末は、
友達と遊園地に行く約束をしていたー
しかしー
「あ…」
寧音は思う。
お金ー。
家庭教師である染谷先生のために、
コスプレ衣装を注文したのだった。
明日か、明後日には届くだろうー。
「あ…ご、、ごめん…
わたし、ちょっと行けなくなっちゃった…」
寧音が言うー
お金が、ないー。
大学に進学するためのお金を使ってしまったー。
これ以上は、無駄にできないー
「---え~?どうして?」
友達たちが不満そうに言う。
「ごめん…今回は」
寧音は、そう言いながらも
悪いとは思っていなかった
”だって、染谷先生のお願いだもん!
仕方ないでしょ”
心の中でそう思いながら
寧音は、染谷先生の事を頭に浮かべていたー
そしてー
染谷先生が見たがっていた
コスプレの衣装が届いた。
「わぁぁぁぁ…」
寧音はその大胆な衣装に思わず
ドキドキしてしまう。
落ち着いた服装…
そもそもスカートすらほとんど
はかない寧音にとっては、
まさに未知の存在だった。
「は…恥ずかしよぅ…」
寧音は顔を真っ赤にした。
けれどー
「そ…染谷先生が
喜んでくれるなら…」
寧音は、染谷先生のことを考えながら微笑んだー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
大学ー
イケメン家庭教師の染谷は
昼食を食べていたー
「--よぉ、染谷」
友人の一人が染谷のところに
やってくる。
「--お前って、本当、女の影が
絶えないよな。この色男め」
その言葉を聞くと、
染谷は微笑んだー
「この前、俺に紹介してくれた
彼女さんは、どうしたよ?
ほら、元教え子の…」
友人が言うと、
染谷はラーメンを食べながら
鼻で笑った。
「あぁ…彼女とは、
2か月前に別れたよ」
染谷の言葉に、友人は「へ!?もう別れたのかよ」と驚くー
染谷は、その友人の方を見て、笑うー
「ま、今、また新しい子を
口説いている最中だけどね」
とー。
口説いているー。
染谷の”口説く”は普通の人とは意味が違うー
”自分の魂の一部を憑依させて”
少しずつ、相手の思考を変えているのだー
夜ー
染谷は、久しぶりに”前の女”の
様子を見に来たー
「---あはははははははは!」
やかましい笑い声が聞こえるー
夜の繁華街の不良のたまり場と
なっているその場所に、”彼女”はいたー。
金髪で、耳にも口にもピアスをし、
真面目な人が見たら
距離を関わりたくないとすら
思ってしまうようなギャルー。
それが、染谷の前の彼氏だ。
「--今日も、ラブホ行く~?
うん~
きゃはははははははっ~!」
やかましい大声。
染谷は遠目から見ながら、
不良男たちに、胸を触られている
その女を嘲笑うー。
彼女はーー
半年前までは、普通の女子高生だったー。
真面目でー
優しい少女ー。
病弱な弟のために、
立派なお姉さんでいないと、と
しっかりモノな子だったー。
けれどー
家庭教師として、染谷は
その子の家に通い続けて
自分の魂の一部を憑依させてー
染め上げたー
最終的に、あの子は、
染谷のことしか見られなくなりー、
染谷に異常な愛を捧ぐようになった。
家族関係も、友人関係も壊れたー
染谷とその子は、毎日のように
エッチをしたー
だがー
染谷は”飽きた”
だからー
捨てたー
”全てに自暴自棄になる”
と、憑依した自分の魂を
通じて刻み続けた結果ー
あの子は、壊れたー
今は、家出少女となり、
夜の街で、毎日自暴自棄な
生活を送っているー
もう、染谷のことも覚えていないだろうー
忘れさせたからだー
「--くくく…
堕落した子を見ると、興奮するな…」
染谷は、ケラケラと笑いつづける
その子を見つめながら、笑みを浮かべたー
「さて…」
今はもう、この子に用はないー
染谷は、これまでにも10人近くの教え子を
”処分”してきたー。
殺しはしないー
だが、用済みになったコはー捨てる。
それが、染谷の流儀。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
「---ドキドキドキドキ」
火曜日―。
染谷先生がやってくる日ー
寧音は、
染谷先生が見たいと言っていた
キャラのコスプレをして
染谷先生が来るのを待っていたー
「---せんせい…せんせい…♡」
顔を真っ赤にしている寧音ー。
その”好き”の感情も
刷り込まれたものであると言うことに
気付けないままー
寧音は、染谷に夢中になっていたー
「寧音~?」
突然、母が部屋に入ってきた。
「---ひっ!?」
寧音は思わずびっくりする。
「--な、、何その格好!?」
母が驚く。
「え…あ、、こ、、これは…?」
寧音は慌てて誤魔化そうとするが
言葉が浮かんでこないー
「---まさかそんな格好で
家庭教師の先生と…?」
母が戸惑う。
「---せ、先生に喜んでもらうためだから!」
寧音は叫んだ。
母は表情を歪める。
「な、、何言ってるの…?
まさかあんた、先生に色目でも使ってるの…?」
母は、
娘の寧音が、染谷先生を誘惑
しようとしているのかと、そう思ったー
しかしー
「せ、、先生にお願いされたから!」
寧音が叫ぶー。
「--は?」
母親はさらに表情を歪める。
娘の寧音に
こんな格好をさせるなんて、
どういうつもりなのか。
母はそう思った。
「--寧音、
すぐに普通の格好に着替えなさい。
染谷先生に頼まれたからって
そんな格好…」
そこまで言うと、
背後から男が姿を現した。
「あ、こんにちは。」
約束の時間ぴったりにやってきた染谷。
1階にいた、寧音の祖父に玄関を
開けてもらって、ここまで
やってきたのだった。
「あ…」
母親は驚いて振り返る
「--あ、、、せんせい~♡」
寧音が顔を真っ赤にして
嬉しそうな声を出す。
「----(クク…エッロい格好だな)」
髪型も三つ編みではなく
そのキャラに合わせた髪型になっていて
寧音はまさにそのキャラそっくりの風貌だった。
「---よく似合ってるよ」
染谷は甘い声でそう囁いた。
「せぇんせぇい…♡」
寧音は語学力を失ったかのように、
ふにゃふにゃしながら
嬉しそうに微笑んだ。
「---ちょっと!」
母親が割り込んだ。
「娘にこんな格好をさせるなんて…
どういうつもりですか?」
母が、問いただすようにして聞く。
「--あ、、いえ、お母さん。誤解ですよ」
染谷は、家庭教師としての真面目な雰囲気で答えた。
「---その格好は、僕がお願いしたわけ
じゃありません。」
そう言うと、寧音は「え…?」と声を上げる。
「ただ、寧音さんがどうしても
見てほしいというもので…。
正直、ちょっと戸惑ってます」
染谷がそう言うと、
母は寧音の方を見た
「お母さん…わ、、わたし…」
寧音はわけが分からず混乱する。
染谷先生が、”このコスプレをして欲しい”と
お願いしてきたはずだ
「---」
染谷は笑みを浮かべた。
寧音に憑依させた
自分の魂を通じて
寧音の思考を捻じ曲げていくー
”わたしは染谷先生のためなら何でもする”
”この格好も自分の意思でしている”
”自分からやった”
”自分からやった”
”わたしと染谷先生の愛を邪魔する人なんてどうでもいい”
「---あ…」
寧音は一瞬ピクンと震える。
「---お母さん…
そう、、そうよ、わたし、
自分でこの格好をしたの」
「---え…」
母親が唖然とする。
”わたしかわいい”
”わたしかわいい”
”わたしかわいい”
染谷の魂が、寧音を染め上げていくー
「--わたし、かわいいでしょ?
かわいいわたしが、こういう格好して
何かおかしいの?」
”自信を持て”
”自信を持て”
”周囲はお前を妬んでいる”
”邪魔するやつはみんな敵だ!”
染谷は、染め上げられていく
寧音を見ながらニヤニヤしている。
「---で、、でも、染谷先生も困ってるわ」
母親が言うー
普段、大人しく反抗もしない
娘に反抗気味な態度を
取られて、母親は困惑していた。
「あ、お母さん、
もしかして、わたしに嫉妬してるの?」
寧音は自分の身体を触りながら言った。
コスプレ衣装のせいだろうか。
数倍、エッチに見える。
「---な…?」
母親は困惑している。
「--わたし、かわいいでしょ?
だから、お母さん、若いわたしに
嫉妬してるんでしょ?」
挑発的に言う寧音。
まるで、別人のようだー
「--(あぁ、いいぞ)」
染谷は震えたー
大人しい少女が、
こうして自分の意思でコスプレ衣装を
身にまとい、
好きでもないはずの、俺のことを好きになりー
そして、親にまで反抗しているー
「(いいぞ、もっと俺をゾクゾクさせてくれぇ)」
染谷が我に返ると
母親が声を荒げていた。
「寧音!一体どうしたの!?」
「うっさい!わたしの自由でしょ!?」
寧音も声を荒げているー
親子喧嘩ー
おそらく、寧音はこんなこと
したことはなかっただろうー
それを、染谷がさせているー
そして、本人は自分の意思でしていると
思っている。
「---寧音ちゃん」
染谷はようやく寧音に声をかけた。
怒りの形相を浮かべていた寧音が
染谷の方を見る。
「--お母さんと喧嘩なんて
しちゃダメだろう?
ほら、落ち着いて」
染谷がそう言うと、
寧音はきゅんとした様子で
顔を赤らめた。
「そめやせんせい~♡」
まるで、別人だ。
雌犬のように、染谷に抱き着いてくる。
「なっ…」
母親は、さらに怒りの形相を浮かべる。
「-やっぱり、、あなた、娘を
たぶらかしているでしょう?」
母親が怒りの矛先を染谷に向ける。
染谷は”そろそろ家庭教師としての顔は
捨てても平気なころだ”と思うー
染谷は笑みを浮かべたー
「…えぇ、寧音ちゃんは僕のものです」
染谷は”勝利宣言”をしたー
「--そめやせんせぇ…♡」
寧音は嬉しそうに染谷に抱き着いている。
コスプレ衣装を着たまま。
「---な、、、何ですって」
母親がヒステリックに喚きだす。
「も、、もううちには来なくて
結構です。お帰り下さい」
母親が染谷を無理やり
押すようにして
寧音の部屋から押し出す。
「先生!」
寧音が泣きそうな顔で叫ぶ。
「---くくくく…」
染谷は抵抗することなく、
そのまま母親にされるがまま、
外に押し出されたー
”これでいいー”
もう、追い払っても無駄だー
寧音は、俺の虜ー
「--このことは、あなたの大学にも
報告させて頂きます!」
母親が宣言するー
”--果たして、できるかなー?”
染谷は、寧音の家の方を振り返るー。
”ネネハモウ、 オレノ オモチャダ・・・”
邪悪な笑みを浮かべて呟くと、
染谷はにやりと笑みを浮かべながら
そのまま夜の闇へと消えたー
③へ続く
・・・・・・・・・・・・・・
コメント
壊されていく寧音。
笑う染谷先生。
その結末は…?
続きは明日デスー!

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