バイト先で、女子大生バイトに馬鹿にされた
40歳独身男は、怒りを覚えたー。
入れ替わり薬を手に入れた男の
暴走が始まるー!
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黒山 武史(くろやま たけし)
今年で42になった彼はー
コンビニでアルバイトをしながら
生計を立てていたー
就職は上手くいかず、
フリーターとして働く毎日。
”そのうち、人生変わるだろう”
そう思っていたら、
もう42だ。
最近では
”このまま、人生終わるだろう”に
考えが変わってきたー。
中年太りも激しく、
今では体重もかなり増えてしまっているー。
「---黒山さんって、結婚されてるんですか?」
深夜ー
コンビニバイト中に女子大生の山川 秋美(やまかわ あきみ)が
尋ねてきた。
秋美は、明るく元気で、おしゃれな女子大生だ。
正直、時々エッチな目で見てしまうこともある。
「--結婚?
いや、俺は彼女とか、いたことないし」
武史がそう答えると、
秋美は「え~~~!童貞なんですか~?」と
笑いながら言い放った。
「---」
秋美に悪気があるのかは分からない。
だが、武史は”何か悪いのかよ”と反射的に
言いそうになった。
別に童貞だろうがなんだろうが
悪い事ではないはずだ。
放っておいて欲しい。
武史はそう思った。
「---や、、山川さんには彼氏とかいるの?」
武史は、怒りを抑えながら
そう聞くと、
秋美は笑った。
「いるに決まってるじゃないですか~!
ってか、女の子にそういうこと聞きます?」
明らかにバカにしてるー。
武史はそう思ったー
秋美が時計を見つめる。
「あ、わたし、休憩時間なので、休憩頂きますね~」
奥の事務所に引っ込んでいく秋美。
「---はぁ」
武史は溜息を吐きながら、
レジでの接客をするー。
自分の人生には、この先、
どんなことが待っているのだろうー
いや、何もないのかもしれないー
”店長~!黒山さんキモいんですけど~!”
事務所から、
店長と話す秋美の声が聞こえた。
”ははは。
我慢してやれよ。
そんなこと言ったら可哀想だろ?”
”店長だって、この前、無能なおっさんって
言ってたじゃないですかぁ~”
事務所から聞こえてくる声。
お客さんから頼まれて、
手にとっていた煙草の箱を
握り潰しながら
武史は身体を震わせていたー
「-----ふぅ…ふぅ…ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!」
怒りで鼻息を荒くする武史。
お客さんは唖然として、その様子を
見つめていたー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夜ー
武史は、アニメのブルーレイを見終えると、
自分の大好きなキャラクターのフィギュアにキスをして微笑んだ。
この時間だけが唯一の癒し。
3次元の女は、いつもいつも自分を馬鹿にしてきた。
俺の癒しは、二次元にこそある。
彼は、そう思っていたー
そしてー
彼は、引き出しからとあるものを取り出す。
”入れ替わり薬”
人と、人の身体を入れ替える薬ー。
とある”入れ替わり系のAV”を購入した時の
キャンペーンに応募したら、
当選した
”入れ替わり薬”だー。
”キスをしたら入れ替わり”
というAVのキャンペーンで当選したこの薬ー
当然、レプリカだと思い、武史は大事にしまっていたが、
ふと、思った。
”そういえば、どこにもレプリカとは書かれていない”とー。
武史は思ったー。
もしかしたらー
と…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌日。
武史は入れ替わり薬を鞄に入れて
コンビニへと向かう。
「--あ、お疲れ様です~!」
コンビニに到着すると、女子高生バイトの千香恵(ちかえ)が
笑顔で挨拶をしてきたー。
千香恵とシフトが被ることはあまりないー
武史は深夜中心のシフトで、
明るいうちは別のバイトをしていることもあり、
千香恵と一緒に仕事をすることはほとんどなかった。
眼鏡をかけたおしとやかな彼女もー
自分のことをキモいと思っているのだろうか。
「お疲れ様でした~!」
千香恵が帰りの支度を終えて帰って行く。
事務所では、
既に女子大生バイトの秋美が、
準備をしていた。
「---…?あ、黒山さん」
秋美が一瞬嫌そうな表情を浮かべた。
まるで、
”今日もコイツとか”と言わんばかりにー。
今日は店長は不在ー。
武史は鞄の中の入れ替わり薬を手にしながら
秋美に声をかけた。
「あのさ…山川さんって、俺のこと
きもいって思ってる?」
その言葉に、
秋美は笑みを浮かべた。
「----そんなことないですよぉ~」
馬鹿にしたような言い方。
武史は腹が立って叫んだ。
「--俺のこと、キモいって思ってんだろ!?
昨日、店長と話してたの、聞いたぞ?」
そう言うと、秋美は、
呆れたように笑った。
「---あっそ。
じゃあ、言わせてもらいますけど、
黒山さん、仕事も遅いし、
わたしのことイヤらしい目で見てますし、
正直言ってキモいです」
秋美はそれだけ言うと、
失笑して、自分の荷物の整理を始めた。
ブチっ…
武史はキレた。
入れ替わり薬を咄嗟に飲みほしたー
もしもレプリカでー
腹を壊しても構わないー
武史はそう思ったー
そしてー
自分でも無意識のうちに、
秋美の肩を掴み、無理やり秋美にキスをしていたー
もしー
入れ替われなかったら、捕まるかもしれないー
けれど、もう、どうでもいい
「な…は、、、はなし…ぇ…」
秋美が突然力を失ったかのように倒れる。
そしてー
武史もその場に倒れたー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「う…」
ーー目を覚ます。
あの入れ替わり薬は本物だったのか。
それともー
ここはあの世かー
そんな風に思いながら
身体を起こすと、
慣れない感触を感じたー
サラっとしたものが触れるー
「----…!」
はっとして、手を見つめると
そこには自分の綺麗な手があったー
「---あ…」
近くにあった鏡を見つめると、
そこにあったのは可愛らしい女子大生の姿ー
秋美の姿だった。
「うへぇ…」
にやりと笑みを浮かべる秋美。
「---やったぜ…!
い、、、入れ替われたぜ!
ひゃっは~!」
秋美(武史)は嬉しそうに両手で万歳をした。
万歳する秋美の姿も可愛い。
「--うっほぉぉぉぉぉ~!」
はぁはぁ言いながら自分の胸を
触り始める秋美(武史)
「こんな立派なもの持っちゃって~!
ずるいなぁ~ぐへへへへへ」
胸を触る感触ー
武史が初めて味わう感触だった。
「--あぁぁ…気持ちよくなってくるぅ~」
秋美(武史)はがに股立ちをしながら
胸の感触を確かめる。
「--うっへ…」
ミニスカート姿の秋美を見て
武史は興奮する。
「あぁぁ…すっべすべの足ぃ~!」
自分の足を撫でまわしながら
秋美(武史)は顔を赤らめた。
秋美の心臓がバクバク言っている。
自分の興奮で、
秋美の身体まで興奮している。
「んへはぁあああああ…
童貞なめんなよぉぉぉ」
秋美(武史)はニヤニヤしながら
倒れたままの自分の身体を見つめた。
入れ替わりが成功したということは、
秋美は自分の身体ー
つまり、武史の身体に移動したことになる。
だが、幸い、武史(秋美)は
まだ目を覚ましていない。
「--そうだ!」
秋美(武史)はニヤニヤしながら
事務所の中を駆け回った。
そしてー
武史の身体を椅子に縛り付けると、
そのまま武史(秋美)が目を覚ますのを待った。
「---う…」
武史(秋美)が意識を取り戻す。
見慣れた事務所の光景ー
しかし、身体は動かないー。
「--え…な、、なに?」
武史(秋美)は不思議そうに思いながら声を出す。
するとー
自分の口から出たのは、
男の声―。
しかも、秋美が嫌悪している、
武史の声だったー
「え…!」
武史(秋美)は驚いて
周囲を見渡す。
するとー
わざとらしく置かれた姿見に移ったのはー
武史の身体になってしまった
自分の姿だった。
「いっ…いやあああああああああ!?」
男の悲鳴が事務所に響き渡るー
「--ありがとうございますぅ~♡」
色気を振りまくような甘い声が
コンビニ店内の方から聞こえてくる。
「--!!」
武史(秋美)は唖然とする。
あれは自分の声だ。
「どういうこと…?」
唖然とする武史(秋美)。
そこに、接客を終えた秋美(武史)がやってくる。
「くへへへへへ
よくも俺をバカにしてくれたなぁ」
コンビニの制服ではなく、私服姿のまま
接客をしていた秋美(武史)が戻ってきた。
「---ま、、まさかあんた…!」
武史(秋美)が叫ぶ。
「--そう!お前の身体と俺の身体を入れ替えたんだよ!
いやぁ、しっかしエロい身体してるなぁ~」
秋美(武史)はうへへ、と言いながら
いやらしく自分の胸を触る。
「---ふ、、ふざけないで!わたしの身体を返して!」
武史(秋美)が叫ぶ。
「--きもいなぁ…
女言葉で叫ぶ、40代のおっさんとか、
勘弁してくれるぅ?」
秋美(武史)は
腰をくねくねさせながら言った。
「---…な、、、なんですって!」
武史(秋美)は秋美(武史)を睨む。
許せないー。
「--け、、警察に通報するわよ!」
武史(秋美)が叫ぶ。
しかしー
秋美(武史)は太ももを
ベタベタ触りながら笑った。
「通報~?
でもさ、この身体で俺が
”バイト仲間のおっさんに乱暴された”って言ったら
警察はどっちを信じるかなぁ~?」
秋美(武史)が笑うー
「それにさ…
縛られた状態じゃ何もできないだろ?」
そう言うと、
秋美(武史)は、武史(秋美)の口を布でふさいだ。
事務所の扉を開けたままにして、
「--ふふふ…わたしの接客、そこから見ててね!」と
秋美(武史)は微笑んだ。
もがく武史(秋美)。
しかし、どうすることも、できないー
腰をフリフリしながら
カウンターの方に向かって行く秋美(武史)
「いらっしゃいませぇ~♡」
誘惑するような甘い声が
響き渡る。
「---か、、かえして!」
武史(秋美)は叫ぶが、
口が塞がれているために、その声は
むなしく事務所の中に響き渡るだけー。
カウンター内で、生足を触りながらうへうへ言っている
自分の姿を見て、武史(秋美)は絶望したー
「--あ!そ~だ!」
秋美(武史)が売り場に向かい、
売り場にあった、黒いタイツを手にすると
そのままその商品のパッケージを破り捨てた。
「生足って~!
なんかスースーして落ち着かないよなぁ~」
そう言うと、秋美(武史)は黒いタイツを穿きはじめる。
「うあぁぁあ…こんな感触なのか~
えへへへへへっ!」
タイツを穿きながらうっとりとした表情で
自分の足を撫でる秋美(武史)
タイツを穿き終えると、
ミニスカートと黒タイツ姿になった秋美(武史)は
満足げに微笑んだ。
「は~!にしても、深夜だと誰もこねぇな~!」
秋美(武史)はそう言いながら
惣菜コーナーに行き、
おつまみの砂肝を手にすると
それを勝手に電子レンジで温めはじめた。
「よいしょっと」
頭をぼりぼりかきながら、
秋美(武史)はコンビニのカウンターに
砂肝とビールを用意して、
それを食べ始める。
「うへへへっ!JDの身体で食べるおつまみだ~!」
嬉しそうに顔を赤らめている秋美(武史)。
事務所から、その姿を見ている武史(秋美)はもがく。
舌でイヤらしく唇を舐めた秋美(武史)は
砂肝を舐めまわしているー
ビールを飲みながら
「ぷは~っ!」と声を出している秋美(武史)
もしも誰か客が来たら
客とエッチしてやるー。
秋美の人生を壊してやるー。
そして、終わったら元の身体に戻って…それから…
ビールもまわり、これから起きることを想像して
武史はご機嫌になって叫んだ。
「--童貞万歳だぜ!」
秋美(武史)はご機嫌そうに
大声で叫びながら、誰も居ない店内に向かってピースをした。
「---あきみちゃん?」
その声にドキッとして秋美(武史)が入り口の方を見ると、
バイト仲間の一人、
男子大学生の健人(けんと)の姿があった。
「---うはっ!?ちぃっす」
訳のわからない挨拶をする秋美(武史)。
唖然とする健人。
カウンターに砂肝とビールを置いて、
それを食べている状態で、
童貞万歳ピースをしていた姿を見られたー
秋美(武史)は、
ど、、どうしようーと思いながら
健人の方を見て、苦笑いするのだったー
②へ続く
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
やりたい放題の入れ替わり男…
明日以降の暴走もお楽しみに~!
コメント
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この男……私かな??
見下してきた相手と入れ替わって好き放題してやる展開は実に良いですねぇ♪
次回はどう暴走していくのか楽しみです~
SECRET: 0
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> この男……私かな??
> 見下してきた相手と入れ替わって好き放題してやる展開は実に良いですねぇ♪
> 次回はどう暴走していくのか楽しみです~
コメントありがとうございます~!
!?
飛龍様が主人公~!?
次回の暴走もお楽しみに~デス!