<憑依>五人のおもちゃ③~宴の果て~(完)

②にもどる!

クラスの憧れに憑依し、友人4人を呼び出した彼は、
ついに他の4人に”種明かし”をするー。

そして、その4人にも欲望のおすそ分けを
しようとするのだったー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「うぉぉぉぉぉぉ…!!
 やべぇ…すげぇ…!」

紅葉に憑依した面倒臭がり屋の圭吾が
そう言葉を口にすると、
身体中のあちらこちらを触りながら、
そんな言葉を口にするー。

憑依薬を最初に使った凌馬が憑依していた紅葉とはまた違う、
下品な様子だー。

”ある程度”紅葉のフリを交えていた凌馬とは違い、
面倒臭がり屋の圭吾は、
紅葉のフリをするのも面倒なのか、完全に男モードの振る舞いに
言葉遣いで、欲望の瞬間を楽しんでいたー。

「おいおいおい、そんな座り方すんなよー。
 スカートの中が丸見えだぞ?」
お調子者の清太郎がそう言葉を口にすると、
紅葉に憑依している圭吾は、
「あ~面倒くせぇなーだったらよー」と、
スカートをわざとめくりながら、
「ー最初から見えてりゃ、気にする必要もねぇだろ?と、
ゲラゲラ笑って見せるー。

不愛想な剛と、眼鏡をかけたクールな雰囲気の俊介も
顔を赤らめる中、
だらしなく座りながら、紅葉はそのまま両胸を夢中になって揉み始めるー。

そんな紅葉を見て、凌馬はニヤニヤしながら
「そうそう、今日のために色々”コスプレ”も用意してやったぜ」と、
得意気な表情を浮かべると、
メイド服やバニーガールの衣装、チャイナドレスにレオタードなどなど、
過激なコスプレの数々を袋から取り出して
その場に散乱させたー。

「うぉぉぉぉぉぉぉ!いいねいいね!」
お調子者の清太郎は”コスプレ”に興味があるのか、
目を輝かせながら叫ぶー。

俊介も「なら、僕も白崎さんの身体で着てみるかなー」と、
クールながら、どこか嬉しそうだー。

そんな様子を見て、紅葉に憑依している
面倒臭がり屋の圭吾は”俺はいいや 面倒だし”とそう言葉を口にしつつ、
スカートを触りながら言葉を口にするー。

「ーーそういや、白崎さん、トイレ行きたい感じになってるけど
 面倒くさいからここで漏らしていいか?」

とー。

が、その言葉に
「おいおい、僕たちもこれから憑依するんだから、汚すなよ?」と、
クールな雰囲気の俊介が少し呆れたような表情を浮かべながら
そんな言葉を口にするー。

「ケッー分かったよーってか、女ってどうやってトイレ済ませるんだっけ?」
紅葉がそう言うと、
最初に憑依していた凌馬は少しだけ苦笑いしながら
「面倒だろ?俺が代わりに行ってやるよー。俺の家のトイレ汚されても
 困るしなー」と、そう言葉を口にするー。

それに応じた圭吾は、紅葉から抜け出すと、
紅葉はソファーに座ったままぐったりと意識を失うー。

そこに、凌馬が憑依してトイレを済ませると、
「次は俺が憑依しよう」と、不愛想な剛が言葉を口にしたー。

そんな言葉に、お調子者の誠之助は「あっ!こんな時だけ積極的になりやがって!」と、
そう言葉を口にするも、
凌馬も笑いながら「まぁ、剛が積極的なんて珍しいし、いいじゃねぇか」と、
そう言葉を返すと、紅葉から抜け出し、
すぐに意識を失った紅葉に、剛が憑依して見せたー。

「ーーーーー」
剛に憑依された紅葉はいつものような笑顔も、
凌馬や圭吾が憑依している時のような笑顔も
その顔から消して、
無表情になると、
「これが憑依か」と、低い声でそう言葉を口にするー。

「ーし、白崎さんの身体になっても不愛想だなぁ」
お調子者の清太郎がそう言うと、
「あ?」と、不満そうに言葉を口にする紅葉ー。

「ーへへーでも愛想の悪い白崎さんってのも貴重だよな」
面倒臭がり屋の圭吾がそう言うと、
「ーー同じ身体なのに、中身によってホントにイメージ変わるよなー」と、
眼鏡をいじりながら俊介もそう言葉を口にするー。

「ーーふぅー」
椅子に座ったまま、腕組みをして紅葉に憑依した剛は
静かに目を閉じるー。

「ーーおいおい、何してるんだ?」
凌馬が苦笑いしながらそう言うと、
紅葉に憑依している剛は目を開いてから
「いや、この身体の息遣いとか心音とか、そういうものを感じていてな」と、
それだけ言葉を口にするー。

いつもの”話しかけやすいオーラ”が一気に消滅してしまい、
”俺に話しかけるなオーラ”みたいなものまで感じる状態の紅葉ー。

やがて、しばらくその状態が続くと、
紅葉に憑依している剛はそのまま服を脱いで、
無表情のままお楽しみを始めるー。

「お、おいっ!無表情でするなよ!怖ぇよ!」
お調子者の清太郎がそう叫ぶも、
真顔で自分の身体を刺激していく紅葉ー。

面倒臭がり屋の圭吾も呆れ顔で苦笑いしつつも、
紅葉のそんな姿を見せ付けられてドキドキしてしまうー。

真顔のまま、自分の身体の快感を味わい尽くす紅葉を見て、
最初に憑依薬を手に入れた凌馬も少し戸惑いながら
「ってか、俺の部屋汚すなよな?」と、そう言葉を口にしたー。

やがてー、しばらくそんな時間は続き、
女の快感を味わい尽くした剛は、紅葉の身体から抜け出すー。

下着姿でぐったり倒れ込んでいる紅葉を見ると、
お調子者の清太郎は、チラッと、
クールな雰囲気の俊介のほうを見つめたー。

俊介は「ー僕は最後でいい」と、だけ呟くとお調子者の清太郎は
乱れ切った格好のままぐったりとしている紅葉を見て
「なんか悪いことしてる気分になるなー」と、そう言葉を口にするー。

が、凌馬は「さっきも言ったろ?”憑依は違法”なんて
どこにも書かれてない」と、笑いながらそう言葉を口にするー。

「へへ、だよな」
清太郎はそう言葉を口にすると、
ぐったりしていた紅葉に憑依しー、紅葉が急に立ち上がって笑みを浮かべるー。

「へへへー俺はコスプレを楽しむぜ!」
そう言葉を口にすると、
早速メイド服に着替えて、
凌馬や圭吾らが嬉しそうに歓声を上げるー。

手でハートマークを作って見たり、
甘い声を出して見たりする紅葉に憑依した清太郎ー。

「へへへー俺が俺の身体でこんなことしたらキモイだけだけど
 白崎さんがすると、ホント、ゾクゾクするなぁ」と、
目を輝かせながらそう言葉を発するー。

「へへーまぁ、そうだな」
凌馬はそう言うと、「今度はこれを着て見ろよー」と、
バニーガールの衣装を手渡すー。

バニーガールの服の着方に苦戦しながら
ようやくそれを身に着けると、
モデルのような歩き方をしながら、
セクシーなポーズをして、
紅葉の身体を存分に楽しむお調子者の清太郎ー。

「はははーさっきまで無表情の女だとは思えないぜ」
面倒臭がり屋の圭吾も、
”自分がコスプレ”するのは面倒であるものの、
こうして”見る側”に回るのは全然いいようで、
嬉しそうに騒いでいるー。

「ーーー」
不愛想な剛は、相変わらず不愛想な表情で
その様子を見つめているままー。

バニーガールの服が終わると、
今度はレオタード姿を披露して、
自分の身体を触ったり、美脚を堪能したり、
ニヤニヤが止まらない様子で、清太郎は
紅葉の身体を楽しんでいくー。

まだまだ飽きない、と言わんばかりに
チャイナドレスを着たり、巫女服を着たり、
様々なコスプレを披露し、
凌馬たちは嬉しそうにそれを撮影したりしながら
騒いでいるー。

がーー

「ーーーーーー」
凌馬の4人の友人の一人ー、
眼鏡をかけたクールな雰囲気の俊介は、
凌馬を含めた他の4人が盛り上がる中ー、
だんだんと暗い表情を浮かべていたー。

さっきから、”まるでおもちゃのように”
憑依されたり、解放されたり、
そんな状況が続いている紅葉を見て、
少し同情してしまったのだー。

誰にでも優しくてー
真面目な紅葉が、
今は過激なボンテージ姿を披露して、
嬉しそうに笑っているー。

「ーーーー」
そんなことを”させられている”姿に同情すると共に、
俊介は恐ろしささえ感じてしまったー。

「ーーぁ…」
紅葉が、ボンテージ姿のままその場で倒れ込んで失神するー

「おいおい、今、白崎さん頭打ったぞ。
 身体から抜ける時は気を付けろよな」
凌馬が笑いながらそう指摘すると、
指摘された誠之助は「悪い悪いー」と、そう言葉を口にしながら
ボンテージ姿のまま失神している紅葉を見つめるー。

「じゃ、次はー」
凌馬はそう言うと、まだ紅葉に憑依していない俊介のほうを見つめるー。

俊介は「え、あぁー。」と、少しぎこちない返事をすると、
凌馬は不思議そうな表情を浮かべながら
「ーどうかしたのか?」と、そう言葉を返すー。

「ーあぁ、いやー。
 ”トラブル”に巻き込まれないかどうか、考えててなー。
 僕らしいだろー?」
俊介は咄嗟に、いつもの俊介っぽいことを口にすると、
凌馬は「はははー気にすんなってー」と、
そう言葉を口にするー。

ボンテージ姿のまま失神している紅葉は
時折苦しそうに身体をピクピクと震わせているー。

そんな姿を見つめながら、
俊介は少しだけ表情を曇らせると、
「よし、僕も憑依するぞ」と、そう言葉を口にして、
憑依薬の入った容器を手に取ったー。

「へへへへへー
 白崎さんは、俺たち5人のおもちゃだ!」
凌馬が嬉しそうにそう宣言するー。

お調子者の清太郎も、面倒臭がり屋の圭吾も、
嬉しそうに声を上げる中ー、
俊介は苦笑いしながら憑依薬を飲み干したー。

そして、紅葉に憑依すると、
ボンテージ姿のまま立ち上がるー。

「そうだー僕はコスプレより、普通の姿を堪能したいんだよなー」
紅葉の身体で、俊介はそう言葉を口にすると、
周囲を見渡すー。

先程まで色々着ていたコスプレの衣装が散乱している状態の中、
最初に着ていた学校の制服を手に取ると、
それに着替え始めるー。

ドキドキしながら、俊介は紅葉の身体での着替えを終えると、
「ふぅ」とため息を吐き出して、
「ーー僕はちょっとシャワーでも浴びて来るかなー」と、
そう言葉を口にしたー。

「ーーシャワー?
 ははー、まぁ俺ら4人が散々遊び尽くしたからなー」
凌馬が笑いながらそう言うと、
お調子者の清太郎は「一人で楽しもうってんじゃないだろうな?」と
冗談めいた口調でそう言葉を口にしたー。

「はははー、身体を流したら戻って来るさー」
紅葉の身体で俊介はそう言葉を口にすると、
「ーシャワー借りるぞ」と、一応、この家の主である凌馬に
声をかけて、そのまま浴室の方へと向かって行くー。

がー

「ーーーー」
他の4人から姿が見えなくなったと同時に、
紅葉に憑依している俊介は意を決した様子で
音を立てないようにしながら、
玄関から外に出たー。

「ーーくそっー。僕はこういうことに巻き込まれたくなかったのにー」
紅葉に憑依している俊介はそう言葉を口にするー。

”こんなことせずに”
凌馬の言う通り、”憑依は法律では禁止されていないから”などと
開き直ることができれば、良かったのかもしれない。

けれどー、俊介にはどうしてもできなかったー。

紅葉に対して特別な好意があったわけではないー。
可愛い子だなとか、優しい子だなとか、
そういう思いはあったけれど、それだけで
俊介からしてみればあくまでも”普通のクラスメイト”の一人だった。

でもーー…
まるでおもちゃのように使われている紅葉を見て、
”こう”するしかなかったー

「ここまで来れば、大丈夫だよなー…」
紅葉の身体でそう言葉を口にすると、
そのまま紅葉に憑依している俊介は
やってきた場所ー…
”警察署”のほうを見つめたー。

警察署の中に入って、その場で憑依を解除するつもりだー。

そんなことをすれば、俊介の嫌う”厄介ごと”に
大きく巻き込まれることになってしまうー。

それでもー…

「ーーー…あぁ…くそっー…やっぱ、アイツの家に行かなきゃよかったー」
紅葉の身体で愚痴を口にするかのようにそう言葉を口にしながらも、
紅葉をこれ以上”おもちゃ”にさせないため、
そして、自分自身も少なからず関わってしまったことに
責任を取るためー、
俊介は紅葉の身体でそのまま警察署に足を運んだー。

「ーーあのー…
 ”この子”憑依されちゃったんですけどー」
紅葉の身体でそう言葉を口にすると、
警察官は当然「?」という表情を浮かべるー。

そんな警察官の目の前で紅葉の身体から外に出た俊介は、
倒れた紅葉を見て、
「信じられないことだと思いますけど、聞いて下さいー」
と、そう言葉を口にするのだったー

おわり

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コメント

5人の中に良心(?)が
残っている人がいて、良かったですネ~…!!

お読み下さり、ありがとうございました~!★★!

「五人のおもちゃ」目次

作品一覧

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憑依<五人のおもちゃ>

コメント

  1. TSマニア より:

    この結末だったんですネ!★

    皆の暴走がスゴかったデス!!!!

    憑依も入れ替わりもできるだけ少人数で信頼関係がないと危険ですネ!★!☆

    無名さんと一緒にヒミツの入れ替わりライフを楽しみたいのデス~~~♪♪

    たまには朝まで宴しましょうネ(^_-)☆笑

    サービスしちゃいますネ(^_-)☆

    ふふふ…(´艸`)笑

    • 無名 より:

      感想ありがとうございます~~!★

      憑依を楽しむ場合は
      友達の性格までしっかりと考えて
      一緒に楽しむ相手を決めなくちゃですネ~!!