<皮>俺以外 みんな皮になった②~欲望~

①にもどる!

ある日、突然自分以外の人間が”皮”になってしまったー。

あまりにも奇妙な状況を前に、
最初は戸惑っていた彼だったものの、
次第に、”やりたい放題”であることに気付きー…?

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「ーー~~~~~~♡♡♡」
身体をビクビクと震わせて、
真面目そうな雰囲気の女子大生が、
欲望の渦中にいたー。

女の快感を味わいながら、
気持ち良さそうに、路上に倒れ込むと、
荒い息をしながら「すげぇ…♡♡」と、
欲に満ちた表情を浮かべて、よろよろと立ち上がるー。

自分の身体で欲望の限りを尽くしたその子の服装は、
明らかに外を歩くには適していない、乱れ切った状態ー。

けれどー、彼女はお構いなしに
ニヤニヤしながら、その場からよろよろと歩き始めるー。

「ーへへへへ…次は”どいつ”で遊ぼうかなー」
ニヤニヤしながら、涎を口から垂らしつつ、
大人しそうな雰囲気の女子大生は、周囲を見渡すー。

が、どんなに周囲を見渡しても、
そこには”人の影”は存在しないー。

どこを見ても、あるのは
皮、皮、皮ー。

ペラペラになって、微動だにせず横たわる皮ばかりだー。

しかしー、今、この女子大生の”皮”を着て、
その身体を乗っ取り、欲望の限りを尽くしていた敬也は
そんなこと全くお構いなしで、”次に着る皮”を
物色していたー。

こんな状況になってしまった当初は、
もちろん死ぬほど驚いたし、
絶望も感じたー。

けれど、偶然、”ペラペラになった人たち”を着れば、
その身体を乗っ取ることができる、と気付いた敬也は、
今、この状況を楽しんでいたー。

既に、50人以上の身体を乗っ取り、
やりたい放題を繰り返していた敬也ー。

敬也は、乱れ切った格好の女子大生の身体で
ゆっくりと歩くと、病院を見つけてその中へと入っていくー。

当然、病院の中も、そこら中に皮、皮、皮ー。
敬也のように”無事だった”人間の姿は確認できないー。

「いったい、何が起きてるんだー」
セリフと、乱れ切った格好がミスマッチしている状況も
お構いなしに周囲を見渡しながら先へと進んでいくと、
「へへへー エロい女医を発見したぜー」と、
そう言葉を口にしながら、今着ている女子大生の皮を
脱ごうとし始めたー。

が、引っかかってなかなか脱げないことを面倒に思った敬也は
近くにあった手術用のハサミだろうかー。ハサミを取ると、
後頭部から、着ている女子大生の皮を切り始めたー。

「ーへへへー」
ビリビリに”皮”が破れてもお構いなしー。
もしも、人間に戻れるようなことがあっても、
これでは、今まで敬也に乗っ取られていた女子大生は
恐らくもう”復活”することはできないー。

が、自分以外の全人類が皮になったことで、
理性のようなものが外れてしまった敬也には
今まで自分が乗っ取っていた女子大生の身体など、
遊び終わればどうでもいいものだったー。

「おぉぉ~…」
女医・美月(みつき)の皮を着こんだ敬也は
近くの鏡で、嬉しそうにその姿に見とれるー。

「ーーへへへ…たまらないぜー」
白衣姿のまま、色々なポーズを取ったり、
医療ドラマのモノマネだろうかー。

オペをするようなポーズを取ったり、
色々なポーズをしながら嬉しそうに笑みを浮かべるー。

そして、それに満足すると、
白衣を破り捨てるようにして”お楽しみ”の時間に突入するー。

”動く人間”はもはや誰もいない病院内で
女医・美月の気持ち良さそうな声だけが響き渡り続けるー。

「はぁ~~~♡ すげぇいい声出るなぁ♡」
乱れ切って、下着姿になった美月は笑みを浮かべながら
そう言葉を口にすると、その格好のまま
病院内を徘徊し始めるー。

「へへへへーへへへへー誰の身体も使い放題♡」
恐らく、元は”頼れる女医さん”だったであろう美月は
そんな面影まるでないような、下品な笑みを浮かべながら
病院の廊下を裸足で歩き続けるー。

そしてー
ようやく、好みのナースを見つけると
「うへへへへー」と、乱暴に皮を脱ぎ捨てて、
敬也は、美月の皮を雑に投げ捨てると、
そのナースの皮を手に取って、そのまま身に着けるー

「うふふふふふー…お注射しちゃうぞ♡」
笑みを浮かべながら嬉しそうにそう言葉を口にすると、
敬也は、何人乗っ取っても飽きることなく、
再び欲望に身を投じ始めたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ーーへへへへー」

翌日ー。
敬也は、ギャルの皮を身に着けて、
笑みを浮かべながら”ある場所”を目指していたー。

ただ、今、敬也が乗っ取っている身体は
元々ギャルだったわけではない。

元々は、今朝、乗っ取ったこの身体は、
生徒会長を務めていた真面目な女子大生だったー。

が、その後デパートに侵入、
服装やメイク用品を漁って、”あえて”ギャルに
大変身させてその状態で徘徊していたー。

「ーへへへへー」
ビルに反射する”自分”の姿を見て敬也はニヤニヤしながら
胸を揉み始めるー。

「あんな真面目そうな子でも服とメイク次第じゃー、
 こんな悪そうなギャルにもできるんだなぁ」
感慨深そうにそんな言葉を口にすると、
「あたしは元々ギャルだけど?」と、
自分で勝手にそんな言葉を口にして、
笑みを浮かべるー

「ーえへへへへーあたしは男とヤりまくることしか
 頭にないもんね~!えへへへ」
そんな言葉を口にしながら
身体の気持ちいい場所を激しく刺激していくー。

そのまま路上で最後まで楽しんでしまうと、
乱れ切ったままー、そして汚れ切ったままー、
ゆらゆらと歩き出すー。

目的地は、”敬也が元々勤務していた会社”だー。

その場所を目指している理由はー、
敬也の上司である
小野坂部長ー、
小野坂 松美を乗っ取るためだったー。

松美は、日頃から敬也に対するあたりが強く、
敬也からすれば、不満を抱いている相手だったー。

その松美は”例の現象”が起きた当時、
確か会社にまだいる時間だったはずー。

だから、会社にいけば会えるはずだー。

途中で、今乗っ取っている”元優等生”のギャルの身体で
もう1回お楽しみをすると、
そのまま自分の勤務先の会社へと入っていくー。

途中で、敬也が密かに気に入っていた
後輩の女子社員を見つけると、
その身体を乗っ取って、
敬也自身に告白させたり、
敬也のことが好きだと言わせてみたり、
敬也の名字を使ってその名前を名乗らせてみたりー、
その場で思いつく限りのことをして、
ひたすらにゾクゾクを楽しんだー。

ようやくそれに飽きると、
目当ての部長・松美を探しながら歩き回るー。

密かに好きだった後輩の女子社員の身体で、
扉を蹴り飛ばして開けたり、
邪魔なものはなぎ倒したり、蹴り飛ばして道を開けながら
松美を探していくー。

自分以外の”全て”が皮になってしまった世界において、
細かいことなどどうでもよかったー。

「ーー!」
やがて、後輩の女子社員の身体で
目当ての松美の”皮”を見つけると、
「へへーいやがったー」と、
邪悪な笑みを浮かべながら、
”松美の皮”へと近づいていくー。

そして、松美の皮を鷲掴みにすると、
「ーいつもいつも俺に対して調子乗った態度を取りやがってー」と、
そう言葉を口にして、
後輩の女子の皮を脱ぎ捨てようとするー。

が、引っかかってしまって、すぐに脱げない状況になり、
敬也は、デスクに置かれていたハサミを手にするー。

一瞬、好きだった後輩の子の”皮”を着ることを
わずかに躊躇したものの、
「ー俺好みの子なんて、今ならどこにでもいるんだー」と、
ニヤニヤしながらそう呟くと、
笑いながら、好きだった後輩の女子の皮をハサミで切って、
乱暴にその場で脱ぎ捨てて見せるー。

敬也に乗っ取られたまま切られたせいか、
下品な笑みを浮かべながら、その子の”皮”が千切れた状態で
床に横たわるー。

「ーへへーなんかすげぇ興奮する顔だなー」
そう言葉を口にすると、
「これ、俺の家に貼っとくか」などと、
そう言葉を口にしながら、後輩の女子の”皮”の一部を
そのまま鞄へと詰め込んで、笑みを浮かべるー。

やがて、今度こそ、と、部長の松美の皮を見つめると、
そのまま松美の皮を拾い上げて、
それを身に着けたー。

松美は40代のおばさんー。
これまで、大量の若い子の身体を乗っ取り、
楽しんできた敬也からすると、
ドキドキは少なかったものの、
まずは、松美の身体で土下座をして、
敬也自身に謝罪の言葉を口にさせたー

「ーーくくくくーいい気味だぜ」
そう言葉を口にすると、
近くに転がっていたスマホを手に、
土下座姿を何とか自撮りしようとするー。

ようやく、松美の土下座姿を写真に収めると、
敬也は心底満足そうな表情を浮かべつつ、
今度は、わざとバカに見えるような表情を浮かべて見せたり、
顔芸をしてみせたり、四つん這いになって歩き回ったりしてみせるー。

さらには、部署の部屋を飛び出して、「ワン!!」と叫びながら
犬のように疾走させたりして、
敬也は、松美の身体でゲラゲラと笑い始めるー。

今まで、自分のことを蔑んできた部長の哀れな姿を見て、
心底嬉しそうにする敬也ー。

会社から飛び出して、道路も犬のように疾走すると、
最後に「ワン!」と、叫んでからその場で放尿してみせたー。

「ーへ…へへへへへーすげぇ
 ーー部長、きったないなぁ」

松美の身体のまま、ニヤニヤしながらそう言うと、
「ーさ~て、気も済んだし、部長ももういらないや」と、
そう言葉を口にすると、
そのまま松美の皮を脱ぎ捨てるー。

そして、松美の皮を踏みにじると、
敬也は邪悪な笑みを浮かべながら
松美の皮に唾を吐き捨てたー。

「ーーへへへへへへー」
今までの鬱憤を晴らすかのように、
松美の皮を何度も、何度も、踏みつけていく敬也。

やがて、ふと、近くに川が流れていたことを思い出すと、
ボロボロになった松美の皮を拾って、
よろよろとしながら、その川のある場所へと
移動をし始めるー。

ニヤニヤしながら川の前にやってくると、
敬也は「へへー」と笑いながら、
そのまま部長の松美の皮を雑に掴むー。

その上で、
「ーーじゃあな、部長ー」と、
勝ち誇った表情を浮かべながらそう言い放つと、
そのまま松美の皮を川へと投げ捨てたー。

川を流れていく部長の松美ー。
そんな姿を狂ったような笑みを浮かべながら
満足そうに見つめていた敬也は、
やがて、そのまま背を向けて
静かに川から離れて行ったー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

それからさらに数日が経過したー。

スーパーに堂々とやってきた敬也は、
消費期限切れになった刺身のパックを放り投げて、
「惣菜系はもうダメだなー」と、
そう言葉を口にするー。

世界中の人間が”皮”になってしまったこの状況ー、
当然、スーパーの品物も補充されず、
減ることもなくそのままだー。

店員はみんな皮になっているし、
商品を運んでくる物流関係の人たちもみんな皮になっているため、
商品は永遠に入って来ない。

そもそもの話、それぞれの商品を作る工場も停止しているわけで、
そこのあたりも含めて、スーパーの品物が減ることもない。

減るとすれば、敬也自身が自分で食べたり、持って行ったり
した場合だけだー。

「ーーー」

自分以外の全員が”皮”になってから
時間が経過したため、
刺身や総菜、弁当類はとっくに消費期限切れー。

敬也は「仕方ねぇなー」と、そう言葉を口にしながら
まだ消費期限内の商品を探して、
それを口に運んでいくー。

「ーーへへ…でも実質、何でも食べ放題だからなー」
そう言葉を口にしながら、荒れ果てたスーパーの店内で
食事を済ませると、
敬也は立ち上がるー。

「よ~し、都心部の方に向かうとするかー
 電車も動いてねぇけど、その辺の車適当に乗って行けばいいんだしー」

そう言葉を口にしながら、敬也はスーパーから出ると、
通りで停車していたバスを見つけて笑みを浮かべるー。

そのバスに横たわっていた女性運転士の皮を手にして
その身体を乗っ取ると、
「出発しま~す!」とふざけた口調で叫んでから、
そのまま片手で胸を揉みながら雑に運転をし始めたー

もう、他に誰もいないのだー。
交通ルールなど守る必要もないー。

停車したままの車を次々と蹴散らしながら
嬉しそうに都心部に向けてしばらく走るとー、
やがて、多数の車が事故を起こしていて、通ることすら
困難な通りにやってきた敬也ー。

バスを止めて、
バスの車内でそのままその女の身体を堪能すると、
やがて、その皮を脱いで
敬也はバスから飛び出したー。

自分以外の全員が皮になってしまったー。
そんな状況での敬也の欲望は
まだまだ留まるところを知らなかったー。

③へ続く

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

次回が最終回デス~!!

混沌とした状態が続いていますネ~~!

行きつく先にはどんな運命が待っているのかは、
明日のお楽しみデス~!!

今日もありがとうございました~!★

続けて③をみる!

「俺以外 みんな皮になった」目次

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