<憑依>純白の底を覗くとき(前編)

憑依空間の管理人・無名ー。

その正体を探ろうとしたとある人物が
行きつく先はー…?

※リクエスト特典で、む~やん様から頂いたリクエストを元にした作品デス~!
 このサイトと、私が作中に登場しています~!笑

※そういったジャンルのものが苦手な人はご注意ください~!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

”憑依空間(ひょういくうかん)”ー

毎日、憑依や入れ替わり、皮など、
TSF関係の話が更新される”謎”のサイトだ。

完成度はともかく、分量・作品数で言えば、
常軌を逸したボリュームになっているそのサイトー。

彼ー、杉岡 隆司(すぎおか たかし)は、
今日もその”憑依空間”の更新を見つめながら
笑みを浮かべていたー。

「へへへへー今回の話は無名(むみょう)さんらしい
 バッドエンドだったなー」
満足そうにそう言葉を口にすると、隆司は
そのままパソコンを操作して、
憑依空間の管理人である”無名”のアカウントを表示したー。

「ーけど、無名さんって本当に一体、どうなってるんだろうなー?」
隆司はそう言葉を口にしながら、
無名のSNS上の投稿を見つめるー。

「ーこんな量の更新を毎日するなんて、
 ヤバすぎるぜー」

隆司はそう思うと同時に、
次第にその”裏側”に興味を抱き始めていたー。

「絶対、自分の分身体を用意してたり、
 憑依能力で一度に複数の身体を操って
 創作したりしてそうだよなぁ」

隆司が思わずそう言葉を口にしながら、
”憑依空間”内にある質問箱というコーナーで
”無名さん、身体をいくつ持ってるんですか?”などと
匿名の質問を送ってみるー。

が、無名からは
”もしかしたら10体ぐらい持ってるかもしれませんネ~!!”
などと、ノリが良い…というのだろうか、
いや、あるいは”適当”と言えばよいのだろうか。

そんな返事が返って来てしまったー。

「ーーー…無名さんの正体ー…
 気になるぜー」

”写真”は見たことがあるー。
SNSで以前、本人が何度か投稿していたのを見たことがあるからだー。

TSF的なシチュを再現した写真まで載せているし、
実際に対面した人もいると聞いている以上ー、
それが”無名”本人なのは確かだと思うー。

ただー…

「ーーー”魂”まで、身体と同じ人物かは分からねぇよなー?
 それにー…」

隆司はそう言葉を口にしながら”無名”のアカウントを
さらに、じっと見つめるー。

ここまでの量の更新をやりつつ、
SNSもマメに更新して、加えて仕事やプライベートの話まで
しているー…

そこまで行くと、もはや”怪物”だー。

「ーー俺は絶対”二人”以上、あるいは、二つ以上身体を
 使ってると思うねー」

隆司はニヤッと笑みを浮かべながら
静かにそんな言葉を口にするのだったー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

数日後ー。

「ーーえ~!?
 現実に憑依なんてあるわけないでしょ?無名さんは無名さんなんだしー」

そんな言葉を口にするのは、
隆司の”彼女”である、
大崎 由美(おおさき ゆみ)ー。

由美は、隆司の影響で”憑依”のことを知っていて、
そこそこ憑依空間を読んだりもしているー。

最初は”え~?人の身体を奪う~?何それ…”という
反応だったものの、今ではそれなりに
”憑依”を好きになってくれていたー。

そんな由美に対して、
”無名さんは憑依能力を持っていて、複数の身体を乗っ取り
 更新している”と、そんな説を唱えて見せたー。

が、由美は
「まさかぁ~」と、隆司の説を一蹴してみせたー。

「いくら毎日憑依空間を読んでるからって、
 現実との区別が付かなすぎでしょ?
 流石に無名さんが憑依能力を持ってるなんてないないー」

由美がそう言うと、

「ーーいやぁ、でもー
 気にならないか?無名さんの秘密ー」

隆司がニヤニヤしながらそう呟くー。

由美は少し不快そうに、
「わたしより、無名さんに興味ありそうだよね」と、
そう言葉を口にすると、
「ーーなぁなぁ、俺たち二人で無名さんの秘密を調べてみようぜー」
隆司は、悪びれる様子もなく、そんな言葉を口にするー。

「ーーーーはぁ?
 それは流石にダメでしょー。
 確かにさ~、無名さん、憑依~!とか、入れ替わり~!!とか言ってるけど、
 女の人なんだから、流石にキモッて思われるよー?」

由美がそう忠告するー。

が、隆司は少しだけ考えるような表情を浮かべると
由美の方をじっと見つめてから言葉を口にしたー。

「ー由美なら、オッケーってことだよな?」
とー。

「ーーん???」
由美は”どういうこと?”と言いたげな表情を浮かべるー。

「ーーーーーー由美なら女同士だしー」
隆司はそう言葉を口にしながら、
”由美なら無名さんの正体を探っても大丈夫”だと、
そんな、とんでもないマイルールのようなものを
押し付けて来るー。

「ーはぁ…?」
由美は戸惑いの表情を浮かべながらも、
「まぁ~…でも、興味が全くないって言ったら嘘にはなるけど」と、
そう言葉を付け加えるー。

「ーーへへ!だろ?
 俺も手伝うからさ、無名さんがどんな風に執筆しているのか
 ちょっと調べてみようぜ!」

隆司は嬉しそうにそう言葉を口にすると、
由美は、少し”やれやれ”と言いたげな様子で
何度か首を横に振るのだったー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

”ほ、本当にそこなのかー?”
スマホの向こうから、彼氏である隆司の声が聞こえるー。

「ーーうん。ここで間違いないと思うー」
由美はそう返事をすると、
目の前のどこか不気味な雰囲気が漂う洋館のような
場所を見つめるー。

”無名さんってお金持ちなのかー?”

「ーーそんな話は聞いたことないし、
 どっちかって言うと、ここ、廃墟に近いような感じもするけどー」

”なんで、そんな場所から憑依空間が更新されているんだー?”
隆司がそう言うと、
由美は「さぁ」と、それだけ言葉を口にしながら、
「でもわたし、こういうオカルトじみたのも好きだし」と、
何だか、由美の方が乗り気になってしまったような感じで
そう言葉を口にするー。

あれから半月ー。
由美は、”無名”とのDMのやり取りや、
他のフォロワーとのやり取り、
そしてあらゆる情報収集を行いー、
”憑依空間”が更新されている場所を突き止めていたー。

由美は”あらゆる情報を分析して、そこから目的の情報にたどり着く”のが
趣味で、その分野に関しては尋常ではないほどの実力を発揮するー。

そんな由美の尽力の結果ー、
”憑依空間”誕生の地と思われる場所に
たどり着いていたー。

「ーーーーー」
ゴクリ、と唾を飲み込む由美。

”と、とりあえずインターホンとかないのか?
 鳴らしてみろよー”

「い、インターホンーー」
由美はそう言葉を口にしながら、
彼氏の隆司と映像付きで通話をしつつ、
それを探すー。

すると、その館の扉の前に
インターホンのようなものが見えたー。

「ーーな、何て言って訪問すればいいのよー?」
由美がそう言うと、
隆司はスマホの向こうから
”ほ、ほら、道に迷ったとか、なんとかー”
と、笑いながらそう言葉を口にするー。

「ーー安全地帯にいる人間はいいわねー」
由美は思わず毒を吐き出すと、
”そ、そ、そ、そんなことないし!”と、隆司は
少し気まずそうにそう言葉を口にするー。

「まぁ、いいけど」
由美は少し間を置いてから、”仕方ない”と言わんばかりに
そう言葉を口にすると、
そのまま入口の前に立って、インターホンを鳴らしたー。

”~~~~~~~♪~~”

「ーーーー」
中にいた”無名”はその音に気付くと、
どこか虚ろな目のまま、
チラッと、入口の方を見つめると、
そのままゆっくりと立ち上がるー。

そして、”招かれざる客”に応答したー。・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

”はいー”
中から聞こえてきた声に、由美はドキッとしながらも
「あ、え、え~っと、ちょ、ちょっとこの辺りで道に
 迷ってしまってー」
と、そう返事をするー。

”道に迷ったから見知らぬ屋敷を尋ねるなんて
 映画じゃあるまいし、おかしくないー?
 しかも今の時代にー!”

由美は内心で自分自身の行動にツッコミを入れながらも、
”もう初めてしまったこと”と、
こうなったら”無名さん”がどうやって執筆しているのかも
気になるしー、と、そんなことを思いながら、
無名の応答を待ったー。

”ーーーーーーー”
しばらくの沈黙ー。

急に、道に迷った、などと言えば
確かに怪しまれても仕方がないー。

ゴクリ、と唾を飲み込む由美ー。
沈黙が思った以上に長かったために
”あのーご迷惑でしたらー”と、
自分から帰る、と言ってしまいそうになるー。

が、それを口にする寸前のところで、
”大丈夫ですよー。どうぞー”と、
そんな言葉が聞こえて来て、入口のロックが解除されるような音が聞こえたー

「ーーー!」
由美が少し戸惑いの表情を浮かべると、
その会話をスマホ越しに聞いていた彼氏の隆司が
”へへ!やっぱ由美が行って良かっただろ?
 男の俺が言ったらもっと警戒されたかもだし”と、
そんな言葉をどこか得意気な口調で口にするー。

「~~~~~…直接現場に赴いてるわたしは
 結構、緊張してるんだからね???」
少し不満そうに由美がそう言葉を返すと、
隆司は”へへー、悪い悪い”と、
そんな言葉を口にするー。

”純白の憑依人”を名乗る無名ー
その純白の底を覗こうとする二人ー。

しかし、それは興味本位で強引に他人の秘密を暴くことー。

「ーーお邪魔します…」
由美は少しだけ、申し訳なさそうにしながら
ゆっくりと”無名”がいるであろう場所の中に入っていくと、
その扉が勝手に、ゆっくりと閉まっていくー。

”心配しないでください。大丈夫ですよ~!
 奥へどうぞー”

無名らしき声が聞こえるー。
どこかノイズが混じったような声で、
声自体は優しいトーンな気がするものの、
それがまた妙な不安を掻き立てるー。

純白の裏に潜む黒きモノが何だか
表に少しだけはみ出しているようなー、
そんな印象を受けてしまうー。

「ーーー」
由美に沿って勝手に足元のライトのようなものが点灯していくー。

妙に広くて、誰もいないために恐怖心が
少しずつ膨らんでいくー。

”道に迷ったんでしたっけ~?
 どこに向かう途中だったんですか?”

無名らしき声が聞こえて来て、
由美は困惑の表情を浮かべるー。

「ーーえ、えっとー…」
道に迷った、と嘘をついて中に入れて貰ったのは
良いものの、どこを目指していたのか、という点まで
設定を考えていなかった。

ヤバッ、と思いつつも、
「え、え~っと、実はこのあたりにスイーツのお店があると
 聞いてー」と、由美は苦笑いしながら
咄嗟に思いついた”嘘”を口にするー。

”ーースイーツ美味しいですよネ”
無名からそんな言葉が返って来て、
由美は少し安堵の表情を浮かべるー。

やがて、奥の部屋にたどり着くと、
そこには虚ろな目で”物語”をパソコンに入力している人物がいたー。

「ーーー」
ゴクリ、と唾を飲み込むー。

ハロウィンの時ー、だっただろうかー
その前にも何回か見たことのある”無名”と、
同じぐらいの髪の長さー。

この人が無名であると、由美はそう思いつつも、
”何だか人の生活感を感じないような場所”に
心底不安も覚えるー。

そしてーー

「ーーあ、ど、どうもー…すみませんー
 急にお邪魔しちゃってー」
由美がそう言うと、
キーボードを入力している無名のほうを見つめるー。

画面上には”憑依空間”の編集画面が表示されているー。
やはり、憑依空間はここで執筆されて、
ここから発信されているー。

由美はそんな風に思ったー。

そして、その直後ー、
入力に一区切りをつけた無名が振り返ったー。

「ーー!?」
由美が少し驚くー。

振り返ったのは、以前、写真で見た”無名”とは
髪の長さは同じであるものの、”顔”が違う気がしたー。

「ーー嘘は良くないですネ…」
無名?がそう言葉を口にするー。

由美は「え…」と、そう言葉を口にすると、
「ーこのあたりにスイーツのお店なんてないはずですケド?」と、
無名にそう問い詰められてしまうー。

由美は慌てて「ご、ごめんなさい!わたし、実はー」と、
無名の執筆風景を見に来たことを伝えると、
無名?は「じゃあ…教えてあげますネ」と、
そう言葉を口にすると、静かに笑みを浮かべたー

<後編>へ続く

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

私が登場している不気味なお話デス~!!

特典による、む~やん様からの
リクエストですネ~!!

もちろん、本当はこんな場所に住んでませんし
憑依能力は会得してませんし、
私は一人ですし、
執筆も全部一人でやっているので安心して下さいネ~!

もちろんこの身体も正真正銘私のものデス~笑

毎週土曜日の作品は予約投稿している都合上、
また来週になってしまいますが
楽しみにしていて下さいネ~!!

今日もありがとうございました~!!

コメント

  1. TSマニア より:

    まさかの憑依空間…

    まさかの無名さんが憑依空間デビュー…!★!★

    自分も無名さんにこっそり憑依してるのバレないように気を付けないと…(*´艸`)笑

    タイツや無名さんのお気に入りのコスプレ破れたりしないように気を付けないと…笑

    • 無名 より:

      笑~★

      私が憑依空間に~~~!★笑

      本当の私はちゃんと自分の身体で書いてますからネ~!!
      ふふふ…

  2. TSマニア より:

    笑笑~!☆

    ビックリしました笑

    続きの土曜日まで待ち遠しいデス~!★

    無名さんに憑依して続きの下書きを見るつもりが…

    無名さんのカラダに憑依して超ミニ履いて椅子、以外でも色んなポーズで見えそうで見えないを研究したり…無名さんの美脚や絶対領域に見とれたり…触れたり楽しんで…

    本来の目的を忘れそうですネ(^_-)☆笑

    • 無名 より:

      わわ~~~!!
      下書きを見ようとしたのに、
      欲望を楽しんじゃうTSマニアさまなのデス…!!

      • TSマニア より:

        わわわ~!!

        あわわわ~!☆笑

        無名さんの小説も気になりますが…

        無名さんの色白でスレンダーで美脚でキレイなカラダも気になりますネ(^_-)☆笑

        無名さんのカラダに憑依したら本来の目的を忘れてオシャレに着こなしたりコスプレ楽しんだり…

        見えそうで見えないを楽しんだり…無名さんのカラダで色んなエッチなポーズしてギリギリを楽しんだり…(*´艸`)笑

        無名さんの美脚や美尻を無名さん自身のキレイな手で満足するまでお触り祭り楽しみますネ…きっと…☆\(^o^)/☆笑

        • 無名 より:

          笑~~★

          むむむむ~!★
          どんな風に使われ尽くしちゃうのか、
          やっぱり気になってドキドキします~笑☆

          • TSマニア より:

            下書きの事は憑依して1分もしないうちに忘れて…笑

            無名さんの色白でスレンダーで美脚でキレイなカラダに夢中になってますネ☆\(^o^)/☆笑

            まずは無名さんのカラダで超ミニ履いて季節ごとにオシャレコーデして服装に合わせてメイクやヘアアレンジして姿見の前でウットリ見とれてますネ…30分くらい(*´艸`)笑

            落ち着いてから無名さんの美脚や美尻を無名さんのキレイな手でお触りしたいのデス(^_-)☆笑

            やっぱり無名さんとは入れ替わりで一緒にとことんお互いの反応も確かめながら楽しみ合いたいですネ(^_-)☆笑

            自分も無名さんのカラダでオシャレしたりコスプレを1人で楽しむより

            自分のカラダになった無名さんにもいっぱい眺めてもらいたいし…反応も見て楽しみたいのデス\(^o^)/笑

            普段じゃ味わえないドキドキを味わいたいですネ(*´艸`)笑

            他の人には言えない秘密をドキドキを共有したいですネ(^_-)☆笑

          • 無名 より:

            わわわ~~!

            入れ替わった状態で、元の自分を見るのは
            やっぱりドキドキですネ~!

            私もTSマニアさまの身体で
            私になったTSマニア様にドキドキして貰えるように(?)
            頑張ります~!!

  3. TSマニア より:

    超ミニ履いてオシャレに着こなしたりコスプレ着てる無名さんのカラダになった自分をいっぱい色んなポーズやシチュエーションで

    自分のカラダになった無名さんに色んな角度から満足いくまで眺めてもらってお互いにドキドキしたいですネ(^_-)☆笑

    無名さんのカラダになってる自分をドキドキさせる方法は無名さんが1番わかってますよネ(*´艸`)笑

    お互いに入れ替わったカラダで元のお互いのカラダの服やコスプレ脱がしあっこしたらドキドキしちゃいますよ(^_-)☆笑

    わわわ~!☆!★

    (*´σー`)エヘヘ笑