★本日(12/7)の通常の更新はこのあと行います~!
こちらは+αの更新デス~!
憑依空間の「12月32日」の世界を舞台とした
お話をリーフ様(@H_Ryuka_Lief)※ツイッターID
が、書いて下さいました~!
※リーフ様のpixivに掲載されたお話デス
(リーフ様のpixivはこちらデス)
せっかくなので、憑依空間にも載せておきます~!!
※掲載許可は頂いています~!
※12月32日本編のifな感じでご覧ください~!
(今後の本編と食い違う可能性もあるので念のため~!★)
それでは、本編をどうぞ~!
※↓はリーフ様が書いたお話になります~~!
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12月31日の大晦日のことだった。
眼鏡をかけた高校生の小柄な青年・葉月拓翔と相棒の変身能力を持った魔力生命体・彗月流可は自分の家に同級生兼友達の少女・立風琴美と青年・応花咲久を連れて来ていた。
「今年も終わりですね」
「いろんなことがあったな〜」
「そうだね…気がついたらもう年末だよ」
年越しが迫る中、琴美、咲久、葉月はそれぞれ今年が終わるという長かったような、短かったような思い出を感じて話し合った。
「琴美ちゃんは今年が終わってもまだちっちゃいままだけどねぇ」
「ちょっと、流可さん!」
「ふふっ、冗談だよ」
「冗談だよじゃない!」
流可は琴美に冗談を言いつつ、全員は今年の思い出について語り合ったり、ゲームで遊び合ったり、映画やアニメを見たりなど和気藹々とした時間が続いた。
そうやって時間が流れると、4人はこたつの中にいたのか、段々と眠くなり、最終的には全員がこたつの中で眠りについた。
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そして新年を迎えた後、葉月は目を覚ました。
「ん…もう朝か…」
普通は友達と共に起きて今年を迎えるはずだが、新年を迎えたところで流可と琴美と咲久の姿が消えていた。
「えっ?流可?琴美さん?咲久さん?」
友達の姿が消えた葉月は動揺したが、さらなる異変にも気づいた。
それは、自身の声が聞き覚えのある中性的な少女の声となっていたことだった。
だが葉月はそんなことを気にせずとも友達の琴美や咲久や、ここにルームシェアをしている女性の飛鳥にも電話をかけたが、誰も電話に出なかった。
「どうしてみんな出ないんだろう……それに声もなんだかいつもと違うし…」
葉月は急いで鏡を見ると、そこには自分が着ていた服を着て眼鏡をかけた流可が写っていた。
「俺…流可になってる…さては流可、君の悪戯でしょ」
葉月は流可に話しかけるが、誰も返事が来なかった。
「もしかして、流可も消えたのかな…」
「わーっ!!」
葉月が落胆してる最中、後ろから流可の服を着た琴美が現れて葉月を驚かし、葉月は驚いて転んでしまった。
「うわっ!?琴美さん?急にどうしたの…」
他人を驚かしたりしない、真面目で努力家な性格をした琴美に驚かされたことで、葉月は不思議がっていた。
「ごめんごめん、流可だよ。訳あってこうなっちゃってさ」
琴美は自分を流可と名乗り、流可のような立ち居振る舞いで言った。
年齢より幼く見える琴美の容姿も相まって、幼い子供のような印象を与えた。
「この立ち居振る舞い…もしかして流可?」
「私、気づいたら琴美ちゃんになっちゃってたんだよね。変身能力も使ってないのに。でも可愛いから大丈夫だよねぇ」
流可は不思議がった様子で首を傾げた。
普段は真面目な琴美だったのだが、流可が姿を変えているからか、本物の琴美にはギャップを感じられた。
「流可、琴美さんの姿で君らしく振る舞ってるとなんだか面白いね」
琴美の姿をした流可の「らしくない」行動に葉月は微笑んだ。
「それにしても、君って葉月くん?私みたいな姿になっちゃうなんて」
「そうなんだよ。気がついたら誰もいない上流可になっちゃうなんて、普通ありえないよ」
「なるほど…これは興味深いねぇ…それと、このスマホの表示を見てよ』
葉月は流可に言われた通り起動画面を見て、それを見つめた。
「一体どうなってるの…?」
通常は『1月1日』と記されるはずだったが、そこには『12月32日』という普通はありえない数字が記されていた。
「私にもわからないねぇ」
「とにかく、原因を探してみよう」
「そうだ、探索して謎を探さない?」
「そうしよう」
「私とのデートになるねぇ」
「ちょっと、流可!」
葉月は流可の提案に乗ると、家を出てしばらくの間探検に出た。
葉月はいつも慣れない女の子の身体の感覚に恥ずかしがりながら外の様子を確認した。
「…!?」
葉月の目に映ったのは、赤く光る月だった。
「流可、あれ」
「おぉ〜、なんだか綺麗だねぇ。不思議なことがあるんじゃないかな?」
流可は赤い月を見て感心するが、葉月は少し不安を感じていた。
周囲の家の電気はついていたり、消えていたりしていたが、人の気配が一切ない。
それどころが植物のツタのようなものに包まれて、人類滅亡後の世界のような様相だった。
「世界滅亡後…みたいな感じだねぇ」
「人がいないみたいだけど、もしかして俺たちだけ?」
「交番に聞けばどうかな。詳しいことはわからないかもしれないけどね」
流可は葉月に交番に行くことを提案した。
「葉月さん、流可さん、ありがとうございます!」
「よーし、じゃあ最寄りの交番に行こうかなぁ」
葉月と流可は話をしながら交番へと行った。
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葉月と流可がここにやって来たその頃、黒色のスーツを着こなした長い黒髪と端正な顔立ちの女性がどこからともなく現れた。
彼女の名は「千夜」。
時空に干渉する能力を持ち、不可思議な事件を調査しつつ世界を蝕む異変と対峙するエージェントの女性だ。
彼女は装備している剣「クロノブレード」を使い、時空や別世界に干渉し、別世界を捜査する任務を遂行している。
「この世界は本当におかしい…月が赤く、周囲が暗い上、建物まで蔦で覆われている。まるで異質そのものだ…」
「おやおや、またそこに客が来おったか」
千夜が周囲を怪しんでいる中、目の前に老人が現れて言った。
「おじいさん、あなたは…」
「わしはこの世界に興味が湧き、それからずっとこの世界に居座っておる。お前さんの姿が女性なら…お前さんは男性かの?」
「私は女性です。任務としてここの調査を担当しています」
「ここは『12月32日』と呼ばれるこの世界のバグとも言える空間で、毎年この近辺の地域では、毎年数名ここに引きずり込まれる」
「12月32日…?」
老人の説明に、流可は何か思い当たるような様子を感じた。
「12月31日の大晦日。年を越した者はここに飛ばされる場合があるが、その後は『バグの修正作用』により元の場所へと戻る。」
「なるほど。私は調査に戻る。ありがとう、おじいさん」
「達者でな。あまり遠くに行くと、危険なバグもあるかもしれないから遠いところに向かうでないぞ」
そのまま調査に向かう千夜に、老人は声をかけた。
千夜はそう言うと、調査のために違う場所に向かった。
「まさか自分の意思でここに来る者がおるとは…」
千夜が完全に去った後、老人はそう呟きながら立ち去り、その場から姿を消した。
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流可の姿の葉月と、琴美の姿の流可が交番にたどり着くと、交番はツタに覆われていた。
「他の建物と同じ様子だ…」
「その中にいる人も姿が変わってたりして…」
流可の姿の葉月と琴美の姿の流可は情報を聞きにツタで覆われた交番の扉を開けた。
しかし、内装は交番ではなく、旅館のような和室になっていた。
「ど…どうなってるの」
葉月はもう一度交番の外に出たが、何事も無かったかのように外は交番のままだった。
「外と中の様子が違う…興味深いねぇ」
流可も外と中を見比べて、かなりの違いに困惑した。
「俺にもわからない…」
「しばらくここで暮らす?」
「それも面白そうだね」
葉月は布団を出そうと障子を開けると、そこにはまた違った空間になっていた。
「見覚えある場所だねぇ」
「また違う場所になってる…ここは、俺の学校?」
そこは、葉月達の学校の廊下になっていた。
葉月と流可は中に入ると、周囲が月明かりで赤く照らされた廊下を歩いて行った。
「やっと出口だ!」
そして葉月は学校の出入り口を見つけると、引き戸を開け、流可と中に入った。
そこに足を踏み入れると、中は海の底となっていた。
それと同時に瞬時に二人の格好が変わった。
葉月の格好は白いフリル水着へ、流可の格好は紺色の競泳水着へと変わった。
「わわっ…格好が変わった?」
「今度は水着に…恥ずかしい…」
2人とも驚いていたようだが、流可の場合は驚いており、葉月の場合は露出度が多めの水着姿になったことから顔を赤くして恥ずかしがっている。
最も不思議なことに、何故か水中にいても呼吸ができる。
「水中なのに、私達息ができる?」
「そういえばそうだ。違和感がないのに、気づかなかった」
「それにしても、私の元々の体なだけあって、葉月くんの水着姿も似合ってるねぇ」
「こんな時に、冗談はやめてよ!」
『ごめんごめん。つい似合ってたから』
流可は自分の元々の体になっている葉月の水着姿を見て揶揄うように冗談を言ったが、葉月から止められた。
「とにかく、ここから出ないと」
「どうやって?俺泳げないよ」
「あっ、ここよく見たら、沈没船じゃない?」
「ほんとだ…」
流可は自分の下側を指差し、葉月はそれに気づいた。
そう、2人がいたのは沈没船の周辺だった。
「この船の中に、ここから出れる手がかりがあるかもしれないよ?」
「扉を潜ったら違う場所になってたし。それじゃあ、行く?」
「ここの探検も面白そうだからねぇ。十分探索の価値はありそうだよ」
葉月と流可は水底を歩き、沈没船の中に入って周囲を探し回った。
その中には様々な部屋があり、人が使ったような痕跡にあった。
「ここは…客船なのかな?何で沈没したんだろう…」
「興味深いねぇ…」
葉月は首を傾げて疑問に思い、流可は内部に興味が沸いたその最中、葉月はふと大きな扉を見つけた。
「あっ、ここは大広間につながる扉じゃない?」
「行ってみよう」
葉月は大広間につながる扉を開け、流可と一緒に中に入った。
その内部は美術館になっていた。
水中ではなくなったことと同時に、2人の格好も葉月と流可の格好は両者が元々着ていた服に戻っていた。
しかも、以前は水中にいたのにも関わらず濡れた感覚が無くなっている。
「わっ、服が戻った。それに、濡れた感覚が無い」
「これは不思議だねぇ。まるで扉を経由して場所や姿が変わっているみたいだなぁ」
「もしかしたらここにも扉があって、そこを通れば違う場所に行けるのかな」
葉月、流可は様々な絵画を見ながら館内を歩いた。
すると、葉月が手前にある絵画を見つけた。
「ねえ、この絵画、扉が描かれてない?」
「この扉、潜り抜けられたらいいんだけどなぁ」
「流可?絵に描いた扉なんて通り越せないよ?」
「葉月くん、そんなことはわかってるよ…だけど今まで不思議なことがたくさんあったし…」
「確かに何が起こるかわからないけど、この絵画」
葉月は絵画に手を伸ばし、扉に触れた。すると、絵の中に葉月の手がめり込んだ。
「わっ!?」
葉月は絵画に手がめり込んだことに驚き、ついつい手を絵画から離した。
「こ、この絵画…」
「私も見てたよ〜」
流可は関心しながら、その様子を見ていた。
「それじゃあ、入っちゃおう〜!脱出できるかもしれないし」
「そ…そうだよね…」
流可はハイテンションなノリで言い切り、葉月はためらいつつ絵画に手を伸ばすと、絵画に手がめり込んだ。
「それっ!」
「うわっ!」
流可は葉月を勢いよく押し、葉月はうっかりと転んでしまい、違う場所に飛ばされた。
そこは森に囲まれた広場で、初日の出を見るのに適任の場所だ。
人が集まっているはずなのだが、今回はなぜか静まっている。
「ここは…?」
すると、琴美の姿をした流可の上半身が何もない場所からにゅっ、と現れた。
「お待たせ〜」
「うわっ!?」
「驚いたでしょ〜」
流可はこの場所に全身を入れながら葉月に声をかけた。
「だって、何もないところから人が出てきたらびっくりするでしょ普通」
「絵画から入ってきたんじゃない?だからだよ」
「わかってても普通驚くでしょ…」
流可は絵画のことをについて言った後、葉月は呆れた様子を見せた
「おや」
すると、2人の後ろから重低音の老人の声が聞こえて来た。
「うわっ!?」
2人は驚くと、後ろにいるかなり高齢に見える老人を見つめた。
「おやおや、『12月32日』に迷い込んでしまったようじゃな」
「二人とも女子…ということはもともと男じゃったんじゃな?」
そう老人はつぶやいた。
「俺たち元々男性だったけど」
「ここのことを知ってるの?」
「ああ、儂はここに長く居座っているものじゃ。そしてここは『この世界のバグ』とも言える空間で、毎年この近辺の地域では、毎年数名ここに引きずり込まれる」
『世界のバグ…ねぇ』
老人の説明に、流可は何か思い当たるような様子を感じた。
「性別が変わってしまったり、街がこんなザマだったり、この世界は色々おかしくなっておる。この儂も以前はここに来た際にこの世界に迷い込み、それ以来この世界が気に入り、ずっと留まっているのじゃ」
『こんな変わり種もいるんだねぇ』
流可は興味深そうに老人の話を聞き続けている。
「そういえばだけど、俺たちここから元に戻れないんですか?」
「安心するんじゃ…バグはすぐに修正される。そして今日が終われば元の世界に戻れる」
葉月の思っていたことに対し、老人は答えた。
「バグが…修正…」
『今日が終われば…ねぇ』
「何人もここに飛ばされた人間がいたのにも関わらず、あの場所で人が消息を絶った、というニュースは出ていないじゃろ?それは修正作用でのおかげということじゃ」
「確かに、年末一気に行方不明になるニュースなんて、僕も聞いたことないよ」
「次の日には元の世界に戻っておる。なので1日限りの貴重な体験、この世界でゆっくり楽しむといい」
老人の言葉に葉月は安堵した様子を感じ、1日中ここで暮らすことになった。
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そんなこんなで時刻は12月32日の23時50分。
朝になっても明るくならない不思議な場所にて、流可の姿の葉月と琴美の姿の流可は初日の出が見えるスポットで話し合っていた。
「なんだか不気味だったけど、ここも楽しかったね」
「そうだよね…」
「最初水中に来た時はすごく驚いたよ」
「いろんな探検ができて本当に良かったねぇ」
葉月と流可は会話を続け、今までの思い出を振り返った。
「楽しんでいるようじゃな」
すると、老人が2人の前に姿を現して言った。
「あの時の!」
「もし儂のようにここに残っても、居心地がいいじゃろう」
「居心地がいい…ねぇ…確かにここには不思議なことがいっぱいあって面白かったよ」
「君は戻らないの?」
「儂はずっとここに残りたいと思い続け、もう長いことここにいる。この謎の世界をもっともっと知りたいんじゃ」
「なるほど…変わってるねぇ。そういうところ大好きだよ?」
流可はにやにや笑い、老人に興味を示した。
すると、時刻は12時を迎え、帰る時になった。
「どうやら、帰る時が来たようじゃな」
老人は笑みを浮かべて2人を見守った。
「今日は本当にありがとう。いろいろ楽しかったよ?」
「おじいさんもお元気で!」
「あぁ、達者でな…」
葉月、流可は老人にお礼を送り、老人は笑みを浮かべて言った。
だがここの全員は知らない。
元の世界で12月32日に迷い込んで消えた人間が騒がれていない本当の理由を。
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「何…ここは?」
何も無い黒い世界。
12月32日が終えた葉月は、気がついたらそこに飛ばされていた。
「えっ!?どうなってるの?ここ!」
葉月はスマホを確認し、『9.999999999999999999999999月9999999999999999日』と表示された画面を見て恐怖した。
世界のバグに巻き込まれた人間は、世界のアップデートによってバグと同じく「修正作用」で修正され、この世から消えて無くなる。
そう、最初からいなかったかのように。
「わわっ!?俺消えていくの!?嫌だ!嫌だよ!」
友達の、そして自分のお世話になった人達の顔を浮かべながら葉月は消滅…したところだった。
急に空間が切り裂かれると、葉月はスーツ姿の凛とした女性に抱きかかえられ、元の姿に戻り、葉月の家に戻っていた。
「大丈夫?」
女性は葉月をそっと下ろしながら声をかけた。
「えっ?俺は大丈夫だけど…」
「よかった。流可の姿で助けを呼ばれると、なんだか心に来ると思ったからね」
「君は?そして、俺が流可じゃないって何でわかったの」
「私は千夜。世界のバグと戦うエージェントにして流可の師匠よ。君が流可の姿になってるってことは、おじいさんから聞いた」
「そうなんだ…あっ!流可は…」
「大丈夫。世界のバグを修正してもう助けているわ」
「やっほ〜」
元の姿に戻った流可はこたつの中で手をひらひら振りながらニコォと微笑んで声をかけた。
「流可!」
葉月は流可に駆け寄り、思いっきり抱きついた。
「葉月くん!」
流可も同じく、葉月に思いっきり抱きついた。
「この人は流可の師匠って言ってたけど、どうやって助けたの?」
「大丈夫、この人は時空に関する強い力を使えるんだ。自分とか他の人の記憶を犠牲にしちゃうけどね」
「そう。簡単に言えばこの『クロノブレード』でバグを身体から切り離して助けた、ってところかな」
流可の説明に、千夜は付け加えた。
「ありがとうございます!」
葉月は千夜にぺこり、と一礼した。
「さて、次はあなた達を元の場所に戻そう」
千夜は持っている剣を振ることで空間を裂くと、葉月と流可の目の前が白い光に包まれたのだった。
2人が完全にいなくなったあと、千夜は一人、つぶやいたのだった。
「未来の私はどうなってるかわからないけど、流可が幸せにしているだけで本当によかった…」
千夜は安堵した様子で剣で空間を裂き、この空間からそっと姿を消した。
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そして、1月1日の翌日。
葉月はこたつから目を覚ました。
「ん…もう朝かな…」
「明けましておめでとう〜!」
すると、流可が新年の挨拶と共に葉月を揺すった。
「わわっ…流可!?」
「そういえば新年だね、って思って」
流可はいつも通りの元気な笑みを浮かべて言い、葉月も微笑んだ。
「二人とも、明けましておめでとうございます!
「今年もよろしくな!」
琴美と咲久はそれぞれ葉月と流可に新年の挨拶を送った。
「みんな、今年もよろしくね」
「みんな〜!朝ご飯できたよ〜!」
同居人の女性『飛鳥』はおせち料理を振る舞い、
「おぉ〜!すごく盛り上がるな!」
「わぁ…料理が上手なんですね」
「そりゃ喫茶店通いだからね♪」
咲久と琴美のコメントに対し、飛鳥は得意気に言った。
「でさ〜、さっき面白い夢を見たんだけど、いいかな?」
「俺も見た!確か内容は」
「私と葉月くんが不思議な世界に飛ばされて…」
『12月32日』と呼ばれる異世界のこと、姿が流可と琴美に変化していたこと、扉を潜るたびに違う姿になっていたこと、謎の老人や流可の師匠に会ったこと。
流可と葉月はこの前の不思議な出来事を友達と共有し、皆が団欒する正月の朝を楽しんだのだった。
おわり
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コメント(無名)
リーフ様による12月32日のお話でした~~!★
12月32日の新しいお話を
読む側の気分で楽しめるなんて新鮮で、
私も楽しく読むことができました~!★!
楽しんで下さった皆様もありがとうございます~!
リーフ様もきっと喜びます~!!
私の12月32日の新作も今月中に登場するので、
そちらもぜひ楽しみにしていて下さいネ~~!

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