<女体化>絶体絶命の女体化①~惑星~

遠い未来ー。

宇宙を調査中の調査隊が
未知の惑星を発見したー。

その星は”男の存在”しか認められておらず、
女は見つけ次第処断するという、地球からは
想像もできない文化を持つ星だったー。

しかし、その星の調査中に”女体化”してしまいー…?

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「ーーくそっ!どうしてこんなことにー」
サイズの合わない服を着た女が、
冷や汗をかきながら身を隠しているー。

「ー”女”になってしまった以上、我々もこのままではー…」
隊長らしき女がそう言葉を口にすると、
「ーー話し合って解決できる雰囲気じゃねぇー。
 一度撤退するしかない」と、
サイズの合わない服を着た女が乱暴な口調で叫ぶー。

周囲にも、数名の女がいる中ー、
彼女たちは”どこかへと”撤退しようとしていたー。

ここはー”地球とは異なる”惑星ー。
彼女たちは、その調査に地球から訪れた調査員たちだー。

しかし…今、彼女たちは生命の危機に瀕していたー。
それはー

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半日前ー。

その”惑星”を発見したのは偶然だったー。

今から遠い未来ー。
地球は環境の悪化により、
当初、想定されていた以上に早く、
人類が生活することのできない星になってしまうことが
科学者たちの研究によって判明したー。
数年、数十年のレベルの話ではないものの、
何百万、何千万という時間的な猶予は残されておらず、
”あと500年もすれば、人類にとって住むのが困難な星になる”と、
そんな予測が出されたのだー。

事態を重く見た人類は、宇宙探査に本腰を入れ始めて、
それから100年ー、人類の宇宙に関する技術は飛躍的に発達していたー。

そして、発達した技術を用いて人類は
”人類の移住先となる星”を探すべく、
調査隊を手当たり次第、放っていたー。

そんな中、その調査隊の一つ、
日本から放たれた調査船が、
”その惑星”を発見したー。

「ーーー…スキャンの結果、生物が存在できる環境であることが
 分かりましたー」
調査隊の一人、美玖(みく)がそう言葉を口にすると、
隊長の川路 省吾(かわじ しょうご)は、
意を決した様子で「よし、もう少し近付いて見よう」と、
そう言葉を口にするー

”未知の惑星”への接近は慎重にしなければいけないー。
その惑星自体の厳しい環境や特性から、近付いただけで
宇宙船が制御不能になる可能性もあるし、
もし、知的生命体が存在していた場合、
惑星に接近した瞬間に撃ち落される可能性もあるー。

「ーー生体反応を確認しましたー」
船員の一人、順子(じゅんこ)がそう言葉を口にするー。

それを聞いた、別の船員がすぐに反応し、
「ーーーー通信を開始しますか?」
通信のエキスパートである秀幸(ひでゆき)がそう言葉を口にすると、
隊長の省吾は「頼む」と、そう言葉を口にするー。

各調査隊は約10名ほどのメンバーで構成されていて、
この宇宙船には8名が乗船しているー。

ーー元々は、11人いたものの、
3人は既にここにたどり着くまでに死亡してしまったー。

宇宙の調査は命がけなのだー。

宇宙船から、特殊な電波で対象の惑星にメッセージを送る。
相手がどのような言語を使っていても大丈夫なように
開発された”自動翻訳装置”により、相手が使っているであろう言語を読み取り、
瞬時にその言語で伝わるように変換した上でメッセージを送信できるー。

「ーー……もし、移住可能な惑星で、この星にいる生命体とも
 意思疎通ができれば、大きな前進だなー」

隊長の省吾が言うー。

既に、”移住可能の可能性がある惑星”はこれまでに5つ見つかっているー。

アメリカの調査船や、フランスの調査船、複数の国の調査船が、
それを発見したのだー。

ただ、残念なことにその5つは”それぞれ問題”があったー。

一つは、惑星のサイズが小さすぎることー。
惑星全体でも日本の関東地方ぐらいのサイズしかなく、
住める環境はあれど、人類全体が移住するのは不可能だ。

そして、残り4つのうちの2つは、
”その惑星に住んでいる知的生命体”が攻撃的すぎて、
移住が困難な状況ー、

もう一つは大気の条件などは整っているものの、
”未知の現象”が複数確認され、
その解明が困難であるため、現在移住計画は凍結されているー。

残りの一つについては、知的生命体はいないものの、
猛毒を持つ昆虫や、猛毒植物などが存在しており、
現在のままでは人類の移住は難しいー。

そして、今日ー、日本の調査船としては初めての
”移住可能の可能性がある惑星”と、発見したー。

生命体が存在できる星ー。
それをついに見つけたのだー。

ただ、問題はここから。

知的生命体が既に存在している場合、
話し合いなども必要になって来るー。

「ーー返信を受信しました」
通信担当の秀幸がそう言葉を口にすると、
「モニターに表示します」と、そう続けたー。

すると、宇宙船内のモニターに映像が表示されたー。

信じられないことにー、
表示されたのは”人間そっくりの男”だったー。

若干、耳や手の形に違いは見られるものの、
かなり人間に近い特徴を持つ知的生命体だー。

これまで”知的生命体が存在する星”は2か所見つかっているものの、
片方は”いかにもエイリアン”みたいな見た目の種族で
もう片方は”植物的な見た目の種族”だったー。

そのため、ここまで人間に近い知的生命体との遭遇は初めてだったー

”地球の皆さんー。初めましてー
 先ほどのメッセージで、あなた方の事情は分かりましたー”

穏やかな青年風の男がそう言葉を口にすると、
”私は、この惑星の代表・パル。あなた方を歓迎いたしますー”
と、そう続けたー。

隊長の省吾は感謝の意を述べると、
”パル”を名乗る、惑星の代表の男と通信で軽く会話を交わすー。

”ー後は到着後にお話ししましょう。
 皆様をお待ちしています”

代表・パルはそこまで言葉を口にすると一旦通信を終了するー。

「ーーどう思う?」
隊長の省吾が、参謀的存在の恭三(きょうぞう)に確認すると、
恭三は「ここまで来て、退く選択肢はないでしょう」と、
そう言葉を口にするー。

「もちろん、罠の可能性も0とは言えません。
 が、我々を始末するためなら、既にこの宇宙船は攻撃を受けているでしょう」

恭三がそう言うと、省吾は「確かになー」と、そう頷くー。

「ーただ、我々を上陸させて、捕らえた上で技術などを
 盗もうとしている可能性も0ではありませんから
 いずれにせよ、上陸して見ないことには分かりませんね」
恭三はそこまで言うと、省吾は「ウム」と頷いてから、
船員8名に指示を出すー。

隊長の省吾が、自分以外の7人に的確に指示を下していくー。

参謀的存在の恭三、
通信のエキスパート、秀幸ー、
戦闘要員の洋輔(ようすけ)、
生物学のエキスパート、信一郎(しんいちろう)、
そして、メディカルスタッフの梨絵(りえ)、
交渉のエキスパート・美玖、
惑星の分析や、水質調査などのエキスパート・順子が
それぞれ、その指示に耳を傾けるー。

「ーーいざと言う時のために、君達二人はここで待機だ」

そう言葉を口にしながら
通信のエキスパート・秀幸と
メディカルスタッフの梨絵のほうを省吾が見ると、
秀幸と梨絵は静かに頷くー。

「ーー残りの5名は俺と共に、着陸次第、惑星に上陸するー」
隊長の省吾がそう言うと、
数々の戦地を渡り歩いた経験を持つ傭兵・洋輔が
銃を手に「いざという時は、発泡して構わないな?」と
省吾に確認する。

上陸後、相手が攻撃してから許可を取ろうとしたのでは遅すぎる。
そのため、先に許可を取ろうと、そう言葉を口にしたのだー。

「あぁ、構わんー。
 ただ、逸って攻撃するなよ?
 相手が友好的だった場合、台無しにする可能性があるー」

省吾がそう言うと、洋輔は「了解だ」と、そう言葉を口にしながら
持っているアサルトライフルの手入れをし始めるー。

ゴクリ、と唾を飲み込む美玖と順子ー。

「ー宇宙人と直接交渉するのは初めてなので、緊張しますー」
美玖がそう言うと、
順子は「美玖ちゃんなら、大丈夫よー」と、穏やかに笑うー。

そしてーーー…
ようやく惑星に宇宙船が到着すると、省吾たちは
その惑星に降り立ったー。

「ーーー”地球人”の皆さんー始めましてー」
代表の”パル”が、そう言葉を口にしながら近づいて来るー。

先程、通信した好青年風の男だー。

「立ち話も何ですからー、
 私たちの”タワー”へと案内しましょうー

 おもてなしの準備もできております」

代表・パルのその言葉に、
隊長の省吾は頷くと、
他の5人も代表・パルと共に移動していくー。

「ーーーー」
高度に発達した文明ー。
建物や得体の知れない機械類を見る限り、
人類よりもその文明はさらに発達しているように見えるー。

人類も宇宙空間の調査ができるほどまでになったものの
それでも、この星の技術レベルの方が上に見える。

交渉のエキスパートである美玖は
”この星に移住するとなると、人類側が保護される形になりそうかなー…”と、
そう内心で考えるー。

生存可能な星でも”すでに知的生命体”がいる場合は、
人類が好きにすることはできないー。
その星の知的生命体のルールに従う必要があるー。

人類側よりも高度な文明を持っている相手である場合はなおさらだー。

汚い話ではあるけれども、
知的生命体がいても、”人類よりはるかに文明レベルが低い”存在なら
人間側が中心になって、その惑星で生活していくことも不可能ではない。
それは”侵略”であるものの、地球の滅亡が迫りつつある今は、
そういう手段を考える者も地球にはいるー。

が、この星のように高度に文明が発達している場合
人類側が主導でー…

「ーーえっ…」
考え事をしていた美玖は、ハッとするー。

”タワー”と呼ばれる建物の前に来たところで、
突然、この星の代表・パルの周囲にいた兵士が
小さなキューブのようなものを向けて来たのだー。

そしてー、キューブからレーザーのようなものが発射されたー

それが美玖に直撃、美玖は何が起きたのか分からぬまま
即死するー。

「ーなっ!?」
戦闘要員の洋輔が声を上げた直後、
もう一度その音が響き渡り、隣にいた順子が
”信じられない”という表情を浮かべたまま
倒れ込んで死亡するー

「なっ、何をする!!」
隊長の省吾がそう叫んで、銃を向けるも、
代表・パルは「落ち着いて下さいー。我々はあなた方と争うつもりはありません」と
そう言葉を口にすると、
戦闘要員の洋輔は「仲間を二人殺しておいて、どういうつもりだ!」と、
そう叫ぶー。

すると、代表・パルは申し訳なさそうに言ったー。

「申し訳ありませんー。
 わたしたちの星では、あなた方の言うー、そう”女性”は
 存在できない”法律”があるのですー。」

代表・パルはそう説明するー

この星には”ある理由”で男しか存在しないー。
そして、”女”は誕生次第処断され、
隠れていても発見され次第処断されるー。

確かに、パルとその周囲、ここに来るまでに見た人々は
”男”だけだったー。

「ー申し訳ありませんー。この星の”滅亡”に関わる部分ですので、
 お許し下さいー。
 あなた方と争うつもりはありませんー」

代表・パルはそう言葉を口にすると、
心から申し訳なさそうに頭を下げたー。

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「ーー話合えば、何とかなるかもしれないー」
参謀的存在の恭三が”女体化”した状態で呟くー。

現在ー。
隊員たちは”女体化”してしまっていたー。

しかし、この星では”女”は見つけ次第処断されるー。

「いや、二人が殺されたのを見ていただろ!?
 俺たちも問答無用で処分されるー
 一旦、宇宙船に戻って脱出するしかない」

戦闘要員の洋輔が、
女体化したことでサイズが合わなくなった服に
落ち着かない様子を見つめながら言うー。

「ーーーー」
隊長の省吾は困惑した表情を浮かべながらも、
「ー話し合いをするにしても、一旦宇宙船に戻ってから
 通信で話し合いをした方がいいー
 対面で話し合えば、いきなり殺される恐れがある」
と、そう言葉を発すると、
周囲の隊員たちも頷くー。

”女”が存在しない星ー
そこで女体化してしまった隊員たちは、
絶体絶命の危機を迎えていたー。

②へ続く

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コメント

女体化後の描写は②以降が本番ですネ~!!

こうなるまでの部分のお話も
明日出て来ます~~!☆☆!

今日もお読み下さりありがとうございました~!!

続けて②をみる!

「絶体絶命の女体化」目次

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