Skeb<後日談>怪人モリヤの提案

※本作品は、Skebでご依頼を受けて執筆・納品済みの作品デス!
内容はSkebに納品したものと同じデス!

※SKebでリクエスト内容も含めて
誰でも見られるようになっているので
こちらでも、誰でも見れる部分は同じように掲載しています~!
(※リクエスト非表示希望でリクエストを頂いている場合を除きます~)

・・・・・・・・・・・・・・・・・

★リクエスト内容★
※ご依頼者様から頂いた内容デス!
(非表示希望でリクエスト頂いている場合は表示しないので安心して下さい~!
※後から非表示にしてほしい場合は、ご連絡頂ければ対応します~!
※リクエスト本文内に「ネタバレ」がある場合もあるので
先に見たくない場合はそのまま少し↓に進んでください~!

★★★★

こんばんは!
ご迷惑でなければ「無名さんシリーズ」の外伝新作で、怪人「モリヤ」の主役のお話をリクエストしたいです!

内容や登場キャラなどは「全て」おまかせ致します!

ただ1つだけ、物語の中に表現していただきたいのが、
前作「ヒーローズフィナーレ」にて犠牲になった「バイオコブラ」の怪人達を、
無名さんの力で、数日に1体ずつ怪人が復活して元気に活動している描写を表現・台詞表現していただきたいです。

ご迷惑でなければ、リクエストよろしくお願い致します

★★★★

↓ここからスタートデス!

・・・

”怪人モリヤの提案”

★リクエストありがとうございます~!★

まさかの怪人モリヤさんが
主役のお話…★笑

頭の中でモリヤさんが活躍するイメージを
浮かべながら、お話を組み立てました~!!

キャラクターたちが勝手に頭の中で
活躍(?)してくれて、
お話もふわ~っと、すぐに浮かんで来たので、
モリヤさんに感謝デス!笑

じっくり楽しんでくださいネ~!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

悪の組織バイオ・コブラ。

その怪人の一人として活動している
ヤモリ型の怪人・モリヤは
今日もバイオ・コブラの一員として、
ヒーローたちと連絡を取り合いながら
壊滅状態に陥った”サタン・クランチ”に代わり、
新たに出現した悪の組織、
”冥界”からやってきたという、”ニヴルデウス”の
調査を行っていたー。

「ーーよぉ、モリヤ。
 お疲れさんー」
”同僚”の怪人・ミゼがそう言葉を口にしながら、
モリヤの元にやって来ると、
モリヤは「へへー、そういや交代の時間だったな」と、
そう言葉を口にしながらミゼに
偵察用の”スネーク・スコープ”を手渡すー。

”ミゼ”は、バイオコブラの中でも当初から活躍を期待されていた
”エリート”怪人で、人間と敵対している当時も
大首領が期待するような戦果をしっかりと挙げていた怪人だ。

けれど、モリヤは違った。
戦闘能力もそこまで高いわけではないし、
特殊能力もそこまで強力なものを持っていないー。

が、地道に成果を上げることで、大首領に信頼される怪人の一人となり、
ここまでやってきたのだ。
軽い調子に見えるものの、”努力”という面においては
バイオコブラの怪人の中でも右に出るものはいない。

「ーそれにしても、今度は”ニヴルデウス”とかいうわけの分からない
 組織が出て来るなんてなぁ」
モリヤが去ろうとしながら言うと、
ミゼは「へへ…この世界も含めて、全宇宙にはヤバいやつらがたくさんいるからな」と、
ニヴルデウスの隠れ家とされる場所を見つめながら笑う。

「へへーそうだなー」
モリヤはそれだけ呟いて立ち去ろうとすると、
ミゼは思い出したかのように言う。

「そういや、あの女は元気かー?」
ミゼの言葉に、モリヤは「ん?むみょか?」と、
そう返すー。

”むみょ”とは、”無名(むみょう)”のことで、
毎日創作活動を行いながら、現在はヒーロー活動もしている。

ミゼは、そんな無名を以前、操ったことがあり、
先日、和解して”友達に”と言われたものの、
ミゼの側が気まずくて、会うことはそれから出来ていないー。

「ーんだよー。そんなあだ名で呼んでるのかよ?」
ミゼが少し不満そうに言うと、
モリヤは「へへー。ヒーロー側との調整役だから、
色々会うことが多いんだよ」と、そう言葉を口にするー。

「ーーチッ」
ミゼはそう言葉を口にしながらも、
「ーまぁ、機会があったらよろしく伝えておいてくれ」と、
そう言葉を続けたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

バイオ・コブラのアジトに戻ったモリヤは、
サソリ型の怪人・スコーピーに声を掛けられたー。

モリヤと同じく、堅実に成績を伸ばして来た怪人だ。

「ーあれ?お前、死ななかったっけ?」
モリヤが首を傾げながら言うと、
スコーピーは「あぁー。ついさっき生き返ってな」と、
そう言葉を返すー。

モリヤは少しきょとんとした顔をしながら
「いやいや、そんな日常茶飯事的な言い方をするなよ」と、
そう言葉を口にするー。

スコーピーは少しだけ笑うと、
「ー蛇神様の力を得たあの女の力で、蘇生したんだよー」と、
そう言葉を続けるー。

「あの女?むみょか?」
モリヤがそう言うと、スコーピーは「むみょ?」と、そう言葉を返してから
モリヤは「あぁー、いや、」と、無名のことをちゃんと口にする。

「あぁ、そうそう、そいつだー。
 そいつが大首領と話し合って
 この前のサタンクランチとの決戦の時に死んだ怪人を
 光の力で蘇らせてくれることになってなー」

スコーピーはそう言葉を口にすると、
モリヤは「へぇ」と、頷きながら
「ーーじゃあ、お前の相方のセンチュリーも生き返ったのか?」
スコーピーの相方であるムカデ型怪人・センチュリーのことを口にしたー。

「いやー」
スコーピーはそう言葉を口にすると、
「死んだやつを生き返らせるには、かなりのエネルギーが必要なようでなー
 数日に1回が限界らしいから、順番待ちだな」
と、そう続けるー。

「ーあぁ、まぁ、そりゃそうだよな」
モリヤはそう言葉を口にしてから頷くと
「で、何でお前が1番目だったんだ?五十音順?」と、そう言葉を口にする。

「ーーーーー」
スコーピーはそう言われると、自分の頭の中であの戦いで
死んだ怪人の名前を思い浮かべるー。

「た、確かに俺が五十音順で一番早いけどー、
 そうじゃない」
スコーピーが苦笑いしながら言うと、
モリヤは「だよな。そんないい加減な方法でー」と、そう返すー。

がー、スコーピーは苦笑いしながら言った。

「ーー…”くじ引き”で決めてるみたいだー」
とー。

「ーはぁ?くじ引きかよ」
モリヤは”適当だな”と、笑うと、
「ゲラとキリカマがくじを引いて、それで蘇生するやつを決めてるらしい」と
スコーピーはクラゲ型の怪人・ゲラと、
カマキリ型の怪人・キリカマの名前を口にしたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

数日後ー
ラフレシア型の怪人・”ラフレア”が蘇生したー。

ラフレアはプライドの高い女の怪人だー。

「ー全くー、あんたがわたしを守らないからこんなことにー」
モリヤに不満を漏らすラフレア。

「いやいや、俺かよ!
 あの戦いの時、俺はお前の近くにいなかったぞ!」
モリヤがそう指摘すると、ラフレアは
「それでも、わたしを守るべきだったの!」と、そう言い放ったー

「無茶苦茶だなーまぁ、いつものことか」
モリヤがそう言葉を口にすると、
バイオ・コブラの本部にいた無名の方を見て
「大丈夫か?」と、そう声を掛けるー。

「え?まぁー…ちょっとは疲れますケドー、すぐに回復するので」
蛇神から預かった力で、バイオコブラの怪人を数日ごとに1体、
蘇生させている無名ー。

「ーー悪いなー俺たちのために」
モリヤは少しだけ申し訳なさそうに言うと、
「ーーまぁ、今は味方だからなー」と、
無名の近くにいたヒーローの拓斗もそう言葉を口にしたー。

「ーーいや、俺たちにもっと力がありゃ、
 あんなことにはならなかったんだー。
 誰も死なずに、サタン・クランチどもを撃退できてりゃ
 こうして、蘇生して貰う必要もなかったわけだからな」
モリヤがそう言うと、無名は苦笑いしながら、
「ーそれだけ必死に戦ってたってことですし」と、
そう返してくるー。

「ーーあんたは優しいな」
そう言いつつも、モリヤは
「でも、俺たちも強くならなくちゃいけねぇ」と、
新たな敵・”ニヴルデウス”が出現した今、
同じ過ちを繰り返し続けるわけにはいかない、と、
そう言葉を続けるー。

「ーーまぁ、それは良い心がけだなー。
 大首領も言ってたが、蛇神の力を以てしても
 蘇生にも限界があって、
 繰り返せば魂を呼び戻せなくなるらしいからな」
拓斗がそう言うと、
無名は「そうなんですねー」と、呟く。

モリヤも「そ、それは知らなかったぜー」と、
そう言葉を口にすると、
「まぁ、見てなー。俺たちは強くなる。今まで以上に」
と、そう付け加えたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

それからも数日ごとに”蘇生”は続いた。

シロアリ型の怪人・ホワイトアントが蘇生するー。
ホワイトアントは基本、無口で
蘇生しても、あまりリアクションが薄かったー。

続いて、ムカデ型の怪人・センチュリーも蘇生したー。
相方であるサソリ型の怪人・スコーピーとの再会を
喜ぶ姿を見て、モリヤも「良かったな」と、
そうスコーピーに声を掛けるー。

大鷲型の怪人・ワシーラも数日後に蘇生ー、
すぐに頭に血が上る単細胞な怪人で、
あの戦いの時も、サタンクランチの幹部”ドール・サイクロン”に、
威勢よく攻撃を仕掛けて返り討ちに遭ってしまっているー。

が、ワシーラは蘇生してもなお、
「ワシは次こそ負けんぞ」と血気盛んだー。

そんな蘇生が続く中、
モリヤは少し緊張した様子で大首領の元を訪れるー。

「大首領ー」
モリヤがそう言うと、大首領はいつものように
バイオ・コブラのシンボルマークから声を発するー。

”モリヤかー。今日は”ニヴルデウス”の偵察担当ではないはずだがー?”
大首領がそう言葉を口にする。

今日は、ミューラとデスマンバの二人が偵察を行っているー。
ミューラの蘇生後、メットスリーを名乗り裏切っていたデスマンバも、
贖罪のためにと、再びバイオコブラに忠誠を誓い、
ミューラとも上手くやっているらしいー。

「ーー今日は、提案がありまして」
モリヤは少し気まずそうに、けれども少しニヤニヤしながら言うと、」
「ー俺たちは弱いです」と、そう言葉を口にするー。

”ーーいきなりどうした?”
大首領がそう言葉を口にすると、
モリヤは少し緊張した様子で、
「あの日ー、サタン・クランチの襲撃があった日、
 俺たちだけではきっと大首領もお守りできなかったー」と、
そう言葉を続けるー。

「俺たちはもっともっと、強くならなくちゃいけねぇー
 そう思ったんです」
モリヤがそう言い放つと、
大首領は”あの時は奇襲だったー。それに奴らの人数も多かったであろう?”と、
モリヤを慰める言葉を口にする。

”それに、ここにやってきた連中はほとんどが幹部クラスの怪人だった。
 お前が気に病むことはないー”
大首領のその言葉に、モリヤは「いえ」と、それだけ言葉を口にすると、
「ーそれでも、俺たちは強くならなければいけません」と、そう言い放ってから、
”提案”を口にしたー。

「ー修行の一環として、最強怪人決定トーナメントを開催するのはいかがでしょう?」
とー。

”最強怪人決定トーナメント???”
大首領が少し意外そうな声を出すと、
モリヤは言ったー。

「大首領ー恐れながら直々に”景品”を何か考えてはいただけないでしょうかー?
 大首領の景品とあれば、みんな本気で大会に備えて修行するでしょうー。

 ーー遊びの意味もありますが、
 修行をすることによって、怪人全体の実力の底上げにつながるー。
 そうは思いませんかー?へへー」

モリヤがニヤニヤしながら言うと、
”フムーそれは確かに一理あるなー”と、大首領から開催の許可を得て、
”最強怪人決定トーナメント”を開催することになったのだったー。

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バッタ型の怪人・バッターも蘇生し、
あの戦いで倒された怪人たちは全員蘇生を終えたー。

それと同時にバイオコブラ内で
最強怪人決定トーナメントの開催が告知されたー。

”大首領直々の褒章があるー”と、
そう発表されたことで、モリヤの読み通り、
怪人たちは盛り上がり、それぞれ修行を始めたー。

「ーークククー
 モリヤよー。お前が発案したらしいが、お前には負けないからなー?」
クラゲの姿をした怪人・ゲラがそう言うと、
モリヤは笑いながら「へへへ…一度死んで蘇生した再生怪人には負けねぇよ」と
笑みを浮かべるー。

「なんだと?」
ゲラが不満そうにするのを見て、モリヤは「俺はまだ死んでないからな」と
得意気に笑うー。

そして、修行のためにバイオコブラの本部内にあるトレーニングルームへと
やってきたモリヤはため息を吐き出すー。

”さてー俺が勝つにはどうすればいいかねぇ”
モリヤは戦闘専門ではないー。
諜報活動など、そういった方面を得意としているほか、
交渉なども得意としているー
戦闘ができないわけではないものの、
戦闘を専門とした怪人たちには”そのまま”では及ばないー。

「ーなんか、必殺技を考えないとなー」
そう言葉を口にすると、モリヤは笑みを浮かべたー。

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「ーーどうすればいいと思う?」

無数の装置に繋がれた”大首領”が、
無名に対してそう言葉を口にしたー。

「ーーどうすればってー…」
大首領の”本体”がいる場所に呼び出された無名は
苦笑いすると、
「ーー怪人さんたちが喜ぶものってどんなものなんですか?」と、
そう言葉を口にするー。

大首領は、モリヤからの提案で開催を許可した
”最強怪人決定トーナメント”の優勝者に与える褒章を考えていたー。

「ーーフムー」
動くことのできない大首領は、そう言葉を口にすると、
「あやつらが喜ぶものかー」と、普段の加工音声ではなく、
どこか可愛らしさも感じる声で言葉を口にするー。

そんな大首領に対して、無名は言うー。

「相手が喜ぶものー…それを選ぶのが一番だと思います」
と、そうした上で、
「私はまだあまり分からない部分もあるのでー。
 怪人さんたちのことは、大首領様が一番よく知ってるはずだと思いますよ」

そんな言葉を付け加える無名ー。

「確かになー。
 アイツらが喜ぶものー…か」
大首領はそう言葉を口にすると、
「ふふー、このようなことは考えたことがなかったー。
 人間と接しているうちに、我も色々変化しているのだなー」と、
穏やかな表情でそう言葉を口にしたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そしてーー
怪人最強決定トーナメントが開催されたー。

参加した怪人は32名ー。

「ーーじゃあ、セミさん。頑張ってくださいネ」
無名にそう声を掛けられたミゼは「えっ?お、おぅ」と、
そう返事をするー。

「モリヤさんもー」
無名に続けて声を掛けられたモリヤは
「人間にそう呼ばれると”守屋さん”って呼ばれてる気分になるぜ」と、
苦笑いしながら、そう言葉を口にすると、
神父の服を着た狼型の怪人・ルウフが「では、皆さんー時間になりました」と、
そう言葉を口にしながら、”進行役”として言葉を口にし始めるー。

「大会の組み合わせを発表します」
ルウフがそう言うと、
モニターにAブロックとBブロックの第1回戦の組み合わせが表示されたー。

「ーー俺かー」
Aブロックは「ミゼ」VSカマキリ型怪人「キリカマ」ー。
そして、Bブロックはトラ型の怪人・ガイターと、サソリ型の怪人・スコーピーの戦いだったー。

「ーーへへー早速ミゼは出番かー」
そう言葉を口にしながら、モリヤは新しい必殺技の最終確認をしつつ、
戦いを見守るー。

”幻影音波(ファントム・サウンド)”ー
ミゼが、相手の感覚を狂わす音波を放つー。
それを受けて、キリカマはカマを巨大化させる「ビッグ・ブレード」という
技を使い、反撃を試みるー。

”猛虎の牙(タイガーファング)”という技で
ガイターはスコーピーに襲い掛かるー。
スコーピーは毒針でガイターに反撃しながら戦いを続けるー

「へへー…みんな強くなってやがるー」
そう思いつつ、モリヤは修行に専念ー。
そして、ようやく自分の出番が巡って来たー。

モリヤの第1回戦の相手怪人は
”バッタ型”の怪人・バッター。

「ーーヒヒ…俺について来られるかな?」
バッターは、部屋の中を縦横無尽にジャンプして
バウンドしながら、モリヤにタックルを仕掛けるー。

”千本跳躍(サウザンド・ジャンプ)”ー
バッターの激しい動きに翻弄されるモリヤー。

がー、モリヤは自分が元々持っている技ー
”レーダーズ・アイ”を使用するー。

精神を集中させることで、相手の居場所を正確に把握する
能力だー。

バッターがいかに早く飛び回ったところで、
この”レーダーズ・アイ”からは逃れらないー。

「そこだー」
モリヤは強烈な尻尾攻撃を繰り出すと、バッターを一撃でノックダウンして、
第1回戦の勝利を収めたー。

「ーーククーお前も勝ったのかー」
モリヤの勝ちを確認すると、ミゼは笑みを浮かべながらそう呟くー。

そして、第2回戦ー。
モリヤの次の相手は、あろうことか毒蛇型怪人のデスマンバ。
裏切ったとは言え、元幹部の実力者だー。

「ーマジかよ」
モリヤが呟くと、デスマンバは「ククー運の無い奴だな」と、
そう言葉を口にしながら、毒針攻撃を繰り出す。

なんとかそれを回避するモリヤ。
その攻防が長々と続く中ー、
モリヤは”仕方ねぇー俺の新必殺技を使うか”と
内心で言葉を口にすると、
修行の成果を見せ付けるべく、尻尾の関節を調整してー、
それを”鞭”のように変形させてみせたー。

「へへへーモリヤウィップだぜー」
モリヤはそう言葉を口にすると、自分の尻尾を鞭のように振るい始めるー。

「ーぐ…ぐぐぐー」
デスマンバは想定外の反撃に驚き、戸惑うー。

そうこうしているうちに、
「これが俺の最終奥義だ!」と、モリヤがそう叫ぶと、
尻尾を竜巻のように回転させて”モリヤ・トルネード”を放つー。

「ーバ、馬鹿なー!?」
発生した竜巻に巻き込まれたデスマンバは吹き飛ばされて
そのままノックダウンー。

モリヤは2回戦も勝ち上がり、まさかのベスト8に進出したー。

「ーわぁ…モリヤさん、なかなか凄いですねー」
無名に声を掛けられたモリヤは「へへーそれほどでもー」と、
そう言葉を口にする。

そこに、ミゼもやってきて「俺もスゴイぞ」と、そう張り合うと、
無名はそんな姿を見て笑ったー。

ベスト8の試合が始まるー。
ミゼ、ゲラ、モリヤ、ガイター、ミューラ、ラフレア、デム、ルウフの8人が
勝ちあがっている状態ー。

「ーー」
進行役も兼ねるルウフが、組み合わせを発表した後に、
「私の相手はデムだー」と、そう言葉を口にして、デムの前に立ちはだかるー。

デムは、スコーピーの相棒・センチュリーと同じくムカデ型の怪人。

8人がそれぞれ戦いを始める中、
モリヤはクラゲ型怪人・ゲラとの戦闘を始めるー。

ゲラの触手と、モリヤの尻尾がぶつかり合うー。
激しいぶつかり合いの末に、モリヤが吹き飛ばされると、
モリヤは”モリヤ・トルネード”を再び使うー。

が、ゲラは”電磁バリアー”を発動するとその攻撃を防ぎ、
触手で強力な一撃を叩き込んだー。

ノックアウトされるモリヤー。

「ぐぐ…くそっ…主人公補正で優勝できると思ったけど、
 そんなに、上手くはいかなかったー…か」

モリヤは悔しそうにそう呟きながら、
ガクッと倒れ込むー。

モリヤの戦いは、ベスト8で終わってしまったのだったー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

”優勝したガイターには、最高幹部の位を授けると共に、
 我から、特別勲章を授けるものとするー”

大首領の言葉に、ガイターは
「ははっーありがたき幸せ」と、心底嬉しそうにそう言い放つと、
デスマンバ失脚後、空席となっていた幹部の座を手にして
とても嬉しそうに笑うー。

「くっそ~!!せっかく準決勝まで進んだのによー」
ミゼがそう言うと、ガイターは「フンー愚か者め」と、
準決勝で倒したミゼを笑うー。

大首領はそんな怪人たちの様子を見つめながら
”この者たちが喜ぶものー…愚問だったなー”と、
無名からの言葉で決めた優勝の褒章を喜ぶ怪人たちを見て、
どこか安堵の表情を浮かべるー。

そしてー、怪人たちはみんな、強くなったー。
優勝したガイターはもちろん、
他の怪人たちも強くなったー。

「ーー大切な人のためなら、強くなるー…か」
大会を観戦しに来ていたヒーローの拓斗がそう呟くー。

怪人たちにとっては”大首領”は大切な存在ー。
そのために、強くなるー。
これからもー。

「ー俺もー」
ヒーロー仲間の愛唯のことを思いながら
拓斗がそう言葉を口にしていると、
優勝者である怪人・ガイターが拓斗の元に近付いて来たー。

「せっかくの機会だー。一つ、アンタとも手合わせを願いたい」
ガイターのその言葉に、拓斗は少し意外そうな表情を浮かべると、
無名の方をチラッと見るー。

”いいんじゃないですか?”と言いたげな無名の表情を見て、
拓斗は苦笑いすると、
「ま、たまにはいいかー」と、優勝者であるガイターと
一戦交えるために、準備を始めるのだったー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

数日後ー。

”ニヴルデウス”に相変わらず動きはないー。

が、壊滅状態に陥った”サタン・クランチ”の残党である
ナンバー付きの怪人、謎の剣客・弐が
バイオ・コブラの補給拠点を襲撃したー。

「ーーーーー」
補給拠点の戦闘員を蹴散らしていく弐。

そこに、怪人モリヤと、怪人ミゼが駆け付けると、
弐は、表情を歪めながら二人の方を振り返るー。

「ー相手はナンバー怪人だぞー
 俺たちより、遥かに強い」
モリヤがそう言葉を口にすると、
ミゼは「ククー」と少しだけ笑うー。

「でも、俺たちもあの時よりはるかに強くなっただろ?」
ミゼのそんな言葉に、モリヤは「だなー」と頷くと、
あの日、バイオコブラのアジトに乗り込んで来た怪人の一人・”弐”と
対峙するー。

今度は、負けないー
俺たちは強くなったー。
大切なものを守るためー。

モリヤとミゼは、意を決して”弐”に立ち向かっていくのだったー

おわり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

リクエストありがとうございました~~~!!

今回は、TSFな部分は絡めず、
モリヤさんの成長物語をひたすら
描いてきました~!☆

少しバトルモノっぽい要素も入れて味付けも…★!

少しでも楽しめていれば嬉しいデス!!
お読み下さり、ありがとうございました~!★!

PR
Skeb

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