Skeb<MC>無名さんを妹にした悪の怪人

※本作品は、Skebでご依頼を受けて執筆・納品済みの作品デス!
 内容はSkebに納品したものと同じデス!

※SKebでリクエスト内容も含めて
 誰でも見られるようになっているので
 こちらでも、誰でも見れる部分は同じように掲載しています~!

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★リクエスト内容★
※ご依頼者様から頂いた内容デス!

おはようございます! 
朝からリクエスト申し訳ありません

昨日納品していただいた作品はやや「過激」でしたので、
今作は「ギャグ風」な形の展開にしていただけたら幸いです

①・無名さんの操り・憑依シリーズ第3弾で、
今回はお風呂でゆったりしてる無名さんに、前回に登場した吸血怪人・ミューラが来て、
無名さんの心を操り、ミューラの「妹」にして姉妹のイチャラブする展開を希望したいです
 ↑この時、無名さんの台詞で
 「ど、どうして私ばかり狙うの」という感じの台詞があると嬉しいです

②・今回のバイオ・コブラマークは、左側ヒップに刻印されるのを希望したいです。
↑前回のミゼの「妻」として操りが未だ残っている描写があると嬉しいです

③・今回で「3度」バイオコブラ大首領に無名さん会う形になるので、そこら辺のギャグもあると嬉しいです

④・今回の無名さんの操りは、一見普段通りな雰囲気で、
前回に登場した女性ヒーローの愛唯(めい)さんを、ミューラと無名さんが協力して、
見事バイオコブラの仲間にする展開を希望したいです

⑤・今作も、ラストはヒーローが勝つハッピーエンド展開を希望したいです!

 以上5点のリクエスト内容を、ご迷惑で無ければよろしくお願い致します
 朝から長々と、本当に申し訳ありませんでした。失礼致します

★★★★

↓ここからスタートデス!

・・・

”無名さんを妹にした悪の怪人”

★リクエストありがとうございます~~!★

まさかまさかの続編の続編リクエスト~!!
リピートありがとうございます~~!!

私が悪の組織に~!と、いうとんでもないお話ですケド、
普段は書けないものなので、
私自身も楽しく執筆できました~!

今回も、ぜひ楽しんでください~!!

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悪の組織”バイオ・コブラ”に
2度も支配され、そして解放された無名は、
今度こそ、日常を取り戻していたー。

どうやら、1回目か2回目、どちらの時かは分からないけれど、
支配されている最中に近所の子にきつく当たったのか、
顔を見るだけで怖がられるようになってしまって、
ちょっぴり落ち込みながらもー、
今日も、憑依空間を更新したり、仕事をしたり、
プライベートも楽しみながら、日常生活を送っていたー。

「ー♪~」
お風呂で髪を洗って、身体を洗い終えてー、
大好きな香りを浴室に漂わせながら、ひと時を過ごす無名ー。

「ーー次のお話どうしようかなぁ~…」
そんなことを考えつつ、無名はお風呂の中でのんびりとした
時間を過ごすー。

お風呂で考えることと言えばー、
創作のことー、憑依のことー、
それに、食べたいお菓子のことだったり、
ネイルのことだったり、その日によって様々ー。

今日も色々なことを考えつつ、そろそろお風呂から出ようとした
その時だったー。

「ーーーえっ…!?」
誰もいないはずなのにー、
突然、浴室の扉が開いて、思わず悲鳴を上げそうになった無名ー。

そこにはー
吸血鬼のような風貌の女怪人ー・”ミューラ”の姿があったー

「ーー~~~~~~」
相手が同性同士とは言え、いきなり見ず知らずの人間に
お風呂を見られたり、身体を見られたりするのは気分の良いものではないー。

「ーわ、私の家に勝手に入ってー…な、何の用ですかー!?」
無名が思わずそう声を上げると、
ミューラは「ふふー。あなたがミゼの”妻”だった子ねー」と、
笑みを浮かべるー。

ヒーローから”妻にされていた”ということまでは
聞いていない無名は「つ、妻!?!?」と、声を上げてしまうー。

しかし、ミューラは、そんな無名の反応を無視して、
笑みを浮かべると、
「ーーあなたには、もう一度”バイオ・コブラ”のために
 働いてもらうわー」
と、そう言葉を口にするー

「ーそ、そんなー…私にもやることがたくさんあってー」
流石に、悪の組織に何度も利用されるのは困るのか、
無名がそう言葉を口にすると、
「ーうるさいわねー。あなたは今日からわたしの妹として
 働いてもらうわー」と、ミューラはそう言葉を口にしたー

「ど、どうして私ばっかりー…」
無名が心底困惑した表情を浮かべながらそう言葉を口にすると、
ミューラは「そうねぇ」と、少し考える仕草をしてから続けたー。

「ーー友達が可愛いアクセサリーを身に着けてたら
 周りの子も、それが欲しくなるでしょー?

 ーそれと同じようなことよー」

とー。

そして、ミューラはそのまま無名の腕に噛みつくと、
無名に”術”をかけたー。

相手を支配し、意のままに操る術ー

「ーーーぁ…」
これで3度目ー
再び支配されてしまった無名は、
「ーーお姉さまー…」と、ミューラを見つめながらそう言葉を口にすると、
ミューラは満足そうにー、
「そうーあなたはわたしの可愛い妹ー」と、
無名の髪を触ると、
少し間を置いてから、「ー全身を見せなさい」と、そう言葉を口にするー

「はい、お姉さまー」
さっきまで身体を隠そうとしていた無名が
何の迷いもなくお風呂の浴槽から立ち上がると、
ミューラは無名の身体を確認しながら、
正面を見終えると、背中を向けるように言ったー

そしてーーー

「ー”そこ”ねー」

”バイオ・コブラ”の怪人に憑依されたり、操られた人間に出現する
毒蛇のマークが、左のお尻のあたりにあることを確認すると、
ミューラは「いいわよー」と、そう言葉を口にするー。

「ーゲラもミゼもー平気でこのマークを人前で晒させたり、
 人前でも乱暴な態度を取らせるから、失敗したのー
 でも、わたしは違うー」

ミューラは一人、そう言葉を口にすると、
無名のほうを見つめながら、笑みを浮かべたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

”ーーむー?”

バイオ・コブラの大首領が、
怪人ミューラが、人間の女を引き連れて来たことに気付くと、
”また、その女かー”と、少し呆れ気味に言ったー。

「あらー。そんなこと言わないであげてー」
ミューラが笑みを浮かべながら言うと、
「”むみょ”はわたしの可愛い妹なんだからー」と、そう言いながら、
髪を触るー。

黒い小悪魔のような格好で現れた無名は、
「ー大首領様ー。ミューラお姉さまの妹の無名ですー」と、
嬉しそうに、そして、普段の無名とは違う無邪気な様子で
そう言葉を口にしたー。

”ーーーこれで3度目の自己紹介だなー”
大首領がそう言うと、無名は少しだけ不思議そうな表情を浮かべるー

”最初は器として、2度目は妻として、そして今回は妹ー。
 哀れな女よなー”

大首領が少し同情するかのように、そして呆れるかのように言うと、
「首領ー。妹が困ってるわーそのぐらいにしておいて」と、
ミューラが口を挟むー。

”ククーまぁ良いー。
 無名よー。ミューラの妹として役目を果たすがよい”
大首領はそう言葉を口にすると、無名は「はい!頑張ります!」と、
可愛らしい仕草をしながら、笑みを浮かべたー。

「ーふふーいい子いい子ー」
ミューラがそう言葉を口にすると、
無名は、ふと言葉を口にしたー

「ーーあれ…そういえば、ミゼ様は~?」

バイオ・コブラの怪人に再び術で支配されたことで、
”前の支配”の記憶が一部受け継がれているのだろうかー。

ミューラは「あぁー…ミゼならー…死んだわ」と、
そう言葉を口にすると、「え…」と、無名は
心底ショックを受けた様子でその場に立ち尽くしたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ーーーー最近、あの人間の女、よく見かけますねー」

大首領の間では、
ムカデ型の怪人・デムがそう言葉を口にしていたー。

”ーそうだなー。”
毎回異なる雰囲気に少し戸惑う大首領ー。

そんな大首領に向かってデムは言うー。

「ーちょうど”幹部”が一枠空席ですし、
 あの女に幹部になってもらったらどうですー?」
ニヤニヤしながら、そう言葉を口にするデムー。

「あの身体なら、色々使い道もー」
デムがそこまで言うと、
大首領は”ーまた、あの人間の別の姿を見ることになるなー”と、
少しため息交じりでそう言葉を口にするー。

同じ人間が3度も別の怪人に身体を使われることは
珍しいのか、さすがの大首領も少し苦笑いするしかなかったー。

”まぁ良いー。それよりもデムよー。
 オーブの収集とー、”蛇神様”を召喚するための器探しー
 しっかりと頼んだぞ”

大首領はそう言葉を口にすると、
デムは「ははー」と、頭を下げたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

無名は、アジト内に設置された”死んだ怪人”たちを
祭る墓のような場所で、一人、泣き崩れていたー。

本人からすれば、怪人になんて思い入れはないはずだし、
むしろ怖いはずなのに、
人生で一番悲しいことがあったかのように泣き続けているー。

その背後で、腕組みをしながらその様子を見ていたミューラは、
”ミゼのやつの術の影響も、わたしが術をかけたことで
 また表に出てきたようねー”と、
ミゼの妻として、夫の死を悲しんでいる無名を見つめながら、
心の中で呟くー。

”今の無名”にとっては、大好きで大切な夫の死を
悲しまずにはいられなかったー。

「ーもう、いいでしょー」
ミューラが、ずっと泣いている無名に手を乗せると、
「ーーー人間たちー許さない!」と、無名は声を上げるー。

”あなたも人間なんだけどーまぁ、それはいいわー”と、
内心で思いつつ、
「ーーふふー安心しなさいー
 あなたの大事な人の仇も取るからー」と、そう言葉を口にすると、
泣きすぎて目がショボショボになった無名に対して言ったー。

「ー”お姉ちゃん”の言う通りにしてくれるー?」
とー。

「ーーーーーーはいーーお姉さまー」
無名はそう言葉を口にすると、ミューラから
”作戦”を聞かされて笑みを浮かべたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

無名は、自分の家に帰宅して”憑依空間”の更新を行っていたー。
服装も、いつもの無名が着ているような服装ー。

当然、”毒蛇”のマークが浮かび上がっている左側のお尻も
見えないようになっているー。

”ーーえ~?もっと可愛い服着たいのに~!”
無名は、”お姉さま”に、そう言ったことを思い出すー。

”ーふふー我慢しなさいー
 むみょー。あなたの”夫”の仇を取るためよー”

そんな”お姉さま”の言葉を思い出しながら、
「ーーミゼ様のために、お姉さまのために我慢しなくちゃー」と、呟くー。

ミゼとゲラの失敗ー
それは、”無名”に、本人とかけ離れた行動を取らせ過ぎたことだと、
ミューラはそう分析していたー。

普段通りのことをさせておき、
普段通りの振る舞いをさせてー、

そしてーーー

「ーーー」

憑依空間の更新を終えた無名は、
ヒーローの相方である、”愛唯”の元を訪れていたー。

「ー先日は、本当にご迷惑をおかけしましたー」
心底申し訳なさそうに、愛唯に対して言葉を口にする無名ー。

「ー別にいいのよー
 あなたは操られていただけだし、何も悪くないからー」
愛唯がそう言葉を口にすると、
無名は「でもー、わたしが迷惑をかけたのは事実なのでー」と、
そう言葉を口にしながら、お土産のお菓子を手渡すー。

「ーーふふー、わざわざありがとねー」
愛唯はそれだけ言うと、無名を家に招き入れるー。

まさか、その無名が”また”別の怪人に支配されているとも知らずにー。

”ふふふふふー”
ミューラは、その様子を無名のスカートの中に潜ませている
”使い魔”の毒蛇を介して監視していたー。

「ーヒーローたちは、わたしたちの術は通用しないー
 けど、”内側”からその力を弱めてあげれば
 術で支配することができるはずー」

ミューラはそう言葉を口にするー。

ミューラが大首領に立案した作戦ー
それは、”ヒーローの相方である愛唯を術で支配すること”

しかし、ヒーローは通常の人間では絶対に手にすることのできないレベルの
強靭な精神力を身に着けていて、
そのままでは術は通用しないー。

だから、無名を操り、無名に”その力”を弱めるための毒を盛らせるのだー。

「ーーーー」
無名は、”愛唯”の飲み物にその”毒”を潜ませると
邪悪な笑みを浮かべるー。

愛唯の言う、”綺麗な手”を再び悪事に汚す無名ー。

けれどー愛唯は、その無名の異変に気付くことはできなかったー。

怪人に”憑依”されていれば怪人の気配がするものの
今の無名は操られているだけー。

しかも、操られた人間に浮かぶ”毒蛇”のマークは
服で隠れていて、
使役されている毒蛇も、スカートの中で、身体に
巻き付いて隠れているー。

そのため、愛唯は気付けなかったー。

「でも、2回も狙われちゃうなんて、大変だったよねー。
 どこか、身体に具合の悪いところはないー?」
愛唯が、何も気づかずに、”内側”から、精神力を弱める
特殊な毒が盛られた飲み物を口にしながら言うと、
無名は「ー全然元気ですーありがとうございますー」と、
そう言葉を口にしたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ーーあ~~やっと可愛い服を着れる~!」
小悪魔のような服装に着替えた無名が嬉しそうに言うと、
「お姉さま~!褒めて褒めて~」と、
嬉しそうに駆け寄って来るー。

「ふふーむみょー偉いわー。わたしの可愛い妹ー」
ミューラが、そう言葉を口にしながら
無名の頭を撫でると、心底嬉しそうに無名は笑うー。

「ーーその服は、外では着ちゃダメだからねー
 少し”模様”が見えるからー」
お尻のあたりを指差しながら無名に言うと、
無名は「はいーお姉さまー」と、それだけ言葉を口にして笑うー。

「ーーーふふふふー
 ーー人間なんて使役するためだけの道具だと思っていたけどー
 こうしてペットみたく飼うのもなかなかいいわねー」
ミューラはそう言葉を口にすると、邪悪な笑みを浮かべながら
無名のほうを見つめるー。

「ーね~ね~お姉さま!わたしと遊んで~!」
無邪気に笑う無名ー。

”ちょっと、妹属性を強めすぎたかしらー”
無名を操ってからも、何度か”ミューラの好み”に調整を繰り返していて、
数日前に”妹属性”を強めたせいか、
普段は”お姉ちゃん”の立場である無名が、完全に無邪気な振る舞いを
繰り返すようになってしまっているー。

「ーーーーふふふーまぁいいわー
 暇つぶしに遊んであげましょー」
ミューラはそう言葉を口にすると、無名を見つめながら笑みを浮かべたー。

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「ーわたしも、少しでも力になれればと思ってー」

数日後ー
無名は操られたまま、再び愛唯の元を訪れて、
愛唯と親し気に話をしていたー。

愛唯の飲み物に”毒”を入れて少しずつ愛唯を弱めていくー。

愛唯はそれに気づかず、どんどん精神力を削られているー。

無名と、ミューラの計画通りに事は進んでいくー。

愛唯がトイレに向かうと、
無名は一人呟くー

「ーミゼ様はあんたのせいでー…絶対に許さないからー」

無名が浮かべたことのないぐらいに恐ろしい顔と
怒りのこもった表情ー。

「ぜったいぜったいー許さないから」
そう呟きながら、無名は愛唯に対してさらに”毒”を盛って行くのだったー

そしてーーー

愛唯の精神力は”十分に”弱まったことを確信するとー、
ミューラは、無名を引き連れて愛唯の前に姿を現したー

「ーあ、あなたー、その格好はー」
愛唯が、小悪魔のような姿の無名に驚くと、
無名は「じゃ~ん!」と笑いながら
自分のスカートをめくって、左のお尻の毒蛇の模様を見せ付けたー

「ーま、まさかーー…
 また、その子をー!?」
愛唯が声を上げると、
ミューラは「ーこの子は、わたしの妹ー」と、無名の頭を撫でるー。

そしてー、計画を暴露すると、
ミューラは”愛唯”の腕に噛みついて、そのまま愛唯をも支配してしまったー。

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「ーーよくもミゼ様をー」

アジトに戻った無名は、操られた愛唯の髪を引っ張ったり、
ビンタをしたり、”お仕置き”を続けていたー。

「ーーねぇねぇ、お姉さま!コイツ、わたしのしもべにして!」
無名が子供のように騒ぐと、
ミューラは笑みを浮かべながら「そうねぇー構わないわよー」と、
そう言葉を口にして、愛唯に術をかけるー

「ー謝れ!謝れ!謝れ!」
ミゼのことを怒り狂いながら言う無名ー。

そんな様子を離れた場所から見つめながら
「ムキになっちゃってー…可愛い妹ー」と、ミューラはそう言葉を口にしたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

数日後ー

ヒーローを支援する団体の拠点を、
ミューラは、無名と愛唯を引き連れて襲撃したー。

操り人形のようになった愛唯は、武器を手に
無言で職員たちを蹴散らしていくー。

逃げ惑う職員たちー

そこにー、小悪魔のような衣装の無名が現れて
「ーミューラお姉さまの妹のむみょだよ♡ うふっ♡」と、
本人がそんなこと言わされて、あざといポーズを取っていることを知ったら
失神してしまいそうなポーズと声を出しながら
職員たちを倒していくー。

「ーーここを襲撃すればー”奴”は必ず現れるわー」
ミューラは笑みを浮かべながら、ヒーローの”拓斗”の到着を待つー。

やがてーー
ミューラの狙い通りー、”拓斗”はバイクに乗って姿を現したー

「ーーーよく来たわねー。ここのみんなを助けに来たの?」
ミューラがそう言うと、拓斗は怒りの形相を浮かべながら
「ーーここの人たちを狙うなんてー」と、
”非・戦闘員”である仲間を狙ったことに怒りを露わにするー

しかしーー
ミューラは余裕の笑みを崩さずに、
「ーわたしの可愛い”妹”と”下僕”に勝てるかしらー?」と、
そう言葉を口にしてから、
合図をしたー。

するとー
そこに、操られた無名と、ヒーローの相棒である愛唯が姿を現したー

「ーーめ、愛唯ー…!?」
拓斗はそう叫ぶと、愛唯の右の手に浮かんでいる毒蛇のマークを見つめるー。

「ーーど、どうしてー…?俺たちは術にはー…」
拓斗が言うと、ミューラは無名を撫でながら言ったー。

「わたしの可愛い妹が、”正気”のフリをして毒を盛ってくれたのー」
とー。

「ーえへへへ♡」
嬉しそうに微笑む無名ー。

そんな無名を見て「ーその人は、お前らのおもちゃじゃないぞ!」と、
そう叫ぶと、
ミューラは「おもちゃだなんて思ってないわー…可愛い可愛い妹ー」と、
無名を見つめるー。

「ーーくそっー…」
拓斗はそう思いながら、ミューラを倒そうと、ミューラに向かって走るー。

しかし、無名と愛唯に阻まれー、
特に、ヒーローとしての力を持つ愛唯を前に、
攻撃を受けて、反撃することもできずに倒されてしまうー。

「ぐ…」

拓斗の顔を容赦なく踏みにじる愛唯ー。

「や、やめろー…目を覚ませー」
拓斗がそう声をかけるも、愛唯の目は
明らかに正気を失っているー。

「ーあははは♡ やっちゃえ~!」
無名が叫ぶー。

そんな無名の横で、頭を撫でるミューラ。

拓斗は反撃できないまま、
何とか状況だけを改善しようとするも、
無名に邪魔をされて失敗してしまいー、
愛唯に執拗な攻撃を受けてボロボロになっていたー。

「ーーぐー……」
死をも覚悟する拓斗ー。

「ーーついにあなたの最後の時よー」
ミューラは笑いながらそう言葉を口にするー。

「ーーえへへ♡」
ヒーローが死ねば、自分も永遠に操られたままなのに
嬉しそうに笑う無名ー。

しかしー
その時だったー

”諦めるなー”
そんな言葉と共に、もう1台のバイクが乱入したー。

「ー!?」
ミューラが表情を歪めると、
その視線の先には、別の”ヒーロー”の姿があったー。

「ーーせ、先輩ー?」
ボロボロの拓斗が言うー。

”変身”しているのか、マスクをつけた状態の”先輩”が、
拓斗を見つめると、
「ーー君の相棒は、敵の手に落ちたのかー」と、
そう言葉を口にするー。

「ーだがーそれならばー」
そう言葉を口にすると、”先輩”は、操られている愛唯のほうを見つめるー

彼はー、”バイオ・コブラ”の”前”に暗躍していた
悪の組織”ドール・スネーク”を壊滅に追いやった正義のヒーロー。

その後は海外の悪の組織と戦っていて、
拓斗に”バイオ・コブラ”との戦いを託していたー。

その”先輩ヒーロー”が絶体絶命の危機に駆け付けたのだー。

「ーーー目を覚ませー!」
先輩ヒーローがそう声を上げて、ベルトのようなところから光を発しながら、
そのまま愛唯にそれを叩きつけるー。

すると、愛唯の手から”毒蛇”の模様が消えていきー、
愛唯がその場に崩れ落ちるー。

「ーー…ぐー…」
ミューラが表情を歪めるー。

「ーーー次のチャージまで1分ー」
光のエネルギーを使うのに、チャージが必要らしく
先輩ヒーローがそう言葉を口にすると、
ミューラは叫んだー

「むみょ!あいつを倒しなさい!」
とー。

「ーはい!お姉さまー!」
小悪魔風のスカートを揺らしながら、
先輩ヒーローに蹴りを加えようとする無名ー。

先輩ヒーローはそれをガードするも、
操られた無名は、自分の身体の限界を超えたキックをしてきていて、
足が悲鳴を上げているー。

「ーーー」
スカートがふわりとした間に、”毒蛇”の模様を確認するとー
「この人もー」と、操られていることを確信して、
先輩ヒーローは無名を見つめるー。

”チャージまでのあと40秒ーこの調子でこの子が
 蹴りをしてきたらこの子の足が壊れてしまうー”

そう思いつつ、先輩ヒーローは咄嗟に言葉を口にしたー

「ーーミューラお姉さんのいいところを教えてくれー」
とー

「ーえ? え~っとね~」
無名が子供のように、考え始めるー

「ーちょっ!?」
ミューラが声を上げるー

さらに、先輩ヒーローは”なぞなぞ”を出し始めるー

妹属性を強められすぎている無名は
戦闘をやめて、楽しそうになぞなぞを考え始めてしまうー

「ちょ、ちょっと!むみょ!」
ミューラが叫ぶも、先輩ヒーローの”チャージ”は完了しー、
光が無名に叩きつけられたー。

無名のお尻の左から毒蛇の模様が消えて、
無名がその場に倒れ込むー

「ーく、くそっ!だったらー!」
ミューラが自暴自棄になって攻撃を仕掛けて来るー。

「ー先輩ー、ここは俺がー!」
体力を持ち直したヒーロー・拓斗がそう言うと、
飛びあがってミューラに強烈なキックを直撃させると、
ミューラは「こんなはずじゃ…なかったのにぃぃぃぃ」と、
断末魔の叫び声を上げながら、爆散したー。

「ーー愛唯ーー」
意識を取り戻した愛唯に駆け寄る拓斗ー。

そんな拓斗を見て、
「ー世話の焼ける後輩だぜー」と、
先輩ヒーローは静かに言葉を口にしたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

数日後ー

「ーーー~~~~~~~」
3度も悪の組織に支配された無名は
「ーさすがに操られ過ぎて大変…」と、貯まった仕事をこなしながら
苦笑いしていたー。

「ーーいたたたー」
足が妙に痛いー。
操られている間に、何か無理をさせられたのだろうかー。

そんなことを思いつつも、
「どうせ、操られるなら、操られてる間の私も見てみたいような…」
などといつものようなことを思いながら、
また、いつもの生活へと戻っていくのだったー。

けれどー、知らない方がきっといいー

怪人の妻にされて、色々されたりー、
怪人の妹にされて、ぶりっ子みたいなことを言わされたりしていた黒歴史は、
知ったらきっと、恥ずかしくて爆発してしまうからー。

おわり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

まさかの続編第3弾のリクエスト~☆

本当にありがとうございます~~~!

物語の中とは言え、毎回操られていると
何だかドキドキしちゃいますネ~笑

今回も、少しでも楽しんで頂けていれば嬉しいデス~!

リクエスト&お読み下さりありがとうございました~~~!

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Skeb

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