<TSF>停電が招く悲劇②~女体化・皮・変身~

今よりも技術が発達したその世界では、
憑依や入れ替わりなどなど、TSFなお楽しみも実現していたー。

しかし、いずれも”何らかの形で電気”が必要で、
その最中に停電してしまいー?

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”女体化手術”が行われているその最中に、
世界規模の大停電が発生したー。

原因は宇宙から飛来した未知の物質によるものー。

そのため、”非常電源”の類も一斉に使えない状態となり、
病院は大混乱に陥っていたー。

以前から”女体化したい”と願っていて、
女体化手術を受けた男子大学生・川村 雄一郎の手術中に
突如として起きた緊急事態を前にDr鶴野は困惑するー。

「ーーー先生!電源が回復しません!」
助手のその言葉に、Dr鶴野は困惑した表情を浮かべたまま
進行中の”女体化手術”の様子を見つめるー。

現在、”手術”の進行状況は50%というところだー。

通常、手術を途中で中断することはあり得ないー。
が、”女体化”に一番重要な部分には電力が必要で、
コンセントからの電力だけではなく、
バッテリーなどで動く電子機器も全て麻痺している状態で
ある以上、これ以上手術を進めることはできないー。

”くそっ、ここで止めたらー…”
Dr鶴野はそう思いつつも、このままでは患者の川村 雄一郎が
死亡してしまうために、やむを得ず、
「女体化オペは中断ー、縫合に移るー」と、
患者の手術を中断する決意をするー。

やがてー
20分ほどして世界規模の停電は解消されたー。

だがーー…
あの状況で20分持たせることはできなかったー。

オペは中断せざるを得なかったー。

とは言えー…

「ーーー」
Dr鶴野は困惑した表情を浮かべながら
”女体化手術”を中断することになってしまった
雄一郎の方を見つめたー。

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「ーーー…ーーーん…」

手術の際の全身麻酔で眠っていた雄一郎が
目を覚ますー。

「ーー…お、俺はー…」
”女の声”が口から出たことにドキッとして
自分の身体を見下ろすー。

すると、そこには今まで自分の身体にはなかった”胸”の
膨らみが見えたー

「ーー…や、やったー…!」
雄一郎が思わず嬉しそうにガッツポーズをするー。

女体化手術ー。
それは成功したのだと確信する雄一郎。

だがーー
その直後ー…
女体化が成功したのであれば
下半身に”ない”はずのものが手に触れたー。

”ある!ない!”を実感しようとした雄一郎ー。

しかし、手に触れたそれを感じてー、

「あ…ある!?ある!?!?」と、
そう叫んだー。

そこにー、担当医であったDr鶴野がやってくると、
「川村さんー」と、申し訳なさそうな表情を浮かべながら
言葉を口にしたー。

「ー実は、手術の最中に
 全世界で一斉に停電が起きましたー
 原因は、宇宙からの未知の物質の通過によるものだと
 報じられていますー。

 その停電はもう回復したのですがー」

Dr鶴野はそう言うと、
雄一郎の方を見つめながら言葉を続けたー。

「ーーー…手術の最中ー
 ちょうど、女体化のための手術が半分ほど終わったところでー……
 停電したために、
 あなたの命を救うため、手術を中断せざるを得ませんでしたー。

 ですのでー」

Dr鶴野が険しい表情でそこまで言葉を言うと、
「ーー…お、お、俺はーー…ど、どうなるんですか?」と
雄一郎はそう言葉を口にしたー。

「ーーー残念ながらーー…」
Dr鶴野は気まずそうに言うー。

女体化手術の特性上、
身体への負担も考慮して”元に戻る”ことは難しいー。
加えて、途中で中断された手術を再開することも
仕組み上、不可能に近く、
過去に、これまで停電以外の理由で世界で数例、
途中で中断された女体化手術があったものの、
いずれの患者も、完全に女体化することもできず、
男に戻ることもできずー、そのままの状態になってしまっているー。

「そ…そんなー………
 こ、この下のも、いらないですよ、俺ー!」
雄一郎が叫ぶー。

仮に、この時代からすれば”昔”のように
下のものを取ろうと思えば取ることはできるー。

が、取るだけで、この時代の”完全に生物学的に女性になる”ような
手術とは違うー。

Dr鶴野は、変化したのは胸と声ぐらいで、
他の部分はまだ”男”の状態のままだと説明したー。

「分かりやすく言えば、胸が女性的で、声が女性のような状態になったー
 ”男性”と言うことですー」
Dr鶴野がそう言葉を口にしながら頭を下げるー。

しかし、”世界規模の停電”はこのDr鶴野のせいではないー。

”運が悪かったー”
そうとしか言いようのない状態に、
”夢”を手に入れる直前だった雄一郎は
「なんでー…なんで俺がこんな目にー!」と、
ぶつけるところさえない怒りを、滲ませながら
そう叫んだー。

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停電発生直前ー。

その男は、”人を皮にする手袋”を入手していたー。
充電式のその手袋は、”人を皮にする”力を持ち、
その力を使って皮にした人間を”着る”ことで、
相手そのものになることができるー、
そんな力を持っていたー。

「ーークククククー
 ついに手に入れたぜー」

逃亡中の犯罪者・黒山 礼二(くろやま れいじ)が
ニヤニヤと笑みを浮かべるー。

憑依や女体化とは異なり、
この時代に存在している”皮”の技術はー
”違法”の技術ー。

各地に存在している憑依専門店や、
医療の分野で使われている女体化とは異なり、
”裏社会に存在する”闇の技術だったー。

「クククー…さてと早速ー
 これでお楽しみと行くかー」
人を皮にする手袋をはめ込んだ礼二は
”ターゲット”を物色するー。

莫大な金を使い手に入れたこの夢の力ー。

最初は、誰で試そうかと、
街中を歩きながら”好みの子”を探すー。

「クククーやっぱ女がいいよなー」
ニヤッと笑う礼二ー。

どうせ他人の身体を乗っ取るなら、
異性を乗っ取りたいー。
そんな下心を隠そうともせずに、
礼二がそう言葉を口にすると、
「ーーと…、バッテリーは満タンだなー」と、そう言葉を口にするー

この時代ではバッテリーの技術も大幅に進歩しており、
”人を皮にする手袋”はフル充電しておけば、
240時間以上連続で稼働させることができるー。

人を皮にしたあと、”これをはめたまま”皮にした人間を着る必要があり、
はめていない状態で着ても”何の効果も”出ないー。
つまり、ただ皮にした人間の身体を被るだけになってしまい、
声も、身体の感触も、何もかも、”自分”のままになってしまうー。

ついでに、”視界”も自分のものになるため、
手袋をはめていない状態で皮を着ると、
何も見えない状態になってしまうー。

着た人間の身体の感覚、視界・音・声ー
そういったものを感じとるためには
手袋をはめた状態のまま皮にした相手を着て”リンク”する必要があるのだー。

「ぐへへー可愛い子発見~…」
邪悪な笑みを浮かべた礼二は、
目の前を歩く女子高生をターゲットに定めるー。

「ーククククー…
 お前の身体はこれから俺が有意義に使ってやるから安心しなー」
礼二は小声でそう呟くと、
人通りのない通りにその子が入ったことを確認して「今だ!」と
声を上げるー。

「ー!?」
下校中だったその子が、驚いて振り返るー。

「ーーその身体はこの俺が頂いたぁ!」
人を皮にする手袋でその子の手を握ると、
驚いた様子のその子から、みるみるうちに、空気が抜けていくようにして
ペラペラになっていきー、やがて”皮”になったー。

崩れ落ちたその子を見つめながら
礼二はニヤニヤしながら、早速、手袋をはめたまま、
その子の皮を着るー。

「ーーくくくくーー…すげぇーホントにこの女の感覚になったぜー」
皮にしたその子を着終えると、ニヤニヤと笑いながら
鞄を漁るー。

そして、”名前”を確認するー。

「げへへへー…恵美(えみ)ちゃんねー。げへへへへへ」
乗っ取られた恵美はそう言葉を口にしながら
嬉しそうに自分のスカートの中に手を突っ込んだり、
自分の胸を触ったり、
甘い声を出してみてニヤニヤしたり、欲望を楽しんでいくー。

「ククククー
 これで俺もJKってわけだーへへへへへー」
乗っ取られた恵美はニヤニヤしながら、
そう言葉を口にすると、
「”この身体”は、色々悪事にも使いやすそうだなー
 まさか、こんなやつが悪さをするとは、
 なかなか誰も思わねぇだろうからなー」と、
そう呟きながらゆっくりと歩き出すー。

礼二が、恵美の身体を乗っ取ったのは、
”逃亡中であるため”に身を隠すー…という理由も
あったものの、
一番の理由は”悪事をしやすい身体”を乗っ取るーー
と、いうことだったー。

恵美のような身体を使えば、
色仕掛けもできるし、”害のなさそうな”雰囲気で
相手を油断させて、色々なことをすることができるー。

その上で、己の欲望を楽しむこともできるし、
言うことなしなのだー。

「ーーへへへへへ…
 さぁて、まずはー」
恵美はニヤッと笑うー。

恵美を乗っ取った礼二が”逃亡犯”として逃亡することに
なってしまったのには
”ある人物”の裏切りがきっかけだったー。

同じく、裏社会で悪事をこなしているその人物の
裏切りに礼二は腹を立てていたー。

「クククーアイツは女好きだからなー
 この身体を使って、破滅させてやるぜー」

そう呟きながら、恵美は
周囲の安全を確認しながら、走って交差点を渡り始めるー。

”ぐへへへースカートのこの感じ、たまらねぇー”

スカートを履いたまま走るという、
礼二にとっては初めての経験を堪能するーー

がーー
その時ーーー
”世界規模の大停電”が起きたー。

コンセントからの電気だけではなく、
充電されたバッテリーの類も異変をきたしー、
”全て”が停止するー。

「ーー!?!?!?!?!?」
その瞬間ーーー
”人を皮にする手袋”の、バッテリーも機能を停止ー、
この手袋をはめたまま”皮”にした人間を着ていないと、
その人間の感覚を共有することができないー

つまりー、停電で手袋の力が発揮できなくなった今ーー
礼二は、”恵美の皮を被っているだけの男”になってしまったー

恵美の視界も、恵美の声も、恵美の耳も、恵美の身体の感覚も
分からなくなり、
礼二は”恵美の皮を被っている”せいで、何も見えなくなったー。

今の状況は、洋服を頭からかぶっているのと、同じー。

「ーーーぐっ、なんだこれー…どうなってるー!?
 何で手袋の電源が切れてー?

 ってか、早く皮を脱がねぇと何も見えねぇ」

礼二はそう言葉を口にしながら、恵美を脱ごうとするー。

がーー
”車”の音が聞こえてきて、礼二は青ざめたー。

”やべっー…こ、ここ、交差点ー…”

しかもーーー
電気自動車は、停電で制御を失っていてーー
恵美を着た礼二はそのままーーー

交差点で何が起きたか分からないまま
その人生に幕を閉じてしまったー。

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時は、再び停電発生前ー。

その女は、
犯罪組織の幹部の男と親しかったー。

彼女の名は、影沼 綾(かげぬま あや)ー。

綾は、笑みを浮かべながら
犯罪組織幹部・尾関(おぜき)と一緒に
酒を飲みながら、
雑談を交わしていたー。

「ーーへへへへへー
 お前だけには教えてやってもいいー」
ご機嫌な表情で、何かを語り出す尾関ー

「え~~?ほんとに~?嬉しい~!」
綾は嬉しそうにしながら、尾関に身体を密着させるー。

がーーー
そんな”表面上”の態度とは裏腹に、
綾は心の中で思うー

”ーー裏取引の場所を、コイツから必ず聞き出すー”
とー。

そうー
ここにいる、綾は”本物”ではなかったー。

本物の綾は、この犯罪組織を調査する捜査班に既に捕まっていて、
この世界に存在する、
コンピューターと接続して、その相手の姿に変身できる
”変身システム”で、捜査官の男・唐沢(からさわ)が、綾の姿に変身、
綾のフリをして犯罪組織幹部の男・尾関から
裏取引の場所を聞き出そうとしていたのだー。

「ーーー…上手くやれよ、唐沢ー」
対策本部では、パソコンの画面に表示された
”変身システム”の管理画面が表示されているー。

そこには、変身している唐沢の写真とー、
変身相手である綾の写真が表示されているーー。

がー
そんな状況の中、他の各地でも甚大な被害や悲劇を引き起こした
”大停電”が近付いていたー…。

③へ続く

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コメント

②では女体化、皮を主に描きました~!☆

残っているのは変身と入れ替わりですネ~!

今日もありがとうございました~!

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TSF<停電が招く悲劇>

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