女子高生を誘拐した犯罪者。
彼は、その両親に身代金を要求した。
しかしー
その直後に入れ替わってしまって、
形成は逆転してしまうー
---------------–
「--くそっ!やめろ!やめろ!くそがぁ!」
愛海(泰治)がじたばたともがいているー
思ったより力が入らないー
くそっ!これが女子の身体かー
などと思いながら必死に叫ぶ。
「テメェ!ただじゃおかねぇからな!」
女子高生の可愛らしい声で限界まで
怒鳴り声をあげる愛海(泰治)
こんな状況でもー
自分が女の子として、こんな乱暴な言葉を
口にしている、という事実に
ゾクゾクしてしまう。
「---ふふふ…」
泰治になった愛海はにこにこしながら
愛海(泰治)のほうに近づく。
鎖で縛られた自分の身体ー。
こんな姿、人には絶対に見せたくないし、
早く自分の身体に戻りたいけれどー、
その前にこの人に仕返ししたいー
普通に下校していただけなのに
急に拉致されて、
しかも、何の罪もないお父さんとお母さんが
逆恨みされてるとか、
絶対許せない!と愛海は思いながら
自分の身体を見つめるー。
「--っと、その前に~」
泰治(愛海)が近くに置いてあった
愛海の鞄から、愛海のスマホを手にする。
そして、現z内の居場所を調べるー
「ふ~ん…なるほどなるほど~」
泰治(愛海)がほほ笑むー
これで、助けを求めることができるようになった。
仕返しが終わったら、警察と両親に連絡して
この場所を伝えて、助けを求めようー
泰治(愛海)はそう考えてから
スマホを置くと、
愛海(泰治)のほうを見たー
そしてーーー
愛海(泰治)の胸を触ったー
「--あっ♡」
愛海(泰治)は胸を触られて
変な声を出してしまうー。
女として、初めて胸を触られた感触ー
男の時には絶対に味わうことできなかった
感覚が、そこにはあったー
「--ふふふふふ…
ほかの人として、自分のを触るなんて…
なんだか変なきぶん」
泰治(愛海)はそう呟くと、
さらに、自分の身体の胸を触るー
どう触れば気持ちよく感じるか泰治(愛海)は
知っているー
なぜなら、さっきまで自分の身体だったのだからー。
「あっ♡ ん…や、、やめろ…♡ くそっ♡ くそぉ♡」
乱暴な言葉を吐きながらも
気持ちよさそうな声を出してしまう愛海(泰治)。
屈辱を感じながらも、鎖で縛られているために
どうすることもできないー
「中身は男のクセして、いい声でわめきやがる」
泰治(愛海)は、
さっき泰治に言われた言葉を
真似して言い返したー
「くそっ…はぁ…♡ なめやがって…」
愛海(泰治)は気持ちよくなりながらも、
鋭い目つきで泰治(愛海)を睨みつける。
「テメェ…ただじゃおかねぇからな…」
愛海(泰治)が
低い声で脅すような言葉を口にする。
「--へ~…」
泰治(愛海)が半分笑いながら
自分の身体を見つめる。
「--わたしって、そんな怖い声を
出すこともできるんですね~…」と
驚いたような表情を浮かべながらー。
「--くそっ…!くそっ…!」
愛海(泰治)はもがくー
当然、自分で縛り付けた鎖が
簡単には外せないことぐらいわかっているー
それでもー
それでももがくことしかできなかった。
もがきながら愛海の身体が
「はぁ、、はぁ」と息を切らしているー
こんな状況でも、
泰治はその愛海の声に少し興奮してしまうー
胸を揉まれたことや、
女子高生の身体になってしまったことで、
泰治は興奮しー、
そして、愛海の身体は少し濡れていたー
「---…顔を赤くしちゃって…
もしかして、わたしの身体になって
その…興奮とかしちゃってるんですか?」
泰治(愛海)があきれた表情で言うと、
愛海(泰治)は「う、、うるせー!」と叫んだ。
「---変態!最低!」
罵声を浴びせる泰治(愛海)-
愛海(泰治)は悔しそうに睨みつけるー
時計を見つめる泰治(愛海)。
”もうちょっと仕返しを楽しめるかなぁ”
などと思いながら、
愛海(泰治)のほうを見つめるー
そういえばー
さっきから、この男の人の身体の
アソコが大きくなっているー
こんな気持ち悪い犯罪者の身体になって
興奮なんかしてないはずだけど
なぜか大きくなっているー
「--…この身体が変態なのかなぁ…
それとも男の人ってみんなこんな
すぐに反応しちゃうのかな~…」
泰治(愛海)が不思議そうにそれを見つめて
そして、膨らんだズボンを触るー
「--うぅぅ…ここにこんなものがあるって
変な気分…
なんか、、こう、尻尾が生えたみたいっていうか…」
触りながら呟く泰治(愛海)
「おおおおおおい!テメ!なに俺の触ってんだ!」
愛海(泰治)が叫ぶー
愛海の声で”俺”と言われると
どうしても違和感があるー
「--そういえばさっきからわたしの身体で
大声出してますケド、喉が枯れちゃうんで
やめてくれませんか!?
もうすぐ合唱祭もあるのに!」
学校行事を間近に控えている状態で
喉がやられてしまうのは、愛海にとって困ることだ。
そう思って、”人の身体で大声を出さないで”と言ったー
しかしー
「へへへ、そうか」
愛海(泰治)が笑うー
そしてー
わざと愛海の身体で大声を出した。
「ああああああああああああああああああああああ!!!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
愛海の喉を傷める目的で大声を出す
愛海(泰治)
「あ!こら!」
泰治(愛海)が叫ぶ。
「--へへへへへ!ど~だ!やめてほしかったら
さっさと鎖を外せ~!
ほら!ほら!ほ~~~~ら!」
挑発する愛海(泰治)
さらに大声を出すー
女子が出しそうにないほどの大声ー
愛海の喉に確実にダメージが蓄積されていくー
「やめてくださいってば!」
泰治(愛海)はそう言うと、
愛海(泰治)の髪を思いっきり引っ張ったー
髪を引っ張られる痛みはよく知っているー
「あ!?うあ!?いててててててててて!!
こら、やめ、、うああああああああ!」
愛海(泰治)が涙目になりながら叫ぶー
「--わかったら、もう、大声出さないって約束してくれますか?」
「あ、、す、、する!するよ!」
愛海(泰治)が痛みに耐えながら
涙目で叫ぶー
「--次、わたしの身体で大声を出したら
もっと強く、髪を引っ張りますからね!」
泰治(愛海)が言う。
愛海(泰治)は痛みに耐えながら
頷き、おとなしくなったー
「---…あ、そうだ」
泰治(愛海)は、
愛海(泰治)のほうを見つめて
大事なことを思い出す。
「ちゃんと謝ってください」
泰治(愛海)はそう言い放った。
「なんだと…?」
愛海(泰治)が疲れ果てた表情で言う。
「---わたしを誘拐したこと、ちゃんと謝ってください」
泰治(愛海)はハッキリとした口調でそう言った。
「へへ…あんま調子に乗るなよ…
元に戻ったら、ひどい目に遭わせてやるからなぁ」
愛海(泰治)がなおも強気に言うー。
「---え?」
泰治(愛海)が、愛海(泰治)の胸を触りだす。
「ん…あっ♡ こら、、やめろ…おい…あぁぁ♡」
愛海(康成)がじたばたしながら喘ぎだす。
「-ふふふ…男の人なのに
そんな声出しちゃうんですねぇ?」
泰治(愛海)が挑発するー。
「--くっそ~~…入れ替わったからって
調子に乗りやがってぇ…」
愛海(泰治)が悔しそうに叫ぶ。
「--誘拐したこと、謝ってください」
泰治(愛海)が怒った表情で言うー
それでもー
愛海(泰治)は謝ろうとしないー
「---くそが…!
あとで覚悟しとけよ…!
この姿で恥ずかしい恰好をしたり、
エッチしまくってやるからなぁ…!」
愛海(泰治)が吐き捨てるようにして言う。
「それは無理ですよー!
このあと、警察とお父さんたちに助けを求めたら
元に戻りますからー!」
泰治(愛海)が勝ち誇った表情で言い放ったー。
助けを求めたら、警察や両親が駆けつける直前に
さっきと同じことをして元に戻るから、
自分の身体で好き放題される心配はないー
「くそっ!くそっ!くそぉ~!」
愛海(泰治)が、縛られた身体を必死に
動かすー
「こんなはずじゃなかったのに~!
お前の両親から金を巻き上げて…
くそぉぉぉぉぉ」
必死に叫ぶ愛海(泰治)
その表情は、愛海の身体とは思えないぐらいに
歪み、鬼のような形相でもがいている。
「どうですかぁ?自分が人質になっちゃった気分は~?」
泰治(愛海)が笑いながら言うー。
さっきから、泰治になった愛海は、
一度も自分の身体に”残る”暴力はしていないー
本当は犯人への仕返しとして、
髪の毛を引っ張ること以外もしたいー
思いっきりビンタしてやりたいー
でもー
今、犯人は愛海の身体になっている。
ビンタしたら、
元の身体に戻った時、
自分が痛いかもしれないし、
赤くなってたりしたら、最悪だ。
だからー
口で攻撃するしかなかったー
「少しは反省しましたか~?」
泰治(愛海)が言う。
「ふん」
愛海(泰治)は不貞腐れたように
顔をそむけた。
もがくことが無駄だと分かったのか
もはや抵抗する様子もないー
「--…ふぅ」
時計を見つめる泰治(愛海)。
この男は、何があっても
自分のやったことを反省するつもりはないみたいだし、
泰治になった愛海も、そろそろ興ざめしてきたー
「--…」
愛海の赤いスマホで何か操作をすると、
泰治(愛海)は泰治のスマホを手にして
愛海(泰治)に近づいた。
「これでお父さんとお母さん、警察に連絡します
ロックを解除してくださいー」
泰治(愛海)の言葉に、
愛海(泰治)は、唾を吐きつけたー。
「---誰がお前の言う通りになんてするかばーーーか!」
愛海(泰治)が、可愛らしい声で叫ぶ。
パチン!
泰治(愛海)が、ついカッとなって、愛海(泰治)-
自分の身体をビンタしてしまったー
愛海の身体の頬が赤くなるー
「あ…わたしの身体、ビンタしちゃった…」
泰治(愛海)が、いっけない!と呟きながら首を振るー
「--はは、今の俺をビンタしても
傷つくのはお前の身体だぞ~」
愛海(泰治)がニヤニヤしているー
この男はスマホのロックを解除する気はなさそうだ。
「--じゃ、いいです。
わたしのスマホで連絡しますから」
そう呟くと泰治(愛海)は、赤いスマホを手にした。
そしてー
両親に、”泰治”として連絡したー
「ごめんなさい…俺が間違ってました…
場所は~…」
場所を伝え、身代金不要と伝える泰治(愛海)
さらに、警察にも連絡したー
”これで、助かるー”
泰治(愛海)は安堵の笑みを浮かべるー
あとは、元に戻るだけー。
「---う…うぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」
愛海(泰治)は縛られたまま悔しそうに
うなり声をあげたー
そしてーーーー
泰治(愛海)に見えないようにー
静かに笑みを浮かべたーーー
③へ続く
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コメント
人質と誘拐犯の入れ替わり第2話でした~!
このまますんなり解決…
するのでしょうか~?笑
続きは明日デスー!
コメント
SECRET: 0
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うむ、予想通りでした。
どう終わるのか楽しみですわ。
SECRET: 0
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> うむ、予想通りでした。
> どう終わるのか楽しみですわ。
コメントありがとうございます~!☆
予想通りの展開~!
続きもぜひ楽しみにしていてください~!