オフ会に初めて参加した亮磨は
驚きを隠せない。
自分以外の参加者は全員、美少女だった…!
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盛り上がるオフ会。
”ポゼマン”こと、亮磨は
落ち着かない様子で
周囲の様子をうかがっていた。
「--♪~」
アイドル風の女子”モアたん”が、
可愛らしく踊りながら歌っている。
オフ会参加メンバーたちは
カラオケで盛り上がっている。
「--大丈夫ですか?」
落ち着かない様子の亮磨を気遣ってくれた
フォロワーの”UP”
入れ替わり物が大好きなフォロワーで
小柄の女性の姿でオフ会に参加している。
「あ、いえ、俺だけ憑依せずに
来ちゃってなんだか落ち着かなくて…」
亮磨がそう言うと、
”UP”も「わたしもです」と微笑んだ。
カラオケはさらに盛り上がり、
ピンクの少女”べるちゃん”が、
可愛さ全開で歌を歌っていた。
周囲を見渡す亮磨。
女子高生に憑依している八葉が、
髪の毛を色々いじって遊んでいる。
ポニーテールにしたり
ツインテールにしたり。
その近くにいる大人しそうな女性に憑依している
”すちーるかん”も楽しそうにその様子を見つめていた。
「--う~ん!他人の身体で食べるお肉はおいし~!」
ツインテール少女の”ちゃいろしょう”が肉を食べまくっている。
「--その子が太っちゃうぞ~?」
OL風女性の”メーフィ”が言うと、
”ちゃいろしょう”は「だいじょうぶだいじょうぶ~」と笑っていた。
みんな、思いのままに女性の身体を
楽しんでいる。
「あ、、あの…」
亮磨はタイツをニヤニヤしながら触っている
フォロワー”ふた左衛門”に声をかけた。
「ん?」
ふた左衛門がタイツを触りながら
亮磨の方を見る。
「皆さん、その…憑依ってどうやって
やってるんですか?」
亮磨は尋ねる。
オフ会では
”他人の身体に憑依してくる”ことが
当たり前なのだという。
だが、亮磨は
憑依など”フィクションの世界”だけの
話だと思っていたし、
こうして実際に人が憑依されている様子は
見たことがなかった。
いやー
むしろ、
最初から実は全員女性で
唯一男の自分をからかおうと
しているだけなのかもしれないー、
そうも思った。
「--本当に、知らないの?」
ふた左衛門は、心配そうにそう尋ねた。
「--え…え、そ、そんな
当たり前のように憑依することができるんですか?」
亮磨が聞くと、
ふた左衛門は頷く。
どうやら、この界隈で憑依をする方法を
知らないのは、自分だけのようだ。
「いぇ~い!」
カラオケをしながら、可愛い子が
スカートをめくって周囲に見せて喜んでいる。
抱き合って百合を始めるフォロワーたちもいた。
胸を揉み合ったり、
押し付け合ったりしている組み合わせいる。
「ふぇぇぇ…」
亮磨は思わず呟いた。
そして、さらに居心地の悪さを感じながら
亮磨は座席へとつく。
オフ会はさらに盛り上がりを見せていき
女の子同士の激しい行為や
エッチな行為が次第に目立つようになってきた。
お酒が入ったことにより、
みんな、だんだんと行動が
過激になってきているのだ。
「--ほらほら、ポゼマンくんも
わたしの胸触ってみなよ~!」
ピンクの”べるちゃん”が誘ってくる。
「え、、ええ…い、いいんですか?」
戸惑う亮磨。
憑依されているとは言え、
勝手に触っても良いものだろうか。
「だいじょうぶだいじょうぶ、
乗っ取られている子みんな、
心の奥底で眠りについてるから
今なら何をしても大丈夫だよ」
”満月ははは”がそう答えた。
「---そ、そうですか…じゃあ」
ひと思いにべるちゃんの胸を触る
亮磨。
「うあぁぁ…な、なんか、
いけないことをしている気分に…」
亮磨が顔を赤くしながら言うと、
べるちゃんが、「ほら、両手で」と促す。
亮磨は生まれて初めて
他人の胸を触ったような、
そんな気がした。
べるちゃんの両胸を触りながら
亮磨は次第に、”自分も憑依できるようになりたい”と
そう思いはじめていたー。
次第に亮磨にもお酒が
入ってきて、最初は居心地悪く感じていた
このオフ会を心から楽しみ始めていた。
「あぁぁぁあぁ~さいこうです~」
亮磨が呟く。
チャイナドレス姿の”雌憑”とキスをする亮磨。
憑依されているとは言え、
こんな美女とキスできるなんてー。
「---んあっ…んあっ…あ~!」
亮磨は生まれて初めて
女性にフェラをしてもらいながら
余りの気持ちよさに震えてしまった。
美少女が、こんなことをしてくれている。
バニーガール姿の美女が、
自分のアレを…
「んえぇぇ…」
亮磨は放心状態になりながらも
顔を真っ赤にしてニヤニヤしていた。
まるで、パラダイスだ。
憑依の方法は分からないけれど
こうして、憑依された女性たちに囲まれて
自分がいい思いをしているー。
そう考えると、だんだんと最高の気分になってきた。
憑依が好きで、
このTSFというジャンルに辿り着いた
亮磨にとって
生身の女性が本当に操られている、
乗っ取られている状態を見るのは、
本当に、興奮するし、ゾクゾクすることだった。
「--あ、そうそう、憑依の方法、教えて上げましょうか?」
巫女のような格好をした女性”ぷぜりあ”が声をかけてきた。
「あ、え、はい」
亮磨が顔を赤くしながら言うと、
ぷぜりあが顔を近づけてくる。
耳打ちをしようとしているのだろうが、
巫女姿の綺麗な女性が近くによってくるだけで
女性慣れしていない亮磨は興奮してしまう。
”憑依したい相手の女性を見つめながら
大声で”憑依したいもん!”と3回叫ぶんです”
ぷぜりあが小声でそう告げた。
「--ふぇっ!?」
亮磨は思わず驚く。
「そ、それだけ?」
亮磨の言葉にぷぜりあは微笑んだ。
「簡単でしょう?」
とー。
だがー。
亮磨は少し顔を
赤らめながら呟いた。
「台詞は”憑依したいもん”じゃなきゃ、ダメなんですか?
それと、小声じゃだめですか…?」
亮磨の言葉に
”ぷぜりあ”は、”少しでも間違ってると憑依できませんよ~”と
言いながら、他のフォロワーたちの方に向かって行ってしまった。
「--憑依の方法…むふふ」
憑依の方法を知ることができた亮磨は笑みを浮かべた。
”本当にそんな方法で憑依できるのだろうか”
そうも思う。
だが、ここにいるフォロワー達が
その言葉が嘘ではないことを
証明してくれている。
こうして実際に、よりどりみどりの女性に
憑依して、ここにいるのだからー
「ほら~!ぽぜちゃんも楽しもうよ~!」
べるちゃんに呼ばれた亮磨。
亮磨はだんだんハイテンションに
なってきて、他のフォロワー達の
輪に入って楽しそうに歌い始めた
・・・・・・・・・・・・・・・
最高の日だ。
亮磨はそう思った。
美女や美少女たちと抱き合い、キスをしたり、
擬似的に告白してもらったり
手を繋いだり・・・
今まで、女性とほとんど縁のない亮磨にとっては
本当に楽しい時間を過ごすことが出来た。
「んん…キスっていいですねぇ…」
亮磨が、バニーガールの女性とキスしながら呟く。
散々に遊びまくった。
「---はぁぁぁ…最高」
亮磨は流石にだんだん疲れてきた。
時間もだいぶ遅くなってきている。
他のオフ会参加者たちも
だいぶ疲れてきているようだ。
そんな様子を見ながらふと、
亮磨は呟いた。
「そういえば、憑依されてる女性の記憶は
どうなるんです?」
亮磨はそう尋ねた。
確かに、それが分からないと心配だ。
近くにいた小柄な女性”UP”に尋ねた亮磨。
だが、”UP”は
「わ、わたしに聞かれても…」と呟くだけだった。
代わりに近くにいた
ランドセルを背負った少女”イづすりβ”が笑みを浮かべた。
「記憶は、調整できますから、
大丈夫ですよ」
とー。
幼児化モノを探求するフォロワー、
”イづすりβ”。
ランドセルを背負った小さな子に憑依するなんて、
やはりさすがと言うべきか。
楽しい時間はアッという間に過ぎて行く。
会場に集まった美少女・美女たちは
酔いつぶれているものや
エッチなことを始めているもの、
美女として振る舞うことに飽きてしまったのか
あぐらをかいたり、爪楊枝で歯に挟まったものを
取っているもの、色々な人間がいた。
「--次に来るときは、
ポゼマンさんも、誰かに憑依してくれば?」
ピンクの”べるちゃん”が笑いながら言う。
少し酔っているのか、さっきよりも
肉食な感じになっている。
亮磨を抱き寄せながら言うべるちゃんに
亮磨は「は、はぁ、、そうですね」と答えた。
亮磨は”もしも自分が憑依するなら、どんな子にしようか”と
考えるー。
周囲を見渡しながら…。
女子高生やOLの人はともかく
巫女だとか、バニーガール、チャイナドレスは
恐らく、憑依した後に着替えたのだろう。
普段からバニーガール姿で生活したりしている
女性を探すのは難しいはずだ。
「ーーーほらほら、ぼーっとしてないで
今日は好きなだけ襲ってもいいんですよ」
ロリータファッションの”どごどご”が言う。
「そ、、そ、、そうですか…
ふふ」
酒がまわって来ていた亮磨は、
ニヤニヤしながら周囲を見渡した。
周囲には美少女と美女がたくさん。
しかも、全員、中身が男なのだー。
ここでなら、何をしても許される。
ここは、楽園だ。
亮磨は「へへへー」と笑うと、
ネコ耳少女の”MD”を手始めに襲った。
イチャイチャを楽しむと、
続けてボーイッシュな少女、はんぺん太郎と遊び、
さらには、女子高生姿の”八葉”から
誘われて、色々なポーズを取る
八葉の撮影会をして楽しんだ。
「憑依ってすごいなー!」
亮磨がハイテンションになって叫ぶ。
「皆さんのオフ会って、毎回こんな感じなんですか?」
亮磨が聞くと、
男装の麗人に憑依した”わりぐし”が頷いた。
「ふぇぇ…
これなら確かに毎回参加したくなりますね」
亮磨は、そんなことを呟きながら
ふと思った。
ここにいる人たちは憑依能力を
実際に使うことができる。
と、なれば、オフ会以外のときも
憑依能力を使って
あんなことやこんなことを
しているのではないか。
そんな風に思った。
「ふ~」
まぁ、いいか。
自分も憑依能力を使えるように
なれば、遊び放題だ。
さらに酒がまわった亮磨は、
入れ替わりモノが大好きな小柄な女性の
方に向かって行く。
フォロワーの”UP”だ。
彼女だけは、さっきから
あまり派手な行動はしていないどころか
むしろ大人しくしている。
UPさんと遊ぼう。
そんな風に思いながら
亮磨は
「次はUPさんの身体で遊んじゃおっかなー!」と
ニヤニヤしながら向かって行く
「あ、ポゼマンさん!UPさんは…」
セレブ熟女に憑依している”銀龍”が止めようとしたー
「え…」
ニヤニヤしながら迫ってくる亮磨に驚く”UP”。
亮磨は周囲の制止も聞かずにUPを
襲ってしまった。
悲鳴を上げるUP。
「ーーー嫌がってる演技もいいですねぇ!」
亮磨がニヤニヤしながら言う。
しかしー
「--ポゼマンさん!
UPさんはホントに女性ですよ!」
誰かの声が聞こえた。
「え…」
UPを襲う手を止めて
亮磨は唖然とする。
「---…あ…」
怯えながら亮磨の方を見るUP。
亮磨は慌てて謝罪をしようとしたものの、
UPは、そのまま走り去ってしまった。
「---し、、しまった」
唖然とする亮磨。
一気に酔いが覚めて、
亮磨は取り返しのつかないミスをしたーと
真っ青になるのだった。
③へ続く
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント
最終回は次回デスー
ちょっと変な結末…(?)ですが、
お楽しみにー!
コメント
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どんなふうに「襲った」のでしょう?
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> どんなふうに「襲った」のでしょう?
コメントありがとうございます~☆
実在のフォロワー様がモデルになってるので
あえて表現をぼがしましたー笑
三流様のご想像にお任せしますー!笑