<女体化>女体化カメラ②~快楽~(完)

”女体化できる不思議なカメラ”

それを手にした男子大学生は
ちょっとした好奇心で、
とあることをし始める…!

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物陰から、弥助は
同じ大学の女子・羽須美の様子を
見つめていた。

今日も穏やかな笑みを浮かべて
友達と話をしている。

弥助の手にはカメラが握られていた。

物陰から羽須美を撮影しようとしているのだ。

盗撮ーー
といえばそうかもしれないが
別に羽須美のエッチな部分を
撮影しようとしているわけではない。

弥助はーー
友達と羽須美が別れたタイミングで
羽須美をこっそり撮影したー

「-----」

だがー
弥助は女体化しない。

当たり前だー
今日持ってきたカメラは普通のデジカメだ。

昨日手に入れた”女体化できるカメラ”ではない。

何故なら、
あのカメラは、昨日の感じからすると
撮影した直後には女体化してしまう。
だから、人目につくところで羽須美を撮影し、
弥助がいきなり羽須美になる場面を
見られたらまずいのだー。

「--ふふふふ」

弥助は自宅へと帰宅するー
デジカメの写真をパソコンに移しかえると
その写真を印刷したー

印刷された羽須美の写真。

「これで大丈夫なはずだ」
弥助は呟く。

昨日、アイドルの絵麻になったときに
撮影したのは、
絵麻本人ではなく
絵麻のポスターだ。

ポスターで平気なら、写真でも平気なはずー

それで、弥助は
普通のデジカメで羽須美を撮影して
こうして家で羽須美の写真を印刷しー

それをー

「---よいしょっと」
弥助は「♀」マークが刻まれたカメラを手に、
羽須美の写真を撮影した。

するとー

「ふぉぉぉおおおおお!」
弥助は、身体が変化していくのを感じた。

昨日は、まさか自分が女体化するなんて思わなかったから
何も感じなかったが
今日は違うー

このカメラで撮影すると、自分が
その子になれると分かっているのだから、
感じ方も違ったー

「---あぁああああああああ~~
 きたきたきたきた~~~!」

途中で男の声から
女の声に変わって行くのを感じる弥助ー

胸が服らみ
髪が伸びてー

おしとかやかなロングスカートとブラウス姿に
なった弥助は鏡に駆け込んだー

「羽須美さんになってる!!」

弥助は羽須美の姿でガッツポーズした。
普段ガッツポーズしない羽須美に
なれただけでもなんとなく興奮した。

「-俺に女体化趣味なんてないんだけどな~」

弥助は羽須美の声でそう呟いた。

確かに、弥助に女体化趣味はない。
女装趣味もなければ
エッチなことにもそこまで興味はない。

AVも見ないし
エロゲーもやらない。

だがー

昨日、アイドルの絵麻になっているときに
本物の絵麻と共鳴して、
女の快感を味わった弥助は思った。

”気持ちイイ”とー。

あの快感ー
忘れられないー

そしてー
女の乱れる姿を見て
弥助は興奮してしまったー。

もし、もしもー
羽須美のようなおだやかな女性が
乱れたらー?

想像するだけで、弥助は
涎を垂らしてしまったー

もちろんー
昨日の場合は、恵麻本人が
エッチをしていたから、自分にも影響が出ただけで
反対の場合は影響は出ないかもしれないー

羽須美になった弥助がここでエッチをしても
本物の羽須美に影響は出ないかもしれないー

と、いうことだー。

けれどー
試してみる価値はある。

♪~

インターホンがなる。

「来た来た!」
羽須美になった弥助は嬉しそうにはしゃぎながら
玄関から顔を出す。

「お届け物です」
昨日と同じ配達員が顔をしかめる。

一人暮らしの男子大学生の部屋から
2日連続で女性が出てきたうえに、
2日とも違う女性。

しかも、2日ともちょっとがに股というか
どことなく違和感を感じる仕草の女性が
出てきたことに、配達員の男は
首をかしげた。

だがー
あくまで事務的に処理すると
配達員の男はそのまま立ち去って行った。

「むっふっふ~」
羽須美になった弥助は邪悪な笑みを浮かべると
届いたものを取り出したー

大人のおもちゃ・バイブだ。

「---どんな感じなのかな~むふふ」
弥助はニヤニヤしながら言う。

普段の羽須美は、こんなイヤらしい
笑みを浮かべないー

「---これを使ってー」
弥助は、説明書きを読みながら
人生初バイブを堪能しようとしていたー

「っと、その前に…」
羽須美になった弥助はあくびをしながら
カメラの方によっていく。

そして、昨日と同じ操作をすると
”映像を再生しますか?”と表示されたー

迷わず”はい”を押す弥助。

するとー
”ホンモノの羽須美”の映像が映し出された。

図書館だろうかー
本を読んでいる羽須美の姿が見える。

「あらら…またまた大変な場所に」
弥助は笑いながら言う。

もしもーー
もしも今、弥助が羽須美の姿でエッチをしたら
羽須美に影響が出るのだろうかー。

「---や、、や、、やってみよう」
ゴクリと唾を飲みながら弥助は、
羽須美のロングスカートを脱ぎ捨てる。

「ああああああ…」
羽須美になった弥助が
羽須美の下着姿を見て
少しドキドキしながら、
バイブをアソコに向かって移動させた。

そしてー

「んんんっ…♡」

初めて味わう感覚に
早速甘い声を漏らす弥助。

「あぁあ…♡ あ… き、、気持ちいい…♡」
うっとりとした表情を浮かべる蓮見になった弥助ー

女ってのはこんなに気持ちいいものなのかー。
弥助はそんな風に思いながら
早速大きな喘ぎ声を上げていたー

そのまま快感に溺れてしまいそうになったものの
我を取り戻してカメラの映像を見たー。

本物の羽須美に影響は出ているのだろかー。と。

「---んっ♡ あ…♡」
押さえられない甘い声を出しながら
カメラの映像を見つめる弥助。

しかしー

羽須美は普通に平然と本を読んでいた。

「---あれれ」
弥助は少し興ざめしたー。

本物の羽須美が興奮している様子はないー。

「--こ、、こんなに、、気持ちいいのに…♡
 あっ♡ あっ♡」

弥助は喘ぎながら
カメラの映像を凝視した。

しかしー
羽須美に変化はなかったー

「なんだ…」
弥助は興ざめした。

昨日はー
本物の絵麻がエッチをしたから
絵麻になっている自分にも影響が出ただけだったのだろう―

と、弥助は判断した。

こっちがエッチしてもあっち(本物)には
何の影響もないー

「あっ♡ ま、、まぁ、、気持ちいいから♡
 いっかぁ…♡ はぁはぁはぁはぁ♡」

羽須美になった弥助は
甘い声を出して快感に身を委ねようとしたー

しかしー

映像の中の羽須美が立ち上がった。
本を本棚に戻すー

”帰るだけかー”

そう思った弥助。

しかし…
羽須美が本を返したところで
少し苦しそうにしているのが見えたー

「--調子でも…悪いのか?」
弥助は一人エッチしながら呟くー。

本物の羽須美は周囲を
きょろきょろしている。

そしてー
足早に図書館から立ち去ろうとしたー

”トイレにでも行きたいのだろうかー”
弥助はそう思った。

女性のお手洗いを覗くのは
申し訳ない気がするー

そう思った弥助は
映像を停止しようとしたー

がー

”んっ…♡ あ…♡ あぁ…♡”

ー!?

本物の羽須美が
我慢していたものを吐きだすかのように
甘い声を口から吐きだし始めたのだった。

羽須美はその場に蹲る。

周囲の視線が羽須美に注がれる。

羽須美はーー
我慢していた。
急にエッチな気持ちになって、
喘いでしまいそうな、
エッチな声が噴出してしまいそうな
自分を必死に押さえていた。

しかしー
ついに我慢できなくなって
図書館の中で喘ぎ声を出してしまった。

「--あっ♡ あっ♡ あっ♡
 …どうして、、、あっ♡ あぁぁん♡」

図書館で甘い声を出す羽須美。

堤防が決壊したかのように、
羽須美はその場で
激しく喘ぎ始めた。

「--うおおおおお!シンクロしてるぜ!」
弥助は叫んだ。

バイブから伝わる快感に弥助は身を委ねる。
このまま絶頂に向かってやるー

”うおおおおお!シンクロしてる…ぜ!”

カメラから羽須美の声が聞こえてきたー

「--!?」

あまりにも強く興奮しながら
叫んだために、台詞まで羽須美に
影響を与えてしまった。

唖然とする周囲。

羽須美は、その場で
激しく喘いでいる。

カメラから聞こえてくる
本物の喘ぎ声にさらに興奮しながら
弥助は快感に身を委ねるー

「んっ♡ このカメラ♡ さいこう! さいこうぉぉ!」

部屋で一人喘ぎながら叫ぶ
弥助ー。

カメラの向こうでは図書館内で
耐えられなくなった羽須美が
大声で喘いでいたー。

自分の身に何が起きたのか分からないまま
羽須美は目から涙をこぼしていたが、
やがて、溢れる快感に支配されて
羽須美は気持ちよさそうな笑みを浮かべたー

二人は同時に絶頂を迎えたー

「は~…は~…」
弥助は、しばらく放心状態になったあと、
カメラの映像を見つめた。

羽須美は図書館内で放心状態になっているー

「ふ~…」
弥助は満足そうな微笑みを浮かべて
カメラの機能をオフにした。

「--最高だな」

元の姿に戻った弥助は、
”あ!俺の服!と叫んだ。

羽須美になる前に来ていた自分の服が
また消えてしまったー

”次から女体化する前に
 服を脱いでおくか”

そんなことを呟きながら
弥助は、着替えを取りに行くのだったー。

翌日ー
その翌日もー

羽須美の写真を撮影して
羽須美になってエッチを繰り返した。

それから二週間ー

”ある変化”が起きたー。

「なぁなぁ、最近、羽須美ちゃん
 金払えばヤラせてくれるらしいぜ」

「マジかよ」

大学で男子たちがそういう噂を
するようになっていたのだ。

「---…まさか」
弥助はその話を聞きながら思う。

自分がエッチしまくったことで、
羽須美も毎回イッてしまい、
エッチに興味がなかった彼女が
目覚めてしまったのではないかと。

弥助は”確かめなくてはならない”と思い、
羽須美を呼び出した。

「--あのさ…
 最近さ…金払うとやらせてくれるって
 噂があるんだけど?あれって本当?」

弥助がそう言うと、
羽須美は

「え…」
と顔を赤らめた。

まさかそんなことを言われるとは
思ってもみなかったのだろう。

「---…え、、えっと…その」
羽須美は恥ずかしそうにしている。

だがー
否定しないということは事実なのだろう。

「--あ、いや、俺はやりたいわけじゃないけどさ。」

弥助は少し罪悪感を感じたー

あまりにもやりすぎると、
相手に影響が出てしまうー

羽須美はエッチの快楽に溺れてしまったようだ。

弥助は「身体、大事にしろよ」と呟いて
羽須美の前から立ち去った。

”もう、あのカメラを使うのはやめよう”

なんとなく最近、楽しくなっていて
毎日のように羽須美になって
エッチしていたが
元々弥助は性欲が強いほうではないし、
そろそろ飽きてきていた。

羽須美のように、本人に影響を
あたえる可能性があるのであれば…

”捨てた方がイイか…”
弥助は思うー。

最初は事務室に落し物として
届けようとしていたが
どうもこのカメラ、危険な気がしてならない。

こんなカメラを野放しにしてはいけない。

そう思うのだー。

帰ったら処分しようー
弥助はそう思った。

「--ん?」

大学の正門前までやってきて弥助は気づく。

スーツ姿の男2人組が立っている。
大学から帰宅しようとする学生たちを
物色しているかのようだ。

「--企業のスカウトか何かかな」
弥助はそう呟きながら
正門を通過しようとしたー

その時だったー

「--おい」
いかついスーツ男に声をかけられた。

「は、はい?」
弥助はびびりながら返事をする。

「2週間ちょっと前”取引”の品を
 持って帰ったのは、お前か?」

その言葉の意味するところに
弥助はすぐに気付いたー

だがー
逃げられなかった。

弥助は強引にリムジンに乗せられると、
車で待機していた男2人と、自分を拉致した
スーツ男2人と共に
その車でどこかに移動させられる羽目に
なってしまった。

「--あのカメラはな、
 女体化カメラといって、
 俺たちが別組織に受け渡すために
 お前が拾った場所に置いておいたものだ。
 1分後に別組織の人間が
 取りに来る予定だったんだが、
 お前がそれを拾っちまった」

弥助は説明されながら
生きた心地がしなかった。

やっぱあのカメラ、
ヤバいやつらの持ち物だったんだ!

弥助はそう思いながら”関わらなきゃよかった!と呟く。

「---あのカメラでターゲットの女を撮影して
 女体化して、エッチをしまくって、その女を
 エロい女に変えたあとに、俺達の店にスカウトするー。

 俺達は苦労せずに、可愛い女を
 夜のお店で働かせることができるのさ」

堂々と説明するスーツ男。

弥助は覚悟した。
自分はおそらくこの組織に消される。

とー。

「--お、、俺は、どうなるんですか」
弥助は震えながら問いかけた。

するとー

返事が返ってきた。

「お前も女の子になって
 俺たちの店で働くんだよ!」

とー。

その日ー
弥助は失踪したー。

時を同じくして、
繁華街のとあるお店に
靖子という名の
可愛い女性が現れたというー

おわり

・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

リクエストによる女体化モノでした~!

原文は

”> カメラで撮った相手の身体に女体化し、
その感覚は本人の感覚とリンクしているという小説をリクエストします。
> 細かいあらすじはこうです。
> ひょんなことからカメラを手に入れる
> ↓
> たまたま撮った人の身体に女体化してしまう
> ↓
> その人がビッチだったために本人がオナニーか
セックスしたときに本人の感覚と繋がっていることに気付く
> ↓
> 次にセックスとは縁のなさそうな人の身体になる
> ↓
> 今度は自分がオナニーかセックスする
> ↓
> それによって本人が性感に目覚める
>
> よろしくお願いいたします‼”

と、いうものでした!

女体化モノは久しぶり(?)に書いた気がします~!
お読み下さりありがとうございました!

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女体化<女体化カメラ>

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